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どうも
腐女子の ゆゆ
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一方通行「その幻想をぶち殺す!」

2013-07-16 07:11:38 | とある


1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 19:54:41.43 ID:ubsCFFTd0

一方「その幻想をぶち殺す! その幻想をぶち殺す!」

打止「……」ニヤニヤ

一方「やっぱり俺に右手は似合わねェな」キリッ

打止「……」ニヤニヤ

一方「ン? こ、 このクソガキィ、いつからそこにいやがった!」

打止「……その幻想をぶち殺す」ボソッ

一方「!」カァァァ



2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 19:56:32.73 ID:ubsCFFTd0

打止「あなたにもごっこ遊びをする子供心があったんだね、ってミサカはミサカを素直に驚いてみたり」

一方「こ、これはァ……そのォ……」

打止「でもどうせならミサカも混ぜて欲しいな、ってミサカはミサカは上目遣いでおねだりしてみる」

一方「う、うるせェ! クソがァ、出かける」

打止「ちょっとどこに行くの、ってミサカはミサカはあなたの背中に飛びついて、ぷぎゃ!」

打止「うぅ、避けるなんて酷いよ、ってミサカはミサカは抗議の眼差しを……あ、待って!」

一方「知らない奴が来ても出るなよクソガキ」ガチャンガチャガチャ

打止「いいもん! 一人でお姉様ごっこするんだから! ビリビリ!」



5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 19:59:50.11 ID:ubsCFFTd0

一方「クソがァ、俺としたことがなンてザマですかァ、これは」

御坂妹「あ、これはこれはセロリさんじゃないっすか、ちわーっす、とミサカはフランクに声を掛けます」

一方「あァ? 誰がセロリだ喧嘩売ってンのか?」

御坂妹「……その幻想をぶち殺す」ボソッ

一方「な?!」



8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 20:03:15.35 ID:ubsCFFTd0

御坂妹「先ほど上位個体から通達を受けました、とミサカは説明します」

一方「あのクソガキがァ……」

御坂妹「あなたはそげぶごっこがお好きなのですね、とミサカは鼻で笑います」フフン

一方「……略すな」ボソリ

御坂妹「え? 聞こえませんでした、とミサカはもっと大きな声で話すことを要求します」

一方「略すなって言ったンだよこのクソババァ!」



9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 20:04:25.18 ID:CJJiifeH0

そげぶって言ったら怒られるのかwww



10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 20:05:17.34 ID:rRANAMXt0

どんなこだわりだwww



11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 20:07:11.54 ID:ubsCFFTd0

御坂妹「な、何を熱くなっているのですか、とミサカは突然の豹変についていけません」

一方「身体だけじゃなく脳まで化石になっちまってるみてェだなァ。分からねェなら説明してやンよ」

御坂妹「酷い言われようですが、ミサカの身体年齢はピチピチの14さ……」

一方「中学生なンて既に干からびたババァなんだよ!!」

御坂妹「あ、あなたの性癖は今更どうにもならないので先ほどの話の続きをどうぞ、とミサカは内心ショックを受けてることを必死に隠し通します」



12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 20:11:14.08 ID:ubsCFFTd0

一方「いいかァ? 三下はなァ、目の前で困ってる人間がいたらなァ、放っておけねェンだよ」

一方「右手以外は無能力者、ただの人間なのによォ、どンな危険な状況だろうと関係無く手を差し伸べてくれるンだ」

御坂妹「はい、ミサカもあの方には感謝してもし切れません、とミサカは頷いてみせます」

一方「分かってンじゃねェか。三下はよォ、いつ死んでもおかしくねェ状況で、命掛けで『その幻想をぶち殺してる』んだよォ」

一方「それをそげぶそげぶ馬鹿にしやがってよォ、三下のことよく知りもしないでよォ」



13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 20:12:24.07 ID:MGa4m/p90

この一通さん三下のことホントに大好きなんだなwwwww



15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 20:13:11.11 ID:Tfd6MU0h0

一方さんどうしたwww



16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 20:15:14.67 ID:ubsCFFTd0

一方「何がねぼしだ。『熱膨張って知ってるか?』の何が悪いってンだよクソがァ」

御坂妹「知らなかったとはいえ、申し訳ありませんでした、とミサカは先ほどの非礼を素直に詫びます」

一方「分かればいいンだ。その幻想をぶち殺す! ほら、お前も言ってみやがれ」

御坂妹「その幻想をぶち殺す!」

注:ねぼし→http://www12.atwiki.jp/index-index/pages/1627.html



17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 20:17:12.47 ID:54jhzAuB0

どんだけ好きなんだwwwwww



19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 20:19:26.36 ID:ubsCFFTd0

一方「その幻想をぶち壊す!」

御坂妹「その幻想をぶち壊す!」

一方「熱膨張って知ってるか?!」

御坂妹「熱膨張って知ってるか?!」

一方「やれば……出来るじゃねェか」



21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 20:20:25.54 ID:MGa4m/p90

こいつらwwww



22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 20:23:05.56 ID:ubsCFFTd0

御坂妹「今ここに確かな友情が生まれましたね、とミサカは感動を隠しきれません」

一方「あァ……これも、三下のおかげだな」

御坂妹「セロリさん!」

一方「クソババァ!」

ガシッ



23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 20:25:09.68 ID:Tfd6MU0h0

クwwソwwバwwバwwァww



24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 20:26:32.67 ID:ubsCFFTd0

一方「なかなか話が分かる奴だったなァ。たまには12歳以上も悪くねェ」

一方「ま、友達として、だけどな」

??「キャアアアアアアアア」

一方「なんですかァ、この悲鳴は」

一方「いつもならスルーするところだが、今は機嫌がいいぜェ」

一方「ちょっくら様子を見に行っててやろうじゃねェか」



26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 20:31:30.62 ID:ubsCFFTd0

佐天「ちょっと、止めてよ!」

初春「離してください!」

不良A「いいじゃねえか。ちょっと俺らと遊んでよ」

不良B「お前こんな中学生がいいのかよ。ロリコンだなwww」

不良A「未成熟なのがいいんじゃねえか」

不良C「最悪wwww」

一方「あいつら……」



27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 20:32:15.06 ID:Tfd6MU0h0

がんばれ!一方さん!



34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 20:35:56.29 ID:ubsCFFTd0

一方「俺はロリコンじゃねェ、ロリコンじゃねェけど……」

一方「あいつらはロリコンの風上にも置けねェ」

一方「俺はロリコンじゃねェけど……」

一方「本物のロリコンって奴は決して乱暴はしねェンだ」



35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 20:37:07.74 ID:MGa4m/p90

YES、ロリコン、NO、タッチ



39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 20:39:45.55 ID:ubsCFFTd0

一方「そもそもあいつらはもう中学生じゃねェか」

一方「俺はロリコンじゃねェけど……」

一方「中学生を捕まえてロリコンを語るなんざァ許せねェ」

一方「捕まってるのが中学生ってェのは気に食わねェが……」

一方「仕方ねェ、助けてやるか」

一方「おい、てめ……」

??「おい、お前ら、止めろ!」



41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 20:47:00.84 ID:ubsCFFTd0

一方「あァン? 誰だァ?」

上条「大の高校生が中学生囲んで恥ずかしくないのかよ!」

一方「あ、あいつは……」

不良C「なんだ、てめえ」

不良A「俺らはいまからイイコトするのに忙しいんだから帰れよ」

不良B「混ぜて欲しいんなら正直に言えよwww」

上条「……」グッ

一方「右手を握り締めやがった……」



44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 20:51:07.69 ID:ubsCFFTd0

上条 「いいぜぇ」

一方 「ま、まさか……」

上条 「てめえらが女子中学生を捕まえて……」

一方 「う、嘘だろ……」

上条 「なんでも好き勝手出来るって言うのなら……」

一方 「これは夢か?」

上条 「まずはその幻想を」

一方 「……」ドキドキ

上条 「ぶち殺す!!!」



47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 20:54:34.39 ID:8YL3zxTA0

ドキドキwwwwww



49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 20:55:40.27 ID:ubsCFFTd0

佐天「あ、ありがとうございます」

初春「なんて、お礼を言ったらいいのか」

上条「いいよ、いいよ。気をつけて帰りなさい」

佐天「はーい」

初春「さようなら、今度必ずお礼しますから!」

上条「行ったか……」

上条「おいそこの影に隠れてる奴」

一方「?!」



51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 20:56:52.21 ID:zIREzi3SP

一方さんがかわいいww



54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 20:58:31.15 ID:8YL3zxTA0

影に隠れて見てたのかwwwwwwwwかわいいwwwwwww



60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 21:02:55.74 ID:ubsCFFTd0

一方「まさか、生『その幻想をぶち殺す』が見れるなんて……」ドキドキ

一方「俺は一生分の運を使い切っちまったンじゃねェのか?」ドキドキ

上条「おいそこの影に隠れてる奴」

一方「?!」ドキドキ

一方「やべェ、バレてる。さすがは三下じゃねェか」ドキドキ

一方「クソッ、動悸が治まらねェ……」ドキドキ

上条「いつまで隠れてる気だ? 出てこいよ」

一方「よ、よぉ」ドキドキ



57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 21:01:19.88 ID:Tfd6MU0h0

すげえドキドキしてるwww



59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 21:02:46.53 ID:CJJiifeH0

生そげぶwwww



62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 21:06:03.37 ID:ubsCFFTd0

上条「お前は……一方通行?!」

一方「ひ、久しぶりじゃねェか、三下ァ」ドキドキ

上条「……お前、ずっと見てたのか?」

一方「あ? あァ、そうだ」ドキドキ

上条「何でだよ……」

一方「え?」



63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 21:08:23.17 ID:krmqfPez0

説教タァァアイムwww



65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 21:10:39.49 ID:ubsCFFTd0

上条「誰かがいるのは最初から分かってた」

一方「そ、そうなのかァ?」

上条「でも、相手は不良3人だ。立ち向かう勇気の無い奴がいるのは仕方ない」

一方「ば、馬鹿にするンじゃねェ。学園都市第一位の一方通行様の手にかかれば不良が何万人いようと……」

上条「だからだよ!」

一方「?!」ビクッ



74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 21:17:36.06 ID:ubsCFFTd0

上条「お前なら今の中学生をすぐに救えたのに……」

上条「何で影からコソコソ見てやがった?! 答えろ一方通行!」

一方「そ、それは……」

一方(言えねェ。生『その幻想をぶち殺す!』が見たかったからなンて言えるワケねェ!)

一方(ましてや、囲まれてた女が12歳以上だったからなンて!)



78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 21:22:47.62 ID:ubsCFFTd0

上条「打ち止めと会ってお前は変わったと思ってた」

上条「打ち止めが嬉しそうにあの人はあの人はって話してたから……」

一方「……」

上条「見損なったぜ、一方通行。じゃあな……」

一方(三下があんなに悲しそうな顔に……)

一方「ま、待っ……」

一方「行っちまった……」

一方「俺はもう……その幻想をぶち殺せない……」



81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 21:25:10.80 ID:t4Rny3B30

まさかの鬱展開



87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 21:31:04.88 ID:ubsCFFTd0

ピンポーン

打止「誰か来たよ、ってミサカはミサカは……ミサカしかいない」

―知らない奴が来ても出るなよクソガキ

打止「もう、いつまでも子供扱いして、ってミサカはミサカは思い出し怒りっていう新たな技を生み出してみたり」

ピンポーン

打止「はいはーい、今開けますよー、ってミサカはミサカは立派にお留守番してみせる」

ガチャリ

打止「えっ?」

ドサッ



89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 21:39:32.10 ID:ubsCFFTd0

一方「俺はどうしたらいいんだよ、クソがァ……」

一方「三下を悲しませちまった……」

御坂妹「いましたいました、とミサカは大慌てで心の友セロリさんに詰め寄ります」

一方「……どうしたクソババァ」

御坂妹「心の友にクソババァという呼び方はどうかと思います、とミサカは真剣に抗議します」

一方「うるせェよ。放っておけ」グスッ

御坂妹「ちょっ、なんで涙目になってるんですか。そんなことより大変なのです」

一方「何だようぜェな」

御坂妹「上位個体が攫われました!」



90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 21:42:34.26 ID:2Ts5ER3P0

な、なんだってー



95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 21:47:26.70 ID:ubsCFFTd0

一方「三下に頼め」

御坂妹「ちょwwwwふざくんなwwwww、とミサカは予想外の返答に思わず混乱しました」

一方「うるせェ……」

御坂妹「どうしたんですか、今こそ『その幻想をぶち殺す』を使う時ですよ、とミサカは説得します」

一方「俺はもうその幻想をぶち殺せねェンだよォォォォォォォォォォォォォ!!!」



98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 21:52:46.86 ID:07pMBWC80

打ち止め放置とかどんだけショック受けてんだよw



99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 21:55:52.99 ID:ubsCFFTd0

上条「おい、一方通行」

一方「?!」

御坂妹「あなたは……」

一方「何しに来やがったこの三下ァ」

上条「さっきは言い過ぎちまったなって思ったから戻ってきたんだ」

一方「そォかい」

上条「何を不貞腐れてやがるんだよ一方通行!打ち止めのピンチなんだろ!」



102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 22:01:07.13 ID:ubsCFFTd0

一方「俺には無理だ。俺には誰も助けられない」

上条「何言ってんだ?」

一方「頼む、三下。打ち止めを助けてやってくれ!」

上条「ふざけんなよ……」グッ

一方(右手を……握り締めた?!)



110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 22:07:56.39 ID:ubsCFFTd0

上条「いいぜぇ」

一方(ま、まさか……)

上条「お前が不貞腐れて……」

一方(おィおィ……どうなってやがンだァ……)

上条「誰も助けられないって言うのなら」

一方(ここは天国か?!)

上条「まずはその幻想を」

一方(待ってろよ打ち止め)

上条「ぶち壊す!!!」バキィ

一方(必ず助けてやるからなァ!!!)

