SS在庫☆

どうも
腐女子の ゆゆ
です(`・∀・´)

主に他サイトssを貼るだけです。
たまーに投稿したりします。

恵美「魔王と夏祭り」

2013-07-18 16:23:15 | はたらく魔王さま

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 20:01:02.16 ID:fZ+6PvHA0

恵美「ふ~ん、射的屋ね~」

芦屋「1回200円で4発だ。もしも商品を倒す事ができたら、商品をプレゼント。さらに弾を一発補充できるぞ」

恵美「ということは、200円で全部落とす事も可能ってなわけね」

芦屋「一回で落とし続ける事ができればの話だがな」

真奥「で、やるのか?やらんのか?」

恵美「やるわ!」



4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 20:04:11.47 ID:fZ+6PvHA0

恵美「って、何これ!?」

恵美「銃身は微妙に曲がってるし、予想以上に飛ばないわ」

恵美「いいえ、それ以上に当たっても景品が落ちないじゃない!」

真奥「ハハハハハハ。そう簡単に落とさせてたまるものか!」

真奥「リラックス熊に釣られて、まんまと罠にハマったな勇者エミリア!」

恵美「くっ!卑劣な!」

芦屋(商品を落とさせず、どれだけ儲ける事ができるか?で時給が変わるバイト)

芦屋(こんなボロ屋台も魔王様にかかれば、物欲が湧く素晴らしい店に新装開店!!)

芦屋(さすが魔王様!芦屋…アルシエル一生ついていきます!)



