「見慣れぬ遊戯」亭

ゲームが趣味のテキトー人間が綴る備忘録+駄文。
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紹介/ボードゲーム/「ティカル」

2017年02月21日 02時01分16秒 | アナログゲーム紹介
 豪華版らしいです。
 クラマー&キースリングの傑作と名高い「ティカル」のご紹介です。


 原題: Tikal
 日本語タイトル: ティカル(輸入:テンデイズゲームズ)
 デザイナー: Michael Kiesling & Wolfgang Kramer
 発売: 1999(独) / 2016(仏)
 可能人数: 2~4人
 プレイ時間: 90分程度
 ボックスサイズ: 298×300×71(mm)

 付記
 1999年度 ドイツ年間ゲーム大賞(Spiel des Jahres) 受賞
 1999年度 ドイツゲーム大賞(Deutsche Spiele Preis) 受賞

 「アクションポイント制」「タイル配置」「エリア独占」


 

 発売は1999年…20世紀の作品って言うと古く感じますね。
 …当時はボドゲが手に入る環境がほぼなかったんでかよねぇ…良い時代になったモノです。

 さて、こちらのゲームですがティカルというのはマヤ文明の都市らしいです。ジャングルの中にあるんですが、数万人が暮らす都市だってのに川が無いという結構珍しい都市だそうですね。

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 開封の時に撮ったゲームボードにも川は端っこにしかありません(笑)
 で、プレイヤーはジャングルを探検し、ジャングルの木々に埋もれている様々な神殿を発掘して、探索して、森を切り開いて自分の探検隊で偉大な発見を行っていくゲームらしいです。

 

 プレイヤーは1色を選んで隊員コマ、隊長コマ、テント、得点用キューブ、護符タイルを受けとります…まぁ護符タイルは上級ルールでしか使わないんですけど。今回紹介するのは基本だけです。
 マニュアルによるとスタートプレイヤーは最年長らしいですね…なんか突飛な決め方ほしいっすね。南米に行ったとか(笑)

  

 中央にはボードを出して、周囲に神殿コマ(開封でピラミッドといってたやつ)を階層順に積んでおきます。他にも財宝チップもシャッフルして積んでおきます。

  ➡ 

 ヘクスタイルはバックにA~Gのアルファベットが入ってます。文字毎にシャッフルしてAから順に山を作っていきます。これがどういう意味かってーと、このヘクスタイルの中には得点計算を始めるタイルが混ざってますのでそれが分散されるということになります。

 さて、ゲームは手番制で進みまして、手番の変更はありません(基本ゲーム時)。ゲーム終了のトリガーは全ての探索ヘクス(六角)タイルが引かれたらということで、その後に1人ずつ最後の手番と最終得点計算を行ってからゲームセット。勝利点の高いプレイヤーが勝者です。

 で、手番ですが…手順は基本的に大きく2つです。

 〇 タイルを山から引いて適切なトコに配置。
 ↓
 〇 アクションポイント(AP)を消費して行動。

 これを手番ごとに繰り返しつつ、ちょっと得点計算を挟みつつ繰り返していきます。それぞれの行動を紹介していきましょう。

 〇 タイルを山から引いて適切なトコに配置。

 

 プレイヤーは手番の最初にタイルの山より一番上の1枚を引き、ボードに適切に配置します。
 配置にはいくつかのルールがあります…まぁ緩いですけどね。

 

 ヘクスの辺を合わせるように配置する…まぁこれは解ると思うんですが(笑)

 

 タイルの辺には敷石が0~X個描かれています。
 引いたタイルを置く時には接する1辺以上に1つ以上の敷石が存在するように置くことが条件になります。
 1つどこかに敷石があれば後の辺は敷石が無くても構わないようですね。
 上写真のように置くと2辺で敷石であるので配置が可能です。

 

 こんな置き方はダメってことですね。1辺しか2枚のタイルが接していないのにその辺に1つも敷石が無いからです。

 

 この3枚ある「火山」を引いた時はちょっと特殊な事をやりますが…それは割愛。

 その後、配置したヘクスタイルの種類に応じた処理を行います。
 「空き地」「火山」タイルだった場合は特に処理を行いませんが…

  ➡ 

 この「廃墟」だった場合は財宝チップをタイルに描かれている像の数だけ上から伏せたまま配置します。
 この財宝チップを取るのは別アクションです。

  ➡ 

 もう1種、「神殿」だった場合は対応する得点の神殿コマをヘクスに置きます。この時、探検隊を神殿コマの上に置かないでください。その行為は特別な意味を持っています。

 以上が最初の手順で、次が…
 〇 アクションポイント(AP)を消費して行動。
 というもの。プレイヤーはアクションポイント(AP)を10だけ持っているものとして、これを適宜消費して8種類のアクションを好きに行使してもらいます。
 なお、APは手番を繰り越して使うことは出来ず手番終了時に失われますし、APの消費を2階の手番に分けて支払うことも出来ません。

  or 

 *探検隊/隊長登場(1AP)
 ベースキャンプ(ボード上の最初から森が切り開いてるトコ)か、自分のキャンプ駒を置いているヘクスに探検隊を1つ増やします。キャンプの配置は後ほど。
 このアクションはAPが消費できる限り何回でも使用できます。

