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腐女子の ゆゆ
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黒子「火神君は765プロのアイドルで誰が好きですか?」

2013-06-01 08:05:58 | 黒子のバスケ
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/15(日) 20:58:37.26 ID:jRBu3g6nO [1/30]
火神「決まってんだろ!」

火神「オレは中学2年までアメリカにいた」

黒子「知ってますけど」
火神「日本(こっち)戻ってきてガクゼンとしたよ。アイドルのレベル低すぎて」

黒子「……」

火神「オレが求めてんのはお遊びのアイドルじゃねー。もっと全力で血が沸騰するようなアイドルが見てーんだ」

黒子「落ち着いてください。それで、誰が好きなんですか?」

火神「……さん」

黒子「え?」

火神「だー! あずささんだよ、あずささん! 三浦あずささんだよタコ!」

黒子「……そうですか」

火神「てか、反応うすいな! コラ」

黒子「すみません。予想通りだったもので」

火神「んだと!?」

黒子「ガサツで、大雑把な火神君は、きっと大柄な三浦あずささんだろうと、ボクは思ってました」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/15(日) 21:04:04.71 ID:jRBu3g6nO [2/30]
火神「テメー!」ガシッ

黒子「苦しいです、火神君」

火神「オレの事はなんて言われてもかまわねー。けどな、あずささんの悪口だけは黒子! いくらテメーでも許せねえ!!」

黒子「落ち着いてください、火神君」

火神「オレは、れーせーだよ」

黒子「冷静な人は、人を絞めあげて吊りあげません」

火神「チッ」ドスッ

火神「じゃあ聞くが、テメーは誰のファンなんだよ? まあどーせ、どこまでもふつーなテメーのことだ、春香ちゃんとかだろーな」

黒子「違います」ニコ

火神「あ?」

黒子「天海春香ちゃんは……むしろ苦手です」

火神「意外だな」

黒子「だってあの人……カゲ薄いじゃないですか」

火神「テメーが言うのかよ!? それ!」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/15(日) 21:10:04.75 ID:jRBu3g6nO [3/30]
黒子「ボクはハゲだ……」

火神「うえっ!?」

黒子「間違えました。ボクは影だ」

火神「ヘンな所でボケんな!」

黒子「影は光が強いほど濃くなり、光の白さを際立たせる」

火神「なるほどな。つまりテメーが好きなのは、あのキラキラ輝くとファンに人気の、星井……」

黒子「秋月律子さんのファンです」

火神「おもいっきり影の存在じゃねーか! しかももうアイドルじゃねーし!」

黒子「ボクは影だ」

火神「さっきも聞いた」

黒子「だから影で目立たず、でもここぞという時に活躍する、そういう存在が好きなんです」

火神「さっき言ってたことと違くね!?」

黒子「別に違いませんよ。火神君、変な誤解はやめてください」

火神「てめえ……」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/15(日) 21:16:04.11 ID:jRBu3g6nO [4/30]
黒子「でもボク達、意外にアイドルの趣味は近いかも知れません」

火神「あずささんとりっちゃん……近いかよ?」

黒子「二人とも……巨乳です」

火神「……そういうことかよ」ニヤッ

黒子「ボクも秋月律子さんの胸を見ると、正直……色々ムラッときました」

火神「何気にムッツリなトコあるよな、オマエ」

黒子「勃つことがすべて、それが帝光中バスケ部の唯一にして絶対の理念でした」

火神「ヘッ! ちょっとだけわかるぜ、それ。オレもあずささんの胸を見てるとたまらねー。胸なんてのはなあ、揉みきれねェぐらいがちょうどいい」

黒子「火神君なら、わかってくれると思ってました」

ガシッ! 黒子と火神は、拳と拳をぶつけ合った。

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/15(日) 21:22:25.96 ID:jRBu3g6nO [5/30]
火神「ところでよ、主将(キャプテン)たちは誰が好きなんだろーな」

黒子「ボクも興味が沸いてきました」

火神「いよし! ちょっと聞きに行ってみようぜ」


日向「は? 765プロのアイドル?」

黒子「ええ」

火神「主将はアレっすよね。胸が小さいのが好きみたいっすから、ちーたんすか?」

日向「……あ?」ゴ

火神「え? いや、カントクみたいな女が主将の……」

日向「誰が貧乳フェチだって……この一年が!」ゴゴゴ

火神「ちょ、え? なんだ!? この圧力!」

黒子「じゃあメガネ仲間で、僕と同じ秋月律子さんのファンですか?」

日向「……あ?」ゴ

黒子「いえ、理知的な頭の良い人が好きなのかと」

日向「メガネが全員、頭いいと思うなよ!!」ゴゴゴ

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/15(日) 21:28:17.02 ID:jRBu3g6nO [6/30]
火神「じゃあいったい?」

日向「如月千早も、秋月律子なんかも眼中にねえ! 俺が好きなのはなあ」ゴゴゴゴゴゴゴ

火神「……」ゴクッ

黒子「……」コク

日向「水瀬伊織様だ! ボケぇ!!」

火神「やっぱ胸、小っちゃいんじゃねーか」スタスタ

黒子「なんだ、ドMですか」スタスタ

日向「ちょ、おーい! なんだよその切り捨て方!!」


黒子「時間の無駄でしたね」

火神「ああ。けどよ、ちょっとキョーミわいてきたわ」

黒子「?」

火神「キセキの世代、アイツらは誰のファンなんだ?」

黒子「なるほど。今の彼らは、かつてボクが知っていた彼らではなくなっている」

火神「全員、確実に進化してるってワケかよ」

黒子「成長を遂げた、今の彼らが誰のファンか……ちょっと知りたくなってきました」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/15(日) 21:34:05.00 ID:jRBu3g6nO [7/30]
火神「よし、行くぞ黒子! まずは黄瀬のヤローだ」


海常高校


黄瀬「え? 好きな765プロのアイドルっスか?」

火神「あぁ。いるんだろ? テメーにもお気に入りのアイドルってやつがよ」

黄瀬「オレはやっぱ、あの娘っスわ」

黒子「待ってください、黄瀬君」

黄瀬「え?」

黒子「火神君、誰だと思いますか?」ヒソヒソ

火神「モデルもやってる黄瀬のヤローだ。ここは……やっぱスタイルばつぐんの星井美希ちゃんじゃねえか?」ヒソヒソ

黒子「ボクは逆に、モデルをして芸能界の光と影を知っているからこそ、地味な天海春香さんじゃ?」ヒソヒソ

火神「なるほどな、どっちもありそーだな」

黄瀬「あの、いいスか?」

火神「ああ、またせたな。んで、テメーの好きなアイドルは?」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/15(日) 21:40:03.72 ID:jRBu3g6nO [8/30]
黄瀬「やっぱ双海亜美ちゃんスよ、亜美ちゃん!」

