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野球少年は夢を見る…MLB篇

Major League Series 2022

イチロー6打数5安打の大爆発!(25日・セーフコ・フィールド)

2006-09-27 21:59:16 | Seattle Mairners
 シカゴ・ホワイトソックスとの4連戦(U.S.セルラーフィールド)に2連勝しながら、2連敗して、2勝2敗で終えて、HOMEセーフコ・フィールドに戻ってきたシアトル・マリナーズ。迎え討つは「宿敵」15連敗中のオークランド・アスレティックス、最後の3連戦。何とか、ここで一矢も“二矢”も報いておきたいところだ。
 しかし、既に来シーズンを見据えた戦いをしているシアトルは先発(スターター)にメジャーリーグ初先発のルーキー、背番号「62」左腕シーザー・ヒメネス(3試合/防御率18.90)を起用。16連敗も覚悟の上か? 

 初回に2番ボビー・キールティー(AVG.272)がセンターオーヴァー! センターのイチローが真っ直ぐに背走しながら追いついたかに見えたが、グラヴの先に当てて、捕球できずにダブル(2塁打)!! イチローの中では「失策」だろう。
 ここで3番「悪漢」ミルトン・ブラッドレーがレフトスタンドへ高々と舞い上げ、第13号2ランホームラン! オークランドが早くも2点を先取。16連敗へのカウントダウンが早くも始まったか? 

【2回裏】先頭のリッチー・セクソンのバットに球(カットボール)が当たって、ライトスタンドへ(第33号)ソロホームラン! 1点を返すシアトル。オークランドのスターターは『WBC』メキシコ代表のエース、右腕エステバン・ロアイザ。
【3回表】キールティー、ブラッドリー(.272)の連打で、2-OUT1,2塁にして、ここで4番「主砲」フランク・トーマス(AVG.269/HR.38/RBI.107)がセンター前に軽打して、打球は≪因縁≫のイチローの元へ……オークランドが「3対1」再び突き放す。

【3回裏】先頭のキューバ人、ユニエスキー・ベタンコート(.293)が3塁線を破って、1番イチロー(.316)がレフトへ芸術的な流し打ちで三遊間を抜いて、0-OUT1,3塁。2番エイドリアン・ベルトレー(.266)が強烈なグラウンダー! これをショートストップのマルコ・スクタロウの好守に阻まれ、併殺(ダブルプレー)!!
 この間にキューバ人が生還して、1点を返すが、2-OUTランナー無し。ここで3番・城島健司(AVG.291/HR.18/RBI.75)。つくづく、もっと早く城島を「3番」に起用すべきだったと思うが……「3-2」フルカウントからフルスイングした打球はレフトオーヴァー! 続く4番ラウル・イバニェスがピッチャーの足元を抜いて、センター前ヒット! 2塁から城島が“激走”して、間一髪「セーフ」! これで「3対3」同点!! 

 同点にしたのも束の間【4回表】ニック・スウィッシャーがセンター前ヒットで出塁し、8番マーク・エリス(.245)が3塁線を破り、1-OUT2,3塁。好守の9番スクタロウ(.256)が四球(ウォーク)を選び、1-OUT満塁になって、キャッチャーで1番ジェイソン・ケンドールがライト横に落として、2者が還って「3対5」オークランドが勝ち越し。

【5回表】にも一挙4点を奪われ、「3対9」。16連敗は確実に思われたが、この日のシアトルはしぶとかった。【5回裏】先頭のイチローがセンター前ヒットで出塁。この日本人だけは(この試合を)諦めていなかった。2-OUT後、4番イバニェスがライトスタンドへ高々と舞い上げて(第31号)2ランホームラン! これで「5対9」。4点差。この時点では未だ“焼け石に水”だったのだが……
【7回裏】またしても先頭のイチローがライト前! これをライトのブラッドリーが逸らして、イチローは楽々と3塁へランニング。1-OUT後、3番・城島のサードゴロの間にイチローが還って、「6対9」3点差。

 そして【9回裏】オークランドのクローザー、ヒューストン・ストリートから先頭のベルトレーが右中間を破って、3番・城島がレフト前ヒットで続いて、0-OUT1,3塁。ここで4番イバニェスが三遊間を破って、3連打で2点差。5番セクソンもラインドライヴでショートの横を抜いて、4連打で0-OUT満塁。“守護神”がこの調子では今シーズンもオークランドはポストシーズンを勝ち抜けないか? 
 1-OUT後、前半戦の主役、後半戦に失速した7番ホゼ・ロペスがライトへサクリファイス(犠牲)フライを放って、1点差。背番号「22」恐れ多くも“大魔神”の背番号を受け継ぐ男、代打グレッグ・ドッブス(.333)がレフト線に流し打って、遂に「9対9」同点!!

