セミの鳴き声が煩い今日この頃、はぁ…お盆ですねぇ。
季節がら良いタイミングなので、7月下旬頃にamazonでポチったゲームを早速取りだします。
「盆暮れ正月両彼岸」のご紹介です。
原題: 盆暮れ正月両彼岸
日本語タイトル: 同上
デザイナー: 向井真人
発売: 2021(日)
可能人数: 3~5人
プレイ時間: 20分程度
ボックスサイズ: 136×94×23(mm)
カードサイズ: 88×63(mm)
「トリックテイキング」「お墓参り」
いやあ、8月も中旬に入りまして、お盆休みの時期となりました。
ついでにですが、お盆に丁度良いゲームを入手しているので今回はこちらをご紹介。

「盆暮れ正月両彼岸」。
こちら、「御朱印集め」「檀家」などを作成されている不仁の会さんの2021年新作で、タイトルの語呂が良くて口にだして読みたい日本語という感じ(笑)。
テーマはタイトルから予想でき…るか解らないですが「お墓参り」です。システムはトリックテイキング。

コンポーネントはカードとぬこのコマ。クラウドファンディング版だとお坊さんのコマがついてくるようなのですが、ウチはamazonでの購入ですので持ってません。ぬこ可愛い。
カードはプレイ用が7スートとトリテとしては少し多めで、各スートのカードの数字の最大数と最小数が異なっているのが特徴です。
上の写真は各スートの最小数を並べていますので確認してみてください。
カードのスートはお墓参りで会いに行く故人を示しています。[ぼうや]とかちょっと忍びないですね。

セットアップはテーブル中央にお墓カード3枚とラウンドカード、お坊さんを最後に呼んだのは誰?カード(長いけど正式名称なんで)を置いて

各プレイヤーに13枚のプレイカードを配ります。余ったカードは箱にしまっちゃいましょう。

まずはカードの確認をしてからやることは自分に配られたカードの1枚を自分の場に出すことです。これを「ご縁があります宣言」と言います。(だから長いって)
これは「出したカードのスートを1回は自分の場に追加できる」「このカードのオモイと同値のご縁ポイントを獲得できる」という2つの宣言を同時に行っているものになります。
ご縁ポイントってなんやねんという感じですが。
カードの右上と左上に書かれている2つの数字、上が[オモイ]で下が[ご縁ポイント]です。簡単に言うと[オモイ]はカードの強さ、[ご縁ポイント]はゲーム中に獲得する得点です。
2つ上の写真の意味は「おじいちゃんのカードを1回以上自分の場に出すと共に、自分の場のご縁ポイント合計が10になります」という宣言になるわけですね。
全員が「ご縁があります宣言」を終えたら、ゲームのメインであるミニゲームを始めましょう。
ミニゲームは全12回、先程の「ご縁があります宣言」でカードを1枚場に出しているので残り全ての手札を使うことになります。
ゲームの流れの基本は普通のトリックテイキングです。

親プレイヤーが手札を1枚出します。最初に出すカードは特に制限がありませんがそのプレイヤーの戦略によって決まると思います。なお、この最初に出されたカードを「マイリサキ」と呼称します。

他のプレイヤーは「最初に出されたカードと同じスート」が手札にあるならその内の1枚を選んで出しましょう。

同じスートのカードが手札にないならば、どのカードを出しても構いませんのでとにかく1枚出しましょう(笑)
全員が1枚ずつ出したら「マイリサキと同じスート」を出して、「最も[オモイ]の高いカードを」を出したプレイヤーがこのミニゲームの勝者となります。

ミニゲームに勝ったプレイヤーはこの時に出されたカードをまとめて、自分の場、「ご縁があります宣言」で置いたカードの横に並べていきます。この後に別ミニゲームで狩った場合もどんどん横に並べていきます。
他にもいくつかのルールがあるんですが、基本はこれだけです。これを全部で12回行い、手札を全て使いきった得点計算に進みます。
…とりあえず「他のいくつかのルール」を見ていきましょう。

