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どうも
腐女子の ゆゆ
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たまーに投稿したりします。

佐天「100点を取れる能力かぁ」

2013-07-19 14:40:58 | とある

1 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/07/15 18:29:22.80 Qm/PRGz90 1/12
100点、それは甘美な響きを込めている。
無能力者であった佐天涙子ならば泣いて喜んだかもしれない。
しかし、必ず100点を取れるようになった彼女はそんなそぶりは見せない。
今も複雑に顔を歪めていた。

佐天「せっかく能力者になれたのに、無能力者と同じことしかできないなんてなぁ……」

すなわち、こういうことである。
佐天涙子にとって100点とはとても偉大なものであったが、100点を取れるのが『普通』な無能力者などそこらじゅうにいる。
それこそ真面目に勉強すれば自分にも手が届くかもしれないとたまに考えたりもしていた。

佐天「結局、私の『自分だけの現実』なんてこんなもんか」

そう自分に言い聞かせるように呟くと、彼女は携帯を拾い上げる。

佐天「さぁ! 今日も楽しく一日過ごしましょう!!」

今日も友人たちのもとへと向かう。
まだだれにも能力のことは言っていない。




4 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/07/15 18:43:57.79 Qm/PRGz90 2/12
初春「佐天さん国語のテストどうでした?」

佐天「あぁほら」

初春「!?」

初春「100じゃないですか!」

佐天「えっへん!すごいでしょ」

佐天「初春は何点だったの?」




5 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/07/15 18:52:21.93 Qm/PRGz90 3/12
初春「私は24点でした」

良くも悪くもないですよね、と初春は言った。

佐天「うん、そうだ……ね?」

おかしい、佐天涙子はそう思った。
私が100点を取ったテストで初春は24点。
ここまではまだありえるかもしれない。
初春がテストで失敗してしまうこともあるだろうから。
しかし初春はなんていっただろうか、24点が良くも悪くもない。
そしてそれを認めてしまった自分。

佐天「ねぇ初春。 私たちの学校のテストって何点満点だっけ?」

初春がきょとんとした後にクスクス笑う。

初春「佐天さん、そんなことも忘れてしまったんですか」

その顔はあくまでも笑っていた。
屈託のない笑みだった。

初春「50点満点ですよ」


10 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/07/15 19:04:08.06 Qm/PRGz90 4/12
佐天「やっぱりそうか~50点満点だよね」

初春「そうですよ何いってるんですか」

佐天「そうだよねごめんごめん」

初春「それにしても佐天さん100点取るなんてすごいですよ~」

この時、佐天涙子は腑に落ちない何かを感じたがお腹がすいていたので気にしなかった

佐天「ところで初春お腹すいてない?」

初春「そうですね、帰りになにか食べていきましょうか」



14 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/07/15 19:25:47.41 Qm/PRGz90 5/12
自分の能力について考えたいこともあったが、とりあえずは友人との時間を楽しみたかった。
最近行きつけのクレープ屋に新作が出たとの情報をゲットしていたので、初春に伝えるとすごく喜んだ後にどこか別の世界に飛んで行ってしまった。
そんなところもかわいい。

佐天「御坂さんと白井さんも呼ぶ?」

初春「それなんですけどね。 白井さん、今日は御坂さんと二人でお出かけだって張り切ってましたから……」

佐天「あはは。 それなら白井さんに悪いね」

そう言うと佐天涙子は苦笑を浮かべた。
その脳裏には苦労する御坂の姿がバッチリ想像できていたからだ。
内心ですみませんと呟いてから、

佐天「それじゃ二人でいこっか」

と言った。
自分たちが誘っても白井が迷惑に感じることはないだろうと思いながらも、誘う気にはなれなかった。
今は、二人の高位能力者の姿を見たくなかったからだ。
佐天が軽い自己嫌悪に襲われていると、

初春「そうですね。 じゃあ早く行きましょう」

そうして佐天の手を引っ張ってくれた。
いつでも触れる友人の手だけれど、今はすごいありがたみを感じた。
安心する、いつまでも触れていたかった。

佐天「そうだね。 ほら初春っ! 早くしないと置いてっちゃうぞ」

初春「あ。 もう、佐天さーん! 待ってくださいよぉ」

そうして二人の少女は甘い香り漂う、憩いの場所へと駆けていった。


15 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/07/15 19:39:57.77 Qm/PRGz90 6/12
佐天「やっぱりチョコバナナが一番かな」

初春「ん~私はどちらかというといちご系がすきですね」

男1「よぉ~お嬢ちゃん達いいもん食ってるね~」

初春「………」

男2「俺らと一緒に遊ばない?もっといいもの食べさせてあげるよ」

男3「ほらほらボーっとしてないで俺らといこうよ」

ガシッ

初春「ちょっと…やめてください、私は風紀委員ですよ」

男1「ふひゃひゃひゃひゃ風紀委員だってよ」

佐天「ちょっと、初春から手を放してください」


17 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/07/15 19:58:07.13 Qm/PRGz90 7/12
そう言うと佐天は男の手を初春から振りほどいた。

男2「お姉ちゃんなかなか元気だねぇ」

男3「その方が後で興奮するよな」

男たちはその場で笑い始めた。
下品な会話が飛び交っている。
その隙に初春と逃げ出す。
その、はずだった。

佐天「あなた達、中学生によってたかって恥ずかしくないんですか?」

男「あぁ?」

私は今何を言っているんだろう。

佐天「もしあなた達が私の友達だとしたら即縁を切りますね」

馬鹿だ。 私は馬鹿だ。
私は別にヒーローになんかなりたい訳じゃない。
こういう人たちに説教をかましたい訳じゃない。
……自分がそんな器ではないことは分かっている。
私が発現した能力なんて100点を取る、そんな自分のことしか考えていないような能力なんだから。
おそらくこれは能力のせいなんだろう。
ぼやぼやとした頭の中で、佐天はこんなことを考えていた。
次にこれは何に対する100点なんだろうと思考を凝らす。
悪に説教をかまして改心させる100点ならまだましだ。
改心させられれば被害を被ることはないだろう。
しかし、これは……

佐天「あなた達、すごくダサくてカッコ悪くて醜いです」

人を怒らせる100点なのではないだろうか。


18 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/07/15 20:18:34.64 Qm/PRGz90 8/12
男1「おい…てめぇっざけんじゃねえぞ」