黒子「え……」

火神「は?」

黄瀬「この間、モノマネ番組で競演したンすけど、マジ上手いっすわー亜美っち。お陰で意気投合しちゃって、メアドも交換しちゃったんスよ」

黒子「帰りましょう、火神君」

火神「じゃましたな、黄瀬」

黄瀬「ちょ、なんなんスか?」

黒子「黄瀬君は、女性をもっと性的な目で見るべきです」

黄瀬「黒子っち……変わったっスね」

黒子「そうですか?」

黄瀬「勃つことがすべて! それに反発していたのは、黒子っちじゃないスか」

黒子「……確かにボクは、その理念に疑問を持っていました。でも、女性を性的な目で見ていない今の黄瀬君の方が、ボクは間違っていると思います」

黄瀬「……それは違うっスよ」

火神「あ?」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/15(日) 21:46:04.23 ID:jRBu3g6nO [9/30]
黄瀬「オレが亜美っちを、性的な目で見ている……もしそうだとしたら?」

黒子「!」

火神「テメェ!」

黄瀬「誰もオレを止められない! そして勃つのはオレっスよ……!」

火神「キセキの世代、ここまで姦ンのかよ!!」

黒子「すみません。正直……ボクは今の黄瀬君を甘く見ていました」

火神「キョーレツなお返しをもらった気分だぜ」

黄瀬「わかってくれればいいんスよ。次は……インターハイの舞台で」スタスタ

黒子「黄瀬君、てっきり双海亜美ちゃんの将来性に賭けてるのかと思ったら……今、勃つんだ」

火神「黒子……」

黒子「なんですか? 火神君」

火神「やっぱスゲーわ、キセキの世代。マジでハンパねえ」

黒子「ですが黄瀬君以外の他の4人は、また別格です。正直、レベルが違います」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/15(日) 21:52:04.98 ID:jRBu3g6nO [10/30]
火神「いいねえ……燃えてきたぜ。次は緑間のヤローだ、行くぜ」


秀徳高校


緑間「なんなのだよ、練習中に。まったく不愉快な連中だ」

黒子「早速ですが緑間君、765プロのアイドルで好きなのは誰ですか?」

緑間「なんだと……?」

火神「早く言おーぜ。もうこれ以上、抑えらんねーよ」

緑間「くだらん、そもそもそんな疑問を持つこと自体が愚問なのだよ、バカめ」

火神「んだとぉ……」

緑間「いいか、765プロのアイドルで最も人事を尽くし、天命を味方につけているのは……」

火神「? 誰だ? 努力ってんなら、春香ちゃんか?」

黒子「天命を味方に……使命感という意味で、如月千早さん?」

緑間「ゆきぴょん以外には、ありえないのだよ」

火神「努力家……雪歩ちゃん……まあ、そうか」

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/15(日) 21:56:44.92 ID:jRBu3g6nO [11/30]
黒子「天命はよくわかりませんが、人知れず努力を積み重ねている緑間君らしいとは思いました」

緑「フン、バカめ」

火神「あ?」

緑間「オレがゆきぴょんのことを、なぜ好きなのかわかるか?」

黒子「?」

緑間「身体能力で優れている所は一つもない、一人では何もできない。にもかかわらず、765プロでアイドルとして衣装を着て、アイドルアルティメット優勝へと辿り着いた」

火神「やっぱ努力が好きなんだろ? テメー」

緑間「そういう言われ方は、不愉快なのだよ。ゆきぴょんの偉大さは、あの正確なフォームから繰り出される、技術だとなぜ気づかないのだ」

黒子「それってもしかして、穴掘りの話ですか?」

緑間「当然だ。ポイントに正確にスコップを入れる。フォームの美しさ……いいに決まっているのだよ」

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/15(日) 22:00:10.58 ID:jRBu3g6nO [12/30]
黒子「緑間君って頭いいのに、たまにアホですよね」

緑間「何ィ!?」

黒子「女の子は、もっと性的な目で見てほしいです」

緑間「フッ。黒子、だからお前はダメなのだ」

火神「おいテメー、もしかして……」ブルッ

緑間「オレはゆきぴょんの穴掘りを、性的な目で見ている。当然なのだよ」ニヤリ

黒子「……これはさすがに、ボクもおどろきました」

火神「クソッ……オレは勝てんのか!? こんな化け物に!?」

黒子「あんなひ弱な見た目の女の子に、掘られたいなんて……そんなのが楽しいんですか?」

緑間「オレは楽しい楽しくないで、アイドルの応援などしていないのだよ」

黒子「気持ちいい気持ちよくないで、アイドルの応援をしているんですね」

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/15(日) 22:06:04.49 ID:jRBu3g6nO [13/30]
緑間「……黒子。やはり……オマエは気にくわん。何を考えてるか分からん目が特にな……」

黒子「ボクは、緑間君の考えていることが分かって、正直ドン引きです」

緑間「そんなタマではないだろう」

火神「まあとにかく、緑間のシュミはわかった。せいぜー痔には気をつけな」

緑間「火神。一つ忠告してやるのだよ。東京にいるキセキの世代は二人。オレともう一人は、青峰大輝という男だ。そして、奴はオマエと同種のアイドルオタだ」

火神「はあ? いや、青峰は知ってっけど……とりあえずあいつも相当、姦るんだろ?」

黒子「……姦ります。……ただあの人のシュミは……好きじゃないです」

火神「?」


桐皇学園高校


黒子「お久しぶりです、青峰君」

青峰「テツか……」

黒子「また練習サボって、イメージプレイですか」

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/15(日) 22:12:04.28 ID:jRBu3g6nO [14/30]
青峰「ハハハ。オイ! オイ! オレは、オレが萌えられるヤツとか、存在しねえもん探してるわけじゃねーんだよ」

火神「なんだと?」

青峰「オレが萌えられる奴なんざ、オレしかいねーよ」

火神「ナルシスト、ってやつかよ……」

青峰「火神……そーゆーことはせめて、オレより出すモン出してから言えよ。アリエネーケド」ヌギッ

火神「じょーとーじゃねーか!」ヌギッ

黒子「二人ともやめてください。……校内ですよ」

青峰「チッ。で、なんだよテツ、今日は」ハキハキ

黒子「青峰君、今でもまだ765プロに萌えられるアイドルはいませんか?」

火神「!?」

黒子「以前、青峰君は言いました。765プロに萌えられるアイドルはいない、と」

青峰「……これでも反省してんだぜ?」

火神「どうゆう意味だよ」

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/15(日) 22:18:03.94 ID:jRBu3g6nO [15/30]
青峰「もっと早くハマってもよかったわ、765プロのアイドル」

黒子「じゃあ今は、いるんですね? 萌えられるアイドルが、765プロに」

火神「おい、黒子。誰だと思う」ヒソヒソ

黒子「自分大好き青峰君です、やはり身体能力の高い菊地真さんだと思います」ヒソヒソ

火神「まこりんもだが、ダンスじゃ響ちゃんのが上だ。オレは響ちゃんだと思う」ヒソヒソ

青峰「アイツはマジいーわ。あのアイドル……」

黒子「……」コク

火神「……」ゴクッ

青峰「はるるんっきゃねー! あの諦めの悪さだけは、認めてやるわ……」

黒子「……え?」

火神「はあ?」

青峰「どんなにもって生まれたモンが不利でも、際立ったモンがなくても必死でがんばる姿……」ウルッ

黒子「青峰君、もしかして泣いて……」

55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/15(日) 22:24:04.70 ID:jRBu3g6nO [16/30]
青峰「へっ。オレが本気で萌えられる、数少ないアイドルだな」