まずは「お坊さん」のスート。
多くのトリックテイキングで「切り札」と呼ばれる種類のカードで、出すためのルールやカード自体の効果は様々ですが、多くのゲームで勝利判定で上位に位置することがあります。
このゲームでの扱いですが先程の流れで触れた「マイリサキと同じスートが手札にあるならその内の1枚を選んで出す」というルールに優越となり、手札に同じスートのカードがあろうとも自由に出すことが出来ます。
さらに「マイリサキと同じスートを出して、最も[オモイ]の高いカードをを出したプレイヤーがこのミニゲームの勝者となる」というルールを上書きし、「お坊さん」カードを出したプレイヤーの中で最も最も[オモイ]の高いカードをを出したプレイヤーがこのミニゲームの勝者となります。
もう1つ、あまり他のトリックテイキングにはないルールがあります。「ビンジョー参り」というルールです。
今まで紹介していたマイリサキをメインに据えた動きをホン参りと呼びますが、それ以外にビンジョー参りというお参りもあります。

まずはこちらの3枚のお墓カードをみてみましょう。1枚のお墓カードに2スートが示されています。この2つのお墓はごく近くにある為、親フレイヤーがホン参りに行く先を宣言していても「あ、俺近くだからあっちお参りしてくるわ」と木がに言えるのでしょう。
もちろんこういうことが出来るのはホン参りに指定されたカードを手札に持っていない場合です。

で、この時の4人のカードがこれ。マイリサキはおじいちゃんです。

お墓カードを見るとマイリサキがおじいちゃんのとき、ペアになっているのはおばさんです。

こういう時に何が起こるかというと、
・おじいちゃん→お坊さんが出ているのでお坊さんを出したプレイヤーが勝者となる。
・おばさん→お坊さんはおじいちゃんのお墓に呼ばれたのでおばさんの方には来ていません。なのでおばさんを出したプレイヤーは個別にお参りをして自分の場にこのカードを配置します。
という感じで2人がそれぞれ自分の場にカードを配置することになります。
……なんつーかビンジョー参りなので「同じ霊園に参るので車に乗せてって!」って感じで近くの親戚のお墓にお参りしてくるみたいなもんかと。
基本としてはビンジョー参りはペアになっているお墓にお参りするときに便乗するモノなのですが…

時節によっては何処にビンジョー参りをしても良かったり(つまりマイリサキと同じスートを出す必要はない)するなど4つのルールを行っていきます。
1年で「正月」「春彼岸」「7月盆」「8月盆」「秋彼岸」「暮れ」という6ミニゲームを行うので、2年が過ぎると12回を終えて得点計算を行います。
各次節の特殊ルールは割愛します。
12回のミニゲームの後、点数計算を行い勝者を決めます。

勝利条件は2つ。
1/「ご縁があります宣言」で出したカードと同じスートで1回でもミニゲームに勝利する。
→この「勝利」というのはカードを場に加えるという意味。1枚出もあれば条件クリア。
→この時点で条件クリア者が1人だけの場合、この時点でそのプレイヤーの勝利となる。
2/「ご縁があります宣言」の[オモイ]と、自分の場に出ているカードのご縁ポイント合計値が一致する。
→一致しているのが1人の場合、そのプレイヤーの勝利。
→悪数いる場合…・・・
えーとですね、マニュアルを見ると「合計ご縁ポイントの誤差を確認」し、「合計ご縁ポイントが最も少ない」プレイヤーが勝利って書いてあるんですけど…これ、誤差を確認する意味はあるのかな?
……誤差を利用するんなら
【ご縁があります宣言」の[オモイ]】と【合計ご縁ポイント】の誤差が最も少ないプレイヤーが勝利となるのかもしれませんね。エラッタは出てないっぽいので突っ込んだコト言えませんけど。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
マニュアルでは一般的なトリックテイキング用語を廃してかかれている感じなので上の紹介でも出来るだけ使わなかったんですが、ゲーマー向けに箇条書きにしてみると…
・全12トリック
・7スート 内1スート/切り札
・各スートのレンジはスートににより変動
・宣言は1トリック獲得スートとご縁ポイントの合計値
・ノーマルスートはマストフォロー
・切り札はメイフォロー
……とか、こんな感じで並ぶんですが…確かにトリックテイキングになれていないと解りにくい専門用語の羅列ですね(笑)
季節がら良いタイミングなので、7月下旬頃にamazonでポチったゲームを早速取りだします。
「盆暮れ正月両彼岸」のご紹介です。
原題: 盆暮れ正月両彼岸
日本語タイトル: 同上
デザイナー: 向井真人
発売: 2021(日)
可能人数: 3~5人
プレイ時間: 20分程度
ボックスサイズ: 136×94×23(mm)
カードサイズ: 88×63(mm)
「トリックテイキング」「お墓参り」
いやあ、8月も中旬に入りまして、お盆休みの時期となりました。
ついでにですが、お盆に丁度良いゲームを入手しているので今回はこちらをご紹介。