佐天「ほんとの事いって何が悪いんですか?何回でもいってあげますよ」

佐天「このデブで馬鹿でカスみたいな三下野郎どもが、なに話しかけてきてんだよ」

佐天「後馴れ馴れしく触んな」

パシッ

男2「元気なのはいいけどよぉ…」

男3「口の利き方に気をつけた方がいいんじゃねえのお?」

佐天「いいから黙ってきえろハゲ」

男1「このクソ餓鬼がぁいい加減にしやがれえぇぇぇ」

初春「佐天さん!」

ボコッ

???「やめろよ、自分より弱い女の子に手をだすなんて最低だぞ」




20 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/07/15 20:48:20.96 Qm/PRGz90 9/12
男1「なんだぁ……テメェ」

???「ただの無能力者だよ」

無能力者、その言葉に佐天は内心ドキリとしていた。
駄目だ。 無能力者が男三人なんか相手に出来るわけがない。
この無能力者が武術を心得ている可能性もあったが、佐天の中で無能力者=弱者という方程式がここ最近成り立っていた。
だって無能力者は、この使えない能力を持っている私以下の存在なんだから。

???「君、大丈夫か」

その少年が佐天の肩に触れたとき、何かが砕けるような感覚がした。

佐天「あ、あれ? はい、大丈夫です」

佐天はいきなり身体の制御権が戻ってきて困惑していた。
しかし、それよりもこの無能力者に言いたいことがあった。

その感情は、膨れ上がって今にも爆発しそうだ。


佐天「あなたは、無能力者なんですよね」

それがどうかしたのか?と少年は言う。
どうかしたのか、じゃない。

佐天「無能力者のあなたがっ! あんな人たち三人を相手に出来るわけがないっ!!」

佐天「なんで……なんで見なかったことにしないんですかっ!」

佐天は自分の能力がいかに使えないか分かっていながらも、自分は無能力者以上の存在になったんだとばかり思っていた。
それは自分が無能力者でいる期間が長すぎたからなんだろう。
無能力者がどれだけみじめで愚かな存在なのか知ってしまっていたから。
その言葉自体にコンプレックスを抱いていた。
しかし、能力者になった私でもこんな場面で出て行ったりしない。
全然強くなってなんかいない。
私は今、無能力者以下なんだ。
そう、思ってしまった。

???「見なかったことになんて、出来るわけがないだろ……ッ」

佐天「でも……でも、あなたは無能力者。 なんの力もない非力な存在」

佐天「なのに、どうしてっ!」

???「無能力者とか超能力者とか、力が有るとか無いとか、そんなことは関係ないだろ」

???「俺はお前を助けたいと思ったからこうしてる。 ただそれだけなんだよ」

助けたい、その言葉の意味が分からない。
あの人にとって私とはなんだ、あったこともない赤の他人じゃないのか。
そして、同時に確信してしまった。

強い。 
この人は強い。
私なんかよりもずっと。

男1「お前ら、いつまでも無視してんじゃねぇぞォォ!!」

防戦一方だった。
当然だ。 歳だって対して変わらないだろうに三人を相手に勝てるわけがない。

初春「佐天さん。 あの人には悪いですが一旦離れましょう。 白井さんに連絡いれときましたから」

初春がひっそり囁く。
だが、

佐天「初春、私はあの人に追いつきたい」

初春「佐天、さん?」

佐天「今の私じゃあの人には色々と届かない……だけどね」

佐天には確かな『目標』が出来ていた。

佐天「だって、今の私は、夢にまで見た能力者なんだもんっ!」


22 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/07/15 21:16:08.79 Qm/PRGz90 10/12
男1「そんなもんかよ兄ちゃん」

男2「あんま大したことねえなぁ」

???「くっそ(腹がへってちゃ力がでねえ)」

男3「これで終わりだああああああ」

???「(まじかよ…このままじゃ)」

バコォン

佐天「オラッ」

男3「………」

男1「なに!大丈夫か3!」

佐天「私が相手になります」

男1「3を倒したからって調子にのんじゃねえぞおおおおお」

スッ

佐天「大外刈りいいいいぃぃぃ」

初春「あ、あれは100点の大外刈り!」

この時、初春飾利は腑に落ちない何かを感じたがこの場の緊張感と熱気により気に留めなかった

男2「お、おい1」

佐天「(私の能力は…)」

男2「くっそおおおおおおおおおおお」

佐天「100点を取る能力だあああああああ」







25 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/07/15 21:46:26.98 Qm/PRGz90 11/12
その後は佐天の独壇場だった。
今の佐天にはなんの100点を出すかを任意で決めることができた。
恐らくレベルが上がったのだろう。
しかし、佐天はそんなことなど気にしていなかった。
戦う、なんてことをしたかった訳ではないが、この無能力者の少年と背中を合わせて同じ舞台に立てている。
そのことが、ただただ嬉しかったのだ。

白井「ジャッジメントですの……って」

白井「どういう状況ですの、初春」

初春「あはは、説明しますね」

男たちが白井に捕えられ、自分たちも事情聴取のためにジャッジメントの支部へ向かっているとき佐天は無能力者の少年と話をしていた。

佐天「私はあなたの横に並べていたんでしょうか」

???「もちろんだ。 むしろ俺よりも活躍してたじゃないか」

少年はあくまでも素直に答える。

佐天「それは、あなたが私を変えてくれたからです」

???「それは違うさ」

少年はキッパリと言った。
そこに自重などは含まれているようには思えなかった。

???「俺が変えたんじゃない。 君が変わりたいと思ったから変われたんだろ?」

???「別に俺はなにもしてないさ」

佐天「でも、私はあなたを見たから変わりたいと思ったんですよ?」

皮肉でもなんでもない。
佐天は素直にこの少年のことがすごいと思ったし、この短い時間の中で憧れていた。
昔から、忘れてしまっていたけれど、私はこんな人になりたかったのかもしれない。
児童向けアニメの主人公のような、ただ真っ直ぐでひたむきな本当にヒーローになりたかったのかもしれない。

???「別に君なら、俺がいなくたっていつでも変われたさ」

本当に、面白い人だ。

佐天「あの、名前、なんていうんですか?」

???「ん? あぁまだ言ってなかったか」

上条「上条当麻だ。 よろしくな」

胸の高鳴りを感じた。
憧れ、理想像、恩人。
そんなものじゃない、私はこの人に……

佐天「私は佐天涙子です。 これからよろしくお願いしますね、上条さんっ!」

さっきまでよりも前向きになれた私は、その感情に戸惑う事なんてなかった。
ただ、この幸せを受け入れる。
それだけのことが簡単にできた。
しかし、本当の意味でこの幸せに向き合うためにはこの思いを伝えなきゃいけないんだろうけど。
顔が熱い。

