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「見慣れぬ遊戯」亭

ゲームが趣味のテキトー人間が綴る備忘録+駄文。
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紹介/カードゲーム/「いかさま虫」

2018年03月20日 02時01分16秒 | アナログゲーム紹介
 「いかさまゴキブリ」っていうタイトルのリメイクだと思って衝動買い。いくつか追加のルールがあるっぽいですね。
 「いかさま虫」のご紹介です。


 原題: Schummel Hummel
 日本語タイトル: いかさま虫(輸入:メビウスゲームズ)
 デザイナー: Emely Brand & Lukas Brand
 発売: 2017(独)
 可能人数: 3~5人
 プレイ時間: 25分程度
 ボックスサイズ: 110×110×24(mm)
 カードサイズ: 87×56(mm)

 「ハンドマネジメント」「チート」「ちょっとだけアクション要素あり」


 

 黄色い潜水艦でたまたま見かけて購入。タイトルと箱サイズとDrei Magier社ということで前書きの通り「いかさまゴキブリ」かなぁとほぼ確信。まぁリメイクですね。

 箱裏に「いかさまゴキブリ」 のイラストが入ってるので系譜なのは間違いないでしょう。
 とはいえいくつかルールが追加されたり変わってたりしているのでご紹介。
 基本的には「いかさまゴキブリ」と同様に手札を全てなくすことがラウンドの勝利条件。ゲーム終了までに一番失点の少ないプレイヤーが勝者となります。
 特定のカード数種を除いた後に全てのカードをシャッフルして8枚ずつ配ります。

 

 あとはいくつかのカードを配置するだけです。
 ・各プレイヤーの間にバッタカードを1枚ずつ。
 ・最も年上のプレイヤーに見張り虫カードを渡して自分の前に置いといてもらう。
 ・花粉カードは全員の手が届く中央に置いとく。
 ・プレイヤーに配った後は山札をどーん。でもって1枚を公開してスタートの呼び水にしましょう。

 ではゲームのに流れをご紹介。
 さっきも書きましたがラウンドの勝利条件は自分の手札を全てなくした人ですよ。

 やることは簡単。
 手番が来たらまずはカードを1枚出す。出せるカードがなかったら山札から1枚手札に加える。
 ……UNOとかでよくある手番の流れですね。

 

 「出せるカード」っていうのはこの花アイコンを見ます。
 正確には、花の【花びら】と【真ん中】の色ですね。場に出ているカードのアイコンにある色のどちらかが自分の出す予定のアイコンに入っていれば「出せるカード」になります。なお、色があれば良いので【花びら】や【真ん中】などの区別は必要はありません。
 
 で、カードによってこの後の展開は違います…何事もなく手番が終わるものもありますし、何らかのアクションが必要になるものがあります。

 

 例えばこのカード。「スズメバチ」です。
 このカードが出された時、カードを出した本人以外はこのカードに手を乗せなければならないというアクションを要求されます。
 一番遅かったプレイヤーは全員からカードを1枚渡されるハメになります。

 

 ただしこのカードはひっかけがありまして…全部で6枚ある「スズメバチ」カードのうち3枚にはお尻から針が出ているタイプになってます。
 …触れると怪我しますね(笑)
 なのでこのカードの場合は触れてはいけません。一番早く触れてしまった他のプレイヤー達からカードを渡されるハメになります。

 

 そしてこのゲームのキモである「いかさま虫」。
 このカードも普通に配られてたり山札から引いたりするわけですが…このカード、通常の手番で捨てることは基本的に出来ません(笑)また、自分で選んで他のプレイヤーに渡すことも出来ないのでさっきの「スズメバチ」カードの効果で渡すことも出来ない仕様になっています。
 じゃあどうすればいいのか。

 処分しましょう(笑)

