蒸気船のレースってありそうでないですよね…と思ったんですが、まさにミシシッピー河でやってるという話がグーグル先生で出てきました(笑)
操船技術が結構必要なレースゲーム「Mississippi Queen」の基本ゲームをご紹介です。
原題: Mississippi Queen
日本語タイトル: ミシシッピークィーン(日本語版:テンデイズゲームズ)
デザイナー: Werner Hodel
発売: 2019(仏) / 1997(独)
可能人数: 2~6人
プレイ時間: 40分程度
ボックスサイズ: 298×298×72(mm)
「レース」「資材管理」「紆余曲折」
付記:
1997年度 ドイツ年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres)受賞
アクア・ステップ・アップ1巻収録タイトル

では今回は基本ゲームの紹介でーす。…まぁ上級使っても追加ルール使うヘクスが増えるだけなんですが。

……セットアップはあまり難しくありません。基本レース用の河タイルをシャッフルして1枚をスタートタイルに接続。1ラウンド目の順番を決めてからその順番にスタート位置へ配置します…6人で遊ぶ場合はスタート位置が5隻分しかないんで(旧版は5人までだった)、6番目はちょっと特殊な処理を行います。
各船の外輪は左の赤い方を「1」、黒い方を「6」が上になるようにセットしておきましょう。セットアップはこれで終了です。
ゲームはラウンド制で処理が行われ、誰かがゴールに入ったら終了です。
手番が来たらやることは2つ。
1/速度の調整
2/操船
この2つだけ。やるときは1から順番にやっていきます。
まずは速度調整から。

セットアップの時に外輪左側に「1」でセットしてたヤツが船のスピードになります。「1」なら1ヘクスを手番で移動しなければなりません。
で。

手番の最初にこのスピード外輪の数字を+1、もしくは-1することは無料で出来ます。
→
→
…なお、これ以上に動かしたい場合は+1もしくは-1ごとに石炭を1つ消費します。
石炭ってなんやねんってのは…右側の外輪の数字が石炭の残量ってことになります。初期に6個あって、使い切りになります。
最初の1段階の±は無料でその後に1つずつ使用するので、スピードを「3」から「1」にするのは石炭を1つ消費することになります。

で、スピードの増減が終わったら船を動かしていきましょう。守るべきルールは2つ。
・必ずスピードと同じヘクス数を進まなければならない。
・船首方向(2本の煙突が立ってる方)に進まなければならない。後退移動などは不可。
・いつでも(移動前、移動中、移動後等)、何回でも(石炭がある限り)船首を60°転回することが出来る。(無料で手番に1回、その他は石炭を1個消費する毎に60°転回可能)
この3つが操船の基本。この動かし方に慣れましょう。気を付けるのは何といっても最初のスピード分の移動。曲がりなりにもレースゲームなんだからスピードは大事なんですが、コース取りをしっかりしないとコーナリングで石炭をかなり消費するハメになるので気を付けましょう。
また、特殊な操船があります。
→
---
・1移動力を消費することで進行方向に存在する船1つを隣接する河ヘクスに押し退けることが可能。
→押し退けた船の向きは所有プレイヤーが自由に決めてよい。
というわけで、このルールで船がいろんな方向に押し退けられると場がカオスになります(笑)

なんでワチャワチャしてるかってーと…近くに桟橋がかかっている河ヘクスがあるのと、そこに繋がっている島に乗客コマが置かれているのが見えていると思います。

レース中に全てのプレイヤーは乗客コマを2つ集めなければなりません。

乗客コマ獲得の条件は「速度1で桟橋マスへ止まる」というもの。

獲得した乗客コマは自分の前に置かれる船タイルに置きます…うっすらと輪が2つあるのでそこに置いてあげてください。2つの乗客コマを獲得しないままゴールに着いても認められないので近くの島に戻って乗せることになります(笑)
あとはレースをするんですからセットアップで繋げた河タイル1枚では足りません(笑)

船コマが初めて先頭の河タイルに侵入した時、その手番の最後に新しい河タイルの接続が行われます。

進路ダイスを振り、山になっているタイルの山から1枚を公開してダイスの出目に合うように河タイルを接続しましょう。

こんな感じ。
気を付けなければならないのは…スピードが5~6の船は下手すると先頭の河タイルを突っ切りそうな勢いで走りそうなんですが新しい河タイルの公開と接続は手番の最後なので移動中にはまだ公開されていません。
でも移動はちゃんとスピード分しなければならないのでなんとかしてください(笑)

で、段々と河はダイスの出目によって歪んできます(笑)

誰もいなくなった河タイルは箱にしまってしまいましょう。多分数タイル分がテーブルに乗っている状態になると思います。

最後の河タイルが公開、接続された時、同時にゴールタイルの接続も行います。
なお、ゴールする時もスピード「1」で桟橋マスに停止することが条件です。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
基本ゲームなので「ブラックロータス」「ブラックローズ」収録だった妨害マスなどは入ってません…あと、入門ゲーム(河タイル3枚程度で行う短いゲーム)がマニュアルから消えてます…まぁ良いんですが。
基本的な戦術は2つで、序盤に乗客を集めて追い上げる方法か、とりあえずコースを進んで中盤以降で乗客を乗せるか、という感じ。
なお、ウチはこのゲームで勝ったことありません(笑)
「ブラックロータス」「ブラックローズ」の上級ルールとかも紹介出来ればいいなぁ、と思います。
2021/08/24 追記:
エントリ中の下部2か所で拡張セット「ブラックローズ」の名を「ブラックロータス」と表記していることを知らせていただきました。
…どんだけ欲しかったんだウチ(笑)そりゃ0マナ3点は強いしなぁ…
今回は戒めの為、取り消し線処理を行いその後ろに「ブラックローズ」表記を追加しました。
追記 ここまで:
操船技術が結構必要なレースゲーム「Mississippi Queen」の基本ゲームをご紹介です。
原題: Mississippi Queen
日本語タイトル: ミシシッピークィーン(日本語版:テンデイズゲームズ)
デザイナー: Werner Hodel
発売: 2019(仏) / 1997(独)
可能人数: 2~6人
プレイ時間: 40分程度
ボックスサイズ: 298×298×72(mm)
「レース」「資材管理」「紆余曲折」
付記:
1997年度 ドイツ年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres)受賞
アクア・ステップ・アップ1巻収録タイトル

