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ロシア侵攻止まらず キエフなど封鎖、停戦協議へ圧力
2022年2月26日 5:10 (2022年2月26日 6:58更新)
【モスクワ=桑本太】ロシア軍がウクライナのキエフ周辺に迫り、首都を巡る攻防が続いている。ロシア軍は25日にキエフの西側を封鎖するなど首都周辺を包囲した。ロシアは停戦交渉の用意があると持ちかけており、ウクライナに圧力をかけて譲歩を迫る狙いとみられる。
ロシア軍はウクライナの北、東、南の3方向からの侵攻を進めている。ウクライナメディアによると、25日にはブチャなどキエフ近郊で、政府軍と侵攻してきたロシア軍の間で激しい戦闘が発生。ウクライナ軍は首都につながる橋を破壊するなどして、進軍を遅らせようとしている。
ロシア軍によるミサイル攻撃で、キエフでは25日に空襲警報が発令された。ウクライナ側はキエフ上空でロシア軍の巡航ミサイルを迎撃したとしている。
インタファクス通信によると、ロシア軍は25日、キエフ北西の郊外にあるホストメリの空港を制圧した。ウクライナの特殊部隊200人以上が死亡したという。ロシア国防省は「キエフは西側から封鎖された」と述べた。
また、キエフから約250キロメートル離れた北東部のコノトプをロシア軍が占拠するなど、複数都市の制圧や封鎖が進んでいる。
ロシアと国境を接するウクライナ東部のドネツク州にある港湾都市マリウポリでは25日、激しい戦闘があった。
ロシア国防省は25日に累計で118の軍事施設を破壊したと発表した。11の飛行場や地対空ミサイルシステムを含む。
ロシア軍がウクライナへ侵攻する戦力を強化しているとの見方も出ている。ロイター通信は25日、米企業による衛星画像の分析結果として、ベラルーシ南部に地上部隊と約150機の輸送用ヘリコプターが確認されたと伝えた。キエフに近いベラルーシ側からの勢力を増強し、首都などの都市の包囲網を一段と強める可能性がある。
ロシア軍の侵攻が進む中、停戦に向けた交渉の動きが出ている。タス通信によると、ロシアのペスコフ大統領報道官は25日、モスクワで記者団に「プーチン大統領は(ゼレンスキー・ウクライナ大統領による停戦交渉の)提案に応じ、ミンスクに代表団を送る用意がある」と述べた。
ただ、交渉の実現には曲折が予想される。ロシアのラブロフ外相は25日の会見で、「ロシアはウクライナと対話する用意があるが、ウクライナ軍が武装を解除した後でなければならない」と述べた。交戦が続いている間は対話の余地はないとの考えを示し、ウクライナ側に譲歩を求める方針とみられる。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR25F0Z0V20C22A2000000/
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■ 2009年7月9日
「我が郷は足日木の垂水のほとり」 はじめました。
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