火神「コイツ、ドライかと思ったらけっこう人情派なんだな」

青峰「どいつもこいつも……カン違いしてんじゃ、ねーーーよ!!!」」

火神「え? だってテメー……」

青峰「カン違いしてんじゃ……ねー……よ」ポロポロ

黒子「意外でした。青峰君が、こんなにも才能無い人に肩入れするなんて」

火神「才能無い、って何気にヒデーな。けどまあ、確かに青峰がこんなにウエットとはな」

黒子「それで青峰君。青峰君は、春香さんを性的な目で見てるんですか?」

火神「お、おい黒子!」

黒子「これはどうしても聞いておきたいんです。青峰君は、帝光時代の理念を今はどう思っているのか」

66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/15(日) 22:30:04.09 ID:jRBu3g6nO [17/30]
青峰「テツ、オレもこれだけは言っておく。はるるん以外ではオレは……もう勃たねー」

黒子「! そこまで、春香さんに……」

火神「常識が全く通じない……!! つくづくキセキの世代ってのは、ふざけた奴ばっかりだ」

黒子「よくわかりました。今日は、会えて良かったです」

青峰「ああ。またなテツ、火神」テクテク

火神「意外に、いいヤツだったな。もうアホミネとか呼べねーな」

黒子「ええ。でもそう呼んでるのは、火神君だけです」

火神「え゛!?」

黒子「ついでに言うと、桐皇の人達は火神君の事をバカガミって呼んでました」

火神「んにゃろー!」

黒子「それといいかげん、パンツはいてください」

火神「うおお! わすれてたあああぁぁぁーーーっっっ!!!」ハキハキ


黒子「さて次は、紫原君ですが」

73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/15(日) 22:36:04.55 ID:jRBu3g6nO [18/30]
火神「秋田だよな、アイツの高校」

黒子「さすがに気軽には行けませんね」

木吉「おーい」

黒子「あれ? 木吉先輩?」

木吉「会えて良かった。陽泉の連中が、ちょうど合宿に東京まで来てるそうだ。ちょっと偵察に行ってこいって、リコが言ってたぞ」

火神「おお、ナイスタイミング。さっそく行こうぜ、黒子」

黒子「ええ。でもその前に、やはり木吉先輩にも聞いておきたいです」

火神「あ? 好きなアイドルか? そーだな、木吉センパイは主将とは違いそうだしな」

木吉「? なんの話だ?」

黒子「先輩、765プロで先輩の好きなアイドルは誰ですか?」

火神「木吉センパイも、確かカントクの事が……」

木吉「ああ、まあな」

黒子「臆面もないのはすごいです。じゃあB72の如月千早さんですか?」

79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/15(日) 22:42:04.75 ID:jRBu3g6nO [19/30]
火神「ここはオレも同感だ。ちーたんだ! センパイは貧乳のちーたん推しだろ……ださい」

木吉「……入院中、オレは握力の強化に励んだ」

火神「は?」

木吉「そしてリコの親父さんに教わって、でかい自然石を空中で掴み取る特訓をした」

黒子「……それで?」

木吉「親父さんに言われたよ、『もっとデケーもん掴みてーんだろが、これぐらいヨユーで掴んでみせろい』ってな」

火神「あの……好きなアイドルの話なんすけど」

木吉「わかってるさ。そうして編み出したのが、この必殺技だ。あの桐皇のマネージャーを見てろよ」

黒子「あ、桃井さん」

木吉「これがオレの編み出した必殺技『パイオツスロー』だ!」

ガッ

黒子「なにっ!?」

火神「ありえん……! いきなり通りすがりの女性の胸を、片手で掴むだと!?」

87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/15(日) 22:48:16.70 ID:jRBu3g6nO [20/30]
桃井「きゃあああぁぁぁーーーっっっ!!!」

ビッターーーンンン★★★

木吉「とまあ、こんなもんだ」ヒリヒリ

黒子「よくわかりませんが、わかりました。木吉先輩はもっとデケーもん、つまり巨乳スキーなんですね」

火神「オレらと同じ……じゃあ、センパイもあずささん推しですか!?」

黒子「それとも秋月律子さんですか?」

木吉「オレは……」

火神「……」ゴクッ

黒子「……」コク

木吉「千早のファンだ。如月千早、あの控えめな胸がいいな」

火神「ちょ! デケー胸はどうなったんすか!?」

黒子「話の流れが、おかしいです」

木吉「これが『後出しの権利』さ。じゃあ偵察の件、頼んだぞ」

火神「なんか納得いかねー!」

黒子「フッ……すみません火神君……実は……」

99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/15(日) 22:54:05.00 ID:jRBu3g6nO [21/30]
火神「?」

黒子「今ボク、やった! って……思っちゃいました」

火神「ハッ。何、言ってんだバーカ。そんなの、オレも思ったに決まってんだろ。あずささんスキーは、オレだけでいいからな」

黒子「ええ。秋月律子さんは、ボクの嫁です」

火神「こういう嫁話で、木吉センパイをライバルに回したくねーからな。NTR展開だけは、鬱でイヤだもんな」

黒子「木吉先輩は、異名が『鉄芯』ですからね」

火神「よーし! 安心した所で、行くぜ。紫原んトコへ!」


陽泉高校合宿所


紫原「あれー黒ちん?」

黒子「お久しぶりです、紫原君」

紫原「それと誰だっけ? 火神ちん?」

火神「火神だ! 人の名前の後に、へんなもんつけんな!!」

紫原「じゃあ火ちんねー」

火神「くっ! テメー」

103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/15(日) 23:00:06.69 ID:jRBu3g6nO [22/30]
黒子「止めてください。紫原君は、悪い人ではありません。むしろ人としては好感が持てます。悪気はないんです」

紫原「それでー? なにしに来たの?」

黒子「紫原君、765プロのアイドルで誰が好きですか?」

紫原「は?」

火神「いんだろ? テメーにも好きなアイドルがよ……」

紫原「……いるよ。そりゃ」

黒子「火神君、誰だと思います」ヒソヒソ

火神「紫原は、努力とか嫌いで才能や資質重視だろ? 美希ちゃんしかありえねーんじゃねえか?」ヒソヒソ

黒子「同感ですが、今までキセキの世代はみんな意外なトコを突いてきました」ヒソヒソ

火神「そういや、そうだな」ヒソヒソ

黒子「資質重視なら星井美希ちゃんですが、あえてここは紫原君に体格的にも見合う、四条貴音さんことお姫ちんでボクは」ヒソヒソ

107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/15(日) 23:06:24.53 ID:jRBu3g6nO [23/30]
火神「なるほど。紫原は、相手の名前の語尾によく『ちん』をつけて呼ぶしな」ヒソヒソ

