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「見慣れぬ遊戯」亭

ゲームが趣味のテキトー人間が綴る備忘録+駄文。
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紹介/ボードゲーム/「Dive」

2021年07月27日 02時01分16秒 | アナログゲーム紹介
 かなり時間が経ちましたが紹介エントリがやっと出来ました…なんかもう、最近は夏バテと労働過多で体調がヤバイ…
 「Dive」のご紹介です。

 原題: Dive
 日本語タイトル: 同上(日本語版:アークライト)
 デザイナー: Romain Caterdjian / Anthony Perone
 発売: 2021(白)
 可能人数: 1~4人
 プレイ時間: 30分程度
 ボックスサイズ: 245×245×65(mm)
 カードサイズ: 63×44(mm)

 「プロット」「光」「バッティング」


 

 この間の身内ゲーム会でプレイ出来たので紹介エントリを書けるようになりました。
 早速ルールの流れをご紹介です。
 プレイヤーはこの世のどこかにある集落の若者たち。
 通過儀礼(イニシエーション)として海へ潜り深いとこに置かれた石を回収するという試練です。
 一番早く石を取ってきた者が勝者なのですが、海には鮫が悠然と泳いでます。鮫がいる辺りは慎重に、いなかったら一気に潜っていきましょう。。

 

 プレイヤーに渡されるのは個人ボードと駒色を示す貝タイル、それと1~5までの数字が入ったトークンが1つずつ。後は衝立も配られます

 

 トークンは1~5までの数字、それと片面に鮫のイラストが入ってます

 

 中央には得点ボードとダイバー駒、隣にこのゲームのメインになる海シートをセットしましょう。海シートは 青を基調とした半透明ので正方形になっており、組み替えによって1枚につき8通り、シート自体が30枚以上あるので別セットアップを作るのは難しいことではありません。
 ゲームはラウンド単位で進み、誰かが終了トリガーを引いたラウンドで終了となります。

 1ラウンドの流れは次の通り。
 ・プロット
 ・確認
 ・清算

 

 先ずは海シートを覗き込みましょう。綺麗ですね(笑)
 海シートにはいろんな魚が描かれています。水草などもありますが、基本ゲームで見るべきは四種類だけです。
 緑の海亀、赤の海亀、マンタ(オニイトマキエイ)、そして鮫全般です。数種類の鮫がいますが[鮫]で一くくりです。
 で、何を見るのかというと上から最大5枚のシートに鮫がいるかどうかです。

 

 鮫がここに2匹見えるわけですけど、こいつらって上から何枚目のシートに描かれているのか当てなきゃいけないわけですよ。

 

 予想は個人ボードにディスクを配置することで行います。他のプレイヤーに見られないように衝立で隠した後ろで。
 やり方は簡単、1枚目のシートに鮫がいると予想するなら鮫が描かれたディスク面を向けて一番上のスペースに置くだけです。鮫がそこシートにいないと思ったら鮫が描かれてない方を表にすれば良いのです。
 これが予想の基本です。ディスクは5枚あるので1ラウンドに最大5シートの予想ができます。また、一ヶ所にディスクを2枚重ねて予想しても構いませんが、同じ場所に配置するディスクは全て同じ面にしてください。これが何に使うのかは後程。

 全員が予想を終えたならば衝立を除け、1枚ずつ海シートを確認、鮫がいるのかどうかを確認します。
 確認にはコンポーネントについていた白い台紙を下に敷くと確認が楽で便利です。
 では1枚目。

 

 鮫、いますね(笑)

 

 このプレイヤーの予想ではちゃんと1枚目に鮫が入っていることを予想していたので正解です。正解した深さのディスクは右に動かしておきましょう。片づけてはいけません。
 あと、ここで特殊効果が起動することがあるんですが複数枚のディスク配置とかかわりがあるので後に回します。

 続いて2~5枚目。

    

 とまぁ平和そのものですが予想は…

 

 5枚目がハズレましたね。ハズレた場合はその深さも含めてそれ以上の深さの予想が全て不正解であると判断されますので得点を得ることは出来ません。

 

 例えばこんな感じに3枚目で予想を外した場合、3~4枚目は得点になりません。
 こんな感じで誰も潜ろうとしていないところになったら確認フェイズは終了し清算に入ります。

 

 清算は予想の正解数によって中央にある得点ボードの自分のコマを動かす作業です。正解数1につき1マス(1点)が入ります。減点要素はありませんが少々逆転し辛いという面もありますので気を付けておきましょう。
 これで1ラウンド終了です。
 流れを見て解る通り、スタートプレイヤーとかそう言うのは存在しません。全員が同時に同じ行動を取り、確認をし、点数を清算していくのですから。