上条「あぁ、そうだ。 涙子が俺に憧れてくれるのは別に構わないんだけどさ」

俺はそれほどの人間じゃないけどな、と言ってから続ける。

上条「女の子があんまり拳握って戦うのは、上条さんとしてはどうかとおもいますよ?」

一瞬何の事だか分らなかったが、すぐに理解した。
さっきよりも顔が熱くなった佐天は言った。

佐天「……上条さんのせいですもん」

ごめんごめん、と上条はいいながら。
(まぁ、平気で女の顔殴る俺が言えたことでもないかもな)
などと一人で考えたりしていた。


27 : VIPにかわりましてNIPPER... - 2013/07/15 21:59:41.11 Qm/PRGz90 12/12
その後私はレベル3になった

100点を取る能力を大体はコントロールできるようになった

初春「漢字検定3級どうでした?」

佐天「あぁほれ」

初春「100点じゃないですか!さっすが佐天さん!」

この時、初春飾利は腑に落ちない何かを感じた、ピカリン!

初春「って漢字検定で100点取ってどうするんですか!」

佐天「あははは…」

一方通行「こっから先は一方通行でェーす」打ち止め「」

2013-07-19 06:59:58 | とある

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 21:19:20.64 ID:b/QDMYrN0

一方通行「すンませン、工事中で通れませン」

打ち止め「」

一方通行「はァい、ご協力感謝しまァーす」

打ち止め「」

一方通行「あ、休憩すか? あざァーす」

打ち止め「」

一方通行「あァ? なンだオマエ、居たのかァ」

打ち止め「……何してるの、ってミサカはミサカは……」

一方通行「バイトだァ」

打ち止め「」



7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 21:25:19.47 ID:b/QDMYrN0

打ち止め「な、なんでバイトしてるの、ってミサカはミサカは……」

一方通行「社会勉強だァ」

打ち止め「」

一方通行「ふィ~一服一服……」カチッ シュボッ

一方通行「……」スゥーッ

一方通行「!? ゲェッホゲェッホッ!!」

一方通行「く、クソマジィ……なンでこンなもン吸いたがるンだァ? 人間はよォ」

打ち止め(こ、壊れちゃったのかな……)



12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 21:38:58.15 ID:b/QDMYrN0

一方通行「で、オマエはどォしてこンな所に居るンですかァ?」

打ち止め「よ、黄泉川とお散歩……ってミサカはミサカは答えてみたり……」

一方通行「黄泉川はどォしたンだァ?」スパー

一方通行「ゲェッホゲェッホ!!」

打ち止め(す、吸わなきゃいいのに……)



13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 21:46:28.35 ID:b/QDMYrN0

打ち止め「よ、黄泉川はね……ま、迷子になったんだよ! ってミサカはミサカは答えてみたり……」

一方通行「迷子はオマエだろォが」

打ち止め「うっ……」

一方通行「ったく……もうちっとでバイト終わっからそこで待ってろ」

打ち止め「はい……」



17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 22:14:14.43 ID:b/QDMYrN0

一方通行「工事中でェーす。イッツーでェーす。すンませェーン」

打ち止め「……」

一方通行「あ? セブンスミスト? 学区が違いますよォおねェさン」

打ち止め「……」

一方通行「工事中ですご協力お願いしまァーす……すンませン、工事中なので通れませン」

打ち止め「……」

一方通行「あァ!? 工事中だっつってンだろ!! 通れねェンだよ!! 迂回しやがれェ!!」

打ち止め「……」

一方通行「……オーケェーオーケェーそンなにミンチになりてェのかそうかそうか分かった車から降りろ三下ァ!!」

打ち止め「……あ、ちょうちょ」



21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 22:53:20.75 ID:b/QDMYrN0

一方通行「はい……はい……すンませン監督……」

打ち止め「ちょうちょってマヨネーズ食べるかな……」ゴソゴソ

一方通行「えェ……減給は勘弁して下さいよォ……」

打ち止め「はい、ちょうちょさんにマヨネーズ上げるね、ってミサカはミサカはマヨネーズを絞ってみたり」ニュルニュル

一方通行「そ、そンなにボク短気ですかねェ? ……え? カルシウム不足? ……よく言われますゥ」

打ち止め「あ、行っちゃった……」

一方通行「はい……持ち場に戻ります……」

打ち止め「……マヨネーズそんなに苦手なのかな?」クンクン

打ち止め「……くっさ」



22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 22:54:42.41 ID:saJPk0NZ0

打ち止めwww



23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 22:57:08.88 ID:hRS1BG+x0

何故マヨネーズwwwwww



25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 23:08:24.03 ID:KZI9ms7RO

打ち止めなんでマヨネーズ持ち歩いてんのwwwwwwwwww



26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 23:12:09.38 ID:b/QDMYrN0

一方通行「お、勤務時間終了かァ」

打ち止め「終わったの? ってミサカはミサカはあなたに聞いてみたり」

一方通行「あァ。タイムカード押してくっから待ってろ」

打ち止め「は~い! ってミサカはミサカは元気に返事……」

一方通行「あ、チーフ。お疲れっす」

御坂妹「お疲れ様です。と、ミサカは部下を労います」

打ち止め「」



29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 23:35:37.90 ID:b/QDMYrN0

一方通行「~♪」スタスタ



御坂妹「これはこれはクソガk……上位個体ではありませんか。と、ミサカは久しぶりにあった姪っ子に対する様に上位個体の頭を撫でます」グァシグァシ

打ち止め「……泥だらけの手袋付けた手で頭撫でないで。なんでここに居るの、ってミサカはミサカは10032号に聞いてみたり」

御坂妹「見ての通りバイトですよ。と、ミサカはつるはしを見せびらかします」ジャーン

打ち止め「そうじゃなくて……なんでここでバイトしてるの、ってミサカはミサカは答えてみたり。ウェイトレスとか他にもあるでしょ?」

御坂妹「作業服着て泥だらけになって働く女の子って可愛くないですか? と、ミサカはその場で一回転してみます」クルクル

打ち止め「……自画自賛」ボソッ

御坂妹「元が良いですからね。と、ミサカはお姉さまに感謝します」



30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 23:48:15.60 ID:b/QDMYrN0

打ち止め「それより答えになってないよ。欲しいものでもあるの? それともお金に困ってるの? ってミサカはミサカはちょっとお姉さんモードになってみる」

御坂妹「ミサカの方がお姉さんですが……お金には困ってません。それに欲しいものは手に入れました。と、ミサカは心配そうな顔をしている上位固体の頭を撫でます」グァシグァシ