恵美「はい、200円。もう一回やるわ」

真奥「何度挑んでも結果は変わらないぞ」

恵美「ご忠告ありがとう。でも、もうコツをつかんだから楽勝よ」

真奥・芦屋「え?」



5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 20:08:22.21 ID:fZ+6PvHA0

真奥「…」

芦屋「し、商品が…たった400円で…ぜ、全滅!?」

真奥「お、俺達の臨時バイトが…」


恵美「ふ~。私にかかればこのくらい楽勝ね」

真奥「って、『楽勝ね』じゃねーよ!聖法気を使って銃の威力をあげるなんて卑怯だぞ!」

恵美「ったく、私はルールを守ったわよね?それに何か問題があるのかしら?」

真奥「だからってな、限度ってもんがあるだろうが!」

恵美「はいはい。限度ね。わかったわかった」

真奥「ぐ、ぐぐぐぐぐぐ」



7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 20:12:21.37 ID:fZ+6PvHA0

真奥「…」

芦屋「し、商品が…たった400円で…ぜ、全滅!?」

真奥「お、俺達の臨時バイトが…」


恵美「ふ~。私にかかればこのくらい楽勝ね」

真奥「って、『楽勝ね』じゃねーよ!聖法気を使って銃の威力をあげるなんて卑怯だぞ!」

恵美「ったく、私はルールを守ったわよね?それに何か問題があるのかしら?」

真奥「だからってな、限度ってもんがあるだろうが!」

恵美「はいはい。限度ね。わかったわかった」

真奥「ぐ、ぐぐぐぐぐぐ」



8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 20:16:29.79 ID:fZ+6PvHA0

恵美「ほら、早く商品を渡しなさい。悪魔でもルールくらい守りなさいよね」

真奥「ぐっ。悪魔みたいな女に言われたくねーよ」

恵美「ああ!?いい加減、言いがかりはよしてくれる!?私は何も悪い事はやってないんですけど!?」

真奥「ぐぬぬぬぬぬ!」


芦屋「魔王様…私に名案があります」ボソボソ

真奥「なんだと!?」ボソボソ

芦屋「ここは私めにお任せ下さい」

真奥「わかった」



9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 20:17:12.32 ID:uBFvFr8r0

エミリア最高だな



10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 20:20:35.25 ID:fZ+6PvHA0

芦屋「遊佐ぁ!」

恵美「はいはい。今度は芦屋?」

ドサッ

芦屋「これでうちの商品は全部だ」

恵美「あ、案外あるわね」

芦屋「もちろん全部持って帰るんだろうな?もしかして、今更持って帰れませんとか言う訳ではあるまい?」

真奥「おぉ!その手があったか!?さすが我が軍一の知将!!」

恵美「ハッ。あなたは勇者を勘違いしているわ」

芦屋「ん?」

恵美「悪魔を倒すだけが勇者の仕事と思わないことね!」

芦屋「なんだと、違うのか!?」


恵美「みなさーん。この景品を無料でお配りしまーす。無料です。貰ってくださーい」

真奥「なっ!?」



11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 20:24:18.61 ID:fZ+6PvHA0

真奥「全部…持って行かれた…だと」

芦屋「すみません。魔王様…勇者がこんなに卑劣とは…」

真奥「いや、いいんだ。芦屋」

芦屋「うぅぅぅ…」

漆原「ねぇねぇ?休憩に行っていい?」

真奥「…というか、もう店じまいだ。好きにしてくれ」

漆原「やったー。所でバイト手伝ったらお小遣いくれる話だったよね?」

芦屋「貴様!この現状を見て言う事がそれか!?」

真奥「待て芦屋。これは俺の失態だ。部下のお前達に落ち度はない」

芦屋「うぅぅ…魔王様!一生ついていきます!」


ダキッ


真奥「芦屋ー!死ぬ時は一緒だー!」

芦屋「魔王様ーーー!」

漆原「はいはい。釣銭用のお金から勝手に持っていくね~」



13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 20:28:25.07 ID:fZ+6PvHA0

真奥「よし!今から祭りを楽しむぞ!」

芦屋「はい!わかりました!!!!」


………………………………………………………


真奥「人が多すぎたせいで芦屋と別れちまった…はぁ~」

恵美「千穂ちゃんとも、はぐれちゃった」

真奥「…で、何でお前と二人っきりなんだよ…」

恵美「私が聞きたいわよ!」

真奥「アラス・ラムスは?」

恵美「あなたの射的屋に行くまで、ずっと遊んでたから今は疲れて寝ているわ」

真奥「やっぱりてめえと二人っきりなのかよ!」

恵美「はぁ~…ほらみんなを探すわよ」

真奥「ああ、それがいいな」



14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 20:32:48.69 ID:fZ+6PvHA0

 
………

恵美「金魚すくい…この世界の人間は残虐ね。あんな遊びを思いつくなんて」

真奥「って言いながら、お前も金魚すくいをやったじゃねーか」

恵美「は、はぁ!?私は金魚を救ってあげようとしただけで!」

真奥「はいはい。…で、何で一匹も取れないんだ?」

恵美「う、うっさい!何でニヤニヤしてんのよ!キモイわよ!」

真奥「はははは。射的屋の仕返しだ。よし!俺も一回やってみっか」

恵美「無駄遣いはどっかの主夫さんに怒られるわよ?」

真奥「あのなー、俺だって小遣いくらい持ってるんだよ」

恵美「はいはい」


真奥「さーて、どいつを魔王城に迎えようかな~」

真奥「…」

恵美「…で、取れそうなの?」

真奥「俺を舐めるなよ。このすくう道具…ポイの構成は把握した。あとは一瞬ですくうだけだ!」



15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 20:36:40.06 ID:fZ+6PvHA0

恵美「あははははははは」

真奥「このポイは不良品だ!不良品に決まってる!」

恵美「『ポイの構成は把握した。あとは一瞬ですくうだけだ!』ですって。あはははははは」

真奥「ぐ、ぐぐぐぐぐ。おやじ!もう一回だ」

店主「お兄さん。彼女さんの前でカッコいいところを見せたいのはわかるけど。もう1000円は使ってるぜ?」

真奥「あ、あと一回で終わるから…だ、大丈夫だ」

恵美「…は?かの…じょ?」



17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 20:40:42.87 ID:fZ+6PvHA0

店主「はい。これたくさんお金を使ってくれたプレゼント」

真奥「金魚くれるのか?」

店主「次に使う予定だったお金は彼女さんにつかってやりな」

真奥「ありがとうな。大切にするぜ」

恵美「…」

真奥「ほら、恵美行くぞ」

恵美「…」

真奥「気絶してる。彼女扱いされたのが相当ショックだったみたいだな」

恵美「…」

ギュウウウ

真奥「はぁ~…ったく、何で俺が恵美の手を握って、引っ張ってやらないといけないんだよ」

恵美「…」

真奥「このままここにいると邪魔だから行くぞ。恵美」

恵美「…」



18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 20:44:50.50 ID:fZ+6PvHA0

恵美「はっ!私はなにを……」

恵美「……………………………………」

真奥「おい!手を繋いでるからって気を失うな!」

恵美「何で私の手を触ってるのよ!変態!」

真奥「てめえが気を失うからだろ!」

恵美「仕方ないでしょう。あんな屈辱を受けたんだから!」

真奥「俺にとっても屈辱なんだからお互い様だろ!」

恵美「早く手を離しなさいよ!斬るわよ!」

真奥「てめえから離しやがれ!

恵美「いや!私から離すとなんか負けた気がして嫌!」

真奥「俺だって同じだ!」

恵美「ぐっぐぐぐぐぐ!!!」バチバチ
真奥「ぐぬぬぬぬぬぬぬ!!」バチバチ



21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 20:48:54.41 ID:fZ+6PvHA0

恵美「わかったわ。じゃあ、せーのっで離すわよ」

真奥「ああ、そうだな。それがいい」

恵美「せーのっ」

パッ


真奥「はぁ~。次は絶対に引っ張ってやらないんだからな!」

恵美「はぁ!?いつ私が頼んだのよ!」

真奥「あーはいはい。ほらみんなを探しに行こうぜ」

恵美「言われなくても探すわよ!」



22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 20:51:45.90 ID:fZ+6PvHA0

真奥「うめえ!このジャンボ串焼きってうめえな!」

恵美「こういうのって雰囲気もあって美味しく感じたりもするわよね」

真奥「恵美も一口どうだ?」

恵美「そうね。一口頂くわ」

パクッ

恵美「あっ本当…。美味しいわね」

真奥(からかうつもりだったのに、普通に俺の串から一口食べやがった…)

恵美「もう一口頂くわね」

パクッ

真奥「あああああああ!俺のジャンボ串焼きがなくなっちまった!!」

恵美「あははははは。ぼーっとしてる方が悪いのよ!」

真奥「ぐっぐぐぐぐぐ!!」



23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 20:55:52.75 ID:fZ+6PvHA0

恵美「ぷはっー」

恵美「このトロピカルジュースって中々美味しいわね」

真奥「どれどれ」



恵美「って、何で勝手に飲んでるのよ!」

真奥「ははははは。さっきの仕返しだ」

恵美(って、何で同じストローで飲んでるのよ!)



24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 20:59:58.23 ID:fZ+6PvHA0

恵美(こんなの捨ててやる!)

恵美(…)

恵美(でも、食べ物や飲み物を捨てるなんてありえないし…)

恵美「ぐ、ぐぬぬぬぬ、魔王めっ!」

真奥「そんなに好きだったのか?もう一杯買ってこようか?」


ゴクゴクゴクゴク


真奥「お、おおう」

恵美「ぷはーっっ」

恵美「ふふふふふ。ストローを使わずに飲んだわ!これで文句ないわよね!」

真奥「ん?え?そうなのか?」



25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 21:03:51.01 ID:fZ+6PvHA0

恵美「それにしても人が多いわね~」

真奥「ああ、だからみんなと、はぐれたんだけどな」

真奥(それにしても、浴衣姿の人間が多いな…)

真奥(実はこいつも浴衣姿なんだが…)

真奥(元がいいせいか意外と似合ってるんだよな~)

真奥(絶対に言ってやらんが)


恵美「なに見てんのよ。殺すわよ?」

真奥「これがなければ可愛い奴なんだがなー」

恵美「は、はぁ!?」

真奥「あっ、す、すまん。今のは心の声で…じゃなくてだな!」

恵美「ふんっ。あなたはダサいわね。もうちょっとマシな格好をすることねっ」

真奥「あ、ああ」

真奥(顔真っ赤にして本当に可愛い所もあるんだよな)



27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 21:08:58.97 ID:fZ+6PvHA0

恵美(あっ、かんざし売ってる…)

恵美(髪をまとめたかったんだけど、いいアクセがなくて、結局いつも通りの髪型にしたのよね)

恵美(…)

恵美(このかんざしは可愛いかも)