 

 ラウンド終了時に誰かが23点以上の得点に淘汰鉄した時にゲームは終了し、最も得点の高いプレイヤーが勝者となります。

 ……で、基本ゲームで説明することはあと2つです。

 まず1つは「深海」の存在です。

 

 得点ボードの16マス目以降は増すが暗くなってます。これが深海です。
 自分のコマが深海に到達したプレイヤーは予想を一段と慎重にしなければなりません。

 「深海にいるプレイヤーは予想を外した場合、清算フェイズで一切得点が得られない」という縛りがある為です。
 5枚を見通すことが難しい場合、解らない場合、海シートを見過ぎて頭痛がしてきた場合などはわざとディスクを解り易い所に集め、予想するシートの数を減らすというのも戦術の1つとなります。1点ずつでも稼いでいかないと本当に勝てません、このゲーム(笑)

 で、もう1つはラウンドの流れで後回しにした2つ、「ディスクを重ねる」と「特殊効果」です。
 基本ゲームで見るべきは四種類だけ、緑の海亀、赤の海亀、マンタ(オニイトマキエイ)、そして鮫全般だと触れました。鮫は予想のメイン項目なのですが、他3種類に関してはプ゜レイヤーが素早く潜るサポートをしてくれるお助けキャラです。

 

 これはさっきの2枚目のシートですが、ポツンと緑の海亀が泳いでます。
 こういったお助けキャラがいるシートでは、誰かが即座に得点を得ることが出来ます。
 
 

 緑の海亀は恩恵を受けるプレイヤーに1点を即座に与えます。これは深海であっても受けます。同様に赤い海亀は2点を得ます。
 マンタは…えーと「自分の直前にいるプレイヤーの後ろのマスまで移動する」ですかね。うまく行けば逆転1歩手前までは移動できます。が、この効果は深海では使えないとなっていますのでゲーム序盤と終盤では余り意味がなくなるちょっと残念なキャラになります。(序盤では点数に大差が付きにくく、終盤では深海の為効果無効)

 で、このお助けキャラの恩恵を受けるのは1人だけです。どう決めるかは「ディスクを重ねる」に関係します。ぶっちゃけて言えば「数字の一番大きいプレイヤー」です。

 

 さっきの緑の海亀の恩恵を誰が受けるのかを確認しましょう。「4」とか「5」とかいますが、一番右のプレイヤーは「2+5=7」です。このようにディスクを一か所に重ねることでディスクの数字を合計し、恩恵を受けやすくすることが出来ます。
 ……まぁ、お助けキャラのいる海シートを間違えると何の意味もなくなるわけですが(←結構間違えた人)
 あと、「数字の一番大きいプレイヤー」が複数人いる場合は誰も恩恵を受けることが出来ませんのでご注意を。
 海亀やマンタの恩恵は該当するプレイヤーが決定したら即座に起動します。深海にいるプレイヤーも海亀の恩恵は受けることが出来ます。間違った時に得点を得ることが出来ないのは清算フェイズなので。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 インスタ映えするゲームです(笑)
 薄い青をベースにした海シートは重ねていくと底を見通すことは出来ません。まぁ下から光を当てるとかなり綺麗ですよ。そういうルールもあるようですし。たまに海シートに穴が空いていて距離感が狂わされるとか、さらに幻想的な感じになっていくとかもあるんです。そう言うのが売りだと言われています。

 ゲームとしては簡単な部類です。やることは直近の海シート数枚に鮫が描かれているかどうかを予想するだけですから。それ以外にお助けキャラがいると判断した場合に数字での殴り合いとバッティングが発生する程度。1ラウンドを行えば大体理解出来ます。

 …まぁ、もうちょっと海シートが大きければ良かったんですけどね。元々の外箱が中箱サイズで、そこからさらに2回り程小さいのが海シートをセットする台になり、シート自体はもう少し小さい正方形です。ちょーーっと小さいと思ってしまいますよ、これ。外箱を30㎝の大箱サイズにしてそれに合わせて海も巨大化すればよかったんじゃないかなぁ…と思ったり思ったり。(←大事なことなので2回)

 あと、この前の身内会でも書いた全員の感想ですが…

 眼精疲労まったなし(笑)

 …おっさんが集う身内会では1日に1回が限度ですよ、これ…
 

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