REC

御坂妹「お前ら落ち着け。後でミサカネットワークにうpする」



113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 22:09:08.71 ID:MGa4m/p90

天wwww国wwww



116:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 22:10:40.20 ID:l4fDDNXA0

>御坂妹「お前ら落ち着け。後でミサカネットワークにうpする」

誰に向かって言ってんだwwwwww



121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 22:23:24.32 ID:ubsCFFTd0

上条「で、打ち止めはどこなんだ?」

御坂妹「第七学区の12号線を移動中。どうやら車のようですね、とミサカは冷静に報告します」

一方「遠いな、お前ら手ェ貸せェ」

御坂妹「はい、とミサカは復活した心の友に素直に従います」

一方「三下ァ、てめェは左手だ」

上条「ん? おお」

ガシッ



124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 22:26:14.84 ID:ubsCFFTd0

一方「飛ぶぞ。舌噛むなよ」

上条「あのー、一方通行さん? 出来たら無能力者の俺の安全も考えて……」

御坂妹「やだ、スカートの中が丸見えに、ってあなたが一緒に飛ぶのでは意味が有りませんね、とミサカは嘆息します」

上条「み、御坂妹? なぜにガッカリ顔で俺を見つめてらっしゃるんでせうか?!」

一方「うるせェ、行くぞ!」

ドゴーン



127:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 22:33:29.63 ID:H/V6T8II0

一方さんかっけえ



138:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 22:42:49.84 ID:ubsCFFTd0

ドゴーン

キキィィィーッ

??「畜生、なんだいきなり!」

??「あいつは……」

上条「し、死ぬかと思った」

御坂妹「道行く男子中高生に無償で大サービスしてしまいました、とミサカは絶望します」

一方「てめェ……生きてやがったのか」

??「ククッ、こいつは嬉しいねぇ。腑抜けたままだと思ってたぜ、クソガキ」

一方「木ィィィィィィィィィィィ原クゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!!」



143:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 22:49:25.76 ID:07pMBWC80

星になったんじゃなかったのかw



144:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 22:53:04.64 ID:ubsCFFTd0

木原「再会は嬉しいんだが、お前に構ってる暇は無いんでなあ……」

一方「奇遇だなァ、俺もテメェに構ってる暇無ェんだ」

木原「進化した木原神拳をお見せ出来ないのが残念だ」

上条「木原神拳って?」コソコソ

御坂妹「反射される直前に手を引き戻して戻るベクトルを反転させてダメージを与えるというとんでも拳法です、とミサカは博識ぶりをアピールします」

上条「すごいな、御坂妹は何故そんなことを知ってるんだ?」

御坂妹「今ググりました、とミサカは褒められたことに動揺して白状します」

注:木原神拳→http://www12.atwiki.jp/index-index/pages/1452.html



145:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 22:54:51.54 ID:jJthMtgE0

進化した木原神拳…だと…?



146:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 22:56:02.35 ID:07pMBWC80

哀しみを内包したんじゃね



149:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 23:00:56.03 ID:ubsCFFTd0

木原「つーわけで、跪いてろ、クソガキども!」カチッ

上条「なんだ?! 車のトランクが!」

御坂妹「あれは?!」

キィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィン

一方「ガァッ……これは」

木原「ぎゃはははははははははは!! どうだ? キャパシティダウンの音色は?」

御坂妹「くぅっ……」

一方(こんな音、反射すれば……クソがァ、演算……出来ねェ……)



154:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 23:10:54.52 ID:ubsCFFTd0

上条「おい、大丈夫か?! 一方通行! 御坂妹!」

木原「なんだ。無能力者のクズまで紛れ込んでやがったか」

一方(三下に向かってクズだとォ……ふざけんなよクソがァ……動けねェ……)

上条「てめえ、何が目的だ」

木原「ぎゃははは、俺は打ち止めを攫ってこいって命令されただけだ。クライアントの事なんて知るか」

上条「そうかい、だがな」グッ

一方(今日三度目?!)



160:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 23:17:02.09 ID:8YL3zxTA0

三度目?!wwwwwww



161:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 23:18:53.02 ID:ubsCFFTd0

上条「てめえが打ち止めを攫って命令を遂行するっていうのなら……」

一方(おィおィ……三下ァ……張り切りすぎだぜェ……)

御坂妹(なんとか……なんとか録画するメモリを確保しなければ……)

上条「その幻想をぶち……ぐはぁっ!!!」

木原「あーあ、喋りながら殴られたもんだから舌噛んでら」

一方「三下ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」



168:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 23:21:19.40 ID:rdDB+UUvO

まさかの不発wwwww



172:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 23:22:38.29 ID:lNkb3PGP0

進化した木原神拳ぱねぇwwwwww



177:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 23:29:04.27 ID:ubsCFFTd0

―木原君の車にて

一方「三下ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」

打止「うーん、人がせっかく気持ちよくお昼寝してたのに、ってミサカはミサカは不満を……あれは?」

打止「大変大変、あのプライドばっかり無駄に高くてツンデレのデレ分が足らないあの人が跪いてるなんてただ事じゃない、ってミサカはミサカは大慌て!」

打止「どうしようどうしよう、ってミサカはミサカはミサカネットワークに相談してみる」

御坂妹(上位個体から通信が……でもキャパシティダウンの影響で録画にメモリを割くことで精一杯、一体どうすれば?!)



180:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 23:31:23.27 ID:DK9tbBDB0

御坂妹wwww優先順位がwwwwww



182:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 23:39:57.61 ID:ubsCFFTd0

打止「なに堂々と信号無視してるんだよ、ってミサカはミサカは窓を力いっぱい叩いてみたり!!!」

御坂妹「あんな所に上位個体が。仕方ありません、通信を許可します」

上条「ぐっ、くそっ……」

一方「三下ァ……木原の野郎、ぶっ殺す……動けよォ、動けクソがァ!」

木原「ぎゃは、ぎゃはははははははは!! ざまあねえなクソガキ。さぁて、仕上げにまとめてぶち殺してやるよ」



187:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 23:45:36.38 ID:ubsCFFTd0

打止「状況を把握。車の中ならキャパシティダウンは聞こえないから大丈夫、ってミサカはミサカはビリビリしてみる。お姉様ごっこ!」

ドゴーン

木原「な?!」

一方「でかした、クソガキ!」

上条「行け! 一方通行!」

一方「まかせろ、三下ァ!!!」



191:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 23:52:41.05 ID:ubsCFFTd0

木原「はは、俺の真・木原神拳の前にお前の反射は通用しねえぞクソガキィィィィィィィィィ!!」

一方「反射なんていらねえんだよ木ィィィィィィィィィィィ原クゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン!!!」

木原「何ぃ?!」

御坂妹「あれは、心の友がついに……REC」



197:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/14(日) 23:57:17.18 ID:ubsCFFTd0

一方「てめェが俺の反射をどうにかできるって言うのならァ……」

上条「一方通行!」

御坂妹「セロリさん!」

打止「あなた!」

一方「その幻想をぶち殺す!!!」

バキィ

木原「ぐはぁぁぁぁぁぁっ」

ドサッ



204:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/15(月) 00:02:01.94 ID:oBCu2yxr0

そげぶキタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!



205:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/15(月) 00:04:33.48 ID:rrRSafko0

一方「やったのか、俺は……」

上条「やったじゃねえか、一方通行。見直したぜ!」

一方「三下ァ……」

御坂妹「ナイス『その幻想をぶち殺す!』でしたよ、とミサカは最大限の賛辞を送ります」

一方「クソババァ……」

打止「わーい、ミサカもそげぶごっこするー、ってミサカはミサカはあなたに抱きついてみたり!」

一方「り、略すンじゃねェよ、クソガキィ! 三下に失礼だろうがァ!」



209:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/15(月) 00:07:15.41 ID:KQ5t8qE90

三下に失礼wwwww



217:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/15(月) 00:14:01.68 ID:rrRSafko0

上条「あん? 別にいいじゃねえか。そげぶそげぶ」

一方「え? い、イイのかよ。それじゃァなんか馬鹿にしてるみたいだろォが」

上条「何言ってやがるんですかぁ? 一方通行さんは」

一方「あァ! 俺はお前のことを考えて!」

上条「誰かを助けたいって気持ちが込められていれば、言葉なんてなんだっていいじゃねえか」キリッ

一方「三下ァ……」

御坂妹「お前ら落ち着け。後で生TSでうpする。鯖を、強い鯖を用意しておけ!」



218:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/15(月) 00:14:39.99 ID:3+1aB9Ty0

み、ミサカちゃん・・・



224:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/15(月) 00:22:34.27 ID:rrRSafko0

ファンファンファンファン

黄泉川「おらっ、キビキビ歩くじゃんよ」

鉄装「ひぃ、この人顔怖すぎです」

黄泉川「びびってどうするじゃんよ」

鉄装「は、はいぃ」



232:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/15(月) 00:28:24.71 ID:rrRSafko0

打止「わーい、そげぶそげぶ、ってミサカはミサカは大はしゃぎ!」

一方「おい、待てよクソガキ! じゃあな三下。今日はその……助かったぜェ」

上条「いいってことよ。じゃあな」

御坂妹「ミサカも病院に帰ります、とミサカは別れを惜しみながら手を振ります」

上条「ん? もう時間も遅いし、送ってくぜ、御坂妹」

御坂妹「ktkr」

上条「ん?」

御坂妹「いえ、気にしないでください、とミサカは大慌てでミサカネットワークにログインします」



233:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/15(月) 00:30:43.10 ID:rrRSafko0

打止「あなたがそげぶするなら私はお姉様にする!ビリビリ!」

一方「おォ、そうだなァ。家に帰るまで我慢しやがれクソガキ」

打止「わーい、家に帰ったらビリビリする、ってミサカはミサカは……」

一方「俺はまだ……その幻想をぶち殺せたんだなァ……」

打止「どうしたの?」

一方「何でもねェよ。いくぞクソガキ」

打止「うん」



236:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/15(月) 00:31:27.86 ID:rrRSafko0

おしまい。
20巻読んで衝動的に書いた。
読んでくれた人ありがとう。



239:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/15(月) 00:33:33.04 ID:fF/wW0WZ0


面白かったよwww



244:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/15(月) 00:36:10.59 ID:nydHaJFd0

おつおつ
おもろかったw



263:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/15(月) 01:03:15.59 ID:6m2kW/Cp0

一方さんかわいいよ一方さん



273:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/15(月) 02:09:09.16 ID:yokDkFIl0



梓「嘘つきは恋のはじまり

2013-07-16 07:08:03 | けいおん
1 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/01(月) 22:58:05 ID:DnZo2xLw
  

〈中野side〉


人は嘘をつく生き物です。
最初に嘘をついたのはいつだったでしょうか。
歯医者さんが怖くて「歯なんて痛くない」と言った時でしょうか。
それとも、除夜の鐘を聴いてみたくて、「まだ眠くない」と強がった時でしょうか。
幼い頃から大人になっても、小さな嘘を積み重ねて生きていくのが人間というものです。

こんな話をするのには理由があります。
今日、部室にいくと唯先輩がやる気を出していたのです。
なんでも昨日家でとても上手く弾けたらしく、それを私達に聴いて欲しいということです。
律先輩も唯先輩につられてか、やたらやる気を出してくれたみたいで、今日は存分に練習できそうです。



2 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/01(月) 23:04:56 ID:DnZo2xLw
でも困ったこともあります。
今日は朝から風邪気味で、熱っぽいんです。
でも、それを口にするのは野暮というもの。
やる気になっている唯先輩に申し訳ないですし、私自身練習したいという気持ちもあります。
だから、澪先輩が私の顔を見て、「ちょっと赤いけど大丈夫か」と訊いてくれたとき、
「唯先輩が練習する気になってくれて、感慨深くて……」と小さな嘘をつきました。

練習はかなり長い間続きました。
かなりきつかったですが、ここまで熱の入った練習は久しぶりでした。
体調が悪かったからこそ、頭を空っぽにして演奏に集中できたのかな?
私のギターもいつも以上に走っていた気がします。


3 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/01(月) 23:26:22 ID:DnZo2xLw
楽しい練習も終わり、帰り道。私はなんとか平常を装っていました。
まず律先輩と澪先輩が離脱。
それから唯先輩とムギ先輩と別れる場所につきました。
お別れの挨拶をしようとしたとき、ムギ先輩が言いました。

「私、ちょっとこっちに用事があるんだ。
 唯ちゃんは先に帰ってくれる?」

唯先輩はちょっと寂しそうにムギ先輩を見た後、「バイバイ」と言って去っていきました。
ふたりきりになった後、ムギ先輩に「何の用事ですか?」と聞きました。
ムギ先輩は無言で私のおデコに手をあてました。

「やっぱり……大丈夫?」


5 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/02(火) 00:07:04 ID:GWiuyadw
先輩は心配そうに私の顔を覗き込みました。

「気がついてたんですか?」

「家まで送っていくわ」

家につくまで会話はありませんでした。
ひどく居心地が悪かったのを覚えています。
嘘を暴かれた後って、たいていこうです。
気まずくて、居た堪れない気持ちでいっぱいでした。
黙々と歩いて行くと、すぐに家に着きました。

「おうちの人はいるの?」

「……いないみたいです」

「そう。じゃあ、あがってもいいかしら」

「……はい」

私は自分の部屋までたどり着き、ベッドの上に倒れ込みました。
それから数時間の記憶が、私にはありません。


6 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/02(火) 00:35:10 ID:GWiuyadw
 

〈琴吹side〉


梓ちゃんの体調が良くないことは最初から分かっていました。
澪ちゃんに顔が赤いことを指摘されたとき、梓ちゃんは嘘をついた。
嘘をついた理由もすぐにわかった。唯ちゃんとりっちゃんがやる気を出していたからです。

嘘をあばこうかとも思いました。
でも、思いとどまりました。
張り切る唯ちゃん達を見る梓ちゃんが、あまりに嬉しそうに見えたから。
それに高校生にもなれば、自分の体調ぐらいわかっていると思ったからです。
ある意味私の予想どおり、梓ちゃんはベッドまで無事たどり着きました。

私は心のなかで「お疲れ様」と呟きました。
それから俯けに倒れている梓ちゃんを仰向けにしてあげました。

梓ちゃんの顔は真っ赤になっていて、顔や手から汗が滲んでいます。
制服の下に手をいれると、じんわりと湿った感触が伝わりました。


7 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/02(火) 05:34:06 ID:GWiuyadw
汗を放置して置くと、気化熱で体温を奪われてしまいます。
このままではいけないと思い、着替えさせてあげることにしました。