 そして延長【10回裏】先頭のイチローが果敢に初球を打って、サードへの内野安打で出塁して(6打数5安打!)2-OUT後、4番イバニェスが敬遠(インテンショナル・ウォーク)された2-OUT1,2塁で、途中出場の「伏兵」ウィリー・ブルームクイスト(.249)が左中間にヒットを放って、GAME is OVER!! サヨナラ(ウォークオフ)で対オークランド戦の連敗を「15」で止めたシアトル。今シーズン中に止まって、良かった。ホントウに……。

イチロー、2年ぶりの5安打固め打ち!(MAJOR.jp)

ヴァスケス撃沈!(21日・U.S.セルラーフィールド)

2006-09-23 22:11:45 | Seattle Mairners
 テキサス・レンジャーズとの3連戦(8日~10日)に勝ち越したものの、HOMEでトロント・ブルージェイズに負け越し、ROADでカンザスシティー・ロイヤルズ4連戦を2勝2敗で乗り切って、(リヴァース・カードで)レンジャーズに勝ち越したシアトル・マリナーズ。今度はシカゴに移動して、ホワイトソックスと4連戦。イチロー、城島健司vs.井口資仁の対決、だ。

 先制点はシアトル【2回表】1-OUT後、5番リッチー・セクソン(打率.257/本塁打29/打点98)が「3-2」からのストライクを取りに来たファストボール(94MPH)を捉えて、センター前ヒット! シカゴのスターター(先発)は右腕ハヴィアー・ヴァスケス(11勝9敗/防御率4.70)。
 2-OUT後、7番「24歳のキューバ人)ユニエスキー・ベタンコート(.293/8/45)がスライダーをセンター前に運んで、2-OUT1,2塁。ここで8番「同じく24歳」クリス・スネリング(.286/3/8)が、ヴァスケスの速球(93MPH)に詰まって、ショートフライを打ち上げるが、これをショートストップのホアン・ウリベが、サードのジョー・クリーディーと交錯して、落球! シアトルに1点が入る。「HOME」U.S.セルラーフィールドからは失望の声……

【7回表】先頭のラウル・イバニェス(.279/28/111)が「2-1」からストライクを取りに来た速球(91MPH)を叩いて、ライトスタンドに(これが通算1000本目のヒットになる)第29号ソロホームランを放って、「2対0」。本来は4番タイプではないが、チーム事情で4番を打ってきて、このSTATS(成績)。(チームメイトには辛口の)イチローも信頼している、だろう。

【8回表】1-OUT後、9番を打つホゼ・ロペス(.285/9/74)がライト前ヒットで出塁して、1番イチロー(.317/8/45)が初球を打って、ファーストゴロ、ファーストのポール・コナーコの2塁への送球が反れて、1-OUT1,2塁。(何故か)2番を打つエイドリアン・ベルトレ(.263/19/74)が三遊間を抜いて、1-OUT満塁。ここで3番・城島(.293/17/71)。
 初球からフルスイングをする城島に臆したか、ヴァスケスが慎重になって、四球(ウォーク)を与えて、押し出しで「3対0」。ここで、ここまで12奪三振のヴァスケス、無念の降板。2番手の左腕ネイル・コッツ(66試合/1勝2敗2S/4.73)から、4番イバニェスが1,2塁間(ファーストのミットの下)を抜いて、「5対0」! 

【9回表】先頭の代打・エドアルド・ペレス(.254/9/31)がピッチャーゴロ、ペレスが打席から走り出した途端、転倒! 観客から拍手喝采を貰い、それに応えるペレス。堂々と胸を張って、1塁側ダッグアウトに戻り、笑顔のイチロー等ナインからハイタッチで迎えられていた。果たして、このペレス(元阪神タイガース)。来シーズンはこのユニフォームを着ているかどうか……? 
 喜劇の後、一転、7番ベタンコートが“ヒット・バイ・ピッチ”(死球)。ベタンコートは翌22日の試合を欠場。この影響だろう。2-OUT後、ロペス、イチローが歩いて、2-OUT満塁。ここで2番ベルトレが初球を打って、左中間に(第20号)グランドスラム(満塁ホームラン)! 「9対0」。これでシカゴは完全に≪白旗≫。