打ち止め「……手袋外してよ。で、欲しいものってなんだったの? ってミサカはミサカは気になってみる」

御坂妹「それは……これですよ」ヌギヌギ

打ち止め「ちょ」



32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/20(日) 23:57:18.05 ID:b/QDMYrN0

御坂妹「どうですか? この括れ。これなら19090号にも負けません。と、ミサカは欲しかった括れを見せ付けます」フフン

打ち止め「……」

御坂妹「綺麗過ぎて言葉もでませんか。と、ミサカは上位個体の網膜に焼き付けさせます」ホーレホーレ

打ち止め「……あのさ」

御坂妹「おや感想ですか。でしたら1000文字以上の言葉を連ねてお願いし」

打ち止め「……腹筋割れてるよ」

御坂妹「」



65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 14:42:48.48 ID:et6orzCn0

御坂妹「そ、そんな馬鹿な……」チラリ

腹筋「やぁ」ムキムキ

御坂妹「」

打ち止め「チーフ、だっけ? お仕事いっぱい頑張ったんだね。えらいえらい、ってミサカはミサカは10032号の腹筋を撫でながら褒めてみる」ナデナデ

御坂妹「」

打ち止め「お、結構硬いね。ってミサカはミサカは1000文字じゃないけれど10032号の腹筋の感想を触りながら言ってみる」グニグニ

御坂妹「……なんならパンチしてみても良いですよ」

打ち止め「ていっ」ペチッ

御坂妹「ははは、痛くも痒くもありません。と、ミサカは……ぐすっ」



66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 14:46:19.91 ID:rpCahRXx0

腹筋ワロタww



67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 14:48:08.95 ID:rv/QVn050

そりゃ泣くわ



69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 14:55:02.65 ID:et6orzCn0

一方通行「またせたなクソガキィ……なンだ、チーフも居たンすか」

打ち止め「あ、お帰り! お疲れ様! ってミサカはミサカは10032号を見習ってアナタを労ってみる!」

一方通行「そォかい」ワシャワシャ

打ち止め「えへへ」

一方通行「で、こいつはどォしたンだァ?」

御坂妹「……」ズーン

打ち止め「えっとね……」



74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 15:22:09.23 ID:et6orzCn0

一方通行「ぎゃっはぐぇはくきゃこきゃくかかかかか!!!!」

打ち止め「言うべきじゃ無かったかも……ってミサカはミサカは……ひっどい笑い方」

御坂妹「括れが出来るくらいで良かったのに……うぅ……」

一方通行「くくくくく……でェ? 見せてみろよォ立派な腹筋さンをよォ!」ゲラゲラ

御坂妹「笑いたければ笑ってください……」ヌギヌギ

一方通行「……」

打ち止め「? どうしたの? ってミサカはミサカはアナタに尋ねt」

一方通行「……見事な腹筋さンだなァ」

打ち止め「」



77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 15:28:56.40 ID:gtiuWl9IO

もやしさん、、、



80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 15:38:31.99 ID:et6orzCn0

一方通行「おィ、ちょっと触ってみていいかァ?」

御坂妹「……好きにしてください。と、ミサカは今年の夏はセパレートの水着は無理だと思いながら答えます」

一方通行「……ほォ……へェ……ふゥン……」サワサワ

御坂妹「……んっ」

打ち止め「」

一方通行「綺麗に段差になってんなァ……なぞれンぞォ」スリスリ

御坂妹「ちょ、ちょっと……」

一方通行「あァ? なンだァ?」

御坂妹「さ、触り方がなんだかイヤらしいです……と、ミサカは」

打ち止め「すとっぷっ! すとぉーっぷ!!」



105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 20:36:15.31 ID:et6orzCn0

一方通行「ってェな……噛み付くこたァねェだろォがクソガキ」

打ち止め「せ、セクハラだよってミサカはミサカは! ミサカはミサカはぁ!」

一方通行「同意の下だろォが」

打ち止め「ど、同意の下……そ、それでもそれでも! セクハラなんだよってミサカはミサカは10032号を庇ってみる! ね、10032号!?」

御坂妹「ミサカの腹筋、どうでしたか? と、ミサカは一方通行に感想を求めます」

一方通行「悪くねェよ。引き締まってるし形も硬さも……って、変な事言わせンじゃねェ!!」

打ち止め「」



108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 20:52:30.08 ID:et6orzCn0

御坂妹「そう……ですか……悪くない、ですか……ふふ」

一方通行「チッ……」パカッ

打ち止め(何この空気。ひょっとしてひょっとしなくてもミサカはミサカはお邪魔虫?)

一方通行「あァ……黄泉川の事忘れてたわ。着信履歴が全部黄泉川になってやがる」

打ち止め「! そ、そうだヨミカワだよ! 早く探そうってミサカはミサカはアナタの手を引いてみたり!」グイグイ

一方通行「引っ張ンじゃねェ転ぶだろォがクソガキィ!!」ヨタヨタ

御坂妹「……明日は10時からですよ。寝坊しないで下さいね。と、ミサカは去り際の部下にお節介を焼きます」

一方通行「……オマエもな」

御坂妹「……はい」ニコッ

打ち止め(あ、今死にたくなった)



118:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 21:39:58.20 ID:et6orzCn0

一方通行「あ、黄泉川かァ? ッ!?」

一方通行「落ち着け電話越しで叫ぶんじゃねェ!! クソガキなら見つけたから安心しろ!!」

打ち止め「……」チューチュー

一方通行「つゥかオマエはクソガキ置いてどこ行ってやがったンだァ!!」

打ち止め「……」チューチュー

一方通行「あァ!? 迷子ォ!? ンなもン見りゃ分かるだろォが!!」

打ち止め「……」チューチュー

一方通行「……あァ? オマエが迷子になったのかァ? ……はァ……オマエホントに警備員かァ?」

打ち止め「……」チューチュー

一方通行「わァーったよ。じゃあなァ」ピッ

一方通行「……で、さっきからオマエは何やってンだァ?」

打ち止め「……自棄マヨチュッチュ」チューチュー

一方通行「はしたないから止めろ。没収」ヒョイ

打ち止め「あー」



123:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 21:49:45.14 ID:et6orzCn0

