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短時間で津波到達 「勧告待たず避難を」
岩手大 山本英和准教授に聞く
9日に東北地方を襲った地震の特徴や、近い将来に起こる可能性が高い宮城県沖地震への備えについて、岩手大の山本英和准教授(地震防災工学)に話を聞いた。
――今回の地震の特徴は
三陸沖のプレート境界で、断層がずれて起きた典型的な地震。2008年の岩手宮城内陸地震と異なり、陸から約160キロ離れた海底で起きたため、マグニチュード7・3にしては、小さい震度で済んだ。ただ、震源の深さが約8キロと浅く、断層の動きが海面により早く伝わったため、(最も早かった宮城県の)津波の到達時間は15~20分と短かった。
――昨年2月に起こったチリ地震津波との違いは
チリ地震津波の場合、地球のはるか向こうの地震による遠地津波で、到達まで1日程かかった。今回のような比較的陸に近い近地津波では、到達時間をテレビで確認している間に、津波が来てもおかしくなかった。
――将来、宮城県沖地震が起こる可能性が高い
宮城県沖地震が想定する震源地は、今回の震源地よりも、さらに陸に近い場所にある。大規模な津波が今回と同程度か、もっと短い時間で到達する恐れがあるだろう。津波が15分以内に来るとも予想されている。
また、今回の津波では、津波注意報が出てから、沿岸市町村が避難勧告を出すまで、ほとんど時間がないこともわかった。市町村が出す避難勧告や避難指示を待たずして、町内会や住民同士が率先して避難しようとする心がけも必要だ。
(2011年3月11日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20110310-OYT8T01131.htm
記事の紹介終わりです。
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■ 2009年7月9日
「我が郷は足日木の垂水のほとり」 はじめました。 本稿はその保管用記事です。
■ 2010年3月2日
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