イチロー1安打 城島も1打点挙げ、マ軍大勝 (スポーツナビ)

城島、先制15号3ラン!(8日・セーフコ・フィールド)

2006-09-10 20:30:04 | Seattle Mairners
 タンパベイ・デヴィルレイズ、デトロイト・タイガースとのROADで、それぞれ2勝1敗で勝ち越して、HOMEセーフコ・フィールドに帰って来たシアトル・マリナーズ。迎え撃つのは同じ西地区のライヴァル、テキサス・レンジャーズ。前回(8月10日~13日)は敵地で4連敗(スウィープ)を喫して、泥沼の11連敗の先端になっただけに、その借りを返したい、この3連戦。

 シアトルの先発(スターター)は韓国人、白嗟承。一昨年(2004年)は2勝(4敗)を挙げて、昨シーズン(2005年)はてっきり先発ローテーションに入ってくるものとばかり思っていたが、何故か1度もメジャーリーグからはお呼びが掛からず、1年間マイナー暮らし。大きな故障があったわけでもないのに、何故なのだろう? と思っていた。これも、マイク・ハーグローヴ(監督)体制の落ち度(失敗)だと思う。
 この試合でも7イニングスを投げて無失点! 今シーズン3勝目を挙げることになる。防御率(ERA)は2.22。このピッチャーをもっと早く上げて、ローテーションに加えるべきだった。韓国人は、日本の李承(読売ジャイアンツ)同様、メジャーリーグから不当に低い評価をされる癖があるようだ。

 シアトルの先制点は【5回裏】先頭のリッチー・セクソンが三遊間を抜いて、6番ベン・ブロサードがセンター前に落として、0-OUT1,2塁。ここで登場、7番ルーキー城島健司。【NHK-BS】の解説者(日本人選手に過度に自虐的な)村上雅則氏が「ここは右打ちかバントでいい」とホザいていたが、城島が初球を狙い打って、フルスイング! レフトスタンドにラインドライヴで叩き込む(第15号)先制の3ランホームラン! ……こんな解説者は要らない。「3対0」!

【8回裏】にも2-OUTから、満塁のチャンスを作り、ここで5番セクソンのバットにボール(94MPH)が当たって、センターバックスクリーンに飛び込む(第29号)グランドスラム(満塁ホームラン)!! これで「7対0」。
【8回表】から投入した2番手の元スターターのジョエル・ピニェイロが(案の定)【9回表】に2失点して、「7対2」にされたが、そのまま逃げ切って、シアトルの先勝! このピニェイロ。このピニェイロの代わりに白嗟承を早い時期にローテに組み込んでおれば、少なくとも「あの」泥沼の11連敗は避けられた。
 そして今日(9日)延長【13回裏】ホゼ・ロペスのウォークオフ(サヨナラ)ヒットで「3対2」でテキサスに連勝し、スウィープまで後1勝。明日(10日)の先発は、フェリックス・ヘルナンデス。城島を外す愚を犯さなければ、シアトルは勝てるだろう?

城島、先制の15号3ラン イチローは音なし (MAJOR.jp)

イチロー先頭打者HR!(29日・セーフコ・フィールド)

2006-09-05 23:58:31 | Seattle Mairners
 あの泥沼の11連敗後、ニューヨーク・ヤンキースに勝ち越し、ボストン・レッドソックスをスウィープ(3連勝)したシアトル・マリナーズ。今度はその11連敗の「元凶」となった同じ西地区のライヴァル=ロサンジェルス・エンジェルス(オブ・アナハイム)との3連戦、だ。11連敗で≪膿み≫を出し切って、再生したように見えるシアトル。今度こそ、その真価が問われる。

 第1戦(28日)は、20歳の「王様」フェリックス・ヘルナンデスがメジャーリーグ初完封! 「2対0」で勝って、シアトルが先勝。因みにキャッチャーは城島健司、だった。日本人・城島とのバッテリーを忌み嫌っていた(?)フェリックスだったが、二人で成し遂げた快挙。このまま次も二人にバッテリーを組ませるべきだったのだが、次(3日)のタンパベイ・デヴィルレイズ戦では、再び若いレネ・リヴェラと組ませて、7失点KO! マイク・ハーグローヴ(監督)はつくづく「無能」だと思う。