真奥「すみません、これください」

恵美「は、はぁ!?男がこれを使うの!?」

恵美「確かにさっき『ダサい』って言ったけど、男が使うものじゃないわよ」


真奥「ったりめーだろ。ほらやるよ」

恵美「……………………………え?」



28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 21:12:21.72 ID:uBFvFr8r0

胸は小さいほうが和服は似合うらしいからな
http://www.amazon.co.jp/dp/B00CLUVQW8/



29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 21:15:38.09 ID:fZ+6PvHA0

真奥「天地がひっくり返ったみたいに意外そうな顔をすんな」

真奥「ほら、いつもアラス・ラムスの面倒を見てくれてるお礼だよ。受け取れ。受け取らんなら捨てる」

恵美「…………そうね。捨てるぐらいなら貰うわ」


真奥「それにほら、これがあれば聖剣がなくても刺せるしな」

恵美「…は?」

真奥「サリエルみたいな奴に襲われても、これがあれば安心だろ?」

恵美「……………へたれ」ボソッ

真奥「なっ!?」


恵美「変な理由をつけなくても貰ってあげるわ」

真奥「…」

恵美「ありがとう。真奥」

真奥(…ちっ。可愛い笑顔しやがって)



31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 21:21:19.02 ID:fZ+6PvHA0

真奥「そういえば、今日は鈴乃は一緒じゃないんだな」

恵美「はぐれちゃった。まあ、わざとなんだけどね」

真奥「わざと?」

恵美「だって、ベルったら風船とかお面とかヨーヨーとか、とても興味津々に見ていたんだもの」

真奥「あ、ああー」

恵美「きっと私達と一緒にいると買えないだろうから、一人にしてあげたのよ」

真奥「…お前って結構優しいだな?」

恵美「ええ。勇者ですから『人間』には優しいのよ」

真奥「俺も今は人間なんだが」

恵美「何か言ったかしら?悪魔の畜生さん?」

真奥「いや、何でもないです。はい」


恵美「あっ、それとも、もしかして優しくしてほしいのかしら?」

真奥「んなワケねーだろ。違うからニヤニヤすんなっ!」

恵美「じゃあ、今度から少しだけ優しくしてあげるわね。たぶん」

真奥「気持ち悪いからその笑顔やめろ」



32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 21:27:21.94 ID:fZ+6PvHA0

真奥「おぉ!すげーな」

恵美「へぇ~。みんな中央に向かってるから何事かと思ったけど」

真奥「これは盆踊りじゃねーな」

恵美「男女でペアになって踊ってるわね」

真奥「たしかスプーンかフォークかのダンスだったと思うぞ」

芦屋「フォークダンスです。魔王様」

真奥「っ!?」ビクッ

恵美「悪魔の魔王がなにびっくりしてんのよ」

真奥「背後から話しかけられれば、誰だってびっくりくらいする!って芦屋!?」



36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 21:33:36.15 ID:fZ+6PvHA0

芦屋「はい。ようやく魔王様を見つけることができましたので…」

梨香「芦屋さーん」

恵美「梨香!?」

梨香「あっ、恵美ー。ようやく見つけたわ」

真奥「あいつも来てたのか」

芦屋「はい、偶然お会いして途中からずっと一緒でした」

恵美(本当はアルシエルと梨香を二人っきりにして、私と千穂ちゃんとベルで真奥の相手をする作戦だったんだけどね)



37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 21:36:06.19 ID:kjwZVMT7P

つまりちーちゃんは今一人なんだよな……



38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 21:37:01.60 ID:4mBU43wm0

>>37
(´;ω;`)ブワッ



40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 21:39:28.43 ID:fZ+6PvHA0

梨香「もう芦屋さんったら、急にいなくなったからさ。はぐれちゃったかと思ったのよ?」

芦屋「すいません、ようやく真奥を見つける事ができましたので、興奮してしまい」

梨香「じ、じゃあ、お詫びとして………その……一緒におひょってくわさぁい!」

芦屋「…え?」

梨香「…」

恵美(梨香が赤くなってプルプル震えてる…可愛いわね)



