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野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

インディアンスに勝ち越し!(30日・ジェイコブズフィールド)

2006-08-06 21:14:27 | Seattle Mairners
 1勝1敗のタイで迎えた第3戦(GAME-3)初回にクリーヴランド・インディアンスの先発(スターター)左腕カルロス・リーから先頭のイチローが華麗な流し打ちのレフト前ヒットで出塁。2番に上がったホゼ・ロペスもセンター前ヒットで続き、0-OUT1,2塁。3番に下がったエイドリアン・ベルトレーが三遊間をキレイに抜いて、イチローのランニングでホームイン! 「好調」シアトルが1点を先制。

 その裏クリーヴランドも先頭のグレディー・サイズモアがフォアボール(ウォーク)。シアトル先発のジョエル・ピニェイロが1球もストライクが入らず、ストレートで歩かせた。その俊足サイズモアが盗塁した後、2番ジェイソン・マイケルズも三遊間を抜いて、0-OUT1,3塁。立ち上がり不安定なピニェイロ。3番トラヴィス・ハフナーのセカンドゴロの間に1点を失う。

【3回裏】にも先頭のサイズモアがライトフェンスにドスンとぶつけて、0-OUT2塁。2番マイケルズのライトフライで3進して、【1回裏】と同じく3番ハフナーのセカンドゴロで「2対1」クリーヴランドが勝ち越し。
【4回表】シアトルも先頭のイバニェスが1塁線を破って、出塁。5番リッチ・セクソンが初球を振り抜いて、打った瞬間にそれと判る(第22号)2ランホームランで「3対2」逆転!! この試合もシーソーゲーム、か? 
【4回裏】クリーヴランドは0-OUT満塁のチャンスを掴んで、9番ジョー・イングレットのショートゴロの間に1点を取って、「3対3」同点。しかし1点止まり。「目標」を失ったチームの攻撃は味気ない、ものだ。

【9回表】先頭の代打ベン・ブロサードが歩いて、7番ユニエスキー・ベタンコートがサクリファイス(犠牲)バントを決めて、1-OUT2塁。代打グレッグ・ドブスがショートの左に内野安打を放って、1-OUT1,3塁。2-OUT後、イチロー敬遠で2-OUT満塁。ここで「元3番」2番ロペスがサードの頭上を抜いて、2者生還「5対3」! 3番ベルトレが死球(ヒット・バイ・ピッチ)を喰らった後、4番イバニェスが1,2塁間を抜いて、「7対3」!!

【9回裏】4点差のリードの為、クローザーのJ.J.プッツは温存。2番手の左腕ジェイク・ウッズが続投したが、先頭の(この後、セントルイス・カーディナルスに移籍する)ローニー・ベリアードがセンター前ヒットで出塁し、“とっておき”の代打ジョニー・ペラルタも三遊間の真ん中に内野安打を放って、0-OUT1,2塁。
 ここで守護神プッツが登板して、8番イングレットにレフト前ヒットを浴びるが、3塁封殺で2-OUT。代打トッド・ホランズワースもレフト前ヒットを放って、2-OUT満塁になって、まばらな観衆(23,146人)が盛り上がるが、1番「この日大活躍」のサイズモアがここでは、セカンドゴロ併殺(ダブルプレー)に倒れて、シアトルの逃げ切り。クリーヴランドとの今シーズン最後の試合に勝利して、通算5勝4敗で勝ち越し。……今シーズン最後? (早くも)そういう季節になってきた。

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ウォッシュバーン、久々5勝目!(29日・ジェイコブズフィールド)

2006-08-05 22:59:45 | Seattle Mairners
 ニューヨーク・ヤンキース(18日~20日)に惜しくも1勝2敗で負け越したものの、ボストン・レッドソックス(22日~24日)トロント・ブルージェイズ(25日~27日)に「2勝1敗」で勝ち越したシアトル・マリナーズ。1日移動日で29日から敵地ジェイコブズ・フィールドに乗り込んで、クリーヴランド・インディアンスとの3連戦。

 初戦(GAME-1)は先発(スターター)フェリックス・フェルナンデスの好投にも拘らず、「0対1」で敗戦。決勝ホームランを打たれたのは、クリーヴランドに放出した韓国人・秋信守だった。迎えた第2戦(GAME-2)は、その秋と交換でシアトルに来たベン・ブロサードが6番DHで先発出場。前日の「借り」を返せるか? 