 第2戦(29日)は左腕ジャレット・ウォッシュバーン(7勝12敗・防御率4.37)が先発(スターター)。ロスアンジェルスもジャレット・ウィーヴァー(9勝1敗・防御率1.92)だったから、究極のジャレット対決。最初に失点したのは、シアトルのジャレット。
 初回2-OUT後、3番オルランド・カブレラが右中間を破って(ダブル)4番ヴラジミール・ゲレーロが初球を打って、ライト前ヒット! ライトはイチローではなく、若いクリス・スネリング。カブレラは躊躇しながら、3塁を回り、スネリングの送球も正確だったが、これをキャッチャー城島が落球! (日本人ファンには)痛い失点、だ。地元シアトル・セーフコ・フィールドに溜息とブーイングが交錯する。

 その裏、先頭のイチローが2球目(89MPH)を打って、ライトスタンドへ(第7号)リードオフホームランで「1対1」同点!! 日本人選手のミスを日本人選手が取り返した、そんな感じで溜飲が下がった。イチローのことだから、狙って打ったのかもしれない。1塁側ダッグアウトに還ってから、にやりと笑うイチロー。
 続く2番スネリングも“バック・トウ・バック”2球目を打って、ライトスタンドに2者連続のホームラン!! これで逆転。さらに3番エイドリアン・ベルトレもレフトに大飛球! これがフェンス直撃になって(ダブル)、4番ラウル・イバニェスも低いラインドライヴで右中間を抜いて(ダブル)4連打で「3対1」。まるで優勝争いをしているチームのように錯覚させる、圧倒的な強さ。何故、最下位に低迷している? 

【3回裏】にも4番イバニェスがライトスタンドに高々と掲げて、ルーキーの唇を噛ませる。これが第26号キャリア・ハイ。【4回裏】には2番スネリングが(この日2本目を)ライトスタンドに放り込んで、「5対1」。シアトルの最近の小さな(遅すぎた)快進撃の原動力になっているのは、間違いなく、この2番スネリング、だ。このまま来シーズンも持続して、2番に定着できるか? 
【6回裏】にも1点を加点して、「6対0」。シアトルはこのまま幸せにGAMEを終えることができる、と誰もが考えただろう。しかし、思わぬ≪不幸≫が待ち構えていた。それは誰も想像もできなかった、こと。

【7回表】先頭のギャレット・アンダーソン(第14号)7番ロブ・クインラン(第7号)に“バック・トウ・バック”連続ホームランを浴びて、「6対3」。完投ペースで「快調」に来たウォッシュバーンもこの回限りで降板。
【8回表】からは2番手、ラファエル・ソリアーノ(防御率2.11)が登板。3番カブレラを91MPHの高速スライダーで空振り三振に斬って取った後、4番ゲレーロへの初球、だった。ピッチャーライナーが頭に直撃し、ソリアーノは昏倒!! ZETTのグラヴを外し、両手で頭を押さえている。
 悲劇は突然やって来た。1塁ベース上でゲレーロも忌々しそうに声を上げて、ヘルメットを脱ぎ、マウンド上で昏倒したままのソリアーノを心配そうに見つめる。二人は同じドミニカ共和国の出身。先輩ゲレーロも「痛い…」。
 3番手に急遽登板した右腕ショーン・グリーン、4番手の左腕ジョージ・シェリルが打ち込まれ、「6対4」2点差に詰め寄られ、シアトルはクローザーのJ.J.プッツを投入して、対応。プッツは見事に火を消して見せて、【9回表】も抑え切って、何とか逃げ切った。

 しかし翌30日の第3戦は“ソリアーノ・ショック”が尾を引いたのか、「3対5」で逆転負け!! そのショックが無ければ、ロスアンジェルスにスウィープ(3連勝)出来ていたかも知れない。それだけの≪勢い≫がシアトルにはあったのだが、不幸に見舞われた。
 そのソリアーノ。翌日には退院して、無事だったようだ。これでチームも一安心、だろう。再び(小さな)快進撃は始まるか? 