まず、押入れのなかから替えの服を探しました。
無事に寝具と下着を見つけた私は、梓ちゃんを抱きかかえるように持ち上げました。
梓ちゃんの体は思っていた以上に軽くて、無理な体勢でも制服とシャツを脱がすことができました。
パンツを脱がすのはやめておきました。
合宿のお風呂で見たことはありましたが、勝手に脱がすのは申し訳ない気がしたからです。


8 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/03(水) 05:13:08 ID:e/Bs5vVs
パンツだけになった梓ちゃんの体を優しくタオルで拭ってあげました。
それからサッと下着と寝具を着せ、布団をかけました。
濡れタオルを頭の上にのせて、私の仕事はお仕舞いです。

梓ちゃんの顔は相変わらず赤くて、息は少し荒かったとおもいます。
この時になって、私は少しだけ後悔していました。
嘘をあばいていれば、こうはなかったかったはずなのに、って。

起きるまで傍にいようかと思っていましたが、梓ちゃんの御母様が帰ってきました。
私は事情を話して、家に帰ることにしました。

梓ちゃんから電話がかかってきたのは、その夜のことです。


11 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/06(土) 20:49:55 ID:VKziU3YM
『もしもし』

「あずさちゃん?」

『はい。今日はありがとうございました』

「体の方はどう?」

『だいぶよくなりました。ただ、大事をとって明日はお休みさせてもらおうと…』

「そう。それがいいわ」

『ひとつお願いがあるんです』

「お願い?」


12 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/06(土) 20:51:54 ID:VKziU3YM
『はい。体調が悪かったことを隠してたの、他の先輩たちには言わないで欲しいんです』

「言わなくても澪ちゃんあたりにはバレちゃうかもしれないわ」

『それは仕方ないです』

「誰にも言わなければいいのね」

『約束…してくれますか』

「ええ、約束」

『ありがとうございます。そして、おやすみなさい、ムギ先輩』

「どういたしまして。ぐっすりおやすみなさい、梓ちゃん」


16 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/09(火) 00:01:51 ID:wEVOE13w
次の日、電話で聞いたとおり、梓ちゃんは休みました。
梓ちゃんが休みだと知って、唯ちゃんは明らかにテンションを落としましたが、お菓子を食べると元気になりました。
それから唯ちゃんは、このお菓子をもって梓ちゃんのお見舞いに行こうと提案しました。

私達4人はお菓子を持って梓ちゃんの家に行きました。
梓ちゃんはだいぶ元気になってくれたようで、私のお菓子を美味しそうに食べてくれました。
しばらく5人でお話をして、何事もなかったように帰宅。
昨日の話はひとつも出ませんでした。


あの日のことは私と梓ちゃんだけの秘密。
不謹慎かもしれませんが、それが少しだけ嬉しかったんです。
しかも、嬉しいことはこれだけでは終わらなかったんです。


17 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/09(火) 00:03:19 ID:wEVOE13w
 

〈中野side〉


嘘をついてから3日間。ムギ先輩のことばかり考えていた気がします。
裸を見られたのはたいしたことじゃなかったはずです。
合宿のときだって見られていますし、見ています。

それでも、弱っているところを一方的に見られたというのは、少しわけが違うのでしょうか。
それとも嘘をあばかれて、弱みを握られてしまったからでしょうか。
お見舞いにきてくれたムギ先輩と、私は目を合わせることができませんでした。

先輩たちがお見舞いに来てくれた次の日から、私は学校に戻りました。
普通に純や憂とおしゃべりして、先輩たちと部室でおしゃべりする日々。
ただ、ムギ先輩とは相変わらず目を合わせることができませんでした。


18 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/09(火) 00:04:04 ID:wEVOE13w
そんな私のことをムギ先輩は気づいていたようです。
しかし、そのことをムギ先輩が気にしている様子はありませんでした。
鋭いムギ先輩のことですから、私の気まずさを察してくれていたのでしょう。

ムギ先輩は私に何も求めませんでした。
いつものように紅茶をいれ、優しく話かけてくれました。

頭ではそれが嬉しかったですが、心では少し嫌でした。
一方的に何かをしてもらっているだけというのは、居心地が悪いんです。

だから私はムギ先輩に何かお礼をしたいと考えました。
でもムギ先輩がよろこんでくれることってなんでしょうか。


19 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/09(火) 00:05:04 ID:wEVOE13w
私はムギ先輩の笑顔を思い浮かべました。

ムギ先輩は何よりお茶をいれているとき輝いています。
誰かに奉仕するのが好きなんでしょう。
しかし、私がお茶を入れてもらったのではお礼になりません。

ムギ先輩にはたくさん夢があるらしいです。
焼きそばを食べにいくこと、アルバイトをすること。
他にもいくつもあるみたいです。
そのうち幾つかは叶ったみたいですが、幾つかは叶っていないみたいです。
単純に考えれば、その1つを叶えるのが手っ取り早い。

けれども、私はムギ先輩の夢をあまりよく知りません。


24 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/18(木) 21:59:15 ID:9ATW22q2
ムギ先輩。
いつも微笑みかけてくれる優しい先輩。
軽音部のお茶係で、いつも楽しそうにしてる人。
おっとりしていて、それでいてちょっぴり鋭い人。

私はムギ先輩のことが好きです。
恋とかそういう意味ではなく、人として好きです。

だけども私は全然知りません。

ムギ先輩の家族のこと。
普段していること。
好きな食べ物のこと。
嫌いなこと。


25 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/04/18(木) 22:00:43 ID:9ATW22q2
色々考えた結果、私はムギ先輩とお出かけすることにしました。
お礼のために。
そして、ムギ先輩をもっと知るために。

電話で誘うと、ムギ先輩は二つ返事で承諾してくれました。

ムギ先輩と二人だけで遊びに行くのはこれが初めてです。
明日着ていく服のことを考えながら、私はベッドに潜り込みました。


32 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/03(金) 01:36:43 ID:oEK.QWqk
   

〈琴吹side〉


梓ちゃんから電話がかかってきた。
休日にお出かけのお誘い。
はっきり言って、このお誘いはとても嬉しい。
高校に入って唯ちゃん達と仲良くなったけど、二人で出かける機会はあまりない。
もちろんみんなで出かけるのも楽しいけど、ふたりきりというのはまた違うと思う。

ふたりきりなら、みんなの違う顔を見ることができると思う。
私だって、みんなと一緒にいるときと、菫とふたりきりでいるときでは全然違う。
きっと他のみんなも、ふたりきりのときにしか見せない顔があるはずだ。
私はそれを見てみたいと思っていました。

だから梓ちゃんからのお誘いは素直に嬉しい。
でも、喜んでばかりもいられません。


33 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/03(金) 01:38:08 ID:oEK.QWqk
梓ちゃんがなぜ私を誘ってくれたのか。
梓ちゃんに嫌われてるわけではないけれど、休日に遊びに誘ってくれるほど親しい間柄でもありません。
あの嘘に負い目を感じている梓ちゃんが、謝罪のため、そしてお礼のために誘ってくれたのでしょう。

きっと梓ちゃんにとって、今回のことはあまり楽しくないはず。
それでも、私との関係を元に戻したいと思って誘ってくれたのです。

少しだけ気を引き締めます。
できるだけ、梓ちゃんのことをわかってあげよう。
できることなら、楽しい休日にできるように頑張ろう。
そう決意して、ベッドに潜り込んだんです。


34 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/03(金) 01:39:21 ID:oEK.QWqk
当日。
天気予報では晴れでした。
でも私と梓ちゃんが駅前に集まってすぐに、雨が降りだしました。
私たちは急いでコンビニに駆け込み、ビニール傘を手に取りました。

値段は500円。
私はまだ金銭感覚が身についていないので、安いと思ってしまいました。
でも梓ちゃんはその価格設定に文句を言いました。
そして「私が買いますから、ムギ先輩は買わなくていいです」と言ってくれたんです。

生憎の雨ではなく、相合傘の雨。
実は、相合傘をするのは私の夢でした。
菫から読ませてもらった漫画で見て「いいなぁ」と思っていたんです。


35 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/03(金) 01:40:23 ID:oEK.QWqk
だけど、相合傘をするのはこれが初めてではありません。
学校の帰り道、傘を忘れた唯ちゃんをいれてあげたことがあったから。

安っぽいビニール傘。
梓ちゃんの手はちょっと震えています。
二人が濡れないように、傘を懸命にコントロールしているのが見て取れます。

唯ちゃんの時とは違う、ちょっとぎこちない感じ。
あの時のような立派な傘ではなく、外が見えるビニールの傘。
その事実に、私はなんだか無性にわくわくしちゃったんです。

きっと梓ちゃんはいたたまれない気持ちだったと思います。
そんな時にわくわくしていた私は先輩失格なのかもしれません。


40 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/30(木) 23:12:15 ID:wUgRaIgY
 

〈中野side〉


傘を思うところに持っていくのがこんなに難しいなんて知りませんでした。
できるだけ濡れないように右に左に微調整しますが、二人共傘に収まるようにするのは難しくて。
歩幅も少しだけ違うから、左右だけじゃなく、前後にも気を遣わなくてはいけなくて。

ムギ先輩だけ雨にあたらないようにしようかとも思いました。
けど、そんなことをしても喜んでくれる人ではありません。

私はムギ先輩の心の内を考えるのが億劫でした。
傘を買わないように言ったのは私です。
だから、今こんなふうに二人が濡れているのは私のせいです。

でも、そういうわけにもいきません。
今日はムギ先輩との関係修復のためにきたのだから。
私は覚悟を決めて、おそるおそる先輩の顔を見ました。


41 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/30(木) 23:19:23 ID:wUgRaIgY
ムギ先輩はほんのすこしだけ俯いていました。
視線を斜めに落として、なんだか愛おしそうに。
地面を楽しそうに見つめながら、軽快に歩いていたんです。

笑っているのでも喜んでいるのでもない、その顔の意味するところはきっと「期待」。
今日のお出かけをよほど楽しみにしてくれていたのでしょう。

私が見ていることに気づいたムギ先輩がこっちを向きました。
傘を差したまま、目があって、無言のまま。
そのまま、3分ぐらい歩きました。

いつの間にか、二人の歩幅は綺麗に重なっていました。
肩は相変わらず濡れていましたが、さっきまでの嫌な感じはもうありませんでした。

私はいつもムギ先輩がするように、微笑んでみました。
すると先輩も真似して微笑んでくれました。


42 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/30(木) 23:20:11 ID:wUgRaIgY
歩いて10分ほどで目的の場所につきました。
私達がきたのは東急ハンズ。6階建てで、日用雑貨の類なら何でも揃うお店です。

先輩は身の回りにあるちょっと変わったものが好き。
だからハンズです。

思った通り先輩は目を輝かせてくれました。

1回の特設手帳コーナーから真剣に見入っています。

ムギ先輩はゆるキャラが表紙の手帳を指さして、「このキャラクターは何かな?」と訊きました。
私はケータイで素早く検索してあげました。
キャラクターの来歴を話してあげると、先輩はふむふむと真剣に聞いてくれました。
それから次の手帳を見て……。


43 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/30(木) 23:21:13 ID:wUgRaIgY
どれも熱心に見ていましたが、先輩が特に注目したのは黒柴の手帳でした。
表紙で2匹の黒柴がじゃれあっていて、365ページにそれぞれ違う黒柴の写真が白黒で印刷されています。
値段は少し高めの3000円。

手帳をひととおり見てから2階の食器雑貨コーナーへ。
白鳥を象った銀のフォークや象がデザインされた木製のスプーンなどを先輩は興味深そうに見ていました。

3階、4階、5階も同じように時間をかけてまわりました。
ムギ先輩がはしゃいでいるだけなら退屈だったかもしれません。
でも、先輩は何かと私に質問してくれたので、私は色々教えてあげることができました。
このやりとりを通じて何か信頼関係のようなものが芽生えている気がして、私は嬉しかった。


44 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/30(木) 23:22:15 ID:wUgRaIgY
5階でカレンダーをみているとき、私は嘘をつきました。
「お手洗いに行くから、ここで見ていてほしい」と伝えて、お手洗いには行かずそのまま1階へ降りました。
ムギ先輩へのプレゼントとして、あの黒柴の手帳を買うためです。

5階へ戻るとムギ先輩はレジに並んでいました。
手には和紙と細いリボンを持っていました。
何に使うのか聞いてみると、「押し花で栞を作ろうと思って」と教えてくれました。

6階を制覇する頃にはすっかり夜になっていました。
当初はハンズ以外もまわる予定だったのですが、雨だったのでハンズ一本に絞ったんです。
時間が余ることを危惧していた私としては、嬉しい誤算でした。


45 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/30(木) 23:23:08 ID:wUgRaIgY
ハンズから出ると、もう真っ暗でしたが、雨もやんでいました。
私は先輩を連れて夜ご飯を食べに、ネットで調べたイタリアンレストランへ。

オーダーを済ませ、料理が出てくるまでの間に、私は黒柴の手帳をムギ先輩に渡すことにしました。

「あの、これを受け取って欲しいんです」

「あら、これは?」

ハンズの袋に入ったそれを見て、ムギ先輩は不思議そうな顔をしています。
今更になって、ムギ先輩にまた嘘をついてしまったことを後悔しました。

「ごめんなさい。さっきトイレに行くって嘘をついて買ったんです」

でもムギ先輩は笑ってくれました。


46 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/30(木) 23:24:02 ID:wUgRaIgY
「そういう嘘なら、私は好きよ」

「……開けてもらえますか?」

「うん‥…あら、これ……」

「はい。ムギ先輩が見てたあの手帳です」

「手帳……ありがとう梓ちゃん」

口で「ありがとう」と言ったムギ先輩。
でもどこか違和感がありました。
なんだか嬉しそうな、そうでないような……。


47 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/30(木) 23:24:34 ID:wUgRaIgY
「あの、ムギ先輩。何か気に入りませんでしたか」

「どうしてそう思うの?」

「ちょっと言い淀んでいたように見えたので」

「……梓ちゃんに嘘はつけないね」

「えっと……」

「実は来年の手帳はもう買ってあるの」

「そうでしたか……」

「あっ、そうだ! いいこと思いついちゃった!」

「なんですか?」


49 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/05/30(木) 23:25:36 ID:wUgRaIgY
「手帳交換しない? 
 私が使う予定だった手帳をあずさちゃんが使うの。
 ……もし良かったらでいいんだけど」