 先行したのはシアトル。【3回表】先頭のユニエスキー・ベタンコートがレフト線沿いにダブル(2塁打)を放って出塁。クリーヴランドの先発ジェイク・ウェストブルックのワイルドピッチの後、9番ウィリー・ブルームクイストのショートゴロの間に1点を先制! 
 しかし【3回裏】2-OUTから、9番ケリー・ショパッチがセンター前ヒットで出塁して、1番グレディー・サイズモアを歩かせて、2番ジェイソン・マイケルズにレフト線沿いにダブル(2塁打)を浴びて「1対1」同点……シアトルの先発=左腕ジャロット・ウォッシュバーン。今日も勝てないのか……?

 しかし【4回表】シアトルが勝ち越し。先頭の4番ラウル・イバニェスがセンターバックスクリーンに(第22号)ソロホームラン! 「2対1」。
【9回表】にも先頭の6番(移籍の)ブロサードがライトスタンドに貴重な追加点となる(第14号)ソロホームラン! ブロサードはシアトル移籍後初ヒットが初ホームランで「3対1」。前日の秋の一発に対抗して、初めてチームに貢献できた。因みに打たれたのは、元読売ジャイアンツのブライアン・シコースキーだ。

 先発のウォッシュバーンは【7回裏】1-OUTまで投げ、2番手にDL(故障者リスト)入りしたラファエル・ソリアーノに代わる「エース」セットアッパー、MLB(メジャーリーグ)デビュー以来、連続無失点を続ける驚異のルーキー、マーク・ロウが登板。1-OUT2,3塁「絶体絶命」のピンチを脱して、【9回裏】はクローザーのJ.J.プッツ。そのままシアトルが逃げ切って、ウォッシュバーンは久々の勝ち星「5」勝目(10敗)を挙げた。

イチロー4戦連続安打、マリナーズ接戦を制す (MAJOR.jp)

セクソン、サヨナラHR!(23日・セーフコ・フィールド)

2006-07-31 02:48:47 | Seattle Mairners
 ボストンの先発(スターター)は、前日と同じくルーキー左腕のジョン・レスター。初回1番イチローは巧く捉えて、センター前にキレイなヒット! 2番ウィリー・ブルームクイストもバットを真っ二つに折りながら、三遊間を抜いて、0-OUT1,2塁。ここで3番に下がったエイドリアン・ベルトレーが左中間フェンス直撃のダブル(2塁打)を放って、2者が還って、2点を先制。さらに6番エドワルト・ペレスが「左殺し」の本領を発揮して、ライトに犠牲フライを放って、「3対0」!

 しかし【3回表】ボストンは1-OUT後、1番ケヴィン・ユーキリス、2番マーク・ロレッタの連打で1,3塁のチャンスを作り、3番デヴィット・オルティーズ。シアトルの先発は左腕ジャレット・ウォッシュバーン。ここまで19試合に先発して、4勝10敗(防御率4.41)。なかなか勝ち星に恵まれない、その「勝負弱さ」を発揮して、オルティーズにレフト線沿いにダブル(2塁打)を浴びて、「3対1」。2-OUT後、5番「勝負強い」ジェイソン・ヴァリテックにも同じくレフト線沿いにダブル(2塁打)を浴びて、「3対3」同点に追いつかれる!

 だがシアトルも【3回裏】4番ラウル・イバニェスがレフトフェンス直撃のダブル(2塁打)で出塁して、いつものように5番リッチ・セクソンが倒れて(ライトファウルフライ)2-OUTになった後、6番「左殺し」ペレスが再度の本領発揮で今度はレフトスタンドに(第9号)勝ち越しの2ランホームランを放って、「5対3」。日本の阪神タイガースは何故、この「大砲」を活かせなかったのだろう? 

【5回表】にボストンが1点を返し、【6回表】には怒涛の逆転劇が始まる。1-OUT後、前日(22日)背中にトスの9番アレックス・ゴンザレスがフォアボール(ウォーク)で出塁し、先発ウォッシュバーンはここで降板。2番手の右腕フリオ・マテオが、1番ユーキリスをセンターフライに打ち取ったが、センターのルーキー、アダム・ジョーンズがこれを“太陽ヒット”にして、1-OUT1,2塁。
 2番ロレッタがレフト、ショート、センター3者の中間地点にヒットを落として、「5対5」同点!! 3番オルティーズもセンター前に落として、「5対6」。4番マニー・ラミレスもレフトライナー! これが犠牲(サクリファイス)フライになって、「5対7」。イチロー・スタイル(ハイソックスの)マテオ、沈没……

【7回裏】1-OUT後、5番セクソンのバットにボールが当って、三遊間を抜くレフト前ヒット! 2-OUT後、7番・城島健司がキャッチャーとして7失点の鬱屈を吹き晴らす、左中間を破るダブル(2塁打)で1点差。8番「絶好調」ユニエスキー・ベタンコートもレフト前タイムリーを放って、「7対7」同点!!