打ち止め「マヨネーズは身体に良いんだよってミサカはミサカは抗議しながらマヨネーズを奪い返そうとしてみる!」カエシテー

一方通行「オマエのソレは明らかに過剰摂取じゃねェか。身体に悪いわ馬鹿野郎」ダーメーデースゥー

打ち止め「……ねぇねぇ、屈んで? ってミサカはミサカは上目遣いでアナタに言ってみる」

一方通行「あァ? 急にどォした?」

打ち止め「いいからいいから! ほらほら早く!」

一方通行「ったく、なンだってンだ……おら、屈ンだぞ」

打ち止め「……」スーッ

一方通行「おま、顔が近」



打ち止め「ハァ~」

一方通行「くっせええええ!!!!!!!!!!」



124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 21:50:36.47 ID:/mpwdERU0

ちょwww



125:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 21:51:11.55 ID:CsVQJFeJ0

打ち止めwwww



129:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 22:14:36.93 ID:et6orzCn0

打ち止め「あっはっはっ! ざまあみろ~! ってミサカはミサカは鬼から逃げ出してみたり!」ダッ

一方通行「待ちやがれクソガキィイ!!!!!」ダダッ

打ち止め「待たないよ~だ! あはははは!」ダダダッ

一方通行「オマエ家に着いたら覚えてろよォ!!」ダダダダッ

打ち止め「じゃあお家まで競争だー! ってミサカはミサカは勝負宣言!!」ビシッ

一方通行「上等だァ!!」ダダダダダダッ……



130:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 22:15:31.37 ID:et6orzCn0

――今日は楽しかったなぁ

――ライバルが一人、増えちゃったかもしれないけどね

――ってミサカはミサカは心の日記帳に綴ってみる!



一方通行「飯出来たってよォ。さっさと食わないと冷めちまうぞォ」

打ち止め「サラダはある!?」

一方通行「あァ。マヨネーズもなァ」

打ち止め「わーい!!」



おしまい



132:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 22:22:54.38 ID:McvXYSMf0

ああ、もう終わっちまった・・・名残惜しいが乙



137:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 22:42:13.74 ID:CsVQJFeJ0

腹筋くすぐられる御坂妹がもっと見たかった変態は俺だけか



140:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 23:29:30.25 ID:c8WwEGgpI

>>137
俺もなんだけど
それはそうと>>1乙



138:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 22:46:29.21 ID:/mpwdERU0

>>1・・・
俺は信じてるぜ・・・お前の実力はまだまだこんなものじゃないってなぁ!



139:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/06/21(月) 22:52:38.11 ID:rxCx6Z7c0

マヨ好き打ち止めとは新しい

真奥「眠れない…」

2013-07-19 06:52:24 | はたらく魔王さま

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 22:57:54.90 :mFx60Mi4O

魔王城、深夜……

真奥(ちくしょう、仕事で疲れてるはずなのに全然眠れない……)

漆原「むにゃむにゃ……からあげぇ……」

芦屋「うぅ……赤字……今月も赤字が……」

真奥(こいつらは熟睡出来てて良いな……芦屋は何かうなされてるけど)

真奥(駄目だ、完全に目が冴えてきた)パチクリ

真奥(仕方ない。気分転換にちょっと外の空気でも吸いに行くか。こいつらを起こさないようにっと)ソローリソローリ

ガチャ

鈴乃「ん?」

真奥「お?」


2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 23:02:09.44 :mFx60Mi4O

真奥「鈴乃、お前こんなとこで何してんだよ?」

鈴乃「それはこちらの台詞だ、魔王。こんな夜更けに何処に行こうとしている?」

鈴乃「まさか何か良からぬ事を考えているのではないだろうな?」ギロリ

真奥「いや、別に。なんか眠れないから外の空気吸いに来ただけだよ。それ以上の理由もそれ以下の理由もねーよ」

鈴乃「本当だろうな?」ジー

真奥「うたぐり深い奴だな」ヤレヤレ


4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 23:11:18.84 :mFx60Mi4O

真奥「安心しろ。今の俺には何の力もない。お前の言う『良からぬ事』なんて何もできねーよ」

鈴乃「むぅ……」ウタグリー

真奥「で、お前はどうしたんだ? もしかして鈴乃も眠れないのか」

鈴乃「……まあ、そうだが」

真奥「そっか……よし、なら一緒に近くのコンビニにでも行くか」

鈴乃「へ?」


5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 23:17:05.53 :mFx60Mi4O

鈴乃「なぜ私がお前と『こんびに』に行かなければならないんだ?」

真奥「気分転換。それにちょっと歩けば眠くなるかもしれないだろ?」

鈴乃「それはそうかもしれんが……」

真奥「まあ無理にとは言わねーよ。お前が行かないなら俺一人で行くし」

鈴乃「待て。誰も行かないとは言ってないだろ」


6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 23:25:06.56 :mFx60Mi4O

真奥「じゃあ来るんだな?」

鈴乃「……私はお前を完全に信頼している訳ではない」

鈴乃「もしかしたら『こんびに』なぞ行かず、何処かでやはり良からぬ事をする可能性も無きにしもあらずだ。
だからお前を監視する為に私も同行するとしよう」

真奥「何かどこと無く恵美が言いそうな台詞だな。まあいいや、行くならさっさと行こうぜ」

真奥「あ、でも出掛けるなら何か羽織って来いよ。そんな薄着の寝間着じゃ、いくら夏の夜だからって風邪ひくぜ?」

鈴乃「あっ///」


9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 23:30:55.96 :mFx60Mi4O

…………

真奥「何も普段着に着替えなくても良いのに。たかだか近所のコンビニだぞ?」

鈴乃「別に私の勝手だろ」

真奥「まあそうだけどさ……じゃあ行くぞ」

鈴乃「…………」

真奥「…………」

鈴乃「…………」

真奥「…………」

鈴乃「…………」

真奥「……おい、何か喋ろうぜ。これじゃあ手抜きだって思われる」

鈴乃「誰にだ?」


13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 23:36:25.85 :mFx60Mi4O

真奥「もしかしてお前、俺の事警戒してね? 一歩下がって俺の動きをしっかり見てる気がするんだが?」

鈴乃「仮にも魔王と一緒に歩いているんだ。当然の事だと思うが?」

真奥「もっと肩の力抜けよ、面倒臭いからさ。星でも見ながら世間話でもしようぜ?」

鈴乃「星なんて全然見えないんだが?」

真奥「あ、本当だ。街灯のせいかな?」

鈴乃「元々この世界は星が見にくいと思うがな」


16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 23:45:40.22 :mFx60Mi4O

真奥「空は漆黒の闇。聞こえるのは俺達の声と足音だけ……おお、歩きなれた道なのに何だか不気味だぜ」ブルブル

鈴乃「お前ら魔族にとっては落ち着く景色じゃないのか?」

真奥「そうでもねーよ。悪魔だって明るく華やかな場所が好きな奴だっているんだ」

真奥「しかしなんか通り魔とか出そうな雰囲気だな……おい、もし襲われたら頼むぜ。俺今普通の人間だからな?」

鈴乃「私なら問題なく迎撃出来るが、それ男の台詞じゃないだろ?」

鈴乃(まあ実際襲われたらこいつは立ち向かうだろうな、例え力がなくても)