「えっと……いいんですか?」

「もちろん!」

「それじゃあ、お願いします」

「なら、明後日学校にもっていくから」

こうして私とムギ先輩は手帳を交換することになりました。

ご飯を食べ終わった後、ムギ先輩と別れました。
この日のお出かけはこれで終わりです。


53 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/20(木) 21:42:07 ID:FbtMfJng
  

〈琴吹side〉

 
ハンズと言ったっけ。
あんなお店があるなんて私は知りませんでした。

私は知っていました。
この街にはハンズのように、宝石箱みたいな場所がたくさんあるって。
でも、世界をどんどん広げようとは思わなかった。

だって一人で広げるより、誰かと広げたほうがずっと楽しいと知っていただから。

今回の梓ちゃんとのお出かけは、最初からとても楽しかった。
二人で一本の傘を使って歩いたこと。
ハンズを一緒に見て回ったこと。
おいしい夜ご飯を食べて、手帳までもらってしまったこと。


54 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/20(木) 21:43:24 ID:FbtMfJng
ハンズで少しだけ心配だったのは、梓ちゃんが楽しめているかということでした。
私が手帳を見ている時、梓ちゃんは一歩下がってそれを見ていました。

私は色んな手帳を見れて楽しかったけど、
梓ちゃんは私なんか見て楽しかったわけがない。

でも、ハンズにいる間、私はそのことを考えないことにしました。
今回は梓ちゃんが私のために計画してくれたお出かけだから。
精一杯楽しむことこそ、私のやるべきことだと思ったから。


55 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/20(木) 21:44:44 ID:FbtMfJng
ただ、そんな心配は杞憂に終わりました。
最初こそ一歩下がって見ていた梓ちゃんでしたが、
四階の文房具コーナーに着くことには、私と一緒に熱心に品定めを楽しんでいました。

さっきまで緊張していたのか、遠慮していたのか、単純に興味の持てる商品があったのか。
そのどれかは分かりませんが、こうやって友達と一緒に買物するのは私の夢だったので、とても嬉しかった。

それからディナー。

ここで梓ちゃんからサプライズがありました。
手帳をくれたんです。
黒柴が印刷された、あのかわいらしい手帳。

ただ、困ったことがありました。
私は既に来年用の手帳を持っていたんです。


56 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/20(木) 21:45:16 ID:FbtMfJng
毎年、私はおじいさまから頂いたカタログから手帳を頼んでいるんです。

そこで閃きました。
手帳を交換しようって。
梓ちゃんはこの提案を快く受け入れてくれました。

もちろん梓ちゃんと食べるイタリアンはとても美味しくて、
最初から最後まで、とっても最高に素敵なお出かけになったんです。


57 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/06/20(木) 21:45:47 ID:FbtMfJng
月曜日。
私は梓ちゃんに手帳を渡しました。
手作りの栞を挟んで。

以前作ったスイートピーの押し花を古紙に糊付けして、小さなリボンをつけただけの簡単な栞。
お出かけのお礼として、私にできる精一杯としての栞。

梓ちゃんは栞と手帳。その両方をとても喜んでくれました。

唯ちゃんが栞に興味を持ちましたが、
梓ちゃんは「あげませんよ」と言いました。

私はそのことをとても嬉しく思ってしまったんです。


59 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/07/03(水) 00:06:00 ID:YjcbKDWA
盛り上がってまいりましたぁ


61 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/07/11(木) 21:05:22 ID:/MVheqfY
 

〈中野side〉

 
あのお出かけの後、特別何かが変わったわけではありません。
強いていうなら、元通りに戻ったというところでしょうか。
私とムギ先輩の距離はこの前までのぎこちないものではなく、ただの仲の良い先輩後輩に戻りました。

それから月日は流れ、12月。
私は軽音部での日々を楽しんでいました。

以前より唯先輩と律先輩も積極的に練習してくれるようになり、
部活は楽しいだけではなく、やり甲斐のあるものに変わっていきました。


62 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/07/11(木) 21:06:13 ID:/MVheqfY
唯先輩が変わったことはもうひとつあります。
練習を始める少し前に、唯先輩はかじかんだ手をムギ先輩に差し出します。
するとムギ先輩は両手でその手を温めてあげます。

ぬくぬくと気持ちよさそうにする唯先輩。
最初は気にならなかったこの習慣ですが、
いつも気持ちよさそうにしちえる唯先輩を見ているうちに、気になって仕方なくなりました。

あの右手と左手に包まれたら、どれくらい暖かいんでしょうか?

そんな疑問を持っても、実際にムギ先輩に頼む勇気はないですし、
2人の邪魔をするのも悪い気がします。
だから私は、ムギ先輩がいれてくれた紅茶のカップを両手で包み込み、かじかんだ手を温めました。


63 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/07/11(木) 21:07:14 ID:/MVheqfY
12月も過ぎ、1月。
ムギ先輩から貰った手帳を本格的に使いはじめました。
赤い表紙の立派な手帳。

純が手帳を見て「高そうな手帳だね」って言ってました。
実際高価なものだと思います。
私には少し不釣り合いなくらい。

使ってみると髪質からして普通の手帳とは全然違っていました。
ボールペンが滑るように走ってくれるんです。

手帳に書いていったのは、純や憂と遊びに行く約束、テストの予定、親との約束。


64 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/07/11(木) 21:07:58 ID:/MVheqfY
ある日、部活で手帳を出す機会がありました。
冬休みにみんなで何度か集まらないかという話。
私が赤い手帳を出すと、ムギ先輩はそれに気づいて、こっちを見て笑いました。
それから、私があげた黒柴の手帳を取り出しました。

ムギ先輩とはずっと部活で一緒です。
笑顔だっていつも見ています。

でも、ストレートに私にだけ向けられた笑顔は、あのお出かけ以来で。
私の顔はみるみる真っ赤になってしまったんです。

赤くなったとことを律先輩にからかわれましたが、その場はやり過ごしました。


65 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/07/11(木) 21:08:37 ID:/MVheqfY
その日、家に帰ってからムギ先輩について考えました。

確証は持てませんが、私がムギ先輩に感じているこの気持は恋ではないと思います。
私自身、恋なんてしたことありませんが、
恋ってもっと恋焦がれて相手のこと意外考えられなくなるものだと思います。

私の中でムギ先輩は特別になりつつありますが、
ご飯の時もお風呂の時もムギ先輩を考えてる、なんてことはありません。

だからこれはきっと恋じゃない。
頭のなかでそう整理しました。


66 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/07/11(木) 21:12:08 ID:/MVheqfY
そして2月が終わり、3月。
3年生の卒業式も終わり、私も数週間後には2年生になります。

ある部活のない日。
私は部室に行きました。

ちょっと感傷に浸りたい気分だったんです。
あと1年でこの日々も終わってしまうんだって。

楽しい時間も、後1年しかないんだって。

部室には先客がいました。
ムギ先輩です。


67 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/07/11(木) 21:18:52 ID:/MVheqfY
先輩は私があげた黒柴の手帳とにらめっこしていました。
なぜ部室にいたのか聞いてみると、先輩も後1年でこの日々が終わってしまうと思うと、
部室に行きたくなってしまったそうです。

ムギ先輩も同じことを考えてるんだってわかって、私はなんだか安心しました。

先輩はそれから「やることがなかったから、バイトのシフトを考えてたんだ」と教えてくれました。
ムギ先輩の手帳を覗いてみると、びっしりと予定で埋まっています。
結婚式に出席とか、パーティーに出席とか、きっと家の用事なんでしょう。
家の用事がない日は、バイトが沢山。


68 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/07/11(木) 21:20:59 ID:/MVheqfY
私は自分の手帳を見せて「先輩は大変ですね」っていいました。
「遊びに行く暇もないですね」って。
「そうだね。また遊びにいきたいのにね」とムギ先輩は少し淋しげに笑いました。

ちょっと疲れた感じの寂しそうな笑顔。
先輩のこんな笑顔を見たのははじめてです。
ムギ先輩といえば、大人っぽく微笑んでたり、子供っぽく笑ってるイメージがありました。

なんとなく、なんとなくですが、
こんなムギ先輩を見れるのは自分だけのような気がしました。


69 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/07/11(木) 21:21:30 ID:/MVheqfY
だから私は、赤い手帳を差し出しました。

「……なぁに?」

「あの……私の予定のない日で空いてる日はないですか?」

「どうしてそんなこと聞くの?」

「空いてる日があったら、遊びにいきませんか?」

「いいの?」

「はい」

「と……それじゃあ……」


70 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/07/11(木) 21:22:24 ID:/MVheqfY
ムギ先輩は少し考えるそぶりをしました。
それから、

「直接書いちゃっていいかな?」

「はい」

「じゃあ、ここに……と」

先輩は素早く書いて、手帳を閉じて、私に返しました。

「ムギ先輩?」

「私、もう帰るから」

なんだったんでしょうか?
先輩は逃げるように帰ってしまいました。
手帳を開くと……ありました。

4月1日のところにデート。
え? デート?

私はその日からムギ先輩のことしか考えられなくなりました。
ご飯を食べていても、お風呂に入っていても、
先輩のことしか考えられなくなってしまったんです。


71 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/07/11(木) 21:23:05 ID:/MVheqfY
 

〈琴吹side〉

 
お出かけしたあの日から、梓ちゃんのことが気になって仕方ない。

以前と変わらないように私に接してくれる梓ちゃん。
多分、無理とかはしていなくて、あれが梓ちゃんの自然体なんだと思う。
梓ちゃんの中で、もう貸し借りはないということなんだろう。
普通のちょっと仲の良い先輩後輩。
それが梓ちゃんの決めたちょうどいい距離なんだ。

でも、私には未練があった。
梓ちゃんともっと仲良くなりたい。
自然にお出かけできる関係になりたい。
もっと一緒に遊びたい。


72 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/07/11(木) 21:24:18 ID:/MVheqfY
けど、私と梓ちゃんは先輩と後輩だ。
私が何かを頼めば、梓ちゃんは頷いてくれるかもしれないけど、
そこには年上と年下という力関係が働いてしまう。

梓ちゃんだって同じ学年の憂ちゃんや純ちゃんと遊ぶほうが気が楽だろう。
だから、私は良い先輩になろうと決めたんです。


73 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/07/11(木) 21:25:03 ID:/MVheqfY
11月になってから、唯ちゃんと2人でお出かけする機会があった。

私と唯ちゃんは波長が合っていると思う。
一緒にいると安心できる。
自分の思ったとおりのことをしても受け入れてくれる。
それは唯ちゃんも同じみたいで、やっぱり波長が合っている。

冬になってから、唯ちゃんは練習の前、
かじかんだ手を私に温めて欲しいと頼んでくれるようになった。

私はそのお願いが嬉しかった。
ひんやりとした手を暖めると、唯ちゃんの心も元気になっていくのがわかる。
私は、それがうれしい。


74 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/07/11(木) 21:25:49 ID:/MVheqfY
ただ、気になることがある。
梓ちゃんの視線をたまに感じるのだ。

いつも梓ちゃんに抱きついている唯ちゃんが、私にくっついているから面白くないのか。
それとも単純に混ざりたいのか。
私にはわからない。

わからないけど、私は梓ちゃんの手を温めてあげたいと思った。
先輩想いの後輩の手を、私の手で温めたいと思ってしまった。


75 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/07/11(木) 21:26:49 ID:/MVheqfY
いつの間にか、梓ちゃんは私にとって特別な存在になっていたみたいです。

この気持ちが恋かはわかりません。

唯ちゃんの手には触れられるのに、梓ちゃんの手には触れられない。
唯ちゃんとはお出かけできるのに、梓ちゃんとはお出かけできない。

近寄れないか欲しくなる。
そういう「ないものねだり」に近い気持ちかもしれません。

ただ、それでも、あの視線を感じるたび、私の頭は梓ちゃんのことで埋め尽くされてしまうんです。
もう一度、あの日みたいに一緒にいられたらいいのにな……。


76 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/07/11(木) 21:28:54 ID:/MVheqfY
幸いなことにチャンスは巡ってきました。

先輩たちの卒業式も終わった頃。
部室で予定を立てていると、梓ちゃんがきてくれました。
そして、お出かけの約束をしました。

私は大胆にも梓ちゃんの手帳に「デート」なんて書いてしまったんです。
4月1日のところに書いたから、冗談で済ませてもらえるとは思います。

でも、梓ちゃんはきっと戸惑ったことでしょう。
実のところ、自分自身、どうしてデートなんて書いたのか、はっきりした理由はわかりません。

でも、たぶん……梓ちゃんに私を見て欲しかったんだと思います。
好きな子に意地悪せずにはいられない子供みたいに、
私は梓ちゃんにかまって欲しかったんです。


77 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/07/11(木) 21:29:38 ID:/MVheqfY
 

〈中野side〉

 
ムギ先輩は女の子同士が仲良くしているところを見るのが好きです。
そんなムギ先輩ですが、ただ遊びに行くことをデートとはいいません。

デートと言えば、キスのイメージがあります。
ドラマや映画の見過ぎでしょうか?

けど、私とムギ先輩のキスというと、モヤがかかってしまい、うまく想像できません。

そもそもムギ先輩が私を好きになったとは、とても思えません。
感傷的になっていたとき、空気を変えたくて、デートなんて書いたんだと思います。
4月1日のところに書いたから、あとから冗談にできるからって。


78 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/07/11(木) 21:30:08 ID:/MVheqfY
それでも私は、そうでない可能性を考えずにはいられません。

たとえばもし、本当にムギ先輩が私のことを好きだったら、
私はどうすればいいのでしょう?

告白されたら?

いきなり唇をうばわれたら?