【8回裏】ボストンは4番手に「エース」セットアッパー、マイク・ティムリンを送るが、2-OUTを取った後、3番ベルトレにセンターのフェンス直撃! ホームランと勘違いした外野陣がもたついている間にベルトレは一気に3塁を回って、ヘッド・ファーストでホームへ! ベルトレのランニング(インサイド・パーク)ホームランで「8対7」シアトル待望の勝ち越し! 

【9回表】シアトルは“守護神”クローザーのJ.J.プッツを送り、3番オルティーズを158㎞! 4番ラミレスを140㎞の高速フォークで連続空振り三振に斬って取り、シアトルの観客に「勝利」を確信させたが、続く5番ヴァリテックに142㎞の落ちなかった高速フォークをライトスタンドに叩き込まれ、「8対8」同点に追いつかれる! 

【9回裏】先頭は5番セクソン。「1-2」に追い込まれながら、ティムリンの勝負球の147㎞を強振した打球はレフトスタンドへ! 「主砲」セクソンの第20号サヨナラ(ウォークオフ)ホームランで、シアトルが劇的勝利! セクソンもこのバッティングが普段から出来ればいいのだが……こういうバッティングを見せられるから、なかなか放出にも踏み切れないのだろう。これで、この3連戦「強豪」ボストンに2勝1敗、勝ち越し!!

太陽の恵み 奇妙なゲームでも勝ちは勝ち (MAJOR.jp)

イチロー逆転タイムリー!(22日・セーフコ・フィールド)

2006-07-30 21:31:57 | Seattle Mairners
 GAME-1(第1戦)を「エース」ジェイミー・モイヤーで(4対9)落としたシアトル・マリナーズ。GAME-2は「若者」フェリックス・ヘルナンデスを立てて、打倒ボストン・レッドソックスを狙うが、【2回表】6番マイク・ローウェルに対して、キャッチャー城島健司はアウトサイドに構えたが、155㎞の速球(ファストボール)が逆球(シュート回転)でインサイドに入り、これをレフトスタンドに叩き込まれた。

 ボストンの先発(スターター)は、これがMLB(メジャーリーグ)デビュー戦になる左腕カーソン・ギャバード。【2回裏】2-OUT1塁から、遂に打率(AVG).302に到達したキューバ人、8番ユニエスキー・ベタンコートが3塁前のボテボテの内野安打で出塁して、思わず1塁ベース上で白い歯を見せるベタンコート。9番「若い」アダム・ジョーンズもフォアボール(ウォーク)で繋いで、打席には1番イチロー。
 対左ピッチャーの対戦打率が、(MLBの)どの右バッターよりも上(1位)の「.361」というのが凄い。イチローがMLBの選手からリスペクト(尊敬)される所以だ。「1-2」に追い込まれながら、低いボール球(143㎞)をセンターに弾き返して、2者生還して、「2対1」逆転! さすがイチロー!! 満塁での打率.456も実証して見せた。1塁ベース上でクールな表情を装うイチロー。「装っている」のだろう。そんなイチローに声を掛けるのは、普段はDH(指名打者)のデヴィット・オルティーズ、だ。

【3回表】ボストンもすかさず同点に追いつく。1番ココ・クリスプが歩いて、盗塁して作った2-OUT2塁のチャンスに、そのオルティーズが「力で」センター前に弾き返して、「2対2」同点!! さすがはオルティーズ! 

 勝ち越したのは、シアトル。【6回裏】1-OUT1,2塁のチャンスで7番・城島の放った打球は詰まったショートゴロ。ショートストップのアレックス・ゴンザレスが3塁に向かうランナーの背中にトスしてしまい、これが悪送球になって、「3対2」。
【7回裏】にも1-OUT満塁のチャンスを作り、クリーヴランド・インディアンスから移籍してきた「左殺し」元阪神タイガースのエドワルド・ペレスが、ボストンの2番手(右腕)フリアン・タヴァレスのスライダーを軽打して、センター前ヒット! これで「5対2」勝負を決めたシアトル!