18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 23:54:10.06 :mFx60Mi4O

…………

鈴乃「特に問題なくついたな」

真奥「そうそう何時も問題が起きてたまるか。しかしコンビニの明かりって何で落ち着くんだろ?」

<シャセー

幼女「キャキャ」

鈴乃「む……おい、魔王見ろ」

真奥「あんまり人前で魔王言うな。何だよ?」


20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/16(火) 00:06:17.54 :cwGeckJFO

真奥「あの女の子がどうかしたのか?」

鈴乃「今はもうこんな時間なんだぞ? 何であんな小さな娘がここにいるんだ?」

真奥「そりゃ親に連れて来て貰ったんだろ。ほら、そこにそれっぽい人いるし」

鈴乃「何を考えているんだ、あの親は。こんな時間に子供を連れ回すなんて……子供は成長の為にもしっかり睡眠は取るべきなのに」

真奥「でもこの時間でも外に子供連れ回す親は結構いるぜ。まあ余所さまには余所さまの事情があるのさ」

鈴乃「むぅ、そういうものなのか?」

真奥「それに今の俺も下手したらこんな時間に子供連れ回してる奴に見られるかもだしな」

鈴乃「……ちょっと待て。今のはどういう意味だ?」

真奥「(スルー)じゃあしばらく解散。俺立ち読みしてくるから」

鈴乃「答えろ、魔王。言っておくが私はすでに成人してだな……」


22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/16(火) 00:12:58.31 :cwGeckJFO

…………

鈴乃「何を読んでいるんだ?」

真奥「ん……少年ステップ」ペラ…ペラ

鈴乃「棚に立ち読み禁止って書いてあるぞ?」

真奥「店員が何も言って来ないし別に良いだろ?」

鈴乃「何だ、そのバレなければ良いみたいな物言いは。やはりお前は魔王だな」

真奥(うるせぇな……)


23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/16(火) 00:20:25.75 :cwGeckJFO

鈴乃「しかし漫画か……私は読んだ事ないがそんなに面白いのか?」

真奥「まあ物によるけど大抵はな。お前も読んでみれば?」

鈴乃「そうだな」サッ

真奥(立ち読み禁止云々言ってたわりにはすぐ雑誌に手を伸ばしたな。もしかして前から興味あったのか? まあどうでもいいけど)

真奥「…………」ペラ…ペラ…

鈴乃「…………」ペラ…ペラ…

鈴乃「………ん?」ペラ…

鈴乃「~~~!?///」


25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/16(火) 00:29:09.59 :cwGeckJFO

鈴乃「な、な、な、な、な!?///」バン!

真奥「おい、売りもんなんだからもっと丁寧に扱えよ」

鈴乃「黙れ、この色魔王め!」ギロリ

真奥「酷い事言われた。いきなり何だよ?」

鈴乃「魔王、貴様漫画が破廉恥なものと知ってて私に隠していただろ?」

鈴乃「まさか頁を開いたら……女体が、あんなに……///」

真奥「……お前何の漫画読んだんだ?」

鈴乃「お前が読んでるのと同じステップという漫画雑誌だ!」

真奥「え、嘘? 今週そんなサービス満載の漫画あったか!?」パラパラパラ


28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/16(火) 00:39:51.37 :cwGeckJFO

鈴乃「違う。こっちの分厚い方のステップだ」

真奥「ああ、それか。多分トラブってる奴読んだんだな……あれは特別な漫画だ。全部があんな訳じゃない」

鈴乃「こんな破廉恥なものが平積みで置かれているとは……子供が読んだらどうするというんだ?」

真奥「その雑誌、一応子供向けだぞ」

鈴乃「なっ、ますます問題だろ? 主人公らしき女顔の少年が全裸の女子を押し倒してその乳房に顔を埋めてたぞ?」

真奥「結構しっかり見てたんだな」

鈴乃「くっ!///」


29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/16(火) 00:46:45.77 :cwGeckJFO

真奥「それでもまだ温い方なんだぞ。成人向けの漫画はもっとドギツイのあるからな」

鈴乃「今の漫画も十分にドギツイ。あれは成人向けの漫画に行くべきだ」

真奥「それは駄目だ」

鈴乃「なぜだ?」

真奥「その漫画はな……その雑誌に連載しているからこそ価値があるんだよ!」ドン!

鈴乃(な、何だ……今の魔王、何処か有無を言わさぬ迫力がある!)

鈴乃(…………)

鈴乃(……ただやはり褒められた事は言ってない気もする)


31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/16(火) 00:54:30.56 :cwGeckJFO

…………

真奥「さて、漫画も読んだしそろそろ帰るか……ん、鈴乃の奴は何処だ?」

鈴乃「むぅ……いや……うーん……」

真奥「何難しい顔してんだ?」

鈴乃「いや、どっちのカップうどんを買うべきか迷ってな……」

真奥「またうどんか。好きだなお前も……って、どっちも同じ天ぷらうどんじゃねーか」

鈴乃「同じてはない! こっちは後乗せサクサクタイプ! こっちは最初から入れてふんわり感を楽しむタイプだ!」

鈴乃「麺の太さも違う……こっちの少し団子の様な食感も良いし……どちらにしたものか……」

真奥「……もう全部買えば?」

鈴乃「それだ!」

真奥(今日一番テンション高いな)


32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/16(火) 01:04:14.52 :cwGeckJFO

…………

<アジュジュシター

鈴乃「~♪」ホクホク

真奥「ご機嫌だな」

鈴乃「まあ悪くない気分だ」ゴマンエツー

真奥「しかし少し意外だったな」

鈴乃「何がだ?」

真奥「お前、インスタントとか好きじゃなさそうなイメージあったから……特にカップうどんとかうどん好きだからこそ邪道だとか言いそうだし」

鈴乃「勿論普通のうどんも好きだがカップにはカップの良さがあるのだ」

真奥「そうか……」

真奥(しかしそれでも両手の袋いっぱいにカップうどんは買い過ぎだろ……)


35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/16(火) 01:09:25.86 :cwGeckJFO