 このゲーム、ちゃんとイカサマの仕方もルール化されてます(笑)まぁ厳密に言えばルールに則った行為なのでイカサマではないんでしょうけど、通常のゲームでは間違いなくイカサマですよねぇ…
 ・カードを手番以外に捨ててよい。
 ・テーブルの下に落とす、袖口に仕込む等をしてよい。
 等々、普通ならリアルファイトに発展しそうなことも出来ます。
 ただし、
 ・手札は常に全員が見える位置にあること。
 ・処分するカードは1枚ずつである事。
 ・イカサマを行ってはいけない時間がある事。
 ・現行犯で捕まったら無駄な抵抗をしない(笑)

 …3つ目は何かのカードを手番で出したことによるイベント中ってことですね。何かに紛れて出すとかそういうことはやめましょう。

 で、それらの不正を見張る人がいます。

 

 セットアップで「見張り虫」を渡された人です。基本的に不正の告発はこのカードを持つプレイヤーしかしてはなりません。全員が告発できるってのはイカサマなんぞ無理だし(笑)
 ただし見張りのプレイヤーも万能ではなく現行犯でなければ告発出来ません。後でカードがテーブル上におちてるのに気づいて「お前がやったんだろう?」と言われても逮捕状は請求できないんですね、これ(笑)
 
 で、現行犯で捕まったならばそのイカサマで減らそうとしたカードを手札に戻し、さらに見張り役から「見張り虫」カードと手札を1枚渡されます。これからは貴方が「見張り虫」です。
 ただしメリットもありますよ。

 

 さっき紹介した「いかさま虫カードは通常手番で出すことが出来ない」というルール。見張りには適用されませんので堂々といかさま虫を出しても良いんです。、 

 …とまぁこんな感じですかね。
 やることは「カードを出す」→「アクションがあれば行う」→「手番外でも見張りの隙をついてカードをどんどん捨てる」(笑)を行っていくゲームになります。
 ここまでは大体リメイク前の「いかさまゴキブリ」とほぼ同様なんですよね。「スズメバチ」のひっかけとかはなかったはずですが。
 何が大きく変わったのかというと「バッタ」の存在です。

 

 プレイヤーとプレイヤーの間に置かれたこのカード。そのカードを挟んでいるプレイヤーが「盗む」ことが出来ます。
 なお、この「バッタ」に関しては完全にそのカードを挟んだ2人のプレイヤー間の勝負ですので他のプレイヤーはもちろん、見張り役も口出し無用です。
 「バッタ」カードだけバックも違うのでそのままだとすぐバレますからちゃんと隠しましょう。
 さて、「バッタを盗んだ方」は当然手札に紛れ込ませたりして隠すわけですが…「バッタを盗まれた方」はそれに気づいて返却を要求しなければなりません。制限時間は次の手番のプレイヤーがカードをプレイするまでの間となっています。
 返却請求が来た場合は「盗んだ方」は「バッタ」をテーブルの元の位置に戻します…これだけです。
 返却請求が出来なかった…というか盗まれたことに気づかなかった場合は「盗まれた方」は山札からカードを2枚引いて手札に加えなければなりません。
 ……日本語版のサマリにはこの場合だと「バッタ」を戻すとは書かれていないので、現状では「バッタ」はそのままゲームから除外することにします。何か情報あったらください(←他力本願)

 他にもアクションの発生するカードや特殊な出し方のカードはあるんですがその辺は現物を見て判断してください。また上級ヴァリエーションなんてのもあります。
 
 誰かが手札を全て出すことが出来れば1ラウンド終了で、プレイヤーは手札の残りに応じて失点を受けます。
 このラウンドの動きを人数分のラウンド数こなしたらゲーム終了。一番失点の少ないプレイヤーが勝者となります。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 雑感としては忙しくなったいかさまゴキブリ(笑)
 今までは見張り役が忙しかったんですけどね…その他のプレイヤーまで自分の両側にある「バッタ」を警戒したり自分で奪ったりすることになったんで視線があっちこっちに動く…眼精疲労待ったなし。

 …実は前作のいかさまゴキブリって得意なゲームではありません。
 楽し見ればいいかーって感じで遊んでる訳ですが…出来たら勝ちたいわ…


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