41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 21:39:59.55 ID:fZ+6PvHA0

芦屋「…えーと…」キョロキョロ

芦屋「ああ、なるほど……あー」

真奥「行ってこい。魔王城で合流な」

芦屋「はい」


芦屋「鈴木さん。私と一緒に踊っていただけますか?」

梨香「ひゃいっ」



42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 21:46:10.64 ID:fZ+6PvHA0

真奥「行ったな…」

恵美「なるほど、あれがギャップ萌えって言うのね」

真奥「…何言ってるんだよ」


…………


恵美「ちゃんと踊れているわね。あの二人」

真奥「さて、帰るか」

恵美「そうね、私達が一緒に踊る理由はないしね」



44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 21:51:42.40 ID:fZ+6PvHA0

アラス・ラムス「………うふぁぁぁぁぅ…んゅ」

アラス・ラムス「ぁ、ぱぱ、まま、おぁよじゃます」

真奥「おお、起きたかアラス・ラムス」

恵美「おはようって、本当に嬉しそうね」

真奥「ああ、久々に会えたしな」

アラス・ラムス「おまつり?」

真奥「ああ、そうだぞ」

アラス・ラムス「あれー?」

恵美「あれはダンス。みんな踊ってるのよ」

アラス・ラムス「だーすだーす♪」

真奥「おい、恵美。アラス・ラムスも踊りたいみたいだぞ」

恵美「…はぁ~。仕方ないわね。今回だけよ」

真奥「それはこっちのセリフだっつの」

アラス・ラムス「ぱぱ!まま!」

真奥・恵美「はいはい」



45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 21:58:40.81 ID:fZ+6PvHA0

真奥「寝ちまったな」

恵美「そうね」

真奥「たくさん踊って、たくさん食べて…楽しそうだったな」

恵美「そうね」

真奥「寝る子は育つというから、将来は安心だな」

恵美「そうね」



47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 22:04:02.25 ID:fZ+6PvHA0

真奥「それにしても、三人で踊るのも中々悪くなかったな」

恵美「そうね」

真奥「完全にまわりと違ってオリジナルダンスだったが、祭りのせいか妙なテンションで楽しかったぜ」

恵美「そうね」

真奥「…おい、何か機嫌悪くねーか?」

恵美「そうね」

真奥「おい!」

恵美「あなたが悪いのよ!」

真奥「何がだよ」



48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 22:09:28.73 ID:fZ+6PvHA0

恵美「踊っている間にずっとニヤついてたでしょう!キモイったらありゃしなかったんだから!」

真奥「それはアラス・ラムスと踊れて楽しくてだな!」

恵美「あーはいはい。そういうことにしておいてあげるわ」

真奥「つーか、てめえも俺と手を握る時に、いちいち赤くなったり反応するな!こっちが恥ずかしくなるんだぞ!」

恵美「はぁ!?今日は少し長く外にいたから日焼けしだけですが、なにか!?」

真奥「夜に日焼けするか!」


千穂「へ、へぇ~。お楽しみだったみたいですね」

真奥「ち、ちーちゃん?」

恵美「千穂ちゃん!?」



50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 22:14:58.56 ID:fZ+6PvHA0

真奥「ちーちゃん誤解だ!こいつとは仕方なく!」

恵美「そうよ!アラス・ラムスがいなかったら、誰がこいつなんかと!」

千穂「そうですよねー。みんな口ではそう言いますよねー」


真奥「わかったよ。ほら、今度祭りがあったら一緒に踊ってやるからな?」

千穂「…今度っていつですか?」

真奥「え?えーと…」

千穂「真奥さん知ってます?」

真奥「へ?」

千穂「祭りは夜中まであるんですよ」

真奥「へ、へぇ~。そうなのか」

千穂「じゃあ、行きましょうか?」

真奥「え?でも、親御さんも心配するし」

千穂「行きましょうか?」

真奥「あっ、はい」



52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 22:21:01.60 ID:fZ+6PvHA0

恵美「行っちゃったわ…」

恵美「はぁ~。まったく…」

恵美「女子高生ひとり何ともできないで、何が魔王よ」

恵美「でもま、何かあっても困るんだけど」

恵美「…って、何で私が困るのかしら?」



58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 22:27:48.10 ID:fZ+6PvHA0

恵美「まぁ、いいわ」

恵美「あいつから貰ったかんざし…とっても屈辱だけど、来年の祭りの時は付けて行ってあげるわ」

恵美「…気付いてくれるかしら?」


恵美「まぁ、どうでもいいわね。そんな事」


恵美「じゃあ、帰るわよ。アラス・ラムス」

アラス・ラムス「ぅー…」Zzzz

恵美「ふふふ。来年もお祭りにいきましょうね♪」

アラス・ラムス「ぁぃ~…」Zzzz






       終わり



64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 22:41:57.58 ID:N4P92ZZT0

毎回思うけど、このちーちゃんのディスられっぷりはなんなんだ?
いや、えみ派だからいいけど



68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 22:48:32.42 ID:4AlJHxLG0

>>64
別にディスってるわけじゃないけど……よく居るじゃん?
マンガだと一コマとか、アニメだと10秒か30秒くらいちょろっと出てくるようなストーリーにあまり影響のないお色気担当キャラ



66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 22:43:49.40 ID:9dRIwBnD0

ちーちゃん一番好きだったけどアニメ進むうちに気づいたらえみ派になってた



67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 22:46:43.90 ID:kjwZVMT7P

僕はうどんちゃん!



65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/15(月) 22:43:24.16 ID:kjwZVMT7P

いつも乙

佐天「ケツ毛で仲間をすくう能力かぁ」

2013-07-18 16:19:39 | とある
クソワロタww


1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 20:51:32.94 :LxTAPnU/0

御坂「うわwwwwwwすごい崖wwwwwwwww」

佐天「底が見えませんねwwwwwwwwwwww」

御坂「ひゃーwwwwww落ちるーwwなんつってwwwwwwwww」

佐天「wwwwwwwwwwwwwwww」

御坂「押さないでよwwwww絶対押さないでよwwwwwwwwwwwww」

佐天「wwwwwwwwwwwwwwwwどーんwwwww」どん

御坂「あっ」ずるっ

佐天「あああああああ!!!御坂さーん!!!!御坂さあああああああああああん!!!!!!」



3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 20:56:42.72 :LxTAPnU/0

御坂「助けてええええええええええええええ!!!!!」

佐天「御坂さん!!大丈夫ですか!?」

御坂「服が引っ掛かってなんとか助かったけど…いやあああああああああ!!!!このままじゃ落ちちゃううううううう!!!!!!!」

佐天「大変だなんでこんなことに!」

御坂「死にたくないいいいいいいいいい!!助けて佐天さああああああん!!!!!」

佐天「落ち着いてください!今助けます!」

御坂「早くしてええええ!!!!」


5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 21:03:23.03 :LxTAPnU/0

佐天「はっ!そうだ!私が助けなくても御坂の能力でなんとかなるんじゃないですか!?」

御坂「私の能力!?」

佐天「電気で建物の壁とかにくっつくやつですよ!!」

御坂「無理よ!!!!この崖ゴムでできてるもの!!!!!!!」

佐天「ああっ!!ほんとです!!!!」

御坂「もうだめ!!!!!!落ちる!!!!!!!いやあああああああ!!!!!!!!!!」


6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 21:08:36.26 :LxTAPnU/0

佐天「私の手に捕まってください!」

御坂「んー!!!無理!!全然届かない!!!!!」

佐天「じゃあ足!」

御坂「届かないいいいいい!!!!!いやああああああ!!!!!!」

佐天「そんな!」

御坂「死にたくない落死にたくない死にたくない!!!!!!!!!!!」

佐天「落ち着いてください!はっ!そうだ!」

佐天「私のケツ毛はどうです!?捕まれそうじゃないですか!?」

御坂「ああっ!!!これなら捕まれそう!!!届きそうだわ!!!!!!」


7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 21:10:52.55 :LxTAPnU/0

佐天「じゃあこれに掴まってください!!」スルッ モサ

御坂「んんん~っ!!あとちょっと!!!!」ぐぐぐ

佐天「早く!!!!」

ガシッ

御坂「やった!!!掴めたわ!!!!!!」

佐天「引き上げます!しっかり握っててくださいね!!」

御坂「わかった!!」

佐天「せーのでいきますよ!!せーのっ!!」

ブチブチブチブチブチィィィィッ!!

佐天「あああああああ!!!!!!御坂さん!!!!御坂さああああああああああん!!!!!!!!」


9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 21:14:52.56 :LxTAPnU/0

翌日

ハゲ「なむなむ」ポクチンポクチン

黒子「ぅう…お姉さま…」ボロボロ

春上「どうしてこんなことに…」ポロポロ

佐天「わかりません…」ポロポロ


10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 21:15:38.96 :pidEqH040
なにこれ