鈴乃「そういえば魔王。お前も何か買ってなかったか?」

真奥「ああ、これ買った」フクロミセルー

鈴乃「これは……酒か?」

真奥「ああ、ちょっと歩いて体力使ったけどまだ寝れるかどうか微妙だからな」

真奥「最悪これ飲んで無理矢理でも寝ようかと思って」

鈴乃「なるほど」

真奥「そういえばお前って酒飲めるのか?」


36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/16(火) 01:21:41.53 :cwGeckJFO

鈴乃「えっと、飲めない事もないが……」ゴニョゴニョ

真奥「ああ、あんまり得意じゃないと。まあなんとなくそんな気はした」

真奥「お前はお茶かジュースの方が似合ってそうだしな」クスクス

鈴乃「……それは私が子供っぽいと言いたいのか?」ムカ

真奥「別にそんな事言ってないだろ? むしろたまに何処のお母さんだってみたいな発言するし……」

鈴乃「私は立派な大人の女だ! ふん、何だ酒くらい、ちょっとそっちの袋をよこせ」

真奥「まさかここで飲む気か? 二本買ったから一本は別に良いけど……」

鈴乃「ふん、カップうどんを買って逆にテンションが上がってしまったからな」

鈴乃「これくらいの酒、むしろクールダウンにちょうど良い」フンス

…………

鈴乃「あはは、お空が回ってる~♪」

真奥「大人の女、弱っ!?」


38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/16(火) 01:29:38.70 :cwGeckJFO

真奥「ていうか缶の中まだ半分以上残ってるよな? お前こんなに弱かったのか?」

鈴乃「ひくっ……そんな事ないぞぉ~。ベルちゃんは大人だから~全然大丈夫なのだぁ!」

真奥「うん、絶対大丈夫じゃないな。キャラ変わってるもん」

鈴乃「あれれ~なんか地面が揺れてるぞぉ? 地震かなぁ~?」

真奥「お前の足が揺れてんだよ。ほら、肩に捕まれ。うどんの袋も持つから」

鈴乃「それは盲点だったぁ~。よっと」ガシッ

真奥「いや、それは俺の肩じゃなくて電柱だから」


39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/16(火) 01:35:31.00 :cwGeckJFO

真奥「おい、しっかり歩けよ」

鈴乃「う~ん、らめだぁ。くらくらするからちょっと休むぅ」

真奥「休むって言われてもな。あ、そこに公園あるから少しベンチにでも座るか」

鈴乃「こーえん? こーえんだと? おお、こーえんですかー!」アヒャヒャ

真奥(こいつには二度と酒を飲ませない事にしよう)


41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/16(火) 01:40:48.96 :cwGeckJFO

鈴乃「よっこいしょういちー」ベンチスワルー

真奥「何だ、それ?」

鈴乃「エヘヘ♪」

真奥「いや、エヘヘじゃねーし……とりあえず自販機で水買ってくるからそこで座って待ってろ」

鈴乃「魔王よ、そんな所に行く必要はないぞぉ~。それより隣に座れ」チョイチョイ

真奥「何だよ?」

鈴乃「もっと、もっと近くぅ~」

真奥「?」


42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/16(火) 01:48:59.09 :cwGeckJFO

鈴乃「隙ありぃ~」ムギュ

真奥「むぐぅ!?」←無理矢理鈴乃の胸に顔を埋めさせられた

鈴乃「さっき私の発言がお母さんみたいと言っていたなぁ~。なら私の母性をお前に味わらせてやろぉ」ウリウリ

真奥「ちょ、鈴乃のやめ……うぷっ!?」

鈴乃「どうだぁ、魔王のお前にも感じるかぁ、私の母性が~。ウフフ」

真奥(くっ、柔らかいけど……ちょっと固い)

真奥(つか、苦しい……)ブルブル


43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/16(火) 01:54:50.47 :cwGeckJFO

鈴乃「あはは、飽きた~」パッ

真奥「ぷはぁ! はぁはぁ……(汗」

真奥(し、死ぬかと思った……こいつ、押さえ込む時、聖法気使ってやがったな)

「ああん……」

真奥「くっ、今度はなんか色っぽい声出しやがって……何する気だ?」

鈴乃「ふぇ? なんの事だぁ~?」

真奥「とぼけるな。今のは……」

「やん……あ……」

真奥「ん?」


44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/16(火) 01:58:23.19 :cwGeckJFO

「あん……そこ……」

「ちゅば……んっ……」

「ハァ、ハァ……だめ……」

「すごく……大きいです……」

真奥(なんか茂みや遊具の陰から色んな声が聞こえる様な……)

真奥(話には聞いた事はあったが……もしかしてここはそういう場所なのか?)


47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/16(火) 02:03:31.86 :cwGeckJFO

真奥「お、おい、鈴乃」

鈴乃「何、まーくん?」

真奥「お前がまーくん言うな。ここは衛生上あまり宜しくない。さっさと出て魔王城に帰ろう」

鈴乃「んー……やだ」

真奥「はい?」

鈴乃「私はこのベンチで余生を過ごす事にするぅ。だからここはてこでも動かないぞぉー」

鈴乃「食料もたんまりあるしな!」カップウドンー


49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/16(火) 02:08:38.88 :cwGeckJFO

真奥「何を馬鹿な事言ってんだ。良いから帰るぞ」

鈴乃「いやー」ジタバタ

真奥「くっ、いい加減にしろ! 酔ってるからって調子に乗るな!」

真奥(俺は早くこの場所から出たいんだよ!)セツジツー

鈴乃「むぅ、どうしても出ないとだめかぁ?」

真奥「駄目だ」

鈴乃「そうかぁ……なら」








鈴乃「私に接吻しろ」

真奥「え?」


51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/16(火) 02:12:56.04 :cwGeckJFO

真奥「……いきなり何言ってんだ、お前?」

鈴乃「だから接吻しろ。そしたらここから出てってやる」

真奥「……何で?」

鈴乃「私がして欲しいからだ」

真奥「いや、して欲しいと言われても……」

鈴乃「しろよー。接吻してくんないならここを動かないからなぁー」

真奥「えー……」


52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/16(火) 02:17:12.10 :cwGeckJFO

真奥「えっと、それはほっぺでも……?」

鈴乃「接吻といえば唇。これ常識」

真奥「お前、もっと自分を大切にしろ。こういうのは酒の勢いとか駄目だから、な?」

鈴乃「勢いじゃないぞぉ。前々から興味はあったんだぁ」

鈴乃「それに最初はお前とが良いとも思ってた」

真奥「いや、その……///」


53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/16(火) 02:24:00.66 :cwGeckJFO

真奥(落ち着け、俺。鈴乃は完全に酔っている。それは間違いない)

真奥(でなければ俺なんかとキスがしたいなんて言う訳がない)

真奥(だから正直こんな頼み受けたくないが……鈴乃は俺とキスをするまでここから動かないだろう)

真奥(鈴乃はかなり酔っている……仮にここでキスしても俺が黙っていれば記憶に残らないかもしれない……)

鈴乃「魔王……?」クビカシゲ

真奥「…………」

真奥「……本当に」

鈴乃「ん?」

真奥「本当にここから出るんだな……その、キスをすれば」


55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/16(火) 02:29:49.60 :cwGeckJFO

鈴乃「うん♪」ニパァ

真奥(くっ、いくら酔っているからってなんでそんな良い顔で笑うんだよ!?)