紫原「オレが好きなのは……」

火神「……」ゴクッ

黒子「……」コク

紫原「やよいちんだよ。高槻やよいちん……」

火神「え……」

黒子「……さすがに、それはちょっと」

紫原「やよいちんはかわいいなあ」

火神「ちょっと待て、テメー! それはもしかして……」

黒子「紫原君、高槻やよいちゃんを性的な目で?」

紫原「もちろんだよ? なめてるっつーんだよ?」

火神「いやいやいや! まてまてまて!!!」

紫原「?」

黒子「紫原君、失礼ですが今のサイズは?」

112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/15(日) 23:12:03.43 ID:jRBu3g6nO [24/30]
紫原「えー? 確か身長が203cm。体重が99kgだよー?」

火神「く、黒子! やよいちゃんのサイズわかるか?」

黒子「身長145cm、体重37kgです」

火神「早っ! い、いやそんなことより紫原!! いくらなんでもテメーがやよいちゃんを性的な目で見ちゃダメだろ!!!」

紫原「勃つことがすべて、それが帝こ……」

火神「そりゃ知ってるが! 無理だろ!! サイズ的に!!!」

紫原「そんなことないよー。愛があれば年の差だってイケんじやん? なら体格の差だって……」

黒子「無理だと思います」

紫原「もしもオレが、やよいちゃんと付き合うとするじゃん……」

火神「コイツ、聞いてねー」

117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/15(日) 23:18:05.00 ID:jRBu3g6nO [25/30]
※以下 紫原敦の妄想

紫原「やよいちーん」

やよい「うっうー! 敦さーん。えへへ、敦さんってとーってもたくましいですよねー」

紫原「もーやよいちんは、かわいいなあ。うりうり」

やよい「はわわ、敦さんに小指で頭をナデナデされると、すごくドキドキしますー!」

紫原「やよいちん、今日も……いい?」

やよい「今日もですかー? 敦さんの大きいから、私こわれちゃいそうですー」

紫原「ゴメンゴメン。ひねりつぶさないように、大事にやさしくするから……ね」

やよい「うっうー! わかりましたーー!!」


火神「いや、ねえねえ! そんな展開、間違ってもねえから!!」

黒子「高槻やよいちゃんのイメージが崩れます。止めてください、そんな妄想」

129 名前:[] 投稿日:2012/07/15(日) 23:24:03.71 ID:jRBu3g6nO [26/30]
火神「まったくだ! あずさスキーのオレでも、ちょっと許せねーな」

紫原「そんでねーそんでー……」

黒子「もう聞いていませんね。完全に自分の世界、つまり『ゾーン』に入ってます。まさか紫原君がゾーンに入れるとは」

火神「確かゾーンは、好きで好きでたまらねーヤツしか入れねえはずだろ」

黒子「ええ。それに、入ろう入ろうとすると、余計に入れないのがゾーンです」

火神「今のヤツは、入れよう入れようとしてたからな、ゾーン的にはオッケーなんだろう」

黒子「しかし、ここまでのロリ好きとは。心外です」

火神「このまま通報しとこうぜ、ポリースメン! この人でーす、って」

黒子「もうしました」

火神「早っ!」

黒子「さて、最後は赤司君ですが……」

火神「アイツ学校、どこだっけ?」

135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/15(日) 23:30:34.58 ID:jRBu3g6nO [27/30]
黒子「洛山高校。京都です」

火神「マジかよ。そりゃちょっと行けねーな」

黒子「ええ。とりあえず、一旦戻りましょう。それに……」

火神「なんだよ?」

黒子「明司君には、正直あまり会いたくありません。彼のモットーは『僕に逆らう者は、親でも犯す』ですから」

火神「マジかよ……よし、帰ろうぜ」


誠凛高校

リコ「おー! おかえりー。偵察、どうだった?」

黒子「え?」

火神「はあ?」

リコ「……行ったのよね? 陽泉の合宿に」

火神「あ、ああ、それは……」

黒子「行きました。ていうか、今日は海常、秀徳、桐皇も行ってきました」

144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/15(日) 23:36:20.54 ID:jRBu3g6nO [28/30]
リコ「すごいじゃない! それで? どんなデータが手に入ったの?」

火神「いや! データとかは……あんま見るべきもん無かったっつーか……」

リコ「? あら、黒子君その手帳……もしかして偵察の内容?」バッ

黒子「火神君……」

火神「あ? なんだ?」

黒子「逃げましょう」ダッ

火神「え? おい、黒子!? 黒……」

リコ「黄瀬君、ロリ好き……緑間君、バックホールシューター……」プルプル

火神「え? えええ???」

リコ「オマエラ……練習休んで、いったい何を調べてきてんのよおおおぉぉぉーーーっっっ!!!」

火神「ぎゃあああぁぁぁーーーっっっ!!!」

リコ「罰としてバ火神、アンタ明日から練習量10倍!」

火神「そんなあああぁぁぁーーーっっっ!!! く、黒子テメーばっか逃げやがってえええぇぇぇーーーっっっ!!!」


おわり

158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2012/07/15(日) 23:39:05.55 ID:jRBu3g6nO [29/30]
ありがとうございました。

最後に2点、訂正を。

木吉先輩の必殺技は『パイオツクロー』でした。

紫原敦の身長は208センチでした。

黒子「いやキセキの世代ってなんだよ」

2013-03-15 11:45:17 | 黒子のバスケ

1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 22:39:36.83 ID:2XKpLN680
黒子「しかも自分達でもキセキの世代って名乗っちゃってるし。そもそもなんでカタカナなの?」

火神「か、かっこいいからじゃないか?」

黒子「中2かよ」

 
2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 22:40:20.09 ID:2XKpLN680
火神「まああいつらの存在は確かにキセキだしな…しかも5人同時に同じ中学で同じバスケ部ってのはキセキ以外の何物でもないぜ」

黒子「…奇跡ってのはそんなに軽い言葉じゃねーよ。万にひとつ億にひとつあるかないか、ってもので、たかだかちょっと他の中学生よりバスケが上手い奴が5人集まったくらいのことを奇跡とは言わない」

火神「そ、そうだな」




3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 22:40:55.17 ID:2XKpLN680
黒子「あとさ、火神さっきカタカナだとかっこいいっつったけど逆にダセーよ」

火神「あ、ああ、ダセーな」

黒子「…お前帰国子女だからってなんでもカタカナにすればいいと思ってんのなら大間違いだからな?そんなにカタカナで発音してーならUSA帰れや」

火神「す、すまん…これから気をつける」

黒子「ん、」




4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 22:41:28.74 ID:2XKpLN680
黄瀬「黒子っちー!火神っちー!」

火神「黄瀬!?なんで?!」

黄瀬「黒子っちに呼ばれたんスよー!なんか話したいことがあるらしくて、どうしたんスか?!」




5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 22:42:02.91 ID:2XKpLN680
黒子「とりあえず正座しろや」