イチロー、先頭弾含む2安打で驚異の新人KO (MAJOR.jp)

城島、C.シリング撃破!(25日・セーフコ・フィールド)

2006-08-31 22:02:08 | Seattle Mairners
 泥沼の11連敗の後、ニューヨーク・ヤンキースに勝ち越して、引き続き「HOME」にボストン・レッドソックスを迎え撃った3連戦のGAME-1。ボストンの先発(スターター)は、シアトル・マリナーズ戦に2勝0敗(防御率3.12)の「鉄腕」カート・シリング。シアトルは2試合目の先発、左腕ジェイク・ウッズ。試合前から結果は目に見えている、と思えたが……先制したのは、シアトル。

【1回裏】2番「好調」(6試合連続ヒット中)クリス・スネリングが、シリングの速球(88MPH)を打ち返して、センター前ヒット! 2-OUT後、4番ラウル・イバニェスが1塁線を破って、スネリングが生還! 打球(クッション)の処理を誤ったライトは、ゲープ・キャプラー(元読売ジャイアンツ)だ。

【5回裏】8番ユニエスキー・ベタンコートが三遊間を抜いて、9番ウィリー・ブルームクイストが「0-2」に追い込まれながら、スプリット2球を見送って、シリングの勝負球の94MPHの速球を打ち返して、センター前! センターのココ・クリスプがダイヴィングを試みたものの失敗して、打球を逸らして、ベタンコートが生還! 「2対0」。

【6回裏】先頭のホゼ・ロペスがセンター前へ! またしてもセンターのクリスプがスライデイングキャッチに失敗して、球際に弱いココ。4番イバニェスがピッチャーの足元を抜いて、センター前に抜けようかという当たりをショートストップの「名手」アレックス・コーラがダイヴして追いついたものの、セカンドへのグラヴ・トスが悪送球になって、これをカヴァーしたシリングの3塁への送球も悪送球になって、シアトルが3点目をGet!!
 1-OUT後(クリーヴランド・インディアンスから移籍の)6番ベン・ブロサードが初球を打って、ライト線を破って、4点目を追加。背番号「23」。解雇されたロベルト・ペタジーニの背番号を受け継ぐ男、だ。そして、ここで7番・城島健司が、シリングの速球(93MPH)をキレイに打ち返して、レフト前ヒット! ブロサードが還って来て、「5対0」!

 シリング降板後の【7回裏】にも2-OUTから、2番スネリングが右中間を破って、3番ロペスが三遊間を破って、これで「6対0」。シアトルはGAME-1を制して、翌26日のGAME-2も「4対3」、27日のGAME-3も「6対3」で競り勝ち、「強豪」ボストンをスウィープ(3タテ)! これで4連勝になって、シアトルは奈落の底に落ちてから再び、息を吹き返して来た。次は(28日~30日)西地区のライヴァル=ロサンジェルス・エンジェルス戦、だ。

城島がシリングから2安打1打点、イチロー沈黙 (MAJOR.jp)

イチロー、R.ジョンソン撃破!(24日・セーフコ・フィールド)

2006-08-27 21:07:39 | Seattle Mairners
 11連敗を喫して、地元セーフコ・フィールドに戻ってきた、シアトル・マリナーズ。迎え撃つのは、敵地(フェンウェイパーク)で「宿敵」ボストン・レッドソックスを「4-GAME」スウィープ(4連勝)した直後のニューヨーク・ヤンキース。「苦戦」は必至だったが、緒戦(22日)は韓国人のスターター(先発)白嗟承の好投で「6対5」で競り勝ち(ウォークオフ)、第2戦は台湾人・王建民に抑え込まれ、「2対9」で大敗! 1勝1敗のタイで迎えた第3戦、ニューヨークのスターターは左腕ランディー・ジョンソン。

 初回に先頭のイチローが「3-1」からの5球目のインサイドのファストボール(147㎞)を叩いて、右中間を破るダブル(2塁打)!! イチローのこんな快打を久しぶりに見た! 今シーズン2回目のスランプと対面中のイチロー、だ。
 2番ウィリー・ブルームクイストがセンターに打ち上げて、イチローは3塁へ。ここで3番に再び「下がった」ホゼ・ロペスがライト前にクリーンヒットを放って、エンジンが温まる前のジョンソンから1点を先制! 