「盆暮れ正月両彼岸」。
こちら、「御朱印集め」「檀家」などを作成されている不仁の会さんの2021年新作で、タイトルの語呂が良くて口にだして読みたい日本語という感じ(笑)。
テーマはタイトルから予想でき…るか解らないですが「お墓参り」です。システムはトリックテイキング。

コンポーネントはカードとぬこのコマ。クラウドファンディング版だとお坊さんのコマがついてくるようなのですが、ウチはamazonでの購入ですので持ってません。ぬこ可愛い。
カードはプレイ用が7スートとトリテとしては少し多めで、各スートのカードの数字の最大数と最小数が異なっているのが特徴です。
上の写真は各スートの最小数を並べていますので確認してみてください。
カードのスートはお墓参りで会いに行く故人を示しています。[ぼうや]とかちょっと忍びないですね。

セットアップはテーブル中央にお墓カード3枚とラウンドカード、お坊さんを最後に呼んだのは誰?カード(長いけど正式名称なんで)を置いて

各プレイヤーに13枚のプレイカードを配ります。余ったカードは箱にしまっちゃいましょう。

まずはカードの確認をしてからやることは自分に配られたカードの1枚を自分の場に出すことです。これを「ご縁があります宣言」と言います。(だから長いって)
これは「出したカードのスートを1回は自分の場に追加できる」「このカードのオモイと同値のご縁ポイントを獲得できる」という2つの宣言を同時に行っているものになります。
ご縁ポイントってなんやねんという感じですが。
カードの右上と左上に書かれている2つの数字、上が[オモイ]で下が[ご縁ポイント]です。簡単に言うと[オモイ]はカードの強さ、[ご縁ポイント]はゲーム中に獲得する得点です。
2つ上の写真の意味は「おじいちゃんのカードを1回以上自分の場に出すと共に、自分の場のご縁ポイント合計が10になります」という宣言になるわけですね。
全員が「ご縁があります宣言」を終えたら、ゲームのメインであるミニゲームを始めましょう。
ミニゲームは全12回、先程の「ご縁があります宣言」でカードを1枚場に出しているので残り全ての手札を使うことになります。
ゲームの流れの基本は普通のトリックテイキングです。

親プレイヤーが手札を1枚出します。最初に出すカードは特に制限がありませんがそのプレイヤーの戦略によって決まると思います。なお、この最初に出されたカードを「マイリサキ」と呼称します。

他のプレイヤーは「最初に出されたカードと同じスート」が手札にあるならその内の1枚を選んで出しましょう。

同じスートのカードが手札にないならば、どのカードを出しても構いませんのでとにかく1枚出しましょう(笑)
全員が1枚ずつ出したら「マイリサキと同じスート」を出して、「最も[オモイ]の高いカードを」を出したプレイヤーがこのミニゲームの勝者となります。

ミニゲームに勝ったプレイヤーはこの時に出されたカードをまとめて、自分の場、「ご縁があります宣言」で置いたカードの横に並べていきます。この後に別ミニゲームで狩った場合もどんどん横に並べていきます。
他にもいくつかのルールがあるんですが、基本はこれだけです。これを全部で12回行い、手札を全て使いきった得点計算に進みます。
…とりあえず「他のいくつかのルール」を見ていきましょう。