黄瀬「え?」

黒子「……正座しろっつったんだよ」

黄瀬「あ、はい」

火神「急にどうしたんだよ黒子!」

黒子「…お前も正座しろよ」

火神「あ、はい」




6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 22:42:40.99 ID:2XKpLN680
黒子「黄瀬、お前さ、最近どうなの?」

黄瀬「え?なにがっスか?」

黒子「色々」




7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 22:43:12.86 ID:2XKpLN680
黄瀬「えっと、バスケ部は順調っス!笠松先輩には相変わらず蹴られてばっかッスけど、海常のみんなとバスケするの楽しいし多分今が1番バスケが好きだと思うッス!モデルの仕事も続けてるし、女の子にもモテモテッス!」

黒子「まず一つ。その、ッスってのうざい」

黄瀬「」




8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 22:43:50.99 ID:2XKpLN680
黒子「お前いくつだよ、今時小学生でもそんな言葉遣いしねーよ。あと黒子っちってのもやめろ。漫画だから成立してっけどリアルで言ったらドン引きだかんな」

黄瀬「で、でもそれ俺の口癖で…キャラ立てっていうか…」




9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 22:44:22.68 ID:2XKpLN680
黒子「そんなんなくても充分キャラたってっから安心しろよ、イケメンでモデルだし。必要ねーよ」
黄瀬「黒子っち…」じーん

黒子「っちってつけんなや」

黄瀬「すみません」




10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 22:45:02.38 ID:2XKpLN680
黒子「あとさ、お前いつモデルやってんの?」

黄瀬「放課後とか土日とか…」

黒子「モデルってプロ?」

黄瀬「読者モデルッス!」




11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 22:45:42.89 ID:2XKpLN680
黒子「だよな、プロのモデルだったらバスケや学校の合間にちょちょっと片手間で撮影するようないい加減なこと許されねーもんな」

黄瀬「そ、そうッスね…」

黒子「お前さ、女に囲まれたりサインねだられたりっての日常茶飯事、みたいなこと言ってたけどさ、たかだか読者モデルごときでそんな大口たたいてたのか?」

黄瀬「」




12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 22:46:30.92 ID:2XKpLN680
黒子「キャーキャー言われんのは分かるけどサインはねーだろ。読者モデルのサインなんていらねーよ、ほとんど一般人じゃねーか」

黄瀬「そ、そっスね」




13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 22:47:15.48 ID:2XKpLN680
黒子「小説版でさ、お前夏祭りんとき浴衣着てたじゃん?ペンギン柄の」

黄瀬「よく覚えてるッスね!撮影で使ったやつ気に入ってそのまま買い取ったんスよ!」

黒子「あれさ、すっげーダサかったぜ?」

黄瀬「」




14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 22:47:46.95 ID:2XKpLN680
黒子「他の奴もいたからあん時は言わなかったがやっぱお前のためになんねーからな、今言っとく。奇抜なものや珍しいものを着るのがオシャレってわけじゃねーんだぜ?ほんとにオシャレな奴は無地のTシャツでもかっこよく着こなしちまうんだ。お前はどっちのモデルになりたいんだ?下品な孔雀か寡黙な鴉か」

黄瀬「…カラスっす」




15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 22:48:13.10 ID:2XKpLN680
黒子「だろ?俺もお前にはカラスになってほしい。無駄に飾らないかっこよさを持ったな。お前になら出来るよ」

黄瀬「…黒子っち…」

黒子「だからっちってつけんなや。何回言わせんだよ」

黄瀬「すみません」




16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 22:48:55.06 ID:2XKpLN680
黒子「黄瀬、お前のコピー能力ってやっぱすげーな」

火神「ああ!あそこまでの再現率は確かにすげえよ!」

黒子「…俺黄瀬に話してんだけど」

火神「す、すまん」




17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 22:49:24.12 ID:2XKpLN680
黄瀬「へへ、なんか黒子っち…じゃなくて黒子にそう言ってもらえると嬉しいッス…嬉しいぜ!!」

火神「(すっげえ不自然だな)」

黒子「人の技真似ばっかで恥ずかしいとか思わねーのか?」

黄瀬「」




18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 22:49:50.91 ID:2XKpLN680
黒子「だってよ、お前のオリジナルの技って一つもねーんだぜ?全部誰かのモノマネで」

黄瀬「」




19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 22:50:22.39 ID:2XKpLN680
黒子「や、別に否定したり非難してるわけじゃねーからな。俺は純粋にお前がなんの恥じらいもなく人の技真似出来てんのはなんでかって思ってよ。だって普通は思いついてもやめとこって思うもんだろ、モラル的に」

火神「で、でもコピーなんて誰にでも出来るもんじゃねえからな、それ自体が黄瀬オリジナルの技なんじゃねえか?」




20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 22:50:58.36 ID:2XKpLN680
黒子「まあ考えようによってはそうとも言えるな。でもよ、コピーした技を自分なりにアレンジしたりそこから新しい必殺技作ったりそうゆう努力がほしいんだよ。人の真似ばっかりじゃ1番にはなれねーぜ?お前ただでさえキセキ最弱設定なんだからそんくらい努力しろよ」

黄瀬「そ、そうッスね」




21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 22:51:30.97 ID:2XKpLN680
黒子「あとさ、最近ウチと試合したときキセキのコピーしてたじゃん?」

黄瀬「WCッスね!」




22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 22:52:10.11 ID:2XKpLN680
黒子「青峰とか緑間ならまだ分かるよ?百歩譲ってだけど。でも赤司のエンペラーアイ、あれは明らかにおかしいだろ」

黄瀬「え、」




23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 22:52:51.98 ID:2XKpLN680
黒子「だってよ、赤司オッドアイだぜ?能力パクんのはいいとしてお前なんで目の色まで変わってんだよ。本誌白黒だからわかんねーとかおもってたら大間違いだかんな、発動といた時目玉の輪っかみたいなのなくなったのちゃんと見てっからな」

黄瀬「」

火神「まあ漫画だしな!脚色だろ」

黒子「おめー黙ってろよ」

火神「」




24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 22:53:29.31 ID:2XKpLN680
黒子「よし、黄瀬、お前もう行っていいぞ」

黄瀬「え?」

黒子「お前に言いたいことは全部言ったからな。次は緑間だ」

火神「緑間にもやんのかよ!?」




25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 22:54:06.28 ID:2XKpLN680
黒子「当たり前だろ、あいつこのままだとダメになっちまうからな」

黄瀬「じ、じゃあ俺行くッスね…」

黒子「おお、俺の言ったこと忘れんなよ」

黄瀬「はいッス…」

火神「(すげえダメージ受けてんな…)」




26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 22:54:50.63 ID:2XKpLN680
緑間「話とは何なのだよ」

火神「うおっ!もう来たのか!」

黒子「よお緑間」




27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 22:55:18.99 ID:2XKpLN680
緑間「話があるから今すぐ来いとは横柄なのだよ。こっちは練習中なのだよ」