考えても考えても、考えはまとまりません。

はっきりわかってることもあります。
先輩の泣いてる顔は見たくないと思います。
それに付き合ったとして、一緒にいるのは楽しいと思います。

けど、そんな消極的な理由で付き合うことはできません。
先輩に失礼ですし、きっと長続きはしません。

考えても仕方ないのに、私は考えることをやめられません。
本当に先輩のことで頭がいっぱいになってしまったんです。


79 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/07/11(木) 21:31:34 ID:/MVheqfY
デートの前の夜になってもそれは同じで、私は全然眠れませんでした。

ふと、自分の右手を見つめました。
掌を見つめているうちに、あの時の気持ちを思い出しました。
あの2つの手で、この手を温めてもらったら、どんな感じなんだろうって。

私はその状況を鮮明に想像することができました。
少し赤くなって、俯き加減で手を握るムギ先輩。
ムギ先輩の手はほんのり湿っていて、私の手はすぐに温かくなる。
「もういいかな」と言うムギ先輩に、私は左手を差し出す。
今度は左手を大事そうに包み込むムギ先輩。
左手が暖かくなっていく中、私の意識は微睡みの中に消えました。


80 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/07/11(木) 21:32:40 ID:/MVheqfY
 

〈琴吹side〉

 
朝9時の待ち合わせでしたが、梓ちゃんが来たのは10時でした。
何度も頭を下げる梓ちゃんに、私は言いました。
「待ってないって言うのも夢だったから」って。
すると梓ちゃんはクスっと笑って「待った? なんて聞いてないです」と言いました。

今日は私がエスコートする番です。
本当はテーマパークに遊びにいくつもりでしたが、予定変更して大きな公園に行くことにしました。

梓ちゃんの顔を見て、私はすぐにわかりました。
今日は寝不足なんだって。
たぶん私が「デート」だなんて書いたから、色々考えてしまったのでしょう。
嘘が許される日だからいいなんて私は考えてしまいましたが、
梓ちゃんは真剣に受け止めてしまったのでしょう。

だから、せめて梓ちゃんにゆっくりしてもらいたいと思い、公園に目的地を変えたんです。


81 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/07/11(木) 21:34:26 ID:/MVheqfY
私はちょうどいいベンチを見つけると、梓ちゃんにベンチで待ってもらって、クレープを買って来ました。
梓ちゃんはやっぱり眠たそうです。
クレープを食べてゆっくりしていると、そのまま眠ってしまいました。

すーすーと寝息をたてる梓ちゃん。
私が嘘の日に書いたイタズラが、梓ちゃんを苦しめてしまったのかもしれない。
そう思うと少し心苦しい。
でも、それ以上に嬉しく思ってしまう。
梓ちゃんが私のことで、本気で悩んでくれたんだって。

しばらくすると梓ちゃんが倒れてきました。
私は梓ちゃんのほうに身体を寄せて、支えてあげた。
肩がぴったりくっついて、腰のあたりも少し触れています。


82 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/07/11(木) 21:34:58 ID:/MVheqfY
触れている部分から、梓ちゃんの体温が伝わってきて、
とても愛おしい気持ちになる。

ふと、梓ちゃんの右手が目に入りました。
無造作にベンチに置かれた、梓ちゃんの右手。
その右手に触れてみたい、そう思った。

なんで触れたいと思ったのか考えているうちに、分かってしまった。

私は梓ちゃんに恋してるんだって。
もっとこの後輩に触れていたいんだって。

気づいてしまうと、もう止まらなかった。


83 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/07/11(木) 21:35:43 ID:/MVheqfY
顔が急に熱くなって、心臓の鼓動がどんどん高まっていく。
鼓動が肩越しに梓ちゃんに伝わらないか心配になる。

熱くなった頭で私は必死に考える。
これからどうすればいいんだろう。

このまま帰ってしまうことだって考えました。
照れくさくて、まともに遊びに行けないと思ったから。
もちろん考えなおしました。
いくらなんでも梓ちゃんに失礼だから。

この気持をストレートに伝えることも考えました。
でも、それは梓ちゃんにとってどうなんでしょうか。
梓ちゃんは先輩後輩の距離を選んだんです。
もし私が告白したら、この距離は永遠に失われてしまうかもしれません。


84 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/07/11(木) 21:36:42 ID:/MVheqfY
それでも、左肩から伝わる熱が愛しすぎて、気持ちを隠し通せそうになかった。

時計を見ると11時30分。
エイプリルフールは4月1日の午前中だけだと聞いたことがあります。

私は覚悟を決めて、梓ちゃんの肩を優しくさすりました。

私の嘘を聞いてもらうために。

「……ムギ先輩?」

「起きてくれた?」

「ごめんなさい……私寝ちゃって……」

「いいのよ。いい天気だもの」

「はい。暖かくて、いい気持ちです」

「ね、梓ちゃん、私ね」

「……?」

「梓ちゃんのこと、なんとも思ってないんだ」


85 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/07/11(木) 21:37:40 ID:/MVheqfY
「え……」

「あ、うそうそ。可愛い後輩だとは思ってるから」

「……」

「梓ちゃん?」

「今、何時ですか?」

「11時43分」

梓ちゃんの嘘からはじまった恋。
私は私の嘘で終わらせることにしました。

頭を切り替えて、お昼御飯のことを考え始めたそのとき、
梓ちゃんの右手が、私の左手に重なったんです。


86 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/07/11(木) 21:38:13 ID:/MVheqfY
  

〈中野side〉

 
人は恋をする生き物です。
最初の恋はお母さんのおっぱいでした。
夢中でしゃぶりついていたのを今でも覚えています。
積み木やジグソーパズルに恋をした時期もあります。
ギターへの恋はまだまだ続いています。

食べ物、玩具、音楽、人間。
あらゆるものに恋をして、やがて忘れていくのが人間というものです。

私の目の前にはムギ先輩がいます。
先ほど先輩は私に告白しました。
4月1日に「梓ちゃんのこと、なんとも思ってないんだ」って。

なぜムギ先輩がこんな遠回りな告白をしたかはわかりません。


87 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/07/11(木) 21:39:15 ID:/MVheqfY
嘘をついてみたかったのか。
それとも直接言うのは怖かったのか。
理由はわかりませんが、間違いなく告白です。
自惚れではないと断言できます。

ふと、ムギ先輩の白い手が目に入りました。
その手は小さく震えています。

私はその左手に、自分の右手を重ねました。
先輩の鼓動が私に伝わってきます。
とても早くて熱い鼓動。
きっと私の熱と鼓動もムギ先輩に伝わっていることでしょう。

この熱が恋なのかわかりません。

最近の私はムギ先輩のことばかり考えています。
先輩のことをもっと知りたいと思います。
一緒にいたいとも思います。
でも、これが恋かはわかりません。

私は恋なんてしたことないですから。


88 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/07/11(木) 21:40:07 ID:/MVheqfY
きっと先輩も同じなんでしょう。
だからあんなへんてこな告白をしてしまったんだと思います。

時計を見ると、12時5分。
エイプリルフールはもう終わりました。

私は恋の味をまだ知らないけど、
どうせなら、この人で知りたいと思います。

だから、私は覚悟を決めて伝えます。
私のほんとの気持ち。




「ムギ先輩、私と恋、はじめませんか」




終劇ッッ!!


90 :以下、名無しが深夜にお送りします:2013/07/12(金) 18:00:49 ID:BhmGXjuA
>>1乙!!

俺は好きだぞ

由比ヶ浜結衣「ヒッキーが女の子だったら」

2013-07-16 07:02:10 |  やはり俺の青春ラブコメはまちがっている


1 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/07/14(日) 20:21:26.29 ID:WhATNrF60
由比ヶ浜「でさー、ヒッキー」

比企谷「ヒッキーって言うのやめてくれないか?引きこもりみたいだし」

由比ヶ浜「えー、可愛いのに……それに病室に引きこもってたじゃん」

比企谷「誰のせいだと思ってんだよ」

由比ヶ浜「あ、ごめん……」

比企谷「あ、いや、冗談だっつの」

由比ヶ浜「ふふっ、ヒッキー優しいから大好き」

比企谷「そういう事言うからお前はビッチなんだよ。私が男だったら勘違いしてるぞ」

由比ヶ浜「ヒッキーならいいよ私」

比企谷「うわぁ、レズかよ引くわー……毎日見舞いに来たのもそう言うことかよ」


3 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/07/14(日) 20:23:20.53 ID:vb8jZBZi0
うむ


4 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/07/14(日) 20:23:58.94 ID:yKTPkeiH0
材木座も女なんだよな!?


5 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/07/14(日) 20:24:53.87 ID:m/0umd+60
材木座が女なんで誰t…あれ?


6 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/07/14(日) 20:25:25.73 ID:cXoHVHdXO
戸塚も葉山も女か…?


10 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/07/14(日) 20:27:40.66 ID:sLLpMoQ70
由比ヶ浜「まぁ、冗談はこのへんにして部活にいこうよ」

比企谷「あ、うん」




雪ノ下「あら、今日は遅かったのね」

由比ヶ浜「ヒッキーとの会話が盛り上がっちゃって」

比企谷「あれ、盛り上がってたのか?正直楽しくなかったんだけど」

由比ヶ浜「あ、ヒッキーひどーい」

雪ノ下「相変わらず仲が良いのね」

比企谷「助けてくれよ雪ノ下」

雪ノ下「比企谷さんが少し素直になればいいだけの話でしょ」

比企谷「いーや、私はこの学校で一番裏表の無い女子だと思うぞ」

雪ノ下「ふふっ、そう思ってるのは貴女だけよ」


13 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/07/14(日) 20:34:58.71 ID:f1M09Zh60
比企谷「お前も随分丸くなったな」

雪ノ下「なにかしら?まるで昔は悪だったみたいなその言い方は」

比企谷「正直ここに初めて来たときは近寄りがたい存在だったぞ」

由比ヶ浜「ゆきのんは友達と接するのが不器用なだけだもん。別に変わってないと思うよ」

雪ノ下「そ、そうかしら?」

由比ヶ浜「変なこと言ってないでヒッキーもゆきのんももっと仲良くしなよ」グイッ

比企谷「おい、押すな」

雪ノ下「………」

ギュー

比企谷「雪ノ下もなんで無抵抗なんだよ。嫌なら離れろよ」

雪ノ下「これくらい、由比ヶ浜さんも毎日やっているレベルのことだから、わざわざ対処する必要はないと思うのだけれど」


14 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/07/14(日) 20:36:24.94 ID:zfH/j6Bs0
雪ノ下が男だったら




うざ


18 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/07/14(日) 20:45:40.34 ID:YmdeOY/1O
八幡が女だとして……う~ん、脳内再生に困る


19 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/07/14(日) 20:46:51.90 ID:f1M09Zh60
戸塚「比企谷さん」

比企谷「うわっ、戸塚。何の用だよ」

戸塚「特に理由は無いんだけど……比企谷さんに会いたくなっちゃって」

比企谷「ほんとに?ほんとのほんとに?」



由比ヶ浜「ゆきのん、ヒッキーと彩ちゃんってさ……」

雪ノ下「みなまで言わなくてもわかるわよ」

由比ヶ浜「私達で二人をくっつけてあげようよ」

雪ノ下「下手なことはしないほうがいいと思うのだけれど……」


20 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/07/14(日) 20:48:14.53 ID:zfH/j6Bs0
戸塚の性別が重要だ


24 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/07/14(日) 20:51:56.26 ID:W7LEulH00
由比ヶ浜「でもヒッキー引っ込み思案だから、このままじゃダメだよ絶対」

雪ノ下「確かにそうだけれど、恋愛にはその人なりの距離感があると思うのわ」

由比ヶ浜「彩ちゃんがあんなにアタックしてきてるんだから、絶対うまくいくよ。やるなら早いほうがいいし」

雪ノ下「相思相愛だからこそ、あえて手を加えないほうがいいと思うの。変に手を出して拗れてしまったら大変よ。それに……」

由比ヶ浜「それに?」

雪ノ下「私達にアドバイスできるだけの知識はないのだから」

由比ヶ浜「そ、そんなの関係ないじゃん!」


27 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/07/14(日) 20:57:43.72 ID:qq8BMB2X0
戸塚「で、でさ今度の日曜日……」

比企谷「う、うん……」


ギャーギャー

比企谷「うん?」

戸塚「な、なんか騒がしいね?」

由比ヶ浜「ヒッキーも彩ちゃんのこと好きなんだよね?」

雪ノ下「ちょ、ちょっと、やめなさい」

比企谷「………」

戸塚「あ……」

比企谷「戸塚、ごめん体調悪いから帰るわ」

戸塚「え?まっ」

比企谷「じゃあまたな」


33 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/07/14(日) 21:07:42.19 ID:WhATNrF60
比企谷「………」

タッタッタッタッ

雪ノ下「待ちなさい」ハァハァ

比企谷「お前が廊下を走るなんて珍しいこともあるもんだな」

雪ノ下「由比ヶ浜さんには、さっきのことキチンと叱っておいたわ」

比企谷「この短時間で完全論破するとは流石だな」

雪ノ下「確かに由比ヶ浜さんの行いは良いものじゃないけれど、あなたの行動もおかしいと思うの。あんな突っぱねかたはおかしいもの」

比企谷「………」

雪ノ下「確かに、私もああいう経験はないから……その、どうしたらいいかわからなくなるのだけれども……それでも」

比企谷「雪ノ下は美人でいいよな」


37 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/07/14(日) 21:16:17.86 ID:7iMTK84M0
雪ノ下「……はい?」

比企谷「雪ノ下だけじゃない、由比ヶ浜も可愛いしさ。私だって自分のことはソコソコはいけてるほうだと思ってたが……」

雪ノ下「何を言っているのかしら?」

比企谷「自分に自信がもてないんだ。そして戸塚なんて男なのに私よりも可愛い始末だ」

雪ノ下「はぁ……心配して損したわ……」

比企谷「はっきり言って私は性格も悪いからな」

雪ノ下「自慢するようなことじゃないでしょうに、あなたは馬鹿なのね」



戸塚「比企谷さん……」

比企谷「……戸塚」

由比ヶ浜「ヒッキー、さっきはごめんね……」

比企谷「由比ヶ浜……いや、別に」

戸塚「比企谷さんのこと、僕は素敵だと思うよ」

比企谷「え?」


38 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/07/14(日) 21:23:38.04 ID:5pV9D+H50
戸塚「僕、比企谷さんのこと優しくて素敵な人だと思うな」

比企谷「あ、え?」

戸塚「いつも自分を犠牲にして皆のためになろうとしてるのは、ちょっと嫌だけど……」

比企谷「う、あばばばばば」

戸塚「それにね………比企谷さんのこと可愛いといつも思ってるよ」

比企谷「由比ヶ浜、私は変な夢をみているみたいだ。ちょっとぶん殴ってくれ」

由比ヶ浜「往生際が悪いなヒッキーは、ほらいってこーい」ドンッ

比企谷「うわっ」

ドンッ

比企谷「あ、ごめん戸塚」

ギュッ

戸塚「比企谷さん、僕はあなたのことが大好きです」

比企谷「」


41 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/07/14(日) 21:29:13.93 ID:SThcnhIw0
小町「お二人ともありがとございます。おかげでお姉ちゃんにも彼氏ができました」