では今回は基本ゲームの紹介でーす。…まぁ上級使っても追加ルール使うヘクスが増えるだけなんですが。

……セットアップはあまり難しくありません。基本レース用の河タイルをシャッフルして1枚をスタートタイルに接続。1ラウンド目の順番を決めてからその順番にスタート位置へ配置します…6人で遊ぶ場合はスタート位置が5隻分しかないんで(旧版は5人までだった)、6番目はちょっと特殊な処理を行います。
各船の外輪は左の赤い方を「1」、黒い方を「6」が上になるようにセットしておきましょう。セットアップはこれで終了です。
ゲームはラウンド制で処理が行われ、誰かがゴールに入ったら終了です。
手番が来たらやることは2つ。
1/速度の調整
2/操船
この2つだけ。やるときは1から順番にやっていきます。
まずは速度調整から。

セットアップの時に外輪左側に「1」でセットしてたヤツが船のスピードになります。「1」なら1ヘクスを手番で移動しなければなりません。
で。

手番の最初にこのスピード外輪の数字を+1、もしくは-1することは無料で出来ます。



…なお、これ以上に動かしたい場合は+1もしくは-1ごとに石炭を1つ消費します。
石炭ってなんやねんってのは…右側の外輪の数字が石炭の残量ってことになります。初期に6個あって、使い切りになります。
最初の1段階の±は無料でその後に1つずつ使用するので、スピードを「3」から「1」にするのは石炭を1つ消費することになります。

で、スピードの増減が終わったら船を動かしていきましょう。守るべきルールは2つ。
・必ずスピードと同じヘクス数を進まなければならない。
・船首方向(2本の煙突が立ってる方)に進まなければならない。後退移動などは不可。
・いつでも(移動前、移動中、移動後等)、何回でも(石炭がある限り)船首を60°転回することが出来る。(無料で手番に1回、その他は石炭を1個消費する毎に60°転回可能)
この3つが操船の基本。この動かし方に慣れましょう。気を付けるのは何といっても最初のスピード分の移動。曲がりなりにもレースゲームなんだからスピードは大事なんですが、コース取りをしっかりしないとコーナリングで石炭をかなり消費するハメになるので気を付けましょう。
また、特殊な操船があります。


・1移動力を消費することで進行方向に存在する船1つを隣接する河ヘクスに押し退けることが可能。
→押し退けた船の向きは所有プレイヤーが自由に決めてよい。
というわけで、このルールで船がいろんな方向に押し退けられると場がカオスになります(笑)

なんでワチャワチャしてるかってーと…近くに桟橋がかかっている河ヘクスがあるのと、そこに繋がっている島に乗客コマが置かれているのが見えていると思います。

レース中に全てのプレイヤーは乗客コマを2つ集めなければなりません。

乗客コマ獲得の条件は「速度1で桟橋マスへ止まる」というもの。

獲得した乗客コマは自分の前に置かれる船タイルに置きます…うっすらと輪が2つあるのでそこに置いてあげてください。2つの乗客コマを獲得しないままゴールに着いても認められないので近くの島に戻って乗せることになります(笑)
あとはレースをするんですからセットアップで繋げた河タイル1枚では足りません(笑)

船コマが初めて先頭の河タイルに侵入した時、その手番の最後に新しい河タイルの接続が行われます。

進路ダイスを振り、山になっているタイルの山から1枚を公開してダイスの出目に合うように河タイルを接続しましょう。

こんな感じ。
気を付けなければならないのは…スピードが5~6の船は下手すると先頭の河タイルを突っ切りそうな勢いで走りそうなんですが新しい河タイルの公開と接続は手番の最後なので移動中にはまだ公開されていません。
でも移動はちゃんとスピード分しなければならないのでなんとかしてください(笑)

で、段々と河はダイスの出目によって歪んできます(笑)

誰もいなくなった河タイルは箱にしまってしまいましょう。多分数タイル分がテーブルに乗っている状態になると思います。

最後の河タイルが公開、接続された時、同時にゴールタイルの接続も行います。
なお、ゴールする時もスピード「1」で桟橋マスに停止することが条件です。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
基本ゲームなので
基本的な戦術は2つで、序盤に乗客を集めて追い上げる方法か、とりあえずコースを進んで中盤以降で乗客を乗せるか、という感じ。
なお、ウチはこのゲームで勝ったことありません(笑)
2021/08/24 追記:
エントリ中の下部2か所で拡張セット「ブラックローズ」の名を「ブラックロータス」と表記していることを知らせていただきました。
…どんだけ欲しかったんだウチ(笑)そりゃ0マナ3点は強いしなぁ…
今回は戒めの為、取り消し線処理を行いその後ろに「ブラックローズ」表記を追加しました。
追記 ここまで:
ご指摘ありがとうございます。修正致しました。
一時M:tGやってた者からすればブラックロータスって1度は生で見てみたいカードでして…2年も気づいてなかったんかぃウチ…