黒子「なのだよなのだようるせーんだよ」

緑間「」




28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 22:58:57.99 ID:2XKpLN680
黒子「お前も黄瀬と一緒で口癖みてーなのつけてキャラ立てしようとしてっけど、お前のは黄瀬のより数十倍キモイ。なのだよってなんだよ。普通に言えねーのかよ」

緑間「ふ、普通とは…」




29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 22:59:27.05 ID:2XKpLN680
黒子「~だ、でも、~なんだ、でも他にいくらでも言い用あんだろ。数ある中でなんでなのだよをセレクトしたんだよ」

緑間「な、なるほど」




30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 23:00:02.42 ID:2XKpLN680
黒子「あとさ、お前私服ダセーだろ」

緑間「」




31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 23:00:32.26 ID:2XKpLN680
黒子「黄瀬もダセーけどあいつはキャラ的にダセーの着てたらダセーってそのまま言えるからいいんだよ。お前にはなんか言えねーよ、なんかいたたまれない気持ちになる」

緑間「」




32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 23:01:00.17 ID:2XKpLN680
黒子「お前ファッションとかに興味あんのか?好きな服のブランドとかあんのか?」

緑間「す、好きなブランドは特にないのだよ」




33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 23:02:07.74 ID:2XKpLN680
黒子「母親とかが買ってきたの着てんのか?」

緑間「服くらい自分で選ぶのだよ!」




34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 23:03:05.86 ID:2XKpLN680
黒子「どこで買ってんだ?」

緑間「じ、ジャスコとか…」

黒子「な?いたたまれない気持ちになるだろ…?」

火神「ああ…」




35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 23:07:43.53 ID:2XKpLN680
緑間「なっ…!ジャスコのなにがいけないのだよ!?」

黒子「別にさ、ジャスコは悪くねーんだよ…一階で母親が夕飯の買い物してる間に息子が二階で服選ぶ、ってのは効率いいしよ…。でもジャスコの二階で服選んでる緑間は見たくねーんだよ。このトックリとあのハーパン合わせようとか無いファッションセンス使って一生懸命服選んでる緑間見かけた時、俺、お前になんて声かければいいんだよ…」


緑間「」




36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 23:08:20.11 ID:2XKpLN680
黒子「それにさ、秀徳ってオシャレな奴多そうじゃねえか、高尾とか宮地とか。そいつらと服の話になった時どーすんだ?今年のトレンドとかの話になったらどーすんだ?真ちゃんはどの雑誌読んでんの?とか聞かれたらどーすんだ?」

緑間「」




38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 23:08:43.05 ID:2XKpLN680
黒子「明日オフだし服買いにいこーぜ、どこいく?ってなったらどーすんだ?」

緑間「じ、ジャスコに行くのだよ…!」




39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 23:09:37.10 ID:2XKpLN680
黒子「俺はジャスコでもかまわねーよ、全国展開してる大手スーパーマーケットだしな、俺もよく行くよ、食料館だけど。ジャスコは良い店だよ。でもよあいつらに、ジャスコなのだよ、って言うお前は見たくねーんだよ。お前の答えに何かを察して急に優しくなる高尾なんて見たくねーんだよ」

緑間「」




41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 23:10:12.01 ID:2XKpLN680
黒子「大体お前は高尾に甘えすぎだ」

緑間「べ、別に甘えてなどいないのだよ!」

黒子「そうか?なら高尾がいない日常想像してみろよ」

緑間「……」




42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 23:11:29.17 ID:2XKpLN680
黒子「…昼メシ誰と食うんだ…?」

緑間「!!!」

黒子「どーせお前のことだから高尾以外に友達いねーんだろ。帝光ん時も文句言いながら結局赤司や俺達にくっついてたからな」

緑間「」




43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 23:12:19.57 ID:2XKpLN680
黒子「高尾に感謝しねーといけねーぞ?あいつはコミュ力はんぱねーし普通にいい奴だからいくらでも他に友達出来るのにお前みたいなのとつるんでくれてるんだからな、お前めちゃくちゃラッキーだぞ」

緑間「…ああ…そうだな…」




44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 23:13:55.25 ID:2XKpLN680
黒子「まあお前さ、身長高いしよく見たら美形なんだからよ、宝の持ち腐れだぜ?口癖やめてダサイ私服は着ないでツンデレとかいうコミュ障なおしてメガネコンタクトにして汚ねえリアカー降りて無駄にある自信捨てて他人に優しくなればいいやつになれるだろ、友達も増えるぞ」


火神「(条件多いな…)」
緑間「…分かった!」

火神「(分かったんだ…)」




47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 23:29:27.21 ID:HkHaBiGe0
黒子さんのおかげでスッキリしたわ




48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 23:33:04.98 ID:2XKpLN680
黒子「ふう、次は青峰だな。あいつ調子のってっからここらで一つビシッと言ってやんねーと」

火神「ああ…そうだな(まだやるのか…)」

青峰「よーテツー、話ってなんだ?」

黒子「早かったな」

火神「(早すぎだよ…)」




49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 23:33:31.28 ID:2XKpLN680
青峰「早くしろよ、さっさと終わらせてマイちゃんのグラビア見てーんだよ」

黒子「…青峰、お前さ…童貞だろ?」

青峰「」




50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 23:34:01.09 ID:2XKpLN680
黒子「別に童貞でも変じゃねーよ、俺達まだ16だしな。でもよ、お前さ、グラビア堂々と見たり、幼馴染の胸のサイズ当てたり性に奔放みたいなかんじを装うのやめろよ」

青峰「べ、別にそんなつもりは…」

黒子「あっただろ?」

青峰「」




51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 23:34:28.52 ID:2XKpLN680
黒子「ファンブックでも好きな女のタイプおっぱいでかい子、って答えてたし、趣味もグラビア見ることだし」

青峰「お、男ならそれが本音だろ?!俺達健全な男子高生なんだからグラビアくらい見るだろ!」

黒子「まあな。でもな、覚えとけ青峰。性に関する発言を不必要に繰り返す奴は総じて童貞だ」

青峰「」




52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 23:34:57.09 ID:2XKpLN680
黒子「熟練の経験者は語らねーんだよ、そんな必要ないからな。日常生活の一部で特別なことではないんだ」

青峰「お、お前になんでそんなこと分かんだよ!」

黒子「俺も熟練の玄人だからだ」

青峰・火神「!!!」




53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 23:35:22.29 ID:2XKpLN680
黒子「色んなタイプの女と色んなタイプのプレイを経験したからな、わかんだよ。それを自慢したり吹聴したりすんのはダセー童貞のすることだ」

青峰「」

火神「(こ、こいつ経験済みだったのか…)」




54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 23:35:49.62 ID:2XKpLN680
黒子「青峰、お前にはイカした童貞になってほしいんだよ。語らないニヒルな童貞にな」

青峰「」




55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 23:36:01.90 ID:L+mVbbr6o
でも実際そうだよな




56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 23:36:20.38 ID:2XKpLN680
黒子「お前は俺の元相棒だ、その元相棒には正しい童貞道を歩いてほしいんだよ。そのためなら俺はいくらでも協力するぜ…?」