11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 21:19:30.48 :LxTAPnU/0

翌日

佐天「見てくださいこの崖wwwwwwwwwwwwwwww」

黒子「すごく大きな崖ですのwwwwwwwwwwwwwwww」

佐天「ひゃーwwwwwwwww深いwwwwwwwwwwww」

黒子「あーれーwwwwwwww落ちますのーwwwwwwwwwなんつってwwwwwwwww」

佐天「wwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

黒子「押さないでくださいなwwwwwwww絶対に押さないでくださいなwwwwwwwwwwww」

佐天「wwwwwwwwwwwwwwwどーんwwwww」どん

黒子「あっ」ずるっ

佐天「ああああああ!!!!!!!白井さん!!!!!!白井さああああああん!!!!!!!!!!」


12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 21:23:53.25 :LxTAPnU/0

黒子「きゃああああああああああ!!!!!」

佐天「白井さん!!大丈夫ですか!?」

黒子「ババア声が引っ掛かってなんとか助かりましたけど…あああああああ!!!!このままじゃ落ちちゃいますのおおおおあおあおお!!!!!!!」

佐天「大変だなんでこんなことに!」

黒子「まだお姉さまの元には行きたくありませんの!!私はお姉さまのぶんも精一杯生きますのおおおお!!!!!!!!」

佐天「落ち着いてください!今助けます!」

黒子「助けて佐天さああああああん!!!!!!!!!!!!!!!」


13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 21:30:36.92 :LxTAPnU/0

佐天「そ、そうだ!私が助けなくても白井さんの能力でなんとかなるんじゃないですか!?」

黒子「私の能力!?」

佐天「テレポートですよ!!強すぎるので大事な戦闘に限って舐めプとかで先手を打たれて演算がーとか抜かして使えなくなるやるです!!!」

黒子「無理よ!!!!崖の底から演算を狂わせる毒ガスが出てますの!!!!!!!」

佐天「ああっ!!ほんとです!!!!(知ったか)」

黒子「もうだめですの!!!!!!落ちる!!!!!!!いやあああああああ死にたくないいいいいいいいいいい!!!!!!!!!!」


14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 21:35:14.30 :LxTAPnU/0

佐天「じゃあ私の手に捕まってください!」

黒子「くっ…!!!無理ですの!!全然届きませんの!!!!!!!!」

佐天「じゃあ足!」

黒子「届かないいいいいい!!!!!いやああああああ!!!!!!」

佐天「そんな!」

黒子「助けてお姉さまあああああああ!!!!!!!黒子を救ってくだしいましいいい!!!!!!!!!!」

佐天「落ち着いてください!はっ!そうだ!」

佐天「私のケツ毛はどうです!?捕まれそうじゃないですか!?」スルッモサ

黒子「これも無理ですの!!!!!!届きませんのおおおおおおおおお!!!!!!!!!」

佐天「しまった!そういえばこの前の事故で!!!!」


15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 21:42:53.35 :LxTAPnU/0

佐天「どうしようどうしようどうしよう!!」おろおろ

黒子「早くして佐天さん…!!!
!!もう…ババアが持ちませんの!!!!!!!!!」

佐天「そうだ!私のケツ毛を結んで一本の長いケツ毛にすれば届くきも!!」

ブチブチブチブチブチィィィィッ!!

佐天「あいたっ!!血が出た!!すぐ助けますからね!!!ケツ毛を結び終えるまで待っててください!!!!」

黒子「限界…ですの…」

佐天「もう少しの辛抱です!!あとちょっとだけ頑張ってください!!」

黒子「……」すっ

佐天「白井さん!!聞いてますか!?」

佐天「聞こえてたら返事してくださいって!!ねえ!!白井さ…」

し~ん

佐天「あああああああ!!!白井さんがいない!!!白井さん!!!!!!!白井さああああああああああん!!!!!!!!」


16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 21:49:26.45 :LxTAPnU/0

翌日

ハゲ「なむなむ」ポクチンポクチン

初春「白井さんまで…」ポロポロ

春上「どうしてこんなことに…」ポロポロ

佐天「全然わかりません…」ポロポロ


17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 21:55:53.83 :LxTAPnU/0

佐天「見て見て初春この崖底が見えないwwwwwwww」

初春「全然見えませんwwwwwwww」

佐天「深いwwwwwww深すぎるwwwwwwwwwwwww」

初春「落ちたら確実に死にますねこれwwwwwwwwwwwwwwwww」

佐天「もっと近くで見てみようよwwwwwwwwwwwwwww」

初春「うひーwwwwwwwww目眩がーwwwwwww落ちちゃうーwwwwwwwwwなんつってwwwwwwwwwwwwwwwwww」

佐天「wwwwwwwwwwwwwwwwww」

初春「何ですかその目はwwwww押さないでくださいよwwwwwwww絶対押さないでくださいよwwwwwwwwwwwwww」

佐天「wwwwwwwwwwwwwwwwwwどーんwww」どん

初春「あっ」ずるっ

佐天「あああああああああ!!!!!!初春!!!初春うううううううう!!!!!!!」


18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 22:02:19.90 :LxTAPnU/0

初春「ほげえええええええええええええ!!!!!!!!」

佐天「初春!!大丈夫!?」

初春「へいじゅーが引っ掛かってなんとか助かったりましたけど…このままじゃ落ちちゃいますううううううう!!!!!!それも時間の問題いいいいいいいいいい!!!!!!!!!!!」

