30代の独り言

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京都・奈良2010

2010-08-17 00:05:46 | Weblog
今年も恒例の京都・奈良旅行に行ってきました。

8月9日(月)の明け方4時頃に出発しまして、
東名厚木ICから東名→名神と経由しまして京都南ICまで。

昨年は東名崩落を引き起こした豪雨と格闘しましたが、
今年は・・・パトカーに捕まりました。

行きしな、雨が比較的強めに降っており、
速度規制がされていたんですねぇ。。。
通常なら比較的ゆっくりめの速度での巡航だったんですが、
速度規制が掛かった状態ではオーバーという速度だったのです。

バックミラーを見たら、何やら不自然に無灯火の車を視認。
・・・嫌な予感を感じた直後、
「ウゥ〜」と柳沢信吾張りのサイレン。

「ハイ、中井PAまで行きますよ〜」との誘導に従い、
おとなしく中井PAへ。そこでパトカーに乗せられまして、
車検証と免許証を提示。まぁそこらへんの書類は問題ないです。

んで結果から言いますと、
速度超過は厳重注意で済ませてもらえました。
ありがとう!警察のお兄さん!もしかしたら年下だけど!

ただし3車線の一番右側を長距離走行していたってことで、
こちらは反則金6000円となりました。
ちなみにこちらは既に郵便局で支払い済みです。

多少のトラブルはあったものの、
その後は安全運転を心掛けまして、行きの燃費が15km/L超でした!
飛ばさない⇒回転数を低めにキープということで、
かなりの燃費走行を実現しました!

ちなみに私の車、普段なら高速織り交ぜても
いいトコ10km/L程度の車なのです。

京都には10時半くらいに到着しまして、
毎回最初に御挨拶をする東寺に向かったのでした。

今回の京都・奈良ですが、当然、主目的は奈良です!
なんせ今年は1300年祭ですから。
「なんと(710)見事な平城京」です。そして今年は2010年。

次の1400年祭の頃、私は既に他界している筈ですので、
この機会を逃してはいかんわけです。

なので京都は御挨拶程度です。
ということで今回、京都は比較的のんびりと、
自分の中の定番だけに挨拶することにしました。

【初日の京都】

1.東寺(教王護国寺)
  ⇒真言宗の総本山
  ⇒十円玉の五重塔が有名。
  ⇒空海が作った須弥壇(立体曼荼羅)が最高!

2.三十三間堂
  ⇒千体の千手観音菩薩で有名。
  ⇒千手観音の列の前に並ぶ二十八部衆(特に迦楼羅王)が秀逸!

3.広隆寺
  ⇒御存知、国宝第1号の弥勒菩薩像!

この3箇所は毎回の様に訪れております。
「今年も元気にやっております」という挨拶みたいなもんです。

これだけでもう、夕方4時前くらい。
結構、のんびり目に回りました。

今回も京都駅前のビジネスホテルを予約していましたので、
チェックインをしまして、その後、祇園方面を探検。
芸妓さん(舞妓さんでは無かった)とすれ違ってウキウキでした。

2日目は少し寝坊しまして10時にホテルを出発。
京都から奈良までは車で1時間弱ってとこです。

【2日目の奈良】

1.唐招提寺
  ⇒ここは初めて着ました!
  ⇒鑑真さんが建てたお寺。
  ⇒金堂の須弥壇が思いのほか秀逸
  ⇒CATVで修復作業の番組がやってたので気になってました。
  ⇒思いのほか広い!

2.薬師寺
  ⇒ここも初めて!唐招提寺から徒歩で行ける。だが暑さを考えると遠い!
  ⇒前年に新薬師寺を先に行ったのでここもいっとかないとというノリ。
  ⇒キン肉マンが「マッスルスパーク」の練習をした場所
   ※東塔と西塔が池の水面に重なって映ることを利用したのに・・・。
  ⇒池無し!
  ⇒西塔は新しい。
  ⇒ここは東院堂が建物の趣きがあり、須弥壇も秀逸。

3.興福寺
  ⇒国宝館が新しくリニューアル!
   阿修羅展のディスプレイを参考にした感じでお洒落。
  ⇒勿論、日本一有名な阿修羅像を堪能。迦楼羅もGood。
  ⇒東金堂の須弥壇も秀逸。

4.なら仏像館
  ⇒奈良の国立博物館が仏像オンリーの博物館にリニューアル。
  ⇒特別公開で法華堂の金剛力士像が!
   法華堂では比較的軽んじてきましたが凄い存在感!
   やっぱ法華堂は偉大だった。

5.東大寺
  ⇒南大門,大仏殿はいつもと変わらず。相変わらずデカイ。圧倒的。
  ⇒戒壇堂も相変わらずの秀逸ぶり。国宝の四天王を間近で堪能できる。
  ⇒問題は法華堂。あの最高の須弥壇が無い!もう戻らない!!!
   なんだ!東大寺ミュージアムってのは!!!四天王が持っていかれる!?

さ、今回の奈良はこんな感じでした。

平城京の朱雀門のあたりにイベント会場が出来ている感じでしたが、
車で近くを通った印象としては・・・「行かなくていいか」って感じでした。

何やら露店のようなものも出ていましたが、
平日だからか人もそれほどでなくて、しかも朱雀門も復元したものですから、
歴史的には感慨も起きようもなく。

そして近鉄奈良駅付近、興福寺&東大寺エリアでも
1300年祭の旗は街灯に飾られてはいるものの、
あってもなくても、誰も気づかない位の意味しか為していませんでした。
どうした1300年祭。

それよりも!

問題なのは法華堂でしょう!
もうあの須弥壇が戻ってこないとは!
なんだ、そのミュージアムってのは!

四天王も修復中だそうで、それはいいんですけどね、
法華堂の表示によれば「どれか一体は帰ってきて欲しい」とか願ってましたよ!
法華堂のおじさんに「もうこの姿にはならないんですか?」って
パンフの写真を指差したところ、
「俺も納得がいってない」風に「そうなんです・・・」って。

保存の観点から、空調の聞いた空間に展示した方がいいのかもしんないですけどね、
でも宗教上の配置の意味とかさ、歴史的な重みが度外視ってのはどうっすかね?
それなら新薬師寺の十二神将は大至急保護しなきゃならんでしょう!
法華堂の四天王は木だけど、新薬師寺の十二神将はドロで出来てるんだから。

法華堂の価値ってのは、あの須弥壇の前に立った時にわかる、
なんとも言えない空気感なんだと思うんですよ!
あの外界から遮断されたかのような、なんとも言えない凛とした空気。

それはあの須弥壇あってのもので、
須弥壇ってのは仏像様の集団芸なわけですから、
おいそれと配置を弄ったり、何体か抜いたりしていいわけないでしょう!?

空調の効いたところでの仏像鑑賞は確かに魅力!
でも・・・あの配置に意味がある須弥壇を崩すのはどうだ・・・。

ということで、法華堂についてはかなり御立腹です。非常に残念です。
自分の中の「日本で好きな場所」ランキングの上位ランカーだっただけに。

来年はどうしますかねぇ。その前に行けるんでしょうか・・・。

ちなみに帰りは一旦京都駅前に戻りましてお土産を物色。
その後、駅前のリラクゼーションコーナー(英国式マッサージ屋)で
40分ほど上半身をほぐしてもらった後に帰宅しました。

帰りも渋滞無しでスムーズにいきまして、なんと16km/L!
やっぱ安全運転をすると、環境にも良いってわけっすね。