真奥(焦るな……たかだかキスじゃないか。欧米じゃ挨拶みたいなもんじゃないか!)

真奥「なら……目を閉じろ」

鈴乃「ほい、きた」

真奥(俺は早くここを出て、魔王城に帰りたいんだ)

鈴乃「…………」

真奥(さっさと終わらせる。こんなの特別な事でもなんでも……)


???「ま……おう……」


真奥「!?」


57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/16(火) 02:34:10.15 :cwGeckJFO

真奥(気のせいか? 今、なんか声が聞こえた様な……?)

真奥(でもあの声、何処かで……)

鈴乃「……るい……」

真奥「え?」

鈴乃「ぎぼぢわるい」マッサオー

真奥「」


58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/16(火) 02:39:12.22 :cwGeckJFO

真奥「おい、鈴乃、大丈夫か? もしかしなくても限界? いっぱいいっぱいなのか? リバースしちゃうのか? リバースファイターなのか?
ちょっと待て、まじで待て、今袋を用意するから。この状態だと非常にまず……ちょ、やめ……ああああああああ!?」

…………


61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/16(火) 02:49:44.64 :cwGeckJFO

芦屋「これは完璧に夏風邪ですね」

真奥「ケホ、ケホ……最悪だ」カオマッサオー

漆原「今日はバイト休みだったのは不幸中の幸いだったね」

真奥「だが明日はある……意地でも今日中に治さないと……ケホ、ケホ」

真奥(くそ、家に風呂場がないからって公園の蛇口で身体を洗ったのがまずかった……)


62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/16(火) 02:56:11.88 :cwGeckJFO

鈴乃「おい、お前達いるか……?」ゲンキナイー

漆原「あ、ベル」

芦屋「何だ、顔色が悪いな。お前も夏風邪か?」

鈴乃「いや、少し頭痛がするだけだ」

鈴乃(なんでこんなに頭が痛いんだ……昨日も魔王とコンビニを出た後の記憶がない。気づいたら布団の上だったし)

真奥(鈴乃は昨日の事は覚えてないみたいだな……まあその方が良い)


63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/16(火) 03:02:45.14 :cwGeckJFO

真奥(しかし俺、後少しで鈴乃とキスするところだったんだよな)

真奥(あの時聞こえた声はなんだったんだ? まあ今となっては確かめ様がないが……)

漆原「それでベルは何しにきたの? ていうか手に持ってるお盆は何?」

鈴乃「ああ、魔王が風邪を引いたと聞いたからな。消化のいいものを作ってきた」

芦屋「何だ、またうどんか」

鈴乃「おかゆだ。私イコールうどんという考えはやめろ」

漆原「あながちその方程式、間違ってないと思うけどな~」

真奥「…………」

真奥(おかゆ、か……)


65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/16(火) 03:10:45.91 :cwGeckJFO

真奥(いやいや、おかゆは立派な食べ物だぞ?)

真奥(しかしつい数時間前にぶっかけられたせいか変なものを連想して……)

鈴乃「風邪の時くらいは協力してやる。さあ、これを食べて元気に……あ」ズリッ

芦屋&漆原「「あ」」

真奥(あれ、なんかおかゆが宙を待って俺の顔面に迫ってくるぞ?)

真奥(温ったかそうだ~。でもこの光景なんか似てるな~。そう、数時間前の鈴乃のリバースし)

ベチャ

おわり


67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/16(火) 03:12:18.73 :cwGeckJFO

こんな時間まで付き合ってくれた方、ありがとうございました。

今度は恵美かちーちゃんの話が書きたいです。


69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/16(火) 03:17:30.20 :C43NjXMuO



72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/16(火) 03:22:50.53 :MVZWBb1XO
声の伏線回収しろください

俺の心臓がヤバイんです


73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/16(火) 03:25:04.76 :cwGeckJFO

声に関しては「このままキスしていいのか?」と悩んでいた真奥の心の中から聞こえた声という事で。

その声の相手は恵美なのかちーちゃんなのか鈴乃なのか芦屋なのかは読み手のお好きなキャラをお選び下さい。


だから忘れてた訳じゃない。うん。


76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/16(火) 03:49:00.25 :cwGeckJFO

やっぱりちょっとおまけ書きます。


77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/16(火) 03:51:56.63 :C43NjXMuO
キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━!!!!


79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/16(火) 03:58:51.51 :cwGeckJFO

~おまけ~

梨香「おはよう、恵美」

恵美「あ、おはよう、梨香」

梨香「あれ、なんか元気ないね。夏バテ?」

恵美「ううん、別に。ただ昨晩変な夢見ちゃて……」

梨香「変な夢って? どんな内容なの?」

恵美「それは……とにかく変な夢は変な夢なのよ」

梨香「なんか怪しいわね……もしかして真奥さんの夢とか?」

恵美「なっ、違うわよ! なんであんな奴と夢の中まで会わないといけないのよ!?」

梨香「おやおや、その慌てようはまさか図星だったかな?」

恵美「梨香!!」


80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/16(火) 04:05:15.11 :cwGeckJFO

恵美(でも本当に変な夢だったな……)

恵美(魔王とベルがいて私は動けなくて……それで二人が……)

恵美「(ボソ)……別に嫌だったから声上げた訳じゃないんだから」

梨香「ん、何か言った?」

恵美「何でもないわ。それより早く仕事場に行きましょう」

恵美(そういえばここ二三日、魔王城に顔見せてないわね)

恵美(仕事が終わったらちょっと寄ってみようかな)

今度こそおわり


82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/16(火) 04:12:33.87 :cwGeckJFO

今度こそおわりです。お休みなさい


84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/16(火) 04:15:18.96 :8/VoN45Ei
おつつ

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