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OH-6

2012年02月14日 08時12分24秒 | 防衛省装備

 

 

OH-6【ヘリコプター】 OH-6 自衛隊の航空機

 

OH-6 は、アメリカ合衆国の航空機メーカー、ヒューズ・ヘリコプターズ社が
開発した小型ヘリコプター。
アメリカ軍における愛称は 「カイユース」
Cayuse:アメリカ先住民のカイユース族から」)。
機体形状から「フライングエッグ(空飛ぶ卵)」の別名でも呼ばれている。
OH-6 (航空機) - Wikipedia

 

 

用途:観測ヘリコプター
製造者:ヒューズ・ヘリコプターズ社
運用者: アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国(アメリカ陸軍、アメリカ海軍)
日本の旗 日本(陸上自衛隊)他

初飛行:1963年2月27日
生産数:1,420機(OH-6A)
生産開始:1965年
運用開始:1966年
運用状況:現役
ユニットコスト:1万9,860USドル(1966年)

 

1960年にアメリカ陸軍では、L-19 バードドッグやベル47などの観測機の後継機となる軽観測ヘリコプター(LOH)計画の提案要求を各航空機メーカーに提示した。LOHの要求性能は、アリソン製T63-A-5ターボシャフトエンジンの搭載、ペイロード180kg以上、最大速度103kt以上、航続時間3時間以上、4人乗りとされ、機体のサイズもローター直径10.72m、全長10.6m、全高2.87m以内に収め、C-130 ハーキュリーズ輸送機に4機が搭載できることなどであった。

 

 

小型のヘリコプターでOH-6は一機いくらぐらい

かなり色々な所で出てくる情報としてあるのは1966年に調達開始した頃は19860ドルだったようです。当時のレートで 715万円です。日本円の物価は当時と 4倍違うとされているのでイメージとしては2800万円です。正直少し安すぎです。その後すぐ値上がりしている様です(1968年で35万ドル)し、米国では日本以上に現在と物価も違うので参考になりません。

 最近では120万ドルで調達していると言う情報がありますので、それを基にすれば12000万円です。現在のヘリの価格としては妥当です。オスプレイが70億円することを考えれば安い物です。
chiebukuro.yahoo


 オスプレイ オスプレイ アメリカの飛行機


YOH-6A
LOH計画は、10年間で約3,600機が調達される予定であったため、アメリカ国内の航空機メーカー12社が応募し、設計案は22案に上った。このうち、ベル社、ヒラー社、ヒューズ社が最終選考まで進み、1961年5月19日に3社の試作機製造が承認された。試作機は各社5機ずつ製作され、ベルYOH-4A(後のモデル 206)、ヒラーYOH-5A(後のFH-1100)、ヒューズYOH-6Aの名称が与えられて比較評価試験へと移行した。試験は1年間にわたって行われ、1965年5月26日にYOH-6Aが飛行性能の良さと機体価格の安さから採用が決定され、OH-6 カイユースの名称で1,200機が発注された。生産は1965年から開始され、最初の月の生産数は70機に達した。

OH-6は、1966年9月からアメリカ陸軍への引き渡しが開始され、1967年12月にはベトナム戦争に投入されている。OH-6は高い機動性を活かして観測や索敵に活躍し、AH-1G コブラ攻撃ヘリコプター2機とOH-6A 2機が1チームとなったサーチ・アンド・デストロイは高い成果を上げた。しかし、OH-6の生産スケジュールは当初予定より遅れ、追加発注分の機体価格が高騰したため、1,434機で調達は終了となり、1970年8月に量産最終号機が納入された。なお、OH-6の調達中止に伴い、1967年秋に第2次LOH選定が行われ、ベル社のOH-58 カイオワが採用されている。

ヒューズ社は後にマクドネル・ダグラス社の傘下となり、現在はMDヘリコプターズがOH-6を元にした民生機MD 500シリーズの製造販売を続けている。MD500は軍用機としても広く使われており、海上自衛隊ではMD500EをOH-6DAとして導入した他、アメリカ陸軍でもMD530Fを元にした攻撃ヘリコプターをAH-6として採用している。

 

 

 

機体構成[編集]

OH-6は、小型軽量で高い整備性と卓越した飛行性能、優れた信頼性と安全性を備えており、特に小型軽量化ではメインローター直径が要求値の10.72m以下に対して8.03m、全長も要求値の12.6m以下に対して9.24mと、大きく下回るものであった。また、最大離陸重量も要求値の1,110kg以下に対して955kgと、約85%に抑えることに成功している。これらにより、運動性能の向上、ペイロードの増加、低い被発見率、低被弾性、空輸の簡素化を実現している。

OH-6は、胴体が独特な卵型をしており、胴体構造はトラス構造のA型フレームとキールがメイン・フレームとなっている。メインローターは4枚ブレードで、ハブに簡単なピンで取り付けられており、容易に折り畳むことができる。ローターブレードはアルミニウム製スパーに1枚のアルミニウム外板を接着した構造で、翼型はNACA0015、捻り下げは7度58分。また、各ローターブレードにはトリムタブが付けられ、ローター・ハブはフレキシブルな15枚のステンレススチール製の板バネを重ね、十文字形に交差させたものをベースとし、この弾性と変形をうまく活かして従来のフラップ・ヒンジとフェザリング・ヒンジを代用するという独特なシステムを採用している。このローター・ハブの機構は、これまでの関節式のものに比べ、整備が単純化され、重量も軽減された上に操縦の応答特性も著しく改善されたという。テイルローターは2枚ブレードで、鋼管スパーにグラスファイバーの外皮を接着した構造となっている。テイル・ブームは細い円錐形のもので、後端にテイルローターほか、上・下の垂直安定板と右舷には30度の上半角を付けた水平安定板が装備され、高速飛行時の縦・横の安定性を高めている。なお、初期型OH-6Aは尾翼がV字型をしていたが、横風安定が良くなかったため、OH-6Dでは横風安定性を高める為にT字型に改良された。

エンジンは、アリソン製T63-A-5Aターボシャフト・エンジンを胴体後部に47度斜め上向きの角度で搭載され、出力はトランスミッションの吸収出力に合わせて188kWに減格されている。エンジン排気は胴体後方に排出し、これによって胴体後部の気流を整えるとともに、わずかにではあるが前進力を得ている。

降着装置はスキッド式で、窒素式オレオ緩衝装置を組み込んで着陸時の衝撃を軽減し、スキッドや胴体下部の必要強度を低下させ、重量の軽減を図っている。

OH-6は基本的に非武装であるが、アメリカ陸軍第160特殊作戦航空連隊で運用しているAH-6 リトルバードでは、胴体両側面にハードポイントが各1ヵ所ずつ増設されてM134ミニガンやハイドラ70ロケット弾ポッド、TOW対戦車ミサイルなどの装備が可能になっている。

また、イスラエル国防軍では、民間用[要出典]MD 500にTOW対戦車ミサイルやローター上観測カメラなどを追加して、偵察や対戦車戦闘に使用している。

台湾海軍では、保有するギアリング級駆逐艦やノックス級フリゲートのヘリ格納庫にS-70が収まらず、SH-2の台湾への輸出をアメリカ議会が認めなかったため、MD500に捜索レーダーやMAD、Mk46魚雷を搭載したMD500/ASWを艦載対潜ヘリコプターとして用いている。

 

 

 

自衛隊の航空機 川崎重工業によって製造された陸上自衛隊の偵察ヘリコプター。敵陣に忍び込み情報を得る任務から、『 ニンジャ 』 の愛称がある

 

 

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