【NHK】(BS-1)が「東京マーケット情報」をL字画面で伝える中(見難いヨ!!)【3回表】ニューヨークも先頭のクレイグ・ウィルソンがセンター前ヒットで出塁。シアトルのスターターは左腕ジャレッド・ウォッシュバーン。1-OUT後、1番ジョニー・デーモンにライト前ヒットを浴び、1-OUT1,2塁。ここで2番デレック・ジーターにセンター前に弾き返され、「1対1」の同点。打球を処理したのはライトから宗旨(ポジション)替えしたセンターのイチロー、だ。

 同点に追いつかれたシアトルはその裏、先頭のクリス・スネリングが3塁線を破る流し打ちのダブル(2塁打)!! ヘッドファースト(スライディング)で2塁に飛び込んで、若いスネリング(24歳)。来シーズンこそはジェレミー・リードを出し抜いて、レギュラーポジションを奪取できるか? 
 1番イチローが初球にセーフティーバントを試みた後、進塁打(セカンドゴロ)で1-OUT3塁にして、2番ブルームクイストのボテボテのキャッチャーゴロが塁線上で静止して、1-OUT1,3塁。ここでまたしても、3番ロペスが今シーズン65打点目のライト前ヒットを放って、「2対1」勝ち越し! 更に4番リッチー・セクソンのバットにボール(スライダー)が当たって、左中間を深々と破って、2者が還って「4対1」!

【7回表】先頭の(タンパベイ・デヴィルレイズから移籍の)ニック・グリーンが、ウォッシュボーンの159㎞の速球を打ち返して、センターに大飛球! これをイチローが背走しながら、最後はジャンプしてキャッチして(フェンスに激突)ファインプレー! センターでも「才能」あるところを見せ付けるイチロー、だ。この直後、1番デーモンがイチローのいないライトの頭上(フェンス)を越して、「4対2」1点を返すニューヨーク。

 試合はこのまま「4対2」でシアトルが勝って(このシリーズ)2勝1敗で勝ち越し! アメリカン・リーグ東地区の首位を走るニューヨークを倒して、次はその「宿敵」ボストンを迎え討つ。同じ西地区のオークランドやロスアンジェルス、テキサスにはからっきし弱いのに、別の地区の強豪チームには「強い」シアトル。不思議なチーム、だ。しかし、この「不思議」を解消しない限り、来シーズンも浮上は望めない。その手立てはあるのだろうか? 

イチロー、ランディから2安打で4戦ぶりマルチ (MAJOR.jp)

メジャーで初対決! 大塚vs.城島!(11日/アメリクエスト・フィールド・イン・アーリントン)

2006-08-23 20:26:18 | Seattle Mairners
「14対7」テキサス・レンジャーズが7点リードの【9回表】マウンドにはクローザーの大塚晶則が上がった。殆ど調整(5試合ぶり)登板の意味合いが強い、だろう。これが今シーズン50試合目の登板。防御率(ERA)2.30。
 シアトル・マリナーズ先頭のリッチー・セクソンに初球=90MPHでストライクを取って、2球目(92MPH)で詰まらせて、ライトフライ。やはり大塚には「宝刀」スライダーがあるだけに、早いカウントから打ちに行こう、とする気持ちがあるのだろう。

 途中出場の(元阪神タイガース)エドアルド・ペレスにも初球=90MPHで詰まらせて、ファウルを打たせ、2球目は「宝刀」“縦スラ”で空振りを取り、3球目の“縦スラ”は見送られたものの、4球目(92MPH)を打たせて、ショートゴロ。これで簡単に2-OUT。最後に登場するのは、これがメジャーリーグで初対決! 7番・城島健司。
 日本での対戦成績はどうだったのだろう? (大塚が)近鉄バファローズ時代に対戦が何度もあるはずだが……城島はここまで打率(AVG).293、本塁打(HR)12本、打点(RBI)51。ルーキーとしては驚異的な数字を残しているが……初球(90MPH)を打って、サードゴロ。大塚が投げ、城島が打って、試合は終わった。

 それにしても、シアトル。この試合、初回に先発(スターター)のギル・メッシュが(何と!)7失点! 【2回裏】~【4回裏】にも失点し、シアトルも【3回表】に1点、【4回表】に一挙6点を返したものの、「7対14」。今シーズンも突然、大量失点するスターターに苦しめられた。
 オークランド・アスレティックス(4日~6日)に屈辱の12連敗を喫した後、タンパベイ・デヴィルレイズ(7日~9日)に3タテ(スウィープ)を食らわせて、息を吹き返したかに見えたシアトルだったが、このテキサス・レンジャーズとの4連戦(10日~13日)に全敗!! そして14日からのオークランド3連戦に(更に)屈辱の15連敗……そして17日からのロサンジェルス4連戦に全敗……計11連敗。シアトルの「終戦」だった。

城島と大塚がメジャー初対決 イチロー1安打 (MAJOR.jp)