 

 *キャンプ間の移動(1AP)
 キャンプ駒は2つしかないんですが、これを配置している場合、プレイヤーの手駒だけが知っている裏道とゆーか近道みたいなものが発見できるらしいです。
 なので、キャンプ駒が置かれているヘクスの探検隊は、1AP消費でもう1つのキャンプ駒のあるヘクスにワープが出来ます。
 このアクションはAPが消費できる限り何回でも使用できます。別の探検隊を動かしても構いません。
 なお、ベースキャンプもちゃんと「キャンプ」として扱われます。

 

 *隣接ヘクスへの探検隊1つの移動(敷石1つにつき1AP)
 キャンプ間のワープは特殊移動なので、通常はこちらの移動手段を使います。
 探検駒1つを選んで隣のヘクスに移動させるアクションですが、その探検隊がいるヘクス、もしくは移動先のヘクスのどちらかに敷石がないとそちらには移動出来ません。
 そして、移動するのに必要なAPは敷石の数の合計になります。
 上の写真だと右上が1+1の2AP、真上が0+1で1APですね。
 このアクションはAPが消費できる限り何回でも使用できます。別の探検隊を動かしても構いません。
 ただし、例え敷石があっても火山ヘクスに入ることは出来ません。

  ➡ 

 *神殿の1階層発掘(2AP)
 神殿のあるヘクスタイルに自分の探検隊コマが1つ以上ある時に選択できるアクションで、現在の神殿の得点を+1出来ます。この時、対応する神殿コマ(現在の班田の得点+1のコマ)を神殿に配置します。
 このアクションは「1回の手番中に」「1つの神殿に対して」「2回まで」行うことが出来ます。ただし2回目の発掘をする時はそのヘクスに自分の探検隊コマが2個以上必要です。 

  ➡ 
 
 *財宝1つの発掘(3AP)
 廃墟マスに置かれている財宝チップを裏向きのまま1つ選んで獲得するアクションです。
 このアクションも上記の神殿の発掘と同様に「1回の手番中に」「1つの廃墟に対して」「2回まで」行うことが出来ます。ただし2回目の発掘をする時はそのヘクスに自分の探検隊コマが2個以上必要です。

 
 
 なお、財宝チップのなくなった廃墟ヘクスは空き地として扱われます。

  ➡ 

 *財宝1つの交換(3AP)
 財宝チップは数種類あるんですが…
 自分の持つ「1枚しか持っていない」財宝チップと任意のプレイヤーの「1枚しか持っていない」チップを強制的に交換するアクションです。交換を持ち掛けられた相手に拒否権はありません。
 財宝チップは種類ごとに名声点の計算を行う時にボーナスが入ります。

  ➡ 

 *キャンプの設置(5AP)
 自分の持つキャンプ駒を自分の探検隊が存在する空き地に1つ配置します。
 キャンプは空き地にしか配置出来ないことに注意が必要です…財宝チップの亡くなった廃墟は空き地扱いなので配置は可能です。
 キャンプは配置者の探検隊コマ登場や配置者の2つのキャンプの直通ルートにも使用できます。

  ➡ 

 *神殿1つへの護衛配置(5AP)
 ゲーム中、各プレイヤーは2つまで神殿を占拠することが出来ます。
 条件としては「目標の神殿のあるヘクスに存在する自分の探検隊コマの数が単独で最も多いこと」になります。
 この条件を満たせない場合、このアクションを選択できません。
 また、このアクションを行う場合、目標の神殿ヘクスにある体験体コマのうち1つを神殿コマの上に置き、残り全てをゲームから除外します。
 神殿コマ配置の時に「神殿コマに乗せないでください」としていたのはこのアクションの為です。

 ゲーム中に3回、そてゲーム終了のトリガーが引かれた後に1順だけ得点計算の機会があります。
 この得点計算は手番順に1人ずつ行われますが、得点計算の前に通常手番のAP消費アクションも行いますので、ある程度得点を稼ぐことも出来ます。
 全ての得点計算が終了した後、最も名声点が高いプレイヤーが勝者となります。

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 あぁ、早くプレイしたい(笑)
 最初にある程度マニュアルを読んでいたんですが…後日エントリ文を起こすのに読みなおしたらいくつか間違って認識しているトコがあったので焦りましたね…失敗失敗。

 こちらで紹介しているのは基本ルール…の大部分ですが、「得点計算」のタイミングとかは伏せてあります。まぁヒントは散らしたし別の方の紹介ではちゃんと紹介されているので大丈夫でしょう(笑)
 上級ルールを使う場合、「タイル捲り」「独占」「フクションポイント」の要素に加え「競り」まで入って来ます。ちょっと面倒な競りルールだと思いましたね…手番1つ1つについて競りを行うような書き方だったんですが…ちゃんと合っているのか同課はまだ解りません。マニュアル読みこまないと…

 基本のみのルールとしても、まだ未プレイなのでAPの配分がどのような事を引き起こすのかおぼろげに想像する程度しかできません…さて、どうなることやら。



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