先日、最寄の駅のそばに新しい古本屋が。
バスの時間とかあって15分くらいヒマだったので、
その古本屋を物色してみました。
その日の成果は、実は古本でなくてピンバッチ。
『なんでよ!』と突っ込みたくなるトコですが、
このピンバッチ、時代屋のピンバッチなのです。
時代屋というのは戦国武将をモチーフに
キャラクタを展開してストラップだったり、
マグカップだったりTシャツなんかを商品化してる
噂では京都の方のショップのようだ。
徳川家康だったり、豊臣秀吉はもちろん、
前田慶次、直江兼継、真田幸村、
本田忠勝、伊達政宗、加藤清正等など。
その中で自分が買ったのは加藤清正。
かなりデザインがイケていて即買い。
その古本屋、何故か時代屋の
グッズコーナーがあって、
本より先にそっちを購入してしまいました。
その時に実は1冊気になる本を発見。
それが『ズッコケ中年三人組』という本。
知ってる人いますかね?
かつてズッコケシリーズと呼ばれた
子供向けの小学生3人組を主人公にした作品。
自分が夢中で読んだのは小学生の頃でしたけど。
その後中学生になってすっかり買わなくなり、
その後どうなったか知りませんでしたけど、
風の噂ではアニメになったりドラマになったりで
何気に人気があったみたいなんですよね。
そしたらその3人組が40歳になってからの作品を
その古本屋で発見してしまったのです。
挿絵で一発でわかってしまいました。
この作品の存在は全く知りませんでしたから
結構嬉しい驚きでしたね。
発見したその日は
『でも中年の三人組ってどうよ?』
という不安に負けて買いませんでしたが、
やはり気になるので後になって購入しました。
そこでズッコケシリーズについて調べました。
1978年に『それいけズッコケ三人組』が出てから、
毎年、ヘタすりゃ年に2冊の時もある勢いで、
2004年に50冊目の『ズッコケ三人組の卒業式』で
一応の完結となったみたいです。
そしてその翌年の2005年に
『ズッコケ中年三人組』が刊行され、
あとは年1冊のペースで1歳ずつ年をとる形で
『ズッコケ中年三人組age41』
『ズッコケ中年三人組age42』
と今のところ3冊が出ているみたいです。
今年2008年はまだ出てないみたいですね。
このズッコケシリーズを少し紹介しますと、
作者は那須正幹先生で、挿絵が前川かずお先生。
この作品、挿絵も超重要です。
ちなみに前川先生は既にお亡くなりになってるそうで、
自分がもう読むのをやめた後の話だそうで、
その後は高橋信也先生という方が書かれたそうです。
ただこの高橋先生が素晴らしいですね。
まったく同じ画風のように見えます。
主人公は小学生の三人組。
チビで素早い行動派で非頭脳派のハチベエ。
非肉体派で理屈屋(倒れの傾向)のハカセ。
デカく太くおっとりで大食い派のモーちゃん。
この三人が毎回違った形で騒動を起こし
活躍までしてしまうという本ですね。
探偵として事件を解決したり、
恋に落ちたり、無人島を探検したり、
山賊になったり、事件記者になったり、
時間漂流したり、児童会長の選挙に出たり。
読んでる当時は自分も同じ小学生ですから、
当然自分と置き換えて(置き換えるのはハチベエ)、
スゴク楽しい妄想をしながら読んでいました。
自分のズッコケ歴はというと、
1978年 - それいけズッコケ三人組
1979年 - ぼくらはズッコケ探偵団
1980年 - ズッコケ(秘)大作戦
1980年 - あやうしズッコケ探検隊
1981年 - ズッコケ心霊学入門
1982年 - ズッコケ時間漂流記
1983年 - とびだせズッコケ事件記者
1983年 - こちらズッコケ探偵事務所
