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涙と感動! 映画「道ー白磁の人」

2012年06月13日 | 日記・思い出

 6月10日、映画「道ー白磁の人ー」を観ました。この映画は日本や韓国など多くの人々に支えられて完成したようです。作製中とは知っていたのですがなかなか公開されなかったので心配していました。
作品を見て、その内容に感動しました。ぜひ大勢の人に観てほしいと思いました。
 1910年韓国併合により、日本が朝鮮を支配して以後は、多くの日本人が朝鮮を蔑視し、朝鮮人は独立を願い日本人を憎んでいた時代でした。朝鮮の山は乱伐で荒廃し、朝鮮の固有の文化も軽んじられていました。
そのような中、山梨出身の浅川伯教(のりたか)、巧(たくみ)兄弟が朝鮮で林業や教師・陶芸などの分野で今日大きく評価されるような活躍していました。
 映画は1914年(大正3)に、兄に続いて朝鮮にわたり朝鮮総督府の林業試験場に勤務した巧の生涯を描いています。新しい植林技術の発見、朝鮮の人への差別意識を持たない日常生活、身近にある朝鮮の伝統芸術の素晴らしさの発掘などの多くの場面で巧と朝鮮の人々とのかかわりが生き生きと描かれていました。
 軍人が闊歩しているあの時代に朝鮮の人々に慕われるような日本人がいたということが驚きですし、長い間、迫害と支配の歴史を強いてきた思いの中で一筋の光明を見る思いでした。
 このような世界にも誇れる日本人についてまず若い人々に知ってほしいと思います。
今、海老名TOHOなどで上映中です。夫婦、シニア、学生は割引ですよ。
 浅川兄弟のことを知った経過やその後については次回。

 


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1 コメント

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ひとりの先人 (ナマケモノ)
2012-07-07 13:25:09
上映後しばらくの間、席を立つ人はいませんでした。いい映画でした。
長い時間と労力をかけて作られた作品だと聞いています。たくさんの人に見てほしいです。
私自身、よく知らなかったこの時代の歴史をもう一度ふりかえってみます。
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