Church of the Dunes

映画を見て調べたことの備忘録。更新は、のんびりペースの予定です。

ダンケルク at 新文芸坐オールナイト

2018-09-18 08:20:54 | Christopher Nolan:Dunkirk

やってしまいました。。

体力があまり無い人なので、普段は 余程のこと が無い限り、
映画のオールナイト上映に足を運ぶのは自重しているのですが、
新文芸坐の "音響" で堪能できる! という魅力には抗えません。

という訳で、9月16日(日・祝)の新文芸坐オールナイト・プログラム
4作品でトムハが5人! トム・ハーディと一夜を共に 」で、
クリストファー・ノーラン監督「 ダンケルク 」(DCP)の、
通算18回目の劇場鑑賞をして参りました。

ノーラン監督が「ダンケルク」で描いたキャラクターの中で、
最も格好良いのは、やはり、RAFパイロットのファリアだと思っているので、
演じたトム・ハーディの特集で見るのも、乙なものです。

昨年、2017年9月9日(土)に日本で公開されてから、
都内では約半年ものあいだ、どこかの劇場で上映されている状況 が続き、
数か月の空白を経てから、またもや、大森京都 、新文芸坐で再映があり、
その都度、無事に「ダンケルク」を鑑賞できている私は、
この作品とは本当に幸運な出会いをしたものだと、つくづく感じます。

特に今回は、日本公開1周年の節目に重なるタイミングなこともあって、
いつも以上に、食い入るようにスクリーンに見入り、音響に耳を澄ませました。

「ダンケルク」は、目を背けたくなる描写を敢えて省いて撮られているせいか、
戦場が舞台の映画にも関わらず、鑑賞途中に視線を逸らしたくなる映像のタイミングが無くて、
それ故、画面には決して映し出されない、そこで起きている筈の事象を "そのまま" 、
見ている観客に、否応なく想像させてくる委ね方が、怖い作りだと思います。
そして、ダイナモ作戦で "Home" に帰還できた兵士も、彼らを救出した民間の人々も、
まだまだこの先、5年間も戦争の中で生きなければならない史実の重さが、
鑑賞回数を重ねるほど、自分の中で去来するのが何とも言えません。
美しい、端正な画作りだから余計に、しんどさが、静かに深く刺さるとあらためて思いました。

さて。

次に「ダンケルク」を劇場で見られるのは、いつになるでしょうか。
流石に、しばらくは無さそうではありますが。
作品ファンとしては、こちら のオープニング・イベントで是非とも上映してほしいと、
期待を込めて祈っています♪





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