青峰「…テツ…!」

黒子「テツヤさん、だろ…?」

青峰「テツヤさん…!!」

火神「」




57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 23:36:52.53 ID:2XKpLN680
黒子「あとよ、青峰。お前学校に友達いねーだろ」

青峰「」




58:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 23:37:20.62 ID:2XKpLN680
黒子「10分休憩とかどーしてんだ?」

青峰「…寝てる」

黒子「まあそうだわな、昼メシは?」

青峰「…サツキがなんやかんや言って誘ってくる…」




59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 23:37:54.62 ID:2XKpLN680
黒子「あいつ優しいからな、お前が1人で飯食うの見たくねーんだろ。お前あいついなかったらぼっちで昼メシだぞ?考えたことあんのか?」

青峰「」




60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 23:38:44.72 ID:2XKpLN680
黒子「緑間もそうだがあいつはまだマシだ、高尾が男だからな。だが青峰、お前が学校で1番仲いいのが女のサツキってのはどうなんだ?」

青峰「別に仲いいわけじゃねーよ」

黒子「まだそんなこと言ってんのかよ、お前だからダセー童貞なんだよ」

青峰「」




61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 23:39:11.18 ID:2XKpLN680
黒子「いいか?お前らがいっつも一緒にいたり家行ったりつるんでんのはお前にとっては普通かもしんねえ、だがな、他の奴らからみたらそれは普通の友人関係には見えねーんだよ」

青峰「は?」




62:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 23:40:07.02 ID:2XKpLN680
黒子「お前らは男と女なんだ、はたからみたら恋人同士に見えるのさ」

青峰「いや俺ら付き合ってねーよ!」

黒子「いくら本人達が否定しても周りの見解ってのはそうなんだよ…お前それでいいのか?」

青峰「勝手に思わせときゃいーんだよ。いちいち否定すんのめんどくせーし」




63:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 23:40:38.95 ID:2XKpLN680
黒子「お前はそれでいいかもしれんがサツキはどうなるんだ?」

青峰「…」

黒子「あいつは世話焼きタイプだかんな、いっつもお前の後ついてまわってんだろ。他の女から見たら媚売ってるように見えんじゃねーか?
それにサツキは自分が男にモテるの自覚してる。女ってのは自信満々な女がキライなんだよ。おっぱいでけーし」

青峰「…」




64:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 23:41:05.05 ID:2XKpLN680
黒子「ただでさえ良く思われてねーのにあいつに本命が出来たらどーすんだ?」

青峰「?」




65:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 23:41:33.19 ID:2XKpLN680
黒子「あいつは優しいからな、彼氏が出来てもお前の世話はずっとしてくれるだろう。お前ほっとけなくて一緒の高校行ったんだかんな。でもそれを彼氏はよく思わねーだろうよ、まわりの女もだ」

青峰「…」




66:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 23:42:05.58 ID:2XKpLN680
黒子「分かったか?サツキに頼ってばっかじゃいけねーんだ。自分のことばっかじゃなくてサツキのことも考えて行動しろ」

青峰「ああ…」




67:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 23:42:39.48 ID:2XKpLN680
黒子「サツキも心配してたぜ?大ちゃんこれからどうするんだろう、って」

青峰「サツキがそんなことを…?」

黒子「ああ、心配しすぎて泣いちまってな、そん時ベッドの中だったからシーツで涙ふいてやったよ…」

青峰「サツキ…俺のことそんなに心配して…」ぐすっ

火神「(いやベッドの中をつっこめよ)」




68:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 23:43:10.81 ID:2XKpLN680
黒子「あとさ、俺に勝てるのは俺だけだ、ってどや顔で言うのもやめろよ」

青峰「それは本当だから仕方ねーだろ」

黒子「いや俺達に負けただろ?」

青峰「」




69:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 23:43:40.83 ID:2XKpLN680
黒子「《俺に勝てるのは俺だけだ、黒子以外で》にしろよ」

青峰「あ、ああ…」




70:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 23:44:15.47 ID:2XKpLN680
黒子「あとさ、これってバスケの話だろ?」

青峰「そうだ」

黒子「この決めセリフだと全部のことでお前がいちばんみてーじゃねーか。《俺にバスケで勝てるのは俺だけだ、黒子以外で》が正しいんじゃねーか?」

青峰「な、なるほど…」




71:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 23:44:46.75 ID:2XKpLN680
黒子「それとこれは永遠ではないだろ?」

青峰「?」

黒子「お前50年後もおんなじこと言えんのかよ?76歳になっても自分と俺以外に勝てるつもりでいるのかよ?」

青峰「いや、さすがにそれは…」




72:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 23:45:38.16 ID:2XKpLN680
黒子「だろ?なら、《俺にバスケで勝てるのは俺だけだ、黒子以外で。でも50年後はきっと大抵の人に負けるとおもう》にしろよ」

青峰「な、長くねーか?」

黒子「嘘言うよりはマシだろ」

青峰「な、なるほど…」




73:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/01(土) 23:46:13.60 ID:2XKpLN680
黒子「これからはちゃんとこっち言えよ、聞いてるからな」

青峰「あ、ああ…」

火神「(うわ、だせぇ決めセリフだな…)」




76:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/02(日) 00:12:29.51 ID:2XKpLN680
黒子「あースッキリした!」

火神「なら良かった!(早く帰りたい)」

黒子「よし!次はいよいよ赤司だな!」

火神「え!?赤司も!?」

黒子「当たり前だろ、あいつが1番重症だからな」




77:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/02(日) 00:14:03.35 ID:mnCWoMkb0
火神の心の声が冴えてる




79:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/02(日) 01:14:24.00 ID:k+mdqyNk0
紫原には説教せんのか




82:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/02(日) 14:00:42.67 ID:Io7fOcMEo
嫌いじゃない
嫌いじゃないぞこのノリ




84:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/02(日) 18:30:38.76 ID:2XKpLN680
火神「あれ?紫原はいいのか?」

黒子「あの巨人兵は赤司を召喚するともれなくついてくるからな。一石二鳥ってやつだ」

火神「へ、へえ…」




85:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/02(日) 18:57:13.52 ID:2XKpLN680
赤司「やあテツヤ、用ってなんなんだい?」

紫原「黒ち~ん、秋田からこっち来るの大変なんだよ~?」

火神「(まじでもれなくついてきやがった…)」




87:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/15(土) 03:23:16.67 ID:2XKpLN680
黒子「よう、赤司に紫原、よく来たな」

赤司「テツヤに呼ばれたんだ、当然だろう」

紫原「俺は別に来たくなかったし~」

黒子「お前はまずその喋り方やめろ、幼稚園児かよ」

紫原「」




88:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/15(土) 03:26:19.55 ID:2XKpLN680
赤司「て、テツヤ、どうしたんだいきなり…」

黒子「お前はこいつのアトだ、黙って座ってろ」

赤司「は、はい…」すとん

火神「(あの赤司が体操座りしてるよ…)」




89:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/15(土) 03:28:26.74 ID:2XKpLN680
黒子「おい紫原、お前いくつだ?」