元阪神ペレスが予想外? のクラッチヒット (MAJOR.jp)

メッシュ、シュミットに投げ勝つ!(17日・セーフコ・フィールド)

2006-07-02 22:25:14 | Seattle Mairners
 インターリーグのGAME-2。シアトル・マリナーズの先発(スターター)がギル・メッシュで、サンフランシスコ・ジャイアンツがエース、ジェイソン・シュミット。予想されるのは(少なくとも)投手戦。実績(格)が断然「上」のシュミットが、この試合を支配するものと思われたが、意外な展開になった。

【2回裏】先頭の4番ラウル・イバニェスが(両チーム初ヒットとなる)センター前ヒットを放って出塁。ここで5番に下がって久しいリッチー・セクソン。シュミットの投げ込んだ94mphの速球(ファストボール)にセクソンのバットが当って、センターバックスクリーンへ! 第11号2ランホームランでシアトルが先制! 1-OUT後、7番「伏兵」ジェレミー・リードにもライトスタンドへのソロホームランが出て、「4対0」。別のチームを見ているようだ。

【7回裏】先頭のユニスキー・ベタンコートがレフトフェンス直撃のトリプル(3塁打)を放って、1-OUT後、2番エイドリアン・ベルトレもレフトフェンスをワンバウンドで越えるグランドルール(エンタイトル)ダブル(2塁打)で、シュミットをKO(降板)。
 3番ホゼ・ロペスもライト前に持っていって、1-OUT1,3塁になって、ここでイバニェスが「4番の仕事」ライトスタンドへ第13号3ランホームランを放って、お掃除(これぞクリンナップ)。「8対0」。

【9回表】に1点を返され、完封こそ逃したものの、対バリー・ボンズも3打数1安打に抑えて、メッシュは完投で7勝目(4敗)。イチロー(5打数1安打)も城島健司(欠場)も活躍しないで、サンフランシスコに快勝! シアトルのこの「強さ」は「本物」だろう。

イチロー17試合連続安打 ボンズは不発 (MAJOR.jp)

ボンズ、シアトルに凱旋!(16日・セーフコ・フィールド)

2006-06-30 22:12:19 | Seattle Mairners
 来シーズン、シアトル・マリナーズ入りが噂されるバリー・ボンズ(サンフランシスコ・ジャイアンツ)。各スタジアムでブーイングを浴びる中、このシアトルの観客だけは妙に優しい。果たして、ボンズのシアトル入団はあるのか? 膝が慢性的に悪いだけに、DH(指名打者)のあるアメリカン・リーグへの移籍が確実視されるボンズ。イチローとの「夢の」競演は実現するのか? 

 そのイチロー。初回に先頭打者で(いきなり!!)ライトスタンドへ(第4号)先制ホームラン! さらに6番DHマイク・モースの犠牲(サクリファイス)フライで、シアトルが2点を先制。
【2回表】先頭は4番ボンズ。シアトルのスターター(先発)フェリックス・ヘルナンデスは真っ向勝負を挑むが、97MPHの速球を捉えられ、ライトスタンドへ(通算)718号(今シーズン10号)ホームラン! ライトのイチローは一歩も動けず……このスーパースター二人の競演。

 同点に追いつかれ、勝ち越しを許したシアトルは【3回裏】7番(に甘んじている)城島健司のダブル(2塁打)で逆転! 左腕エディ・グアダードを挟んで、ラファエル・ソリアーノ、J.J.プッツのリレー、シアトル版<勝利の方程式>で「5対4」逃げ切り。
 オークランド・アスレティックスにスウィープを喫して、3連敗中だったシアトルはこれで連敗脱出! 明日(17日)もボンズとイチローの競演を見られる幸福……!!

イチロー先頭弾で16戦連続安打、ボンズ718号 (MAJOR.jp)

イチロー100安打に到達!(10日・エンジェル・スタジアム・オブ・アナハイム)

2006-06-28 01:05:59 | Seattle Mairners
【2回裏】に2点を先制して、大喜びする地元エンジェル・スタジアム・オブ・アナハイムの観客。前日(9日)最下位に転落しただけに、スタジアムが一体になって、このGAME-2(第2戦)に懸ける意気込みが伝わってくる。しかし、それも束の間、糠喜びになるのだが……【3回表】にシアトル・マリナーズが3点を取って逆転! 7番・城島健司のセンター前ヒットから始まった。そして……

【5回表】今度は先頭のイチローがセンター前ヒットで出塁し、2番エイドリアン・ベルトレがレフトへ大飛球! しかし失速して、1-OUTになるが、3番ホゼ・ロペスがライト線にダブル(2塁打)を放って、2,3塁。ここで4番ラウル・イバニェスを敬遠(インテンショナル・ウォーク)して、「元4番」5番リッチー・セクソンと勝負。しかし、これが裏目に出た。セクソン、怒りの一撃はセンターバックスクリーンへ第10号グランドスラム(満塁弾)! 