城島、100安打!(8日・セーフコ・フィールド)

2006-08-17 21:55:20 | Seattle Mairners
 オークランド・アスレティックスにスウィープ(3連敗)を喫して、失意のシアトル・マリナーズ。引き続き地元(HOME)で、タンパベイ・デヴィルレイズを迎えて(7日~9日)3連戦。気持ちを切り替えて、望みたいところだが、初戦(GAME-1)は4番ラウル・イバニェスの逆転2ランホームラン(第23号)で「5対4」で連敗脱出。迎えた第2戦(GAME-2)の先発(スターター)は、21歳の「王様」フェリックス・ヘルナンデス、だ。

 先制したのはタンパベイ。【3回表】先頭のラッセル・ブラニアンが1,2塁間を破って出塁し、9番ベン・ゾブリストは「2-2」に追い込んだが、フェリックスの99MPHの速球(ファストボール)がワンバウンド(パスボール)になって、0-OUT2塁。キャッチャー城島健司がマウンドに駆け寄るが、首を傾げるフェリックス。己の調子に懐疑的なのか、それとも城島のキャッチングに疑問を呈しているのか? この二人の関係は微妙、だ。
 ゾブリストも歩かせて、1,2塁になって、ダブルスチールを決められて、2,3塁。キャッチャー城島の(3塁への)送球もワンテンポ遅れて、観衆(32,951人)からは失望のブーイングが……この後、1番ロッコ・バルデリのショートゴロで1点を献上。これも普通なら、ピッチャーゴロなのだが……ピッチングの後、1塁側に体が大きく傾くフェリックス! 

 シアトルが同点に追いついたのは【7回裏】先頭のベン・ブロサードが(何と!)振り逃げで出塁して、0-OUT2塁。ここで7番・城島。タンパベイのスターター(韓国人)徐在応の2球目のスライダーの泳ぎながらも、レフト線沿いにタイムリーヒットを放って、「1対1」同点!! 
 城島はこれがメジャーリーグ100安打。歴代(1974年~)のルーキーの得点圏打率でも5位(AVG.386)に付ける。因みに1位は2001年のイチローの打率.445。凄い人が「上」にいた!

 そのイチロー。「1対1」の同点で迎えた延長【10回裏】先頭バッターで登場し、3塁線を破って、0-OUT2塁。2番ホゼ・ロペスが犠牲(サクリファイス)バントを決めて、3番エイドリアン・ベルトレ、4番イバニェスが満塁策で歩かされ、1-OUT満塁。ここで勝負を求められたのは、5番リッチー・セクソン。2球目をセンターバックスクリーンに打ち込んで(第25号)サヨナラ(ウォークオフ)満塁(グランドスラム)ホームラン! 

 シアトルは翌9日も左腕ジャレット・ウォッシュバーンの好投で「2対0」で勝利して、タンパベイをスウィープ(3タテ)!! オークランドにスウィープされたショックを吹き飛ばし、優勝へのかすかな望みを繋げたのだが……立ちはだかったのは、同じ西地区のテキサス・レンジャーズであり、そして再びオークランド、だった。10日からシアトルは“死のロード”へと旅立っていった。

城島が貴重な同点打 チームは満塁弾で劇的勝利 (MAJOR.jp)

天敵A'sに12連敗…(6日・セーフコ・フィールド)

2006-08-11 22:11:22 | Seattle Mairners
「天敵」オークランド・アスレティックスに9連敗中だった、シアトル・マリナーズ。しかし、8月4日から始まった、この「HOME」セーフコ・フィールドでの3連戦も連敗して、遂に11連敗……何としても、連敗を止めたい、シアトルが初回に2点を先制。先頭のイチローがライト線を破って出塁し、4番ラウル・イバニェス、5番リッチー・セクソンのタイムリーで「2対0」! 幸先が良い。

 しかし【3回表】あっさり逆転される。先発(スターター)右腕のギル・メッシュが1-OUT後、1番ジェイソン・ケンドールを「1-2」と追い込みながら、フォアボール(ウォーク)で出して、2番マーク・コッツエイにライト前に叩かれ、1-OUT1,2塁。2-OUT後、ベテラン4番フランク・トーマスにも「1-2」に追い込みながら、高めに外した球をレフトスタンドに持って行かれ、逆転……さらに5番エリック・チャヴェスを歩かせた後、6番ジェイ・ペイトンに左中間を抜かれ、「2対4」。

