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「見慣れぬ遊戯」亭

ゲームが趣味のテキトー人間が綴る備忘録+駄文。
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紹介/カードゲーム/「4人の容疑者――湯けむりに消えた謎――」

2016年11月08日 02時01分16秒 | アナログゲーム紹介
 2時間ドラマって最近見なくなったなぁ…いや、ドラマ自体見なくなったけど…
 「4人の容疑者(以下略)」のご紹介です。


 原題: 4人の容疑者――湯けむりに消えた謎――
 日本語タイトル: 同上
 デザイナー: Kristian Amundsen Østby
 発売: 2016(日)
 可能人数: 2~5人
 プレイ時間: 30分程度
 ボックスサイズ: 168×127×37(mm)
 カードサイズ: 89×58(mm)

 「論理パズル」「推理」「勝ち筋見えない…」


 

 えーと…
 世の中には「衝動買い」「メーカー買い」「デザイナー買い」「システム買い」「ジャケット買い」等々、特定のカテゴリに反応してゲームを買う方も多くいらしゃることでしょう。…最初の1つは違うか(笑)
 ウチがこれを買ったのは「タイトル買い」でした…だってこんなタイトル並べられたら買うでしょそりゃあ…
 発売されたのは2016年10月上~中旬くらいですが地元の潜水艦に中々入らず、amazonでポチるかなぁ~と思ってたんですがその前になんとか潜水艦に並んだのを確認したので確保してきまた。
 最近amazon配送のヤツでも輸送料かかるのでちょっと時期を見ていたんですよね…

 で、ゲームの背景ですが「十日屋旅館」で起こった殺人事件の「犯人」「犯行場所」「時間」を特定するのが目的となっている推理系のゲームですね。各要素が4つずつ、総当たりしても選択肢は16しかないのであてずっぽうでも当たるかもしれませんが、それじゃゲームにならんです。

 

 コンポーネントはこんな感じ。あとマニュアル。
 カードは4種類です。
 ・「容疑者」が「何時」に「何処に居た」を示すアリバイカード
 ・他のプレイヤーに質問を浴びせる為の手がかりカード
 ・お助けキャラクター達を示す協力者カード
 ・その協力者カードの効果一覧
 そして左側にどーーんと置かれてるのがメモ用紙。
 ……なお、このタイトルって購入時に468gありましたが、その内の約300gはこの大福帳です(笑)

 

 ついでに、箱の厚みの半分以上がこれです(笑)
 紙の質は良いし、かなりの厚みがある紙を使用しているわけですが…もうちょい薄い紙にして枚数を減らしてでも衝立が欲しかったです…ないんですよ、衝立…
 というわけで、準備としては人数分のペンと衝立…じゃなくても良いからメモを隠すための余分な紙が必要です。

 

 セットアップ。

 各カードの扱いとしては
 ・アリバイカードは1枚抜いて(←真実はいつも1つ、たまに2つ)残りはプレイヤー全員に撒く。
 ・手がかりカードはシャッフルして中央にどーん。その後2枚をひいて場に公開。
 ・協力者カードは全部場に並べる。 
 ・サマリは各プレイヤーに渡す。
 こんなもんです。あとはメモとペンと衝立があれば準備は完了です。

 

 プレイは手番制で行われます。
 手番のプレイヤーは場に公開されている手がかりカードから1枚を選んで、別にプレイヤーに質問します。
 好き勝手な質問は普通は出来ません。上の写真でこのカードを出している場合、「場所」に関する質問を行います。
 数字は場所を選択する個所数です。少なかったり多かったりは出来ません。
 例えばこんな質問ですね。

 「客室と温泉のカードは何枚ありますか?」

 で、カードを渡された方はその質問に嘘偽りなく回答します…基本的に。

 

 このカード右上のアイコンがカードの示す「場所」を示しています。
 左側の2つは客室、木は庭、プレゼントボックスは土産物屋らしいです。
 質問は客室と温泉の枚数ですので、ちゃんと「2枚」と答えましょう。

 

 その後、質問の条件に合うカードのうち1枚を質問者に見せます。
 セットアップ時に山札から抜いた1枚が真実ですので、この見せられたカードは絶対に質実ではありませんね。
 …大体の論理パズルはこんな作業を繰り返しと真実の1枚を絞り込んでいく速さを競うゲームです。
 あ、もちろん該当するカードが無かったら0枚と言っていいですよ。嘘はいけませんね。
 ただし、特殊な場合が1つあります。それは該当するカードが1枚だった時です。
 例えば、先程の手がかりカードで質問者がこんな質問をした時です。

