玄米を美味しく楽しむ

~新発想の玄米食ダイエット~

昔懐かしの《いわしハンバーグ》

2007-02-06 23:42:37 | ※雑談/食の話題 ……
 近所のスーパーで中羽鰯が4尾158円!そこで、を使ったハンバーグ。
 戦後復興期といえば、まだ私たち双方の父親とも「ぺいぺい」だった頃。その妻たちは家計の遣り繰りに頭を悩ませていたそうな。お金はないけれど「ダーリンに少しでも栄養がつく献立」をと、「鰯のハンバーグ」は贅沢感の漂う定番メニューだった。今時の鰯ハンバーグは挽き肉の代わりに鰯を使い、和風仕立てに生姜汁、隠し味に味噌等を加え、大葉と大根下ろし、ポン酢掛け(或いは梅干し添え)「和風おろしハンバーグ」だったり。鶏卵・玉葱・小麦粉の代わりに豆腐・椎茸・片栗粉を使った、鰯以外精進風だったりする。
 当時肉は贅沢品で、栄養価の高い鰯は安かった。鰯を手開きにして俎の上で充分叩き、大きい割りに安価なキャベツは粗微塵、片栗粉か小麦粉で繋いだ。擂り下ろし生姜(今回は微塵切り)とカレー粉がポイントなのよ…。で、いにしえを偲んだ献立を。

 ハンバーグはシンプルに醤油を垂らして戴く。付け合わせはレタスの繊切り、胡瓜、ミニトマト。すだちドレッシングを掛けて。一味少々、辣油と胡麻油を加えた、白菜と人参、搾菜の和え物。炒り粉出汁で里芋と占地、菊菜の米味噌汁。自家製沢庵とその葉茎。

 餃子もそうですが、玉葱ベースよりキャベツベースのほうが食感が軽く、ふんわりと優しい味わい。またカレー風味にすることで口飽きさせない一品になります。お試しあれ。