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チベット族僧侶の焼身自殺 ラサで緊張続く

2012年05月28日 20時21分00秒 | 保管記事


 

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チベット族僧侶の焼身自殺 ラサで緊張続く

 

毎日新聞 2012年05月28日 20時21分(最終更新 05月28日 20時29分)

 

 【北京・工藤哲】中国チベット自治区の区都ラサで27日午後に起きたチベット族の僧の焼身自殺は、現場が旧市街地の有力寺院、ジョカン寺(大昭寺)の付近という象徴的な場所で起き、他地域に波及する事態も予想される。地元当局は警備を強化し、現場周辺では緊張が続いている。

 

 新華社(英語版)によると、焼身自殺を図ったのは2人で、1人は四川省南西部、もう1人は甘粛省北西部の出身だった。1人は死亡、1人は負傷した。最近、チベット暦で仏陀の誕生日の節目の時期を迎えていたことから、ラサ中心部には多くの巡礼者が訪れていたという。

 

 新華社は、自治区共産党委幹部の話として、自殺について「チベット分裂主義者の企てだ」との見方を示した。中国外務省の劉為民報道局参事官は28日の定例会見で「外部の人間が安定を破壊しようとしても、チベットの人民に歓迎されない」と不満を表明した。

 

 現場周辺のホテルやレストランでは電話が通じにくくなっており、中国版ツイッター「微博」では関連の書き込みが次々と削除されている。地元の大学では校門が閉じられ、学生の出入りが禁止されたとの情報もある。
http://mainichi.jp/select/news/20120529k0000m030044000c.html

 

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