1984年 - ズッコケ財宝調査隊
1984年 - ズッコケ山賊修行中
1985年 - 花のズッコケ児童会長
1985年 - ズッコケ宇宙大旅行
1986年 - うわさのズッコケ株式会社
この13作までですね。年はWiki調べです。
ズッコケ世代のまさに初期世代に当ります。
最初の作品は短編集でした。
柳が池の幽霊騒ぎくらいしか覚えてませんが。
その次の探偵団からは長編作品になりました。
探偵団はトリックすら覚えています。
これね、全部が全部面白いですから。
自分が特に好きだったのは時間漂流記かなぁ。
3人が平賀源内にお世話になっちゃうんですよ。
平賀源内は誰か?エレキテルの人ですよ。
蘭学者で発明家。天才です、天才。
日本発のコピーライターとも言われています。
『本日土用丑の日』ってやつですね。
あとは(秘)大作戦(マルヒ)。
3人が恋に落ち、嘘とわかっていつつも、
その嘘に乗っかり愛するマコの手助けを
3人が全力でやるあの話も大好きです。
いやもうね、全部面白いですから。
全部何回も何回も読みました。
今あれば今だって読むと思いますよ。
んで今回の『ズッコケ中年三人組』ですよ。
ココまでは前振りだからスゴイですね。
いやー、40歳のハチベエは結婚し、
しかも相手は美人と言われた同級生の安藤圭子。
そしてスナック通いをして、
そこのママを口説いています。リアルです。
ハカセは中学の先生ですが、
担任をしてるクラスの生徒から舐められてます。
モーちゃんは結婚してましたが失業し、
大阪から稲穂県(広島がモデルの架空の県)に戻り
レンタルビデオ屋でバイトしてます。
さすがに子供の読者を意識してか、
あまりグロく、リアルにならずに、
話は相変わらずの読みやすさと面白さ、
テイストはまさにズッコケシリーズなので、
充分面白い作品になっています。
そしてその中に、
島田淡海(株式会社で登場)画伯の名前や、
ケーキ屋のメルシー(事件記者で登場)といった
往年の読者にも嬉しいワードが出てきます。
ただ今回出てきた怪盗Xに関しては、
自分は知らない話に出てきた宿敵らしいので、
先にそちらを読んでおきたかったですが、
どうやら過去に三人組が追い詰めた世紀の怪盗が
再び三人組に挑戦してくるのが今回の話でした。
読みやすかったので2日くらいで読み終えてしまい、
すっかり41,42歳のやつも買う気になっています。
どうやら『ゆず』もこの作品に噛んでるようですよ。
あの歌を唄う2人組のゆずね。
なんなら小学生の方の作品を1個ずつキチンと
紹介していきたい勢いがありますが、
さすがに買い集めるのもなんなんで、
この辺で終りにしときたいと思います。
自分と同じズッコケのファンだった方、
ノスタルジックな気持ちに浸れる作品です。
オススメですよ。
バスの時間とかあって15分くらいヒマだったので、
その古本屋を物色してみました。
その日の成果は、実は古本でなくてピンバッチ。
『なんでよ!』と突っ込みたくなるトコですが、
このピンバッチ、時代屋のピンバッチなのです。
時代屋というのは戦国武将をモチーフに
キャラクタを展開してストラップだったり、
マグカップだったりTシャツなんかを商品化してる
噂では京都の方のショップのようだ。
徳川家康だったり、豊臣秀吉はもちろん、
前田慶次、直江兼継、真田幸村、
本田忠勝、伊達政宗、加藤清正等など。
その中で自分が買ったのは加藤清正。
かなりデザインがイケていて即買い。
その古本屋、何故か時代屋の
グッズコーナーがあって、
本より先にそっちを購入してしまいました。
その時に実は1冊気になる本を発見。
それが『ズッコケ中年三人組』という本。
知ってる人いますかね?