由比ヶ浜「あはは、結果オーライだね」

雪ノ下「本当に……上手くいったからよかったものを」

小町「お姉ちゃんに男の人の影が見当たらないので、小町もボーイフレンドを中々紹介できなかったんですよ」

由比ヶ浜「小町ちゃん、お姉ちゃん想いだね」

小町「いまの小町的にポイント高いんですよ」

雪ノ下「で、当の本人はどうしたのかしら?」

小町「ラブラブデート中です」


43 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/07/14(日) 21:35:52.00 ID:UwGMPg2r0
戸塚「さっきの映画楽しかったね」

比企谷「ああ、うん」

戸塚「……つまらなかったかな?」

比企谷「い、いやいや、楽しかったぞ戸塚」

戸塚「あの、さ、そろそろ名前で呼びあってもいいんじゃないかな?僕たち」

比企谷「えっ、でもさ……小町と違って私はあまり女らしくない名前だしさ」

戸塚「そんなことないよ。僕は好きだな」

比企谷「そ、そうか?」

戸塚「素敵な名前だと思うよ」

比企谷「ならいいぞ、名前で読んでも」

戸塚「うん、じゃあ呼ぶね。これからもよろしく……」


おわり


44 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/07/14(日) 21:35:57.27 ID:YmdeOY/1O
こうなると完全に少女漫画だな。君に届け思い出した


45 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/07/14(日) 21:38:28.51 ID:UwGMPg2r0
ヒッキー女だったら、由比ヶ浜雪ノ下との関係がスムーズで確かにつまらなくなるな
とは思う

戸塚がメインヒロインで終わるね


46 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/07/14(日) 21:43:11.47 ID:DTLfWmVYO
ヒッキーが女の子になったら先生みたいになりそう


47 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/07/14(日) 21:48:32.24 ID:YqBqBSX5P
お姉さんタイプか


48 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/07/14(日) 22:09:04.43 ID:YmdeOY/1O
とりあえず乙。デート編書いてもいいのよ


49 : 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2013/07/14(日) 22:13:03.99 ID:fH12EEvi0
なんでID変わりまくってんの?



御坂「はぁ~・・・」上条「何ため息ついてるんだ?」

2013-07-16 06:59:14 | とある

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/13(土) 15:46:50.56 ID:9UjYeavy0

御坂「うわっ!」

上条「ん?」

御坂「い、いいいきなり声かけるんじゃないわよ!!びっくりするじゃない!!」

上条「お、おう いやまさかこんなに驚かれるとは思ってなかったもんだから すまん御坂」

御坂「あ、いやその、うん、驚いただけだから・・・」

御坂(こいつのこと考えてる時に声かけられるなんてある意味最悪のタイミングよね)

上条「何か悩みがあるならいつでも相談に乗るぞ?」

御坂「はいはい、そりゃありがたいけどあんたにはどうにもできないわよ」

御坂(本人に何言えってのよ全く)

上条「ったく、またそうやって一人で抱え込もうとしやがって」シュルッ ギンギン

ずぷっ!

御坂「あんっ!」ビクッ


6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/13(土) 15:50:16.38 ID:epqpd3eW0

御坂を一人で抱え込んでるのはお前だろwwwwww



7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/13(土) 15:53:16.66 ID:9UjYeavy0

上条「ん~~っ」パンパンッ

御坂「あっ!! あっ!! あっ!! あっ!!」

上条「ふぅ、お前ってやつは前の実験の時みたいに、周りの人間に相談しようともせずにこのちっこい頭で全部解決しようとしてんだろ?」ナデナデ

御坂「ひぁんっ!! にゃ、にゃでるにゃぁぁぁ~~んっ」ヒクヒク

上条「ん・・」

ちゅっ

御坂「んんむっ!」

上条「んむっむむっむうむんんんむむむ?」(それとも何か?また誰にもいえないようなやばいことに巻き込まれてんのか?)

御坂「んんん!!!んんむむむむぅぅぅんんん!!むむむむぅ!!」(そんなことじゃないわよ!変に深く探ろうとするのよくないわよ!!)

上条「ぷはっ ふぅ」

御坂「はーっ はーっ」



10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/13(土) 15:59:08.72 ID:9UjYeavy0

上条「本当か?」パンパンパンパンッ

御坂「ひぅんっ!! ほんっ!! ほんっとぉっよぉぉんっ!!」

上条「俺の目を見て言ってみろ」パンパンパンパンッ

御坂「あっ!! はぁぁんっ!! ひぁっ!! はぁぁっ!!」

上条「ほら、目を見れないじゃねーか」パンパンパンパンッ

御坂「んっ!! んるしゃいぃっ!! 見ればいんれしょっ!」ガシッ

御坂「んむっ!」

ちゅうぅっ!

上条「むむうむがむぐむぐむぐむぐぐ」(何でそんなに喧嘩腰なんだよ、俺お前に何かしたか?)パンパンパンパンパンッ

御坂「むふぅぅんっ!!ふっ!!ふむむむんっ!!ひむふむむふんっ!!」(う、うるさい!別にあんたがどうこうってわけじゃないけど人には詮索されたくないことのひとつやふたつあるんだからねっ!!)



14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/13(土) 16:08:00.16 ID:9UjYeavy0

上条「むぐがっ・・・む・・・ぐぐ・・・」(あー、そう言われりゃそうだな、確かに俺もお前に言えないこととかあるわ)パンパンパンパンパンパンパンッ

御坂「むぅむんむむぅ?」(たとえばどんなこと?)

上条「ぷはぁっ」

御坂「はっ、あぁ・・」トロン

上条「えと、まあなんていうかその」パンパンパンパン

御坂「あっ!! はあぁぁんっ!! はっ! はっ! はっ! ひんっ!」ブルッ

上条(御坂妹の縞パンを見た時にすごく興奮しちまってやっぱり短パンなんて邪道だと思ったこととか絶対に言えないもんな)

御坂「もっ! もひかひてあんらっ!! まらっ!! まらっ!! やばひぃぁぁんぁぁんっ!!」(またやばいことになってるんjないでしょうね?)



15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/13(土) 16:10:34.57 ID:3hxnzaUG0

これがリア充の会話か



18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/13(土) 16:25:25.39 ID:9UjYeavy0

上条「いや、そういうんじゃない、そういうんじゃないが御坂に知られると怒られちまいそうなことでえっと・・・」パンパンパンパンパンッ

御坂「ひゃぁぁぁっ!! はぁぁぁぁっっ!! あんんんっ!! あぁっ!! らめぇっ!!」(あんたが私に言えないことがあるように私にだって言えないことくらいあるの。わかった?)

上条「む、だ、だけどよ。お前があんな顔してため息ついてたらもしかしたらまた前の実験みたいなことがあったんじゃないかって思っちまうのも無理ねえだろ!?」パンパンパンパンパンッ

御坂「ひっ!! ひくっ!! ひくっ!! ひぃぃぃぃぃっぃんんんんっ!!!!!!」(え?それって・・・)ビクビクビクビク

御坂(あ、やばいだめだ。こいつは私をどうこうってんじゃなくて誰に対してもこういうやつなわけであってええっと)

上条「心配・・・なんだよ・・・」パンパンパンパンパンパンパンパンパンッ

御坂「ひぁぁっ!! ひゃあぁぁぁんっ!!! ひっ!! あぁぁぁぁぁっぁぁぁあぁぁぁぁあああああんっ!!!!」(ちょっとおおおおおっ!!!!)ガクガクビクビクビクンビクンッ



19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/13(土) 16:40:39.45 ID:9UjYeavy0

上条「ふぅ・・・ ん?どうした?」パンッパンッ

御坂「あっ・・はっ・・・・・ べ、っべちゅに・・・なんれも・・・にゃい・・・」ハァハァ

上条「そっか、えと、とにかくあれだ、お前も一人の中学生の女の子だってことを忘れないでくれよな?」パンッパンッ

御坂「にゃによ・・しょれぇ・・んっ」ヒクッ

上条「とにかくだ。俺でよければいつでも相談に乗るし、お前の周りには白井をはじめたくさんの人がいるんだから困ったことがあればいつでもそういう人たちに相談するんだぞ?」パンパンパンパンパンパンパンパンッ

御坂「あひっ!! はっっ!! ひゃっ!! しゅごぉんっ!! ふとぉぉっ!!」(一々あんたに言われなくてもわかってるわよ、あんたが思ってるほど私は孤独じゃないっての)



20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/13(土) 16:53:35.71 ID:9UjYeavy0

上条「お・・くぅ・・・ まあなんだ、俺の勘違いだったみたいだけど御坂が大変なことになってなくて安心したぜ」パンパンパンパンパンパンパンパンッ

御坂「あぁぁっ!! あぁっ!! んぉっ!! おっ!! おほおおぉぉぅっ!!」(はいはい、あんたこそ困ったことがあったらこの美琴センセーに相談すんのよ?)ビクビクビクビク

上条「わかってるよ。頼りにしてるぜ、御坂」パンパンパンパンパンパンパンパンッ

御坂「おおおおほおおおおぉぉっ!! おちんぽかたしゅぎてしゅごいにょおおおおおおっ!!!!」(ふ、ふんっ!)ビクビクビクビクプシュプシュプシャシャッ

上条「んっ!!」ビクッ

ドプドプドプドプドプビュルビュルブビュルルッ!!!!!!



21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/13(土) 16:57:47.13 ID:QVuWUdUv0

こいつら今青姦してるんだよな…
http://www.amazon.co.jp/dp/B00B579M3S/



22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/13(土) 16:58:35.45 ID:9UjYeavy0

上条「ふうぅぅ・・・」グッ

ぬぽっ!!

御坂「んっ!!」ビクッ

どろぉ・・・

上条「ま、何はともあれ元気そうで何よりだぜ」ナデナデ

御坂「はぁ・・ん・・・だから・・なでるなっての・・・ふぅん」トロン

御坂妹「おや、公園でいちゃついているカップルがいると思えばまさかのお姉さまではありませんか、と、ミサカはタイミング良くお二人の前に現れます」

上条「おっ、妹じゃねえか」ギンギン

御坂妹「はむっ ちゅぱちゅぱ」(お久しぶりです。と、ミサカはこの方に買ってもらったネックレスをお姉さまにアピールしながら二人の間に割って入ります)

御坂「むかっ!」カチン



23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/13(土) 17:12:08.99 ID:9UjYeavy0

御坂妹「ちゅぱちゅぱちゅぱちゅぱ」(おや?どうされましたお姉さま。ミサカに何か?)シコシコシコシコ

御坂「何か?じゃないわよ。誰と誰がいちゃついてるって?」

御坂妹「ちゅぱっ ぷはぁっ れろっ れろぉぉ ずぢゅるる」(お姉さまとこの方がです)シコシコシコシk

御坂「ふ、ふざけんじゃないわよ!何で私がこんなやつといちゃつかないといけないのよ!!」

上条「いやまあ、確かにいちゃついてねえけどよぉ」モミッ

御坂「んっ!」ビクッ

上条「こう俺と会話することを思いっきり否定されるとかそれはそれで傷つくっていうかなんていうか・・・」モミモミモミ クリッ

御坂「ひっ ひてぇとかじゃなくて・・ えと、べっ、べちゅにあんたとはそういうなかじゃなくれぇ ひんんんっ!!」ビクッ

御坂妹「ぺろっちゅちゅっ ふぁむ ちゅぅぅぅぽっ」(それではミサカはこの方といちゃつくことにしましょう。と、ミサカはこの方の手を握ってみます)シコシコシコシコ

ぎゅっ

上条「お?」モミモミ

御坂「!!!!」



25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/13(土) 17:26:40.34 ID:9UjYeavy0

御坂妹「ちゅぷぷっ ちゅっぷちゅっぷっちゅっぷちゅっぷ」(ふふふ、こうやって仲良く手を握ればどこからどうみても二人は友達以上の・・・)シコシコシコシコ

御坂「ざけんじゃにゃいわよおぉぉんっ!」ビクッ

上条「お、おいおい二人とも何やってんだ?俺には何がなんだか理解できねえぞ?」モミモミコリコリ

御坂「あっ、あんたっ、がぁぁっ、だらしないから・・ぁん」ハァハァ

御坂妹「ちゅぷぷぷっ ぷはぁっ れろちゅうぅぅっ ちゅぱっ ちゅぱっ」(ミサカも年頃の女の子なのでつい男の子の手を握ってみたくなったのです きゃぴっ☆)シコシコシコシコ

御坂「この、わざとらしくぅ・・んんんっ」ビクンッ

上条「ま、まあまあ、仲良く、仲良くいこうぜ?」モミモミコリコリ

御坂「っるさ・・い・・・あんたが・・・わるいの・・よぉ」ハァハァ



26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/13(土) 17:41:25.63 ID:9UjYeavy0

上条「俺が何したってんだよ、御坂妹が俺の手を握ってるだけじゃねーか」コリッコリッ

御坂「ひううううぅぅぅぅぅんっ!!!」(女の子の手握るなんてセクハラったらセクハラなのよ!)ビクッビクッ

御坂妹「ちゅぷぷぷ じゅぷぢゅぷ」(お姉さま、セクハラとは相手が、つまりこの場合ミサカになりますが、ミサカがこの行為に嫌悪感を抱けば成立するわけですよね?)シコシコシコ

御坂「んっ・・ しょうだけ・・どぉ・・・ん・・」ハァハァ

御坂妹「ぷはぁっ れろっ れろっ れろっ れろっ おひんひんあちゅぅぃ」(ミサカは当然、この方も手を握ることに嫌悪感を抱いていません。したがってこれはお姉さまのいちゃもんであると断言できます。と、ミサカはにやりと笑みをうかべてみます)シコシコシコシコ

御坂「ぐ・・ぬぬ・・・ん・・んん・・・」ハァハァ

上条「な、なあ、いまいちよくわからねえんだけど俺はどうすりゃいいんだ?」クリックリッ

御坂「ぁんっ!!」(いいからその手を離しなさい!!)ビクッ

御坂妹「ふぁむ ん・・ んふっ おひんぽくしゃぁぁひ」(その必要はありません)ウットリ

上条「ええぇぇぇ?」クリックリッ

上条(どうすりゃいいんだよ。誰かこの状況を何とかしてくれ・・・)



27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/13(土) 17:59:44.07 ID:9UjYeavy0

御坂妹「ぺろちゅぷっ ぢゅぅぅぢゅぽっ ぢゅぽっ れろれろ んっ かうぱーおいひぃ ずぢゅる」(そうです。このままミサカと買い物に行きましょう。と、ミサカはナイスな提案をします)シコシコシコ

上条「え?買い物?」クリックリッ

御坂妹「ずずっ ごくっ んふっ んれろれろっ」(ミサカは可哀想なお姉さまのクローン、与えられた衣服も常盤台の制服のみ、ならばここは衣服に変化をつけることでミサカらしくあろうと思うことはいけないことでしょうか?)シコシコ

上条「御坂妹・・・」キュゥゥゥ

御坂「やらぁっ! ちくびひっぱるのらめぇぇぇっ!!」(そ、それだったら私が買ってあげるわよ!!こんな女の子に見境のないやつに頼んだらとんでもないことになるんだからねっ!!)

