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抱卵するアホウドリ(中央)。左右にアホウドリのデコイ(模型)がある。
クロアシアホウドリ(手前)の姿も見える=ミッドウェー環礁イースタン島、
米国魚類野生生物局提供2010年12月20日9時5分
アホウドリのつがい1組が北太平洋のミッドウェー環礁で営巣し、抱卵していることを米国魚類野生生物局が初めて確認した。知られていた繁殖地は日本の伊豆諸島・鳥島と尖閣諸島・南小島だけ。第3の繁殖地となる可能性が高まっている。確認された場所は、ハワイ諸島北西端にある同環礁のイースタン島。アホウドリに近いクロアシアホウドリやコアホウドリは繁殖していた。
アホウドリは日本だけでなく米国でも絶滅危惧種に指定されている。10年前から日本も協力、デコイ(実物大の模型)を置いたり鳴き声をスピーカーで流したりしてきた。
抱卵しているつがいは、いずれも鳥島生まれ。4年ほど前から、繁殖期に飛来していた。昨年は巣をつくったが、産卵までは至らなかった。抱卵は11月中旬から。順調に行けば、来年1月にはひなの姿が見られそうだ。
連絡を受けた長谷川博・東邦大学教授は「ミッドウェーでの繁殖地形成には、米国からの提案を受け、デコイを送るなど協力してきた。それがやっと実を結んだという思いだ」と喜んでいる。
さらに約90キロ離れたクレ環礁でもアホウドリの抱卵が観察されたが、周囲の様子からこちらは無精卵とみられる。
アホウドリは北太平洋に広く分布していたが、羽毛採取などで乱獲され激減した。鳥島で繁殖するつがい数は、長谷川教授の最新調査で481組。南小島を加えても、繁殖しているのは500組余りとみられる。
国内では小笠原諸島の聟島をアホウドリの新たな繁殖地にしようと、鳥島で生まれたひなを移送して巣立たせる取り組みが、2008年から続いている。
http://www.asahi.com/national/update/1219/TKY201012190240.html
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■ 2009年7月9日
「我が郷は足日木の垂水のほとり」 はじめました。
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■ 2010年3月2日
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