佐天「大変だなんでこんなことに!」

初春「いやあああああああ!!!!!!!!まだ死にたくないいいいいいいいいいい!!!!!!助けて佐天さん落ちたくないいいいいいいいい!!!!!!!!!!!!」

佐天「落ち着いて!今助けるから!」

初春「きゃああああああああああ!!!!!!怖いよおおおおおおおおおおお!!!!!死にたくないよおおおおおおおおおお!!!!!!!」


20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 22:10:13.63 :LxTAPnU/0

佐天「はっ!そうだ!私が助けなくても初春の能力でなんとかなるんじゃない!?」

初春「わ、私の能力!?」

佐天「初春の能力ってなんだっけ!!」

初春「保温です!!!!!」

佐天「なにそれ!!全然役に立たないじゃん!!」

初春「そうなんです!!生まれて一度も役に立った試しがありません!!!!」

佐天「もー!初春の役立たず!私よりよっぽど欠陥品!!」

初春「ひいいいいいいい!!!!ごめんなさいいいいいい!!!!!!!!!」

佐天「無能力者以下!!人間魔法瓶!!!!!!!しかも変な髪飾り!!!!!!」

初春「もうだめです!!!!!!落ちる!!!!!!!死ぬうううううううううう!!!!!!!!!!」


21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 22:15:15.61 :LxTAPnU/0

佐天「仕方ない!私の手に掴まって!!」

初春「ううっ!全然届きません!!」

佐天「じゃあ足!!」

初春「くさいです!届きますけどなんか汚い!!変な汁が出てる!!!!!掴みたくないです!!!!!!」

佐天「ぐぬぬ…じゃあ私のケツ毛は!?」スルッツルン

初春「佐天さんあんまりケツ毛生えてないじゃないですか!!!!!!!!」

佐天「しまった!そういえばこの前の事故で!!!!」

初春「もう落ちるしかない!!!!死ぬしかないんだ私!!!!!!!!いやあああああああ!!!!!!!!!!」


23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 22:27:06.94 :LxTAPnU/0

佐天「あれ?なんか急にいきなりお腹痛い!!」

初春「なんですかこんなときに!!!!!!」

佐天「お尻の穴から何か出そうかも!!ケツ毛っぽい何かが!!!!」

初春「もうだめ限界です落ちますううううういやああああああああ死ぬ死ぬ死ぬうううう!!!!!!!!!!」

佐天「はっ!これで初春を助けられるかも!!ふんっ!!!!」モリモリモリモリ

佐天「初春!!これに掴まって!!!!」

初春「なんですかこれ!!」

佐天「ケツ毛だよ!!多分!!」

初春「わ、わかりました!!掴みます!!」モニュ

佐天「今引き上げるからね!!ふんっ!!ふんふんっ!!!!」ブボボッ

佐天「あーすっきりした!」

佐天「これで初春も助か…あれ?初春…?」

し~ん

佐天「あああああああ!!!!さっき生えたケツ毛ががない初春もいないいいい!!!!初春!!!!初春ううううううう!!!!!!!!!!!」


24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 22:31:10.83 :LxTAPnU/0

翌日

チーン

ハゲ「なむなむ」ポクチンポクチン

春上「初春さんまで…」ポロポロ

佐天「なんでこんなことに…」ポロポロ


25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 22:36:02.62 :LxTAPnU/0

翌日

佐天「見て春上さんこの崖底が全然見えないwwwwwwwww」

春上「ほんとなのwwwwwwwwwwww」

佐天「ちょっとそこに立ってみwwwwwwwwwちょっとそこに立ってみwwwwwwwwwwwwww」

初春「えーwww嫌なのwwwwwww落ちちゃうのwwwwwwwwwwwww」

佐天「大丈夫だからwwwwwwwwwwwww多分wwwwwwww」

初春「なら安心なのwwwwwwでも押さないでなのwwwww絶対押さないでなのwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

佐天「wwwwwwwwwwwwwwwwどーんwwwww」どん

春上「あっ」ずるっ

佐天「あああああああ!!!春上さーん!!!!春上さあああああああああああん!!!!!!」


26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 22:40:03.48 :LxTAPnU/0

春上「助けてなのおおおおおおおおおおお!!!!!」

佐天「春上さん!!大丈夫!?」

春上「不人気が引っ掛かってなんとか助かったけど…いやあああああああああ!!!!このままじゃ落ちちゃのおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!」

佐天「大変だなんでこんなことに!」

春上「死にたくないのおおおおおおお!!!!助けてなの佐天さああああああん!!!!!!!!」

佐天「死んでください!今すぐ落ちて死んでください!!」

春上「いやなの!!!!!助けててええええええええ!!!!!!!」


27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 22:47:18.45 :LxTAPnU/0

佐天「助かりたかったら春上さんの能力で自分でなんとかすればいいじゃん!!」

春上「私の能力!?」

佐天「ハルヒさんの能力なんだっけ!!!」

春上「テレパスなの!!!それも低レベルの!受信しかできないの!!!!!!!」

佐天「ああっ!!あの事件の発端になったやつね!!!!」

春上「そうなの!!!あのときはごめんなさいなのおおおおおおおおお!!!!!!!!」

佐天「ほんとはた迷惑な能力!!無能力者の私以下だよね!!なにそのあほ毛!!しかも不人気!!死ね!!!!!!」

春上「死にたくない死にたくない死にたくないのおおおおお!!!!助けて誰か!!!!初春さん!!!ばんりちゃん!!!いやあああああああ!!!!!!!!!!!」


28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 22:52:34.10 :LxTAPnU/0

佐天「仕方ない!春上さん!!私のケツ毛に掴まって!!」スルッ ツルン

春上「ああん佐天さんケツ毛生えてないの!!!!」

佐天「生えてるから!!よく見て!!」

春上「一本も生えてないの!!!!!!」

佐天「ちゃんと見て!!心の眼でみてよ!!!そうすればきっと見つかるはずだから!!!!」

春上「無理なのもう限界なの死にたくないの助けてなのおおおおおおお!!!!!!」

佐天「限界かぁさよなら春上さん!!」

春上「もう一度…ばんりちゃんとお話したかったの…」

佐天「あああああああ!!!!春上さん!!!!!春上さああああああん!!!!!!!!!!!!」


29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 23:04:43.70 :LxTAPnU/0

1ヶ月後

佐天「あ、夏祭りやってるちょっと行ってみよう」

男「どうだいお嬢ちゃんやってかないかい?」

佐天「じゃあ一回だけ」

男「三百万円」

佐天「はい、よーし頑張るぞ!えい!」ビリビリ

佐天「もう破れちゃった…こんなの無理に決まってるじゃん…あっ!そうだ!」

佐天「私のケツ毛を絡めて…えい!」

佐天「やった!一番大きいやつすくえた!」

男「すごいねお嬢ちゃん大事にしてね」

佐天「大切にします!名前は何にしようかな!」

男「おじさんが付けてもいいかい?」

佐天「いいですよ!」

男「じゃあそうだなー、うーん、仲間由紀恵で!」

佐天「トリック劇場版ラストステージ2014年1月公開予定!」



30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2013/07/17(水) 23:12:37.97 :FPFlKHcU0
これはひどい


千秋「このニート野郎」

2013-07-18 16:10:19 | みなみけ

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/12(月) 01:04:07.41 ID:z5Co1Fdd0

――朝

チュンチュン、チュンチュン

『夏奈、朝ごはん出来てるわよー。早く起きなさいー』

夏奈「ん・・・」

夏奈「んん・・・・・」

夏奈「・・・・・・・・ふぁ~・・・」 チラッ

夏奈「・・・何だよもう・・・まだ朝の7時じゃないかー・・・」 ボーッ


3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/12(月) 01:05:07.13 ID:z5Co1Fdd0

夏奈「もうちょっと寝させてよ・・・むにゃむにゃ・・・」 ボーッ

ガバッ

千秋「何がもうちょっとだこのニート野郎」

夏奈「うぅ、寒いよ千秋ー」 ブルブル

千秋「いいから早く起きなさいよ」 ガシッ

夏奈「・・んっ・・んん・・・」 ボーッ


7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/12(月) 01:06:56.46 ID:z5Co1Fdd0