御坂妹「ちゅぅちゅぅ ん ごくっごくっ」(はて?とんでもないこととはどんなことなのでしょうか?)シコシコ

御坂「ん・・ちくひいらいぃ・・ いらいよおぉ・・・」(そ、それは・・えっと・・・えと・・・ と、とにかくだめよ!だめったらだめ!!)ハァハァ

御坂妹「ふぁむ ぢゅるるるるっ ぢゅぷぷっ ぢゅぷっ ぢゅるるるる」(お姉さまのおっしゃることではミサカは到底納得にいたることはできません。よって、このままこの方と買い物に行くことが決定事項であることを述べてみます)シコシコシコ

御坂「ぁぁん・・ぞくぞく・・しちゃうぅぅ・・・」(なんですって・・・)フルフル



31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/13(土) 18:26:06.20 ID:9UjYeavy0

御坂妹「ちゅぽっちゅぽっちゅぽっちゅぽっ おひんひんっ!おひんひんどっぴゅんきてぇぇっ!!」(上条さん、ミサカに似合う衣服を選んでください。と、ミサカは切望的なまなざしを送り続けます)シコシコシコシコ

上条「お・・みさかぁ・・いも・・とぉぉ・・・・」フルフルフル

御坂「んっ! だめよぉっ! そんなのだめなんだからぁっ!」

御坂妹「ぢゅるるるれろぢゅるれろちゅぷちゅぷぷちゅぱっちゅぷぷはれろぢゅぷぢゅぷぢゅぷちゅううう!!」(ミサカは誰かと買い物に行ったことがないのです。だから、ぜひ・・・ と、目に涙を溜めながら上条さんの瞳を見つめてみます)シコシコシコシコシコ

上条「お・・・おぉぉ・・・・・おっ!!」ビクッ

ガシィッ

御坂妹「んぶっ!?」

上条「おおおおおおおっ!!! イくぞっ!! 俺はっ!! 俺は御坂妹とおおおおおおおっ!!!」カクカクカクカク

御坂妹「んぶぼおぉっ!!おごおぉっ!!おぼおおぉぉっ!!ぼぼおぉぉぉぅ!!んごごおぉぉぉぉっ!!」(ミサカと・・・)ドキドキ

上条「イくぞおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!!」ビクビクッ

ビュルビュルビュルビュルドビュルビュルビュプププププッ!!!!!



33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/13(土) 18:46:09.47 ID:9UjYeavy0

御坂妹「んごぉ・・・・ ごきゅ・・ ごきゅ・・・・ んふぅっぅ・・・」(やりました、と、ミサカはお姉さまに見せ付けるようにガッツポーズをとってみます)ウットリ

上条「おおおおっ!! おおおっ!! 気持ちいいぃぃ~~~~!!!  ふぅ、じゃ、セブンスミストでいいか?」ナデナデ

御坂妹「ごきゅっ んぢゅりゅっ ちゅぱぁっ はぁはぁ、おちんぽみるくおいひぃ」(もちろんです。と、ミサカは喜びに胸を躍らせます)

御坂「な、なんでよぉぉ・・・」

上条「え?」モミッ

御坂「んっ! な、なんでこの子とすんなりぃぃ・・・」フルフル

上条「いまいち何が言いたいのかわかんねーんだけど? はむっ ちゅぅぅぅっ」

御坂「やだぁっ! おっぱい吸っちゃだめぇぇっ!」(私とペア携帯の契約した時は面倒臭そうにしてたくせにぃぃ・・・)ビクンッ

上条「ちゅううぅぅちゅぱっちゅぱっ」(いや、あれはだな)

御坂「んっ!! どっ、どうせぇ、妹ってのが、いい・・んで・・しょぉぉ・・・?」フルフル

上条「れろちゅちゅっ ぺろんっ ぺろんっ」(んなわけねーだろ!いつから俺はシスコンになっちまったんだ!)



35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/13(土) 19:12:55.11 ID:9UjYeavy0

御坂「あぁぁんっ!! そんなに吸ってもおっぱいでないわよおぉぉっ!!」(うっさい!あんたのことだから頭の中で架空の妹を作り出してその妹にあんなことやこんなことさせてるんでしょ!?)

上条「何わけのわからないこと言ってやがる かみっ」

御坂「ひうぅぅぅぅぅんっ!!!!」(な、なによぉ・・・)ビクンッ

上条「はむはむ かみっ」(お前俺を一体何だと思ってるんだ?女の子の買い物に付き合うってのと女の子とペア携帯規約するなら、ペア携帯のほうが二の足踏むし、緊張するに決まってるだろうが!)

御坂「ちょっと・・・い・・いたい・・けど・・・ ぞくぞく・・する・・・」(ふぇ?)ハァハァ

上条「かみっ んぐっ」(だから、その、御坂妹と買い物行くのが特別うれしいってわけじゃなくて、その、何だ・・・)グイィッ

御坂「おっぱいがひきちぎられちゃうよおぉぉぉっ!!」(え?え?)

上条「ちゅぱっ ちゅううぅぅっ はみはみれろれろ」(お、俺も男だから女の子と何かするってのはうれしいわけで、そりゃもちろん・・・御坂とも・・・)

御坂「おっぱいいじめるのだめだよぉぉ・・・・」(あ、あんた・・・)ドキドキ



40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/13(土) 19:39:59.23 ID:9UjYeavy0

上条「はみはみはむっ ちゅうぅぅぅぅ」(だ、だからだな!仮にこれがお前と一緒ってなったら・・その・・・)グイッ

御坂「ぁぁぁあん・・、こんなにおっきな赤ちゃん私にはいないよぉぉ・・・・」(じゃ、じゃあ・・・)ドキドキ

上条「ちゅぽっ! お前と一緒でも・・・ドキドキする・・・」

御坂「はにゃあああんっ!!」(/////////)

御坂妹「いらっ!」

むぎゅううっ!!

上条「おうふっ!」(御坂妹おおぉぉっ!!)ビクッ

御坂妹「たまたま袋とはこのようなもみ心地がするのですか、勉強になります」(それはつまりお姉さまとミサカの間にはっきりとした差が無いということですよね?と、ミサカは上条さんのキンタマ袋をもみもみしながらにらみつけます)

上条「お・・・おごぉ・・・」(差って何のことだ?生まれはどうあれお前ら立派な姉妹じゃねえか)

御坂「はぁ・・はぁ・・・」(あんた・・・)



42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/13(土) 19:53:02.85 ID:9UjYeavy0

上条「俺はっ!!」ガシッ

御坂妹「きゃっ!」

上条「二人をっ!!」ガシッ

御坂「やっ!!」

がばっ!!

上条「差別したりはしない!二人とも俺の仲間で俺の大切な人間だ!!」

御坂「あんた・・・ ////////」

御坂妹「上条さん・・・ ////////」

上条「だから」

ずぷっ!!

御坂妹「あ・・はぁ・・・・ ぶっとくてあっつい尾ちんちん・・・はいって・・きましたぁ・・・」(だから?)

上条「これからもずっと・・・ ずっと仲良くしていこうぜ!!」パンパンパンパンパンパンパンパンッ

御坂妹「おちんちんぶっといいいいいいいいいっ!!!ミサカのおまんこが裂けちゃうのおおぉぉぉぉぉっ!!!」(チッ、この優柔不断の鈍感男が、と、ミサカはわかりやすく舌打ちをします)ビクビクビクッ



44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/13(土) 20:07:16.65 ID:9UjYeavy0

上条「おおおおおっ!!御坂妹おおおおおおっ!!」(俺、うまくコーディネートどかできるかわからないけどさ、一生懸命似合うやつ探してやるからな?)パンパンパンパンパンパンパンッ

御坂妹「らめええええっ!!しゃぶってた時からきゅんきゅんきてたエロおまんこじゅぷじゅぷされてはしたないおまんこされけだしちゃうのおおおっ!!!」(し、仕方ありませんね、それじゃあ今日のところは許してあげましょう)プシャアァァァァァッ

上条「んっ!」

ぬぷっ!

御坂妹「はぁんっ・・・」

上条「御坂!」

ずぷっ!!

御坂「ひあぁっ!」ビクッ

上条「御坂、お前も一緒に来るんだ!」パンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンッ

御坂「ひゃあああああんっ!!おあずけしゃれていもおとにぢゅぽぢゅぽしてたかちかちちんぽがわらひのまんきょこすこすしてりゅううううううっ!!!」(な、なんで私が一緒にいかなきゃいけないのよ?)

上条「お前も妹と一緒にイきたいだろ?な?」パンパンパンパンパンパンパンパンパンパンッ

御坂「お預けおまんこ我慢できないよおおおおおおっ!!ぶっといおちんちんがしゅきしゅぎて何もかんがえられないにょおおおおおっ!!!」(う・・・、しょ、しょうがないわねっ!気がすすまないけどしょうがなく付き合ってあげるわっ!)

上条「サンキュー・・・ みさ・・か・・・んっ!」パンパンパンパンパンパンパンパンパンッ

御坂「ひいいぃぃんっ!!! おまんこっ!! おまんこがよくばりさんなのおおぉぉっ!! ぶっといちんぽぶちこまれると頭ぶっとんじゃうううぅぅぅぅっ!!」(べ、べつに・・・このくらいのことなら・・・いつでも・・・)ガクガクガク



46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/13(土) 20:22:30.34 ID:9UjYeavy0

御坂妹「上条さん」

上条「ん?」

ぬぷっ!

御坂「やんっ、おちんちん抜けるとおまんこさびしぃぃ・・・」(って何言っちゃってるんだ私は・・・)

ずぷっ!!

御坂妹「あぁぁんっ!!おちんちんしっくりくるぅぅぅ~~~!!」(とりあえずミサカは衣類を上から下まで全部上条さんに選んでいただきたいのですが)

上条「え?」パンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンッ

御坂妹「ひゃっ!! あぁっ!! いぃひぃっ!! ふとぉんっ!! ふといのおぉぉんっ!!」(具体的に言えば下腹部やお姉さまゆずりの控えめな胸を覆う下着から)

上条「なんだと・・・・」パンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンッ

御坂妹「おきゅっ!! おきゅがぁぁっ!! おちんちんでおきゅがこじ開けられちゃうのおおおおおっ!!!」
(ご安心ください、上条さんに選んでいただければどんなものでも着こなしてみせます。と、ミサカはお姉さまにちらりと視線を送りつつすべてを受け入れる覚悟を示してみます)



47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/13(土) 20:34:00.08 ID:9UjYeavy0

御坂「っざけんじゃないわよおおおおっ!!!!」ビリビリビリビリッ

上条「うわぁっ!」パキーンッ

ぬぽっ!

御坂妹「んっ!」ビクッ

上条「お前いきなり何してくれるんだっ!!」

ずぷっ!!

御坂「あはぁぁんっ!」ゾクゾクッ

上条「俺はともかく御坂妹に当たったらどうしてくれるんだ!!」パンパンパンパンパンパンパンパンパンッ

御坂「ごりごりぃっ!おちんぽごりごりっ!!もっとごりごりこしゅこしゅしてぇぇぇぇぇえんっ!!!」(この変態!!私の妹にここまでさせるなんて私が見てない間に何してたのよ!!)

上条「何って!何もしてねーよ!!」パンパンパンパンパンパンパンパンパンッ

御坂「おほおおおっ!!! おほっ!! おっほおおおおおっ!!! ぶっといちんぽきもちよしゅぎるうぅぅぅっ!! おまんこ溶かしゃれりゅにょおおおおおおおおおんっ!!」(はいはい、あんたにとっちゃ何もしてない範囲になるんでしょうけどねー)

上条「はあ?お前ってやつはどうやっても俺を変態に仕立てあげないと気がすまないってのか?」パンパンパンパンパンパンパンパンパンッ

御坂「おちんぽっ!! おちんぽがえぐってくれりゅからっ!! ぢゅっぷぢゅっぷこしゅこしゅがっ!! ひぃひいいいいいんっ!! おまんこがこわれちゃうにょおおおおおおっ!!!!」(ふんっ、色んな女の子に手出してるくせに・・・)



51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/13(土) 20:47:45.11 ID:9UjYeavy0

上条「ひでえな、お前にとって俺って何なんだよ・・・」パンパンパンパンパンパンパンパンパンッ

御坂「おほおおっ!! イくっ!! イっちゃううぅぅっ!! ぶっといおちんぽでおまんこかくちょおしゃれてだらしなくいっちゃう変態おんにゃにゃのおおおおおっ!!!」(な、何って・・・そりゃ・・・)ビクビクビクビクプシャプシャップシャー

御坂妹「上条さん」

上条「ん?」

ぬぽっ!

御坂「はぁんっ!!」ブルッ プシャシャッ

御坂妹「お姉さまのお言葉など気にしてはいけません。むしろこれからの行動で上条さんがどのような人間であるかをわからせてあげればよいのでは?」

上条「おお!そりゃいい考えだな!さすが御坂妹だぜ!」

ずぷっ!!