かつてズッコケシリーズと呼ばれた
子供向けの小学生3人組を主人公にした作品。
自分が夢中で読んだのは小学生の頃でしたけど。
その後中学生になってすっかり買わなくなり、
その後どうなったか知りませんでしたけど、
風の噂ではアニメになったりドラマになったりで
何気に人気があったみたいなんですよね。
そしたらその3人組が40歳になってからの作品を
その古本屋で発見してしまったのです。
挿絵で一発でわかってしまいました。
この作品の存在は全く知りませんでしたから
結構嬉しい驚きでしたね。
発見したその日は
『でも中年の三人組ってどうよ?』
という不安に負けて買いませんでしたが、
やはり気になるので後になって購入しました。
そこでズッコケシリーズについて調べました。
1978年に『それいけズッコケ三人組』が出てから、
毎年、ヘタすりゃ年に2冊の時もある勢いで、
2004年に50冊目の『ズッコケ三人組の卒業式』で
一応の完結となったみたいです。
そしてその翌年の2005年に
『ズッコケ中年三人組』が刊行され、
あとは年1冊のペースで1歳ずつ年をとる形で
『ズッコケ中年三人組age41』
『ズッコケ中年三人組age42』
と今のところ3冊が出ているみたいです。
今年2008年はまだ出てないみたいですね。
このズッコケシリーズを少し紹介しますと、
作者は那須正幹先生で、挿絵が前川かずお先生。
この作品、挿絵も超重要です。
ちなみに前川先生は既にお亡くなりになってるそうで、
自分がもう読むのをやめた後の話だそうで、
その後は高橋信也先生という方が書かれたそうです。
ただこの高橋先生が素晴らしいですね。
まったく同じ画風のように見えます。
主人公は小学生の三人組。
チビで素早い行動派で非頭脳派のハチベエ。
非肉体派で理屈屋(倒れの傾向)のハカセ。
デカく太くおっとりで大食い派のモーちゃん。
この三人が毎回違った形で騒動を起こし
活躍までしてしまうという本ですね。
探偵として事件を解決したり、
恋に落ちたり、無人島を探検したり、
山賊になったり、事件記者になったり、
時間漂流したり、児童会長の選挙に出たり。
読んでる当時は自分も同じ小学生ですから、
当然自分と置き換えて(置き換えるのはハチベエ)、
スゴク楽しい妄想をしながら読んでいました。
自分のズッコケ歴はというと、
1978年 - それいけズッコケ三人組
1979年 - ぼくらはズッコケ探偵団
1980年 - ズッコケ(秘)大作戦
1980年 - あやうしズッコケ探検隊
1981年 - ズッコケ心霊学入門
1982年 - ズッコケ時間漂流記
1983年 - とびだせズッコケ事件記者
1983年 - こちらズッコケ探偵事務所
1984年 - ズッコケ財宝調査隊
1984年 - ズッコケ山賊修行中
1985年 - 花のズッコケ児童会長
1985年 - ズッコケ宇宙大旅行
1986年 - うわさのズッコケ株式会社
この13作までですね。年はWiki調べです。
ズッコケ世代のまさに初期世代に当ります。
最初の作品は短編集でした。
柳が池の幽霊騒ぎくらいしか覚えてませんが。
その次の探偵団からは長編作品になりました。
探偵団はトリックすら覚えています。
これね、全部が全部面白いですから。
自分が特に好きだったのは時間漂流記かなぁ。
3人が平賀源内にお世話になっちゃうんですよ。
平賀源内は誰か?エレキテルの人ですよ。
蘭学者で発明家。天才です、天才。
日本発のコピーライターとも言われています。
『本日土用丑の日』ってやつですね。
あとは(秘)大作戦(マルヒ)。
3人が恋に落ち、嘘とわかっていつつも、
その嘘に乗っかり愛するマコの手助けを
3人が全力でやるあの話も大好きです。
いやもうね、全部面白いですから。
全部何回も何回も読みました。
今あれば今だって読むと思いますよ。
んで今回の『ズッコケ中年三人組』ですよ。
ココまでは前振りだからスゴイですね。
いやー、40歳のハチベエは結婚し、
しかも相手は美人と言われた同級生の安藤圭子。
そしてスナック通いをして、
そこのママを口説いています。リアルです。
ハカセは中学の先生ですが、
担任をしてるクラスの生徒から舐められてます。
モーちゃんは結婚してましたが失業し、
大阪から稲穂県(広島がモデルの架空の県)に戻り
レンタルビデオ屋でバイトしてます。
さすがに子供の読者を意識してか、
あまりグロく、リアルにならずに、
話は相変わらずの読みやすさと面白さ、
テイストはまさにズッコケシリーズなので、
充分面白い作品になっています。
そしてその中に、
島田淡海(株式会社で登場)画伯の名前や、
ケーキ屋のメルシー(事件記者で登場)といった
往年の読者にも嬉しいワードが出てきます。
ただ今回出てきた怪盗Xに関しては、
自分は知らない話に出てきた宿敵らしいので、
先にそちらを読んでおきたかったですが、
どうやら過去に三人組が追い詰めた世紀の怪盗が
再び三人組に挑戦してくるのが今回の話でした。
読みやすかったので2日くらいで読み終えてしまい、
すっかり41,42歳のやつも買う気になっています。
どうやら『ゆず』もこの作品に噛んでるようですよ。
あの歌を唄う2人組のゆずね。
なんなら小学生の方の作品を1個ずつキチンと
紹介していきたい勢いがありますが、
さすがに買い集めるのもなんなんで、
この辺で終りにしときたいと思います。
自分と同じズッコケのファンだった方、
ノスタルジックな気持ちに浸れる作品です。
オススメですよ。