 「温泉と土産物屋のカードは何枚ですか?」

 

 …1枚ですね。
 この場合、回答は正直に「1枚です」と答えますが、カードは質問者に見せません。質問者はあまり情報が得られません(笑)

 

 手番の最後に手がかりカードを補充公開しておきましょう、次の人に手番が移ります。

 質問が終わった後ですが、手がかりカードは回答者に渡されて裏面を向けて保持しましょう。

 

 どうやらコインの絵柄とのことです。
 質問を受けた場合、こんな感じでコインが溜まります。最大保治枚数は4枚でより多く持っている場合は処理します。
 コインの使い道は…協力者カードに使います。

 

 こんな感じで置かれている協力者は全6人。背景が青っぽいのは攻撃型、赤っぽいのは防御型の特殊効果を持っています。
 青い協力者は手番中に使います。

 

 例えばこの兄ちゃんの効果は「これから質問する手がかりカードの内容を無視して好きに聞いていい」というもの。
 例を挙げれば先程使っていた「場所/2個所」の手がかりカードと一緒に使えば「人物/1人」を聞いても良いという事ですね。他のカードも結構面白い効果があります。
 ただし、能力を使った協力者カードは自分の前に配置し、そのカードはそこにある限り自分は使えません。もう1回使いたかったら誰かがその協力者カードを使用して、別のプレイヤーの前に置かれた後じゃないといけないわけです…同じカードの連続起動は出来ないってことですね。
 まぁ、別のカードの連続起動は出来るんですがね…番頭さんのカードはコイン3枚使うけど「続けてもう1手番を得る」なんてダブルムーブのカードですが、同時に起動することは出来ます。
 …あ、2連続手番になって1手番目に雑誌記者を使っても2手番目は普通にカードに沿った質問をしないとダメっぽいです。1ム手番目でカード効果は終わってるっぽいから。

 

 協力者カードを使用するときに支払ったコインは山札の下に潜り込ませましょう。
 基本はこのルーチンを手番ごとに行い、プレイヤーの誰かが真実(最初に抜いた1枚の内容)が解ったら解ったと宣言しましょう。他人の手番でも構いません。
 答え合わせをして一致すればそのプレイヤーの勝利です。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 タイトルだけで購入タスク挿入余裕です(笑)
 イラストも良い味出してますしねぇ…テンデイズゲームズ作品に登場することの多いママダユースケさん、こんな絵も描くんだと…以前にもこんな事言った気がしますけどね(笑)
 ゲームの内容としてはオーソドックスな推理モノ。手札に使用するカードから1枚(もしくは数種類1枚ずつ)を抜いてそのカードを当てるという、古くは「スルース」とか「クルード」等で使われているシステムですね。
 で、基本に付随する推理機能で面白そうです。時には同じカードを何回も見せられてうがーっと言いたくなりそうだけど(笑)
 昔、「クルード」で自分ばっかりカードを見せる感じになって自分の推理があまり進まず難儀したもんですけど…こちらでは質問されるたびにコインが貰えて、いろいろな悪さが出来る(笑)
 どうせコインは4枚までしかキープ出来ないのでガンガン使いましょう…手番ごとに雑誌記者を使いたいくらいですよ…あとお勧めは小説家の効果「質問に答える際、正解から±1して答える」ってやつ…
 実際に2枚持っていてカードを見せなきゃいけなくても「1枚です」って言えるので見せなくていいということですね。まぁカードを使うのに宣言が必要なので使ったことはバレバレですが、カードを見せないことに意義があるのです。


 2016/12/09 追記:

 で、コンポーネント紹介してる時に
 「もうちょい薄い紙にして枚数を減らしてでも衝立が欲しかったです」
 って書いてましたけど。

 

 別売りで出ました(笑)
 伸ばした状態では箱より大きいので畳んで箱に入れることになりますが、そうすると折り曲げた分箱が浮くという痛し痒しな仕様となっております。

 

 最大プレイヤーの5人分ちゃんと入ってます。暖簾のトコが色違い。

 

 使ってみるとこんな感じになります。最近よくある「プレイヤー側に少し傾く」衝立になってますね。メモ用紙全てを90°横からの視線からブロックすることが出来るのか同課はちょっと不明ですが、その辺は紳士協定ってことで。
 んー、ちゃんと外箱が締まるようにこれもゴム留め作るか…作らないと蓋が開いちゃうだろうし。

 追記 ここまで


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