御坂妹「ん・・・ふおぉ・・・・ びっくんびっくんかっちかっちのおちんぽぉ・・・」(ふふ、これでお姉さまを一歩リードすることができました。と、ミサカは堂々と胸を張ってみます)ウットリ



53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/13(土) 21:04:27.70 ID:9UjYeavy0

御坂「ぐぬぬ・・・」

上条「こら、今から三人で楽しく買い物しようって時にそんな顔するな」ニュプッ

御坂「ひゃぁんっ!! ゆびぃっ!? ゆびなのぉぉっ!? ぶっといおちんちんがいいよおぉぉぉっ!!」(ん、仕方ないわ。今日のところは我慢してあげる。でもそれもあんたしだいだからね?)

御坂(はぁ~、できることならこいつとふた・・・・ って何考えてるんだ私は!!)

上条「へいへい、わかりましたよ。ご期待に添えられるようにがんばりまーす」苦衷苦衷クチュニュチュヌチュヌプヌプクチュグチュ

御坂「ああぁぁっぁぁぁぁぁぁっぁぁっ!!!! おみゃんこがくがくしちゃらめえええええっ!!! だらしなくお潮吹いちゃうにょおおおおおおおおおっ!!!!」(うん・・・)プシャアァァァァァッ

御坂(本当はこんなこと言いたくないってのに・・・・)

上条「あー、いろいろごたごたして悪いな、御坂妹、お前のお姉さまと仲良く三人で楽しくイこうぜ?な?」パンパンパンパンパンパンパンパンパンパンッ

御坂妹「んおおおおっ!!! ひぎいいぃぃぃっ!!! かきまわしゅのっ!! おまんこかきまわしゃれりゅと頭がとろけりゅにょおおおおおおっ!!!」
(はい、ミサカにとっては初めての、そう、初体験なので、やさしくしてください。と、ミサカはあなたの手をそっと胸に・・・)

上条「え?」パンパンパンパンパンパンパンパンパンッ

御坂妹「あはああああっ!!! イきゅううううんっ!!! おまんこかきまわしゃれておまんこじゅーしゅあふれさせちゃううううううううっ!!!!」
(さあ参りましょう、仲良く、ミサカの初体験を、と、ミサカは体を密着させてみます)ビクッビクッ プシャシャッ ジョロジョロジョロジョバジョバ



55:>>54 くぅ~ミスりましたw これにて修正です:2013/07/13(土) 21:19:11.91 ID:9UjYeavy0

御坂「あんっ・・・たぁぁんっ・・・」(なぁぁ~~にが初体験よおぉぉ~~~)ビクッビクッ

上条「お、おいおい、何怒ってんだお前、ちょぉ~っと意味がわからねえなぁ~」クチュクチュヌプヌプヌップヌップ

上条(やべえ、御坂妹のぬくもりでドキドキしちまうぜ・・・)

御坂「あんっ!! あんっ!! だめぇっ!! もれちゃうぅぅっ!! おまんこからだらしなくぅぅっ!! ぴゅっぴゅしちゃうの見られちゃうよおおおぉぉぉっ!!!」(あ~~~~ん~~~~たぁ~~~~~)ビュププシュッ ジョロジョロロッ

上条「やべえっ!イくぞ御坂妹!!」パンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパンッ

御坂妹「おほおおおおっ!!! こひぃっ!! こひがくだかれりゅぅぅっ!! おにぴしゅとんでおまんこもこひもおちんぽの奴隷ににゃっちゃうにょおおおおおおおんっ!!!」(はい!ミサカと上条さんの幸せのために!!)

御坂「あひっ・・・はひっ・・・・ おちんぽぉ・・・・・」(まちなさーい!絶対に二人きりになんてさせないんだからぁー!!)アヘッアヘッ

上条「ちょっ!待てっ!!そういうことじゃねえんだっ!!落ち着けえええっ1!!」パンパンパンパンパンパンパンッ

御坂妹「おちんぽどれいになりましゅうううううっ!!! おちんぽっ!! おちんぽぢゅけにしてくりゃしゃひいいいいいいいんっ!!! あひっ ひあああんひあふぁふぁああああああんんんんっ!!!!」
(ミサカは幸せです。と、密かに顔を赤らめながらつぶやいてみます)ビクビクビクビクビックンビックン

上条「おおおおおおおおおおお!! 不幸だあああああああっ!!!」パンパンパンパンパンパンパンパンッ

上条「うっ!!!」ビクッ

ぬぽっ!!

ドビュルビュルビュルブビュルビュドピュルビュルルッ!!!!



57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/13(土) 21:25:50.55 ID:9UjYeavy0

びゅるびゅるびゅるっ!!! どろっ

御坂妹「あはぁっ おちんちんしゅごいぃぃ・・・ おまんこぱくぱくしてりゅうぅぅ・・・」(その不幸を幸せにしてみましょう。そう、二人で一緒に、と、ミサカは勇気を出してつぶやいてみます)

御坂「ひひっ ひもひ・・・いひ・・・・ ちんぽぉ・・・ あったかぁぃ・・・」(待たんかああああっ!!!何が不幸だごるああああああ!!!!)ヒクッ ヒクッ

上条「やめろおおおおおっ!! 俺は無実だああああああああっ!!」ギンギンッ



この後、三人仲良く買い物をしましたとさ。学園都市は今日も平和です

おわり



59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/13(土) 21:34:13.70 ID:VGYyswxd0

まさに真夏の夜の淫夢だな



60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/13(土) 21:57:01.81 ID:H0Mxy0eM0





食蜂「御坂さんのおもらしをもみ消してほしい?」黒子「はい」

2013-07-16 06:57:28 | とある

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 17:10:15.03 :9uH3UDtG0

やっちまったみこっちゃんを守るためにとりあえず四つんばいになる黒子をお願いします


6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 17:55:00.18 :YrHR5MD3O

食蜂「うーん、別に良いけど流石に無償では嫌よぉ」

黒子「分かってますの! 私に出来ることがあれば何でも致しますの」

食蜂「んっ? 今なんでもするって言ったわよねぇ」


みたいな感じだろ?
はやく書いてくださいまし


8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 18:03:52.94 :YrHR5MD3O

黒子「それで私は何をすればよろしいんですの?」

食蜂「うーん、そうねぇ まずは跪いて足でも舐めてもらおうかしらぁ」

黒子「…え?」

食蜂「御坂さんの失禁の記憶。皆の中から消してほしくないのぉ?」

黒子「う、うぅ、わかり、ましたの」

食蜂「ふふふ、健気ねぇ。あなたみたいな後輩に慕われて御坂さんが羨ましいわぁ」ニコニコ

みたいなぁ?


11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 18:21:57.26 :YrHR5MD3O

 食蜂は靴を脱ぎ、次に白タイツを脱ぎ、その顕わになった綺麗な足を前に突き出す。

 それに応じるように黒子は、食蜂の前に跪き、突き出された彼女の爪先に舌を触れさせる。

 ぴくんと食蜂の肩が揺れた。

黒子「あっ、大丈夫ですの?」

食蜂「良いから続けてぇ」

黒子「ええ、分かりましたの。それじゃー失礼して」

 再び、黒子の舌が食蜂の爪先に触れる。今度は単に触れるのみではなく、指の間に舌を入れ、そのまま滑らかに動かす。

 黒子の舌が移動する度に食蜂のカラダがぴくんと跳ねる。


15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 18:39:23.21 :YrHR5MD3O

 それを気にしつつも黒子は、食蜂の足を舐め、そのまま五本の指を口の中に入れ、一気に口内で食蜂の爪先を貪るように舐める。

 その瞬間、また食蜂のカラダが跳ね上がった。どうやら黒子は食蜂のその反応を楽しんでいるようだ。

食蜂「むぅ、気に入らなぁい! えいっ☆」

 瞬間、黒子は床を濡らした。食蜂の能力なのか、黒子の下半身から勢いよく半透明な液体が溢れ、思わず食蜂の足から口を離してしまっていた

食蜂「勝手に口を離したらダメよぉ、白井さぁん」


22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 19:43:52.12 :YrHR5MD3O

黒子「っ、あっ、ん、やっ」

 腰をガクガクと震わせ、生まれたての子馬のように崩れ、まるでお漏らしをしたかのように黒子の太股が濡れた。スカートもびっしょりである。

食蜂「白井さん、今の姿まるであの時の御坂さんみたいだよぉ」

 食蜂は力を使い、黒子の脳の快楽神経を刺激し、それによって黒子に性的快楽を与えたのだ。

食蜂「白井さん、可愛いわねぇ」


24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 20:01:12.53 :YrHR5MD3O

食蜂「ねぇ、白井さん」

 再び食蜂は白井の快楽神経を刺激する。だけど先の快楽神経を刺激された時に比べると全然物足りず、黒子は何だかむず痒い気分になる。背中が痒いのに手が届かない時のような感じだ。

黒子「っ、あっ」

 そして、気付いた時には黒子は食蜂の足に舌を這わせながら自慰行為に耽っていた。

 濡れた下着の中に手を入れ、くちゅくちゅと卑猥な音を立てる。

食蜂「ふふふ、学園都市の治安を維持する風紀委員がこんなエロエロなんてねぇ、今まで白井さんに捕まったひと達はなんて思うのかなぁ」

黒子「そ、そんな、こと、はぁ、はぁ、い、言わ、ないでくださいまし…っん…」


27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 20:15:54.41 :YrHR5MD3O

食蜂「ねぇ、白井さぁん。もっとよく見せてぇ」

 それに応じ、黒子は濡れた下着を脱ぎ、そしてスカートの両端の裾を摘み、たくし上げる。

 今まで隠れていた陰部が顕わになる。普段から露出の高い性的な下着を履いている彼女だが、流石に直に恥部を見せ付けるのは恥ずかしいらしい。その証拠に食蜂は何もしていないのにさらに顔が紅潮する。

黒子「も、もう」

 プルプルと震える。余程、恥ずかしいようだ。だけど「恥ずかしい」という気持ちとは裏腹にどんどん愛液が溢れてくる。


30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 20:25:48.32 :YrHR5MD3O

食蜂「ふふふ、ねぇ、白井さぁん。どうしてこんなに濡れてるのぉ?」

黒子「べ、べつに、そんなこと」

食蜂「白井さぁん、私の足を使って…やってみてぇ」

黒子「足、ですの?」

食蜂「うん、どんなやり方でもいいよぉ」

黒子「っ、わかりましたの」

 すると黒子は、目の前に悠然と構える食蜂を押し倒す。

食蜂「きゃっ、いきなり何するのぉ」

 そして、黒子は食蜂の太股に跨がり、陰部を押し付け、前後左右に揺れるように動かす。

黒子「っん…あっ…ふぁ…」


35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 20:47:00.32 :YrHR5MD3O

食蜂「っ、白井さぁん」

 互いに息の当たる距離にいて、そして自分の太股に恥部を押し付け、自慰に耽る黒子に思わず食蜂は、目の前の後輩を無茶苦茶に壊れるほどの快楽に沈めてみたくなった。

 もう互いに歯止めは効かない。対面座位のような二人の状態。すると、食蜂が動き出した。

 息が当たるような二人の距離が縮まり、一気に零距離になった。互いの唇が重なり、食蜂は黒子の口内に舌を捩込んだ。

黒子「やぁっ…」

 黒子は食蜂の舌を口の中から追い出そうと必死に拒絶するが、そのあまりにも弱々しい抵抗に食蜂はさらに興奮した。

黒子「んっ…やっ…」

黒子(初めてはお姉様に捧げるつもりでしたのに、酷いですの)

 黒子の頬を涙が伝い、こぼれ落ちる。そんな黒子の様子に食蜂の興奮は最高潮に達した。


39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 21:08:45.92 :YrHR5MD3O

食蜂「白井さぁん」

 そのまま黒子を押し倒し、食蜂は淡いピンクの下着を脱ぎ、黒子の口の中に丸めたパンツを押し込んだ。

黒子「むぐっ―――!!」

 じたばたと暴れる黒子だが、食蜂は能力を使い、黒子の出せる腕力の限界を制限する。いくら運動音痴の食蜂とはいえ、今の黒子を押さえ付けるのは容易だった。

食蜂「大丈夫よぉ、ただのオナニーの延長線上だと思えばいいじゃなぁい」

 黒子の陰部に重ねるように食蜂は恥部を押し付ける。まだ押し当てただけだというのにねっとりとした生暖かい液体が溢れ出す。

食蜂(押し当てただけでこんなになるなんてぇ……これ動かしたら壊れちゃうかもぉ)

 うっとりとした表情を浮かべ、食蜂は動き始める


40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 21:25:41.68 :YrHR5MD3O

黒子「―――!!」

 互いの陰部を擦り合わせ、黒子は口の中に詰められた食蜂の下着のせいで声を出せないが、声にならない嬌声を上げていた。

食蜂「んっ…あっ…これ…さいこぉ…!」

 逆に食蜂は盛大に嬌声を上げ、快楽の虜になっていた。

黒子「―――ッ―!!」

 すると黒子も腰を動かしはじめる。それに気付いた食蜂は、黒子の口の中から丸めた下着を取り出し、声を出せるようにした。

黒子「あぁああっ!…あんっ……そこいいですのぉ!」

 すでに黒子も快楽の虜になっていた。もう今の黒子に“大切なお姉様”のことは頭の片隅にもない。今はただ快楽を貪り、絶頂に達することだけを考えていた。


42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 21:40:53.92 :YrHR5MD3O

黒子「んぁああああっ…!」

食蜂「はぁああああん…!」

 そして、二人は絶頂に達する。

黒子「…はぁ…はぁ…はぁ…気持ち良かったですのぉ」

食蜂「ふふふ……私もぉ」

 そのまま二人は抱き合うように眠り、それを寮官に見られ、二人は叩き起こされた挙げ句、こっぴどく叱られたのだった。

食蜂「もぉ、なんで私が怒られるのぉ」

黒子「それは当たり前ですの」


 余談だが、翌日には常盤台の生徒たちは全員、御坂美琴がお漏らしをしたという事実が忘れられたのだが、

疑問に思った美琴が「み、皆なんでそんなに気を使うのよ!! お漏らしするのは仕方ないじゃない!! トイレまで我慢できなかったんだもん!」と盛大に自爆したせいで、

再び御坂美琴がお漏らしをしたということが常盤台中に知れ渡ることとなったのだった。

黒子「あの、食蜂先輩」

食蜂「……分かってるわよぉ」

おわり


43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 21:43:35.81 :D5nU/Oj0T
とても良かった、乙!!


45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 21:45:09.96 :95xym5bQ0

以下ループか

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