紫原「え~?黒ちんと同じだよ、高1」

黒子「黒ちんて言うな」

紫原「ごめんなさい」




90:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/15(土) 03:39:57.79 ID:2XKpLN680
黒子「高1男子が黒ちんとか言うな。菓子大好き設定とかつけんな」

紫原「設定とかそれは藤巻に言ってよ、決めたの俺じゃないし」

黒子「……とにかく金輪際その設定は捨てろ」

火神「(藤巻スルーしやがった…)」

紫原「分かった~」

火神「(物わかりいいな)」




91:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/15(土) 03:42:38.85 ID:2XKpLN680
黒子「よし、お前はもういいや。なんかあんま言うことねーし」

紫原「は~い」

火神「(こいつ紫原には甘いんだよな…)」※SS1、2参考

黒子「人気もねーし」

紫原「」

火神「(そうでもなかった)」




92:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/15(土) 03:47:30.25 ID:2XKpLN680
赤司「良かったな、敦。来たかいがあったじゃないか」

紫原「え~?そ~かな~?」サクサクサク

火神「(早速菓子食ってるし)」

赤司「ああ、自分を見直すいい機会になっただろう、テツヤに感謝しないとな」

黒子「つーかお前はいつまでキャプテンぶってんだよ」

赤司「」


93:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/15(土) 03:52:10.80 ID:2XKpLN680
黒子「お前WCの時俺ら呼び出したくせに自分一番最後にきたよな?」

赤司「あ、ああ」

黒子「そーゆーの社会出たら通用しねーぜ?マナー違反だろ。なんで遅れたんだ?どうせお前のことだから遅れたほうがかっこいいとか思ったんだろ」

赤司「」




94:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/15(土) 03:54:11.60 ID:2XKpLN680
黒子「しかもあん時ハサミで火神の顔切りつけたよな」

赤司「あ、ああ」

黒子「それもう殺人未遂だろ。なんで切りつけたんだ?どうせお前のことだからなんかハサミかっこいいとか思ったんだろ」

赤司「」



95:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/15(土) 03
1ページ目へ
:59:49.88 ID:2XKpLN680
黒子「お前の気持ちも分かるぜ?多感な時期だからな、他人と違うことがかっこいいとか思っちまうよな?」

黒子「でもな、本当にかっこいいやつってのは他人と同じことしてても、それでもかっこいいんだよ。こればっかりは天性のモンだな」

赤司「な、なるほど…」




96:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/15(土) 04:05:31.05 ID:2XKpLN680
黒子「あとお前さ、僕に逆らうやつは親でも殺すってなんだよ」

赤司「ああそれかい?僕の決めセリフさ」

黒子「………母ちゃん泣いてんぞ」

赤司「」




97:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/15(土) 04:07:40.52 ID:2XKpLN680
黒子「お前をそこまで育ててくれたのは母ちゃんだろ。なのに殺すとか親不孝にもほどがあんぞ!」

赤司「い、いやそれは言葉のあやで、本当に殺すわけでは…」

黒子「……お前、僕の言うことは絶対だって言ったよな?」

赤司「」




98:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/15(土) 04:09:59.08 ID:2XKpLN680
黒子「言ったよな??」

赤司「言いました」

黒子「お前さ、自分の言葉に責任持てよ、仮にも元帝光キャプテンだろ」

赤司「はい…」




99:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/15(土) 04:14:08.11 ID:2XKpLN680
黒子「あとカラコン取れや」

赤司「こ、これはカラコンではなくて本物のオッドアイだよ」

黒子「いやちげーだろ、高校デビューで買ったやつだろ」

赤司「」

黒子「早く取れ」

赤司「は、はい…」ぽろ

火神「(か、カラコンて!!!!)」




100:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/15(土) 04:16:41.33 ID:2XKpLN680
赤司「ど、どうぞ」

黒子「ん、」ぐしゃあああああ

赤司「ああ!それ高かったのに!」

黒子「またドンキで買えや」

火神「(黒子はんぱねえええええ!!!!!)」




101:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/15(土) 04:19:11.39 ID:2XKpLN680
赤司「うっ…うっ…」ぐすっ

火神「(うわあ、赤司泣いてるよ…エンペラーとはなんだったのか…)」

黒子「…つらいか?赤司」

赤司「」




102:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/15(土) 04:23:39.66 ID:2XKpLN680
黒子「いいか、赤司、俺はお前が憎いからこんなことしてるわけじゃねーんだぜ?むしろお前の厨二っぷりは高く評価してんだ」

赤司「」

黒子「だがな、その厨二とキチガイは紙一重だ。今のお前はキチガイよりの厨二なのさ」

赤司「」

黒子「お前にはな、爽やかな厨二になってほしいんだ。だれにでも自慢できる朝ドラの主人公のような厨二に」

火神「(意味わかんねえ…)」

赤司「テツヤ……!!!」じーん

火神「(なんでそれで感動すんだよ!!)」




103:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/15(土) 04:26:17.74 ID:2XKpLN680
黄瀬「そうっすよ!!赤司っちならなれるッス!!」

火神「黄瀬!?」

緑間「そうなのだよ!お前は俺を倒した男、無理などない!!」

青峰「俺たちがいんじゃねえか!」

紫原「サクサクサクサク!!!」

火神「なんだこいつらぞくぞくと…」

赤司「みんな……」




104:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/15(土) 04:29:09.82 ID:2XKpLN680
黒子「…お前ならなれるぜ…史上初の朝ドラ男優に…!!」

赤司「ああ!朝ドラ男優に俺はなる!」

黒子「その意気だ!よし帝光まで競争だ!」

キセキ「「「「「おう!!!!」」」」」

ばたばたばたばた……・・・

火神「」




105:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/15(土) 04:32:50.36 ID:2XKpLN680
火神「いやおかしいだろ!!!!!!!!!!!!!」がばあっ

黒子「………火神くんどうしたんですか?」

火神「………へ?」

黒子「もう授業終わりましたよ、部活の時間です」

火神「あ、あれ?」

黒子「疲れているのは分かりますが授業中居眠りばかりしていては先生にまた怒られますよ」

火神「ゆ、夢か………」

黒子「?」

火神「よ、よ、良かったあああああああ!!!!」




106:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/15(土) 04:36:41.89 ID:2XKpLN680
黒子「なんだかよく分かりませんが元気そうで良かったです」

火神「…やっぱ黒子はこうでなくっちゃな…ハードボイルドはこえーよ…」

黒子「まだ寝ぼけてるんですか?さあ早く着替えてバスケやりましょう」

火神「おうっ!!!」

END


おしまい、

読んでくれた人ありがとう。




107:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/15(土) 10:23:20.87 ID:Y5Ai2CfKo
夢オチかよっ
いや、面白かったです




108:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/15(土) 10:42:58.17 ID:0371FQm8o





110:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2012/12/15(土) 14:24:22.92 ID:9TFHWSP+0
ワロタ


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