まずは「お坊さん」のスート。
多くのトリックテイキングで「切り札」と呼ばれる種類のカードで、出すためのルールやカード自体の効果は様々ですが、多くのゲームで勝利判定で上位に位置することがあります。
このゲームでの扱いですが先程の流れで触れた「マイリサキと同じスートが手札にあるならその内の1枚を選んで出す」というルールに優越となり、手札に同じスートのカードがあろうとも自由に出すことが出来ます。
さらに「マイリサキと同じスートを出して、最も[オモイ]の高いカードをを出したプレイヤーがこのミニゲームの勝者となる」というルールを上書きし、「お坊さん」カードを出したプレイヤーの中で最も最も[オモイ]の高いカードをを出したプレイヤーがこのミニゲームの勝者となります。
もう1つ、あまり他のトリックテイキングにはないルールがあります。「ビンジョー参り」というルールです。
今まで紹介していたマイリサキをメインに据えた動きをホン参りと呼びますが、それ以外にビンジョー参りというお参りもあります。

まずはこちらの3枚のお墓カードをみてみましょう。1枚のお墓カードに2スートが示されています。この2つのお墓はごく近くにある為、親フレイヤーがホン参りに行く先を宣言していても「あ、俺近くだからあっちお参りしてくるわ」と木がに言えるのでしょう。
もちろんこういうことが出来るのはホン参りに指定されたカードを手札に持っていない場合です。

で、この時の4人のカードがこれ。マイリサキはおじいちゃんです。

お墓カードを見るとマイリサキがおじいちゃんのとき、ペアになっているのはおばさんです。

こういう時に何が起こるかというと、
・おじいちゃん→お坊さんが出ているのでお坊さんを出したプレイヤーが勝者となる。
・おばさん→お坊さんはおじいちゃんのお墓に呼ばれたのでおばさんの方には来ていません。なのでおばさんを出したプレイヤーは個別にお参りをして自分の場にこのカードを配置します。
という感じで2人がそれぞれ自分の場にカードを配置することになります。
……なんつーかビンジョー参りなので「同じ霊園に参るので車に乗せてって!」って感じで近くの親戚のお墓にお参りしてくるみたいなもんかと。
基本としてはビンジョー参りはペアになっているお墓にお参りするときに便乗するモノなのですが…

時節によっては何処にビンジョー参りをしても良かったり(つまりマイリサキと同じスートを出す必要はない)するなど4つのルールを行っていきます。
1年で「正月」「春彼岸」「7月盆」「8月盆」「秋彼岸」「暮れ」という6ミニゲームを行うので、2年が過ぎると12回を終えて得点計算を行います。
各次節の特殊ルールは割愛します。
12回のミニゲームの後、点数計算を行い勝者を決めます。

勝利条件は2つ。
1/「ご縁があります宣言」で出したカードと同じスートで1回でもミニゲームに勝利する。
→この「勝利」というのはカードを場に加えるという意味。1枚出もあれば条件クリア。
→この時点で条件クリア者が1人だけの場合、この時点でそのプレイヤーの勝利となる。
2/「ご縁があります宣言」の[オモイ]と、自分の場に出ているカードのご縁ポイント合計値が一致する。
→一致しているのが1人の場合、そのプレイヤーの勝利。
→悪数いる場合…・・・
えーとですね、マニュアルを見ると「合計ご縁ポイントの誤差を確認」し、「合計ご縁ポイントが最も少ない」プレイヤーが勝利って書いてあるんですけど…これ、誤差を確認する意味はあるのかな?
……誤差を利用するんなら
【ご縁があります宣言」の[オモイ]】と【合計ご縁ポイント】の誤差が最も少ないプレイヤーが勝利となるのかもしれませんね。エラッタは出てないっぽいので突っ込んだコト言えませんけど。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
マニュアルでは一般的なトリックテイキング用語を廃してかかれている感じなので上の紹介でも出来るだけ使わなかったんですが、ゲーマー向けに箇条書きにしてみると…
・全12トリック
・7スート 内1スート/切り札
・各スートのレンジはスートににより変動
・宣言は1トリック獲得スートとご縁ポイントの合計値
・ノーマルスートはマストフォロー
・切り札はメイフォロー
……とか、こんな感じで並ぶんですが…確かにトリックテイキングになれていないと解りにくい専門用語の羅列ですね(笑)
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