――台所

春香「あら夏奈おはよう」

夏奈「・・・ああ・・・おはよう春香・・」 ボーッ

春香「まだ眠たそうね、昨日も徹夜でゲームしてたの?」

夏奈「うん・・・あまりにボスが強くて、ちょっと白熱しちゃったらいつのまにか寝てたみたい・・・」 ボーッ


10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/12(月) 01:07:41.71 ID:z5Co1Fdd0

春香「あらそうなの。ところでバイトは見つかった?」

夏奈「いやまだだよ・・・・今日探すよ・・・ふぁ~」

春香「そう、早く見つかるといいわね」

千秋「どうせ夏奈はバイトなんて探す気ないんだろ」 モグモグ


11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/12(月) 01:08:23.71 ID:z5Co1Fdd0

夏奈「あ、あるよ!私だって早く働きたいんだから」

千秋「にしては毎日グータラしてるよな、いつまでも春香姉さまに面倒見させるなよな」 モグモグ

夏奈「なんだ千秋、今朝はやけに挑発的じゃないか。私とやろうってのか?」 シュッシュ シュッシュ

千秋「ああ望むところだ、かかってこい馬鹿野郎」 スッ


12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/12(月) 01:08:54.82 ID:z5Co1Fdd0

夏奈「・・・・・」

千秋「・・・・・」

夏奈「とぅ!」 ガシッ

千秋「あぁ、ふじおかに何をする気だ」

夏奈「こいつは人質にさせてもらおうか。返して欲しければさっき言ったことを謝るのだ、ふっふっふ」

千秋「うー、この卑怯者め」 スッ


13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/12(月) 01:09:38.59 ID:z5Co1Fdd0


夏奈「甘い甘い」 サッ

夏奈「千秋も今年で高校生になるってのに、まだこんな子供っぽいぬいぐるみを大事にしてるのか」 ギューッ

夏奈「意外とお子様なんだな」 ギューッ

千秋「大きなお世話だ馬鹿野郎、ふじおかの手足を引っ張るな。かえせー」 ジタバタ 

夏奈「嫌だよーだ、ほらさっさと謝りたまえ」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/12(月) 01:10:51.44 ID:z5Co1Fdd0

ガシーン

夏奈「うっ」

千秋「ああっ」

春香「喧嘩はやめて早く朝ごはん食べなさい」

夏奈&千秋「は、はい」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/12(月) 01:11:34.09 ID:z5Co1Fdd0

モグモグ

千秋「・・・・」 モグモグ

春香「ちょっと夏奈」 ボソッ

夏奈「ん、なんだ?」 ボソッ

春香「千秋は今日高校の合格発表があるから、ちょっとイライラしているのよ」 ボソッ

春香「だからソッとしておいてあげて」 ボソッ

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/12(月) 01:12:39.36 ID:z5Co1Fdd0

夏奈「そうだったのか・・・だからあんなに私に喧嘩を売ってきたんだな」 ボソッ ジー

千秋「・・・・」 モグモグ ピコッ

千秋「・・・・」 モグモグ ピコッ

夏奈(本当だ、確かに千秋のホイップが揺れてるときはイライラしている時だ)


20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/12(月) 01:13:16.97 ID:z5Co1Fdd0

春香「あっ」

春香「やだもうこんな時間、急がないと会社遅刻しちゃうわ・・・」

春香「それじゃ二人とも私行ってくるからね」

夏奈「行ってらっしゃい」 モグモグ

千秋「行ってらっしゃいませ春香姉さま」

21: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/12(月) 01:14:32.78 ID:z5Co1Fdd0

春香「千秋ちょっときて」

千秋「はい?」

春香「千秋なら絶対受かってるわよ、心配しないで。ちゅっ」

千秋「・・・///」

千秋「はい春香姉さま///」 ポッ

夏奈「・・・」 モグモグ ジー

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/12(月) 01:15:13.04 ID:z5Co1Fdd0

春香「それじゃ行ってきまーす」

タッタッタ

夏奈「春香も毎日大変だなー」 モグモグ

千秋「夏奈も少しは春香姉さまを見習いなさいよ」 モグモグ

千秋「私達の面倒を見るために大学に行かずに就職してくれたんだから」

夏奈「うんうん、本当に偉いなー春香は」 モグモグ

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/12(月) 01:15:57.83 ID:z5Co1Fdd0

千秋「それに比べてお前はいつまで春香姉さまに心配かけるんだよ」

千秋「大体お前は高校卒業しても大学にも行かず、仕事にも就かず、一体何をしてるんだよ」

夏奈「むむっ」

夏奈「私だって夢ぐらいあるさ」

千秋「ほう、じゃあどんな夢があるのか言ってみなさいよ」

夏奈「ずばり漫画家さ」

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/12(月) 01:16:45.68 ID:z5Co1Fdd0

夏奈「大好きな漫画を描いて大金持ちになるのが私の夢なのだ」

千秋「じゃあ聞くが、お前はその夢に対して何か努力をしているのか?」

夏奈「ああ、してるとも。毎日漫画を読んで勉強しているさ」

千秋「・・・」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/12(月) 01:17:42.69 ID:z5Co1Fdd0

千秋「お前もうアレだな。まあいいや、聞いた私が馬鹿だったよ。私はお前に付き合ってるほど暇ではないよ」 ガタッ

夏奈「なんだもう行っちゃうのかー。一人は寂しいよー」

千秋「甘えるな馬鹿野郎、それじゃあ行ってきます」

夏奈「千秋ちょっと」

千秋「なんだよ?早くしないと待ち合わせに遅れるよ」


27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/12(月) 01:18:26.16 ID:z5Co1Fdd0


ガシッ

夏奈「ちゅー、ちゅー」

千秋「うわ、何をする馬鹿野郎。はーなーせー」 ジタバタ

ポコポコ

夏奈「痛いなあ、何も殴ることないだろー」

千秋「ふんっ」

バタンッ

夏奈「・・・」

夏奈「あーまた家で独りぼっちだよ。今日は何して時間潰そうかな」



29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/12(月) 01:19:15.19 ID:z5Co1Fdd0


――バス停

内田「あ、千秋が来たよ!」

吉野「本当だね」

内田「おはよう千秋!」

吉野「千秋おはよう」


32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/12(月) 01:19:54.81 ID:z5Co1Fdd0


千秋「二人ともおはよう。すまない、ちょっと夏奈の馬鹿野郎のせいで遅くなってしまった」

吉野「私たちも今来たところだから全然大丈夫だよ」

千秋「そうか。ならいいんだが」

ブルルルルルン

内田「あ、バスきたよ!」


33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/12(月) 01:20:57.76 ID:z5Co1Fdd0


