二十二世紀への備忘録

管理人の「坂東蝦夷(ばんどうえみし)」です。二十二世紀に残しておきたいことを記していきます。 

2011年04月13日 18時43分41秒 | 雑感(植物)
このタイトルで記事を書こうと決めたのは、震災からひと月が経過した4月11日。

2011年3月11日。震災が発生して以来、これまで経験したことがないことが続いた中、何よりも強く体感したことは「魂」だったと思う。

あの地震、大津波、東日本に住む多くの人が感じた死への恐怖。
運良く生き残った魂と、本当に、本当に悲しいことだけれど、その日に亡くなった方々。
そして、その後も次々と伝えられる、魂の行方。

防災活動、捜索活動や復旧活動を通じて、色んな場所にある魂を感じ、自分の今後の人生に大きな影響を受けたのは、間違いないように思う。

まだ災害は続いているし、今後の見通しも全く不透明。
でも自分は運良く生きているし、この魂で、何が出来るか色々試してみたい。





画像:4月11日に咲きました 自宅

画像は良くないけれど、開花宣言した仙台より一日早く開花しました。
でも咲き具合からみると、10日ぐらいに開花したのかもです。
季節は確実に進んでいます。

実は今日でブログを始めてから丁度4年。
初めての投稿も、桜でした。

ここ最近は更新頻度が下がっていたのに、沢山の方々に来ていただいたこと、感謝申し上げます。
今後も宜しくお願いします。





Free Bird - Lynyrd Skynyrd (With Lyrics)


↑節目に流してみたかった。自分の節目にも流して欲しい曲でもある。

意見の一つ

2011年04月09日 23時48分29秒 | 雑感
2011年3月11日から、凡そ1ヶ月。

ライフラインも各地で復旧され、また徐々に休業している店舗も少なくなり、不足していた品物も出回るようになってきた。
そして心のどこかに震災前の復活を感じられるようになってきた。

と同時に、激甚の被災地である海岸地域と内陸地域、あるいは東北と関東地域の被災県とそれ以外の県では、震災に対する認識や復旧の度合いに格差を感じるようになってきた。
激甚的な被害を受けた地域では、3月11日で時間が止まっている所が殆どである。
(といっても、4月6日の余震で一部リセットされたけれど)

津波被害地にて長時間活動している者としての意見は、主に三つある。

一、被災地には興味本位に近づかない
二、震災を権力争いの材料にしない
三、今だ災害は続いている

以上の三点である。

今日はこれ以上書かないけれど、このブログをご覧になった方には、意見の一つとして捉えて頂ければ幸いです。


今回も画像は有りません。

風評被害?

2011年04月04日 20時13分14秒 | 雑感
本当は画像の記事を中心に投稿しようと思ったが、ちょっと気になった新聞記事を見つけたので、こちらを取り上げてみたくなった。

4月2日付けの地元新聞にあった、”風評被害に温泉地も悲鳴 福島”という記事。
この他にも、「風評被害 観光」などで検索すると、何件かの記事が出てくる。

ようは原発事故の影響で、福島県内の観光地でキャンセルが相次いでいるという。
なかには原発から遠く離れた会津地方までキャンセルが出ていて、旅館業界が大変な状況にあるとのこと。
ある旅館関係の理事長はこの事態に、「国が先頭に立って、農業などと同じように観光業者の損失を補償すべきだ。云々」と取材に答えたそうな。


この記事を読んで、非常に違和感が生じた。

キャンセルの原因は「原発の風評被害」によって起こっているとのこと。
まるでキャンセルした”噂に惑わされている観光客”に責任があるが如くの内容になっている。

本当にそうなのかあ??

キャンセルした人の中には、現地またはその周辺の被災状況を知って、とても観光どころではない。
と考えた人も沢山いただろうと思う。
そもそも観光というものは娯楽に属するものだし。


この記事の最大の欠陥は、観光をキャンセルした客の理由の検証が不足していることにある


あの震災以来、被災地の現状や報道、新聞などを見て、どれだけ泣きたくなったか。悲しいことや人の温かさに。

でもこのような偏った記事を書いてしまうのは、非常にいただけない。



と、本当は書いた新聞社に意見を送りつけるのが本筋かもしれないけれど、そんな暇は無いので、とりあえずブログにアップしてみました。
これからも、こんな内容の記事を目にすることがあると思います。
皆さんはどう思います??

今日は画像をナシに、記事のみでお伝えしました。