【5回表】にも4番トーマスにレフト前、7番ニック・スウィッシャーにライト前にタイムリーを打たれ、「2対6」。益々劣勢のシアトルだったが、その裏、5番セクソンが左中間フェンス直撃の特大のダブル(2塁打)で1点を返し、【7回裏】にも元阪神タイガース、代打エドアード・ペレスのセンター前タイムリーヒットで「4対6」2点差に迫ったが……

【8回表】“マネーボール”の「申し子」7番スウィッシャーに右中間スタンドに放り込まれ、再び3点差……その裏、シアトルも2点を返すが、そこまで。「6対7」1点差で惜しくも敗れて、これで「天敵」に12連敗……このオークランド戦の12敗さえ無ければ、シアトルもアメリカン・リーグ西地区の首位争いの主導権を握れていたハズなのだが……。

城島3安打、イチロー二塁打もチームは痛い黒星 (MAJOR.jp)

城島、第12号2ラン!(31日・オリオール・パーク@カムデンヤーズ)

2006-08-09 21:36:35 | Seattle Mairners
 初回に2点を先制されたシアトル・マリナーズ。先発(スターター)の右腕ギル・メッシュ(9勝5敗/防御率4.19)が、先頭のブライアン・ロバーツに2球目の93MPHをライトスタンドに運ばれる。キャッチャー城島健司はアウトサイド低めに構えていたが、逆球になって、インサイド高めに入って来た。
 1-OUT後、3番メルヴィン・モーラには「3-2」になって、勝負球に城島はインサイドに構えて、今度はその通り、インサイドに92MPHが来たが、それを詰まりながらもレフトスタンドに持っていかれ、「0対2」。

【3回裏】先頭のブランドン・フェイヒーを歩かせて、3番モーラはセカンドゴロで1-OUT1塁。4番ミゲル・テハダにはセンター前に弾き返され、1-OUT1,3塁。DL(故障者リスト)から復帰して2試合目の前日(30日)4打数4安打1本塁打の5番ジェイ・ギボンズのバットを真っ二つに折りながら、ライト前に運ばれ、これで「3対0」。地元ボルティモア・オリオールズにリードを許す展開。

 シアトルの反撃は【6回表】1-OUT後、8番ユニエスキー・ベタンコートがレフト前にヒットを落とし、9番アダム・ジョーンズもバットを折られながらもセンター前に落として、1-OUT1,2塁。ここで1番イチローはいい当りのレフトライナーに倒れるが、2番ホセ・ロペスがレフト前に落として、ベタンコートが生還。3番エイドリアン・ベルトレが歩いて、2-OUT満塁になって、勝負強い(打点82=アメリカンリーグ第5位)4番ラウル・イバニェスが右中間にタイムリーを放って、「3対3」遂に同点に追いつく!

【7回表】先頭の元阪神タイガース、エドアルド・ペレスが初球を打って、レフト横へのヒットで0-OUT2塁。ここで勝負強さなら、こちらも折り紙つき、7番・城島も初球を打って、セカンドの右を抜いて、ペレスが還って「4対3」勝ち越し! ボルティモアの先発・左腕アダム・オーウェンが降板後、更に1点を加えて、「5対3」。

 ボルティモアも【7回裏】先頭のニック・マーカキスが左中間にソロホームランを叩き込んで、【8回裏】には7番コーリー・パターソンのライト前タイムリーヒットで1点を返すが、その【8回表】には先頭のリッチ・セクソンにソロホームラン(第23号)! 6番ペレスが歩いた後、7番・城島がレフトスタンドに(第12号)2ランホームランを放って、8点目。更に1点加えて、「9対4」。

【9回表】にも1点を加えて「10対5」にしたシアトルはクローザーのJ.J.プッツを温存。左腕ジェイク・ウッズで凌ぎ切り、これで3連勝!! ボルティモアとの3連戦の緒戦を取り、翌(8月)1日は好投のベテラン左腕ジェイミー・モイヤーを見殺して「0対2」で惜敗したが、2日の第3戦(GAME-3)は若いフェリックス・ヘルナンデスの好投で「2対1」で勝って、この3連戦を2勝1敗で勝ち越し。意気揚揚と「HOME」セーフコ・フィールドに帰って、「天敵」オークランド・アスレティックスを迎え討ったのだが……

城島が5試合ぶり一発、3打点の大活躍 (MAJOR.JP)