 さらに【5回表】の第3打席で今シーズン「100本安打」に到達したイチローが【7回表】の第4打席でライトスタンドに第3号3ランホームラン! さらに2番ベルトレも続いて、ライトスタンドに第5号ソロホームラン! 止まらないシアトル打線。アナハイムの観衆(44,129人)からは遂にブーイングが出た。

 イチローがホームランを打ったから、ベルトレも打った。イチローがよくヒットを打つから、吊られてベルトレにもヒットが出る。(5番時代は)目の前でセクソンが空振り三振すれば、ベルトレも空振り三振する。多分に影響されやすいバッターなのだろう(?)「12対6」快勝! 

イチロー3号弾含む3安打 100安打達成 (MAJOR.jp)

マリナーズ待望の最下位脱出!(9日・エンジェル・スタジアム・オブ・アナハイム)

2006-06-27 12:32:49 | Seattle Mairners
 シアトル・マリナーズが遂に(この試合で)最下位を脱出! 勝利を呼び込んだのは、この日もイチローだった。【3回表】1-OUT1塁でセンターフェンス直撃のダブル(2塁打)! その瞬間、敵地エンジェル・スタジアムの観客も「おおっ!!」と驚愕。“スーパースター”イチローへの恐れ(畏敬)の念が感じられる。1塁ランナーのユニスキー・ベタンコートはホームでOUTになったが、3番ホゼ・ロペスが左中間を破って、シアトルが先制! 

【4回表】にも2点を追加して、【5回裏】に1点は返されたものの、【8回表】2-OUTから4番ラウル・イバニェスがセンター・バックスクリーン(岩石?)にソロホームラン(第11号)を叩き込んで、「4対1」。イバニェスがホームインする最中、無神経なバットボーイがバットを下げて、「HERO」イバニェスが躓きそうになるアクシデントがあったが(!)これで勝負あった。

 先発(スターター)のジャロッド・ウォッシュバーンが古巣(ロサンジェルス・エンジェルス)相手に6イニングスを1失点の“クオリティースタート”で乗り切り、後はシアトルの「勝利の方程式」左腕ジョージ・シェリル(防御率2.70)速球派ラファエル・ソリアーノ(防御率2.48)クローザーのJ.J.プッツ(防御率2.73)と繋いで、完勝! 左腕ウォッシュバーンはこれで、ようやく4勝目(7敗)。

イチロー5戦連続マルチ、マリナーズ最下位脱出 (MAJOR.jp)

イチロー日米通算2500安打!(7日・セーフコ・フィールド)

2006-06-26 21:13:42 | Seattle Mairners
 前回(2日)2安打完封勝利のスターター(先発)ジェイミー・モイヤーが、初回に2点を先制されて迎えた【1回裏】前日(6日)5打数4安打の1番イチローが初球を打って、ライトスタンドへ(第2号)リードオフホームラン! さらに2-OUT2塁で、5番リッチー・セクソンのバットにボールが当って、レフトスタンドへ(第9号)2ランホームラン! バットに当たれば、ホームランになる男。

【2回裏】にも8番ジェレミー・リードが四球で歩き、9番ユニエスキー・ベタンコートが4球目を打ち上げて、ファーストへのファウルフライ。しかし、これをファースト(1塁手)のマイケル・カダイヤーが捕れずに、この後(7球目)ベタンコートがレフトスタンドへ第3号2ランホームランを放って、「5対2」。シアトルのホームラン攻勢が続くが、相対するミネソタ・ツインズも2点を返して「5対4」。

【6回裏】2-OUTから1番イチローがセンター前にクリーンヒット! 余りにも美しく芸術的なヒットに、センターのトリー・ハンターも笑顔でボールをキャッチ。これが日米通算「2500本安打」。しかし特にセレモニーはなし。試合前にイチローが要望を出していたのかもしれない。メジャーリーグで戦っているのに、日本時代のヒット数を混ぜ合わせるのはナンセンス、だ、と思っているのかもしれない。いずれにしても、あくまでも通過点だろう。