――バスの中

ザワザワザワ

内田「何か他の中学の子もいっぱいいるね」 キョロキョロ

吉野「本当だね。みんな私達と一緒の高校に行くのかな」 キョロキョロ

千秋「・・・」 ボーッ


34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/12(月) 01:22:25.90 ID:z5Co1Fdd0


『おい、あの子可愛いくね?』

『どの子だよ、右の子?真ん中の子?』

『いや確かにその子達も可愛いけど、俺が言ってるのは一番左に座って窓の外を眺めてる子だよ』

『どれだよ・・・・うわ、確かに可愛いな。あの子も同じ高校受験したのかな?』

『もしそうだったらラッキーだな』




35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/12(月) 01:23:08.70 ID:z5Co1Fdd0


ヒソヒソ

千秋「ん?」 チラッ

『うわ、やべえ目があったし///』

『何お前照れてんの』

内田「ねえ、あの前の男の子達さっきから千秋の事見てない??」


36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/12(月) 01:23:56.20 ID:z5Co1Fdd0


吉野「うん見てる見てる」

千秋「あれは私に喧嘩でも売ってるのか?」

内田「いやそうじゃなくて、千秋が可愛いから見てるんじゃないかな」

千秋「なんだそれは、くだらないな」


39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/12(月) 01:25:16.55 ID:z5Co1Fdd0


吉野「千秋中学の時も告白されてばっかだったもんね」

千秋「へー、私告白されたことあったのか」

内田「え!?学校の男子に呼び出されて好きとか言われたことあったでしょ?覚えてないの?」

千秋「なんだ、あれが告白だったのか」

千秋「全然知らない人間から好きと言われてもどうしようもないから、全部論破してやってたが」


41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/12(月) 01:25:55.43 ID:z5Co1Fdd0


内田「えっ、千秋気付いてなかったの?」

吉野「だから千秋にフられて泣いてる男子が多かったんだね」

内田「うーん」 ジー

千秋「なんだ内田?」 チラッ


42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/12(月) 01:26:37.93 ID:z5Co1Fdd0


内田「千秋どんどん春香ちゃんに似てきてるからそりゃモテるはずだなーって思ってね」

千秋「ほう、春香姉さまに似てるなんて最高のほめ言葉だな。苦しうない、もっと言ってくれ」 ニッコリ

内田「ははー。ありがたきお言葉です、姫」 ペコリ

千秋「おい、姫はもう辞めろ」

吉野「ふふふ」



47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/12(月) 01:28:11.17 ID:z5Co1Fdd0


――高校

ガヤガヤガヤ

内田「うわーもう掲示板の前に人がたくさんいるね!」 キョロキョロ

吉野「学校の先生とか親もいっぱいきてるし活気がすごいね」 キョロキョロ

千秋「まぁ高校受験というのはある意味一つのお祭りだからな」

内田「あ、あれ冬馬じゃない?」


49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/12(月) 01:28:50.69 ID:z5Co1Fdd0


吉野「どこどこ?」

ナツキ「と、冬馬・・・き、緊張しているのか?」 プルプル

冬馬「俺は大丈夫だけど、ナツキの方が緊張してるんじゃないか?」

ナツキ「お、俺が緊張するわけないだろ・・・た、たかが・・い、妹の試験で・・・」 プルプル

冬馬「・・・はぁ」


50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/12(月) 01:29:23.75 ID:z5Co1Fdd0


ナツキ「い、いいか冬馬・・・お前なら大丈夫だ。み、南家の男子は代々こういう勝負事には強いからな」

冬馬「俺は女だよ!」

アキラ「そうだよ兄貴・・・、それにあんまりプレッシャーかけたら冬馬が可哀想だよ・・・」

ナツキ「なんだアキラ?いつから俺に文句できるようになった?」 ギロッ

アキラ「うっ・・・別に文句じゃないよ・・・」

冬馬「ていうかなんでお前達ついてきたんだよ!」


51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/12(月) 01:30:36.06 ID:z5Co1Fdd0


『おーい冬馬ー!』

冬馬「ん?」 チラッ

冬馬「おお、内田達もこの高校受験してたのか」

内田「そうだよ!みんなで一緒の高校に行くことにしたの!」

千秋「正直私はもっと上の高校でもよかったが、春香姉さまと一緒の制服を着てみたかったからな」


52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/12(月) 01:31:13.83 ID:z5Co1Fdd0


冬馬「なるほど、みんな合格してたらいいな」

『ねぇねぇ、あの子イケメンじゃない?』

『え、どの子?・・・あ、本当だー。超イケメンじゃん』

ヒソヒソ

冬馬「あっちはヒソヒソ話してるつもりでも俺には聞こえてるっての・・・ったく」

吉野「はは、冬馬は高校生になっても女子にモテそうだね」


55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/12(月) 01:32:06.28 ID:z5Co1Fdd0


『えーそれでは、合格者の発表を行いたいと思います』

冬馬「お、ついに発表だってよ!」

内田「緊張してきた・・・」

バサッ

『きゃー受かってるー!』

『うわ・・・マジかよ・・・』

『やったーやったー!』


56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/12(月) 01:33:15.65 ID:z5Co1Fdd0


ザワザワ

吉野「よかった、私受かってる。内田は?」

内田「あれ・・・私の番号・・・・あった!!ううっ・・あったよ吉野ー。うわーん」 シクシク

冬馬「おっ、俺の番号もあった!」

ナツキ「さすがだ冬馬、それでこそ南家男児」

アキラ「兄貴・・・もう冬馬の結果も見れたから帰ろうよ・・・」

千秋「・・・」 ジー チラッ

千秋「・・・」 ジー

千秋「おお、私の番号あった」


57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/12(月) 01:33:47.16 ID:z5Co1Fdd0


――南家

パーン!

春香「千秋高校合格おめでとう!」

千秋「ありがとうございます春香姉さま」

春香「本当によく頑張ったわね!えらいえらい」 ナデナデ

千秋「・・・////」 ポッ


60: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/12(月) 01:34:31.11 ID:z5Co1Fdd0


夏奈「これで千秋も晴れて高校生か、めでたいめでたい」 モグモグ

千秋「お前はごちそうが食えれば何でもいいんだろ」

春香「これで三人とも一緒の高校出身になるのね」

春香「あ、夏奈の制服のお下がりを出しとかないといけないわね」

千秋「私もやっとあの制服が