 イチローが打てば、2番エイドリアン・ベルトレも打つ。右中間を突破して、俊足イチローが一気に還って、「6対4」。3番ホゼ・ロペスがヒット・バイ・ピッチ(死球)の後、4番ラウル・イバニェスが代わった(3番手)左腕デニス・レイエスからライトスタンドに(第10号)3ランホームラン! これぞまさに「4番の仕事」。シアトルが「9対4」にリードを拡げて、勝負あったかに思われたが……

【8回表】1-OUT満塁のピンチを迎え、3番手の左腕ジョージ・シェリルが、イチローとリーディングヒッター(首位打者)を争う3番ジョー・マウアーに押し出しの四球(ウォーク)を与え、「9対5」。ここで4番手に右腕ラファエル・ソリアーノを投入して、4番ハンターをインフィールドフライに打ち取って、2-OUT。ここで迎えるバッターは(件の)5番カダイヤー。
 
 1994年の右肘の手術以来、かつての快速球は戻っていないが、それでも早々に「2-0」に追い込んで、5球目。アウトサイド低目、キャッチャー城島健司の構えるミットに(そのまま)ボールが吸い込まれたが、判定は「ボール」。シアトルの観客からはブーイング。際どい球だった。そして運命の6球目。バッテリーは同じ球を投げ込んできたが、この球を待っていたカダイヤー。レフトスタンドへ吸い込まれるように打球は消えていった。第8号グランドスラム(満塁ホームラン)!!

 打球の方向を呆然と眺めるソリアーノ。「9対9」同点! 思わぬ試合展開になった。シアトルの楽勝ペースだったのだが……野球は怖い。審判は怖い。球審の1球のジャッジで試合はガラリと変わる。この後、試合は延長戦へ。日米を問わず試合を長くするのは、試合をコントロールする権限を持っている審判、だ。
 延長【11回裏】2-OUTから、6番DHカール・エヴェレットにサヨナラ(ウォークオフ)ホームランが出て、「10対9」シアトルは何とか勝利を収める。試合時間3時間56分の激闘(!?)だった。

イチロー先頭弾含む「猛打賞」 2500安打達成 (MAJOR.jp)

マリナーズ3連勝!(3日・セーフコ・フィールド)

2006-06-24 21:22:23 | Seattle Mairners
 初回にイチローがライト線を破るダブル(2塁打)を放って、これなら2番エイドリアン・ベルトレが併殺打を打つ心配がない。ベルトレが予定通り(?)倒れた後、3番ホゼ・ロペスが歩いて、パスボールで2,3塁になって、4番ラウル・イバニェスがライトへ浅いフライ。普通なら絶対に還って来れない距離だったが、イチローが俊足を飛ばして、ホームへ悠々セーフ! (今さらながら)恐るべし、イチロー! 
 この直後、4番リッチー・セクソンのバットにボールが当たって、レフトスタンドに高々と打球が舞い上がって(第7号)2ランホームラン! この時期に4番(主砲)が「7号」というのは寂しすぎるが……兎も角シアトルが初回に3点を先制。

【3回裏】先頭のイチローが見逃し三振に倒れた後、2番ベルトレがセンターバックスクリーンに第3号のソロホームラン! この時期に「3号」というのは(やはり)寂しすぎるが……塁上にランナーが居ない、ノープレッシャーの状況では強いベルトレ。「4対0」。
 さらにセクソンの犠牲(サクリファイス)フライで1点を追加し、2-OUT1,2塁で、7番・城島健司がレフト線を破るダブル(2塁打)を放って、2者還って「7対0」大量リードのシアトル。

【4回裏】にも2点を追加して、尚2-OUT1塁で、4番セクソンが“バック・トウ・バック”2打席連続のホームランを(今度は)ライトスタンドに打ち込んで、第8号2ラン! シアトルはこれで「11対1」にして、先発(スターター)ジェエル・ピニェイロに更なる援護点を送る。

【7回裏】には2-OUT2塁で、イチローが三遊間をきれいな流し打ちで破って、「12対1」。本当にキレイ、としか表現できないような見事なバッティング。イチローが復活している。「あの」2001年のように、イチローが(打線の)導火線になっているから、シアトルは「強い」。(2001年の)116勝は無理でも、80勝は超えるチームにはなっている。これで3連勝! 

イチローの好走塁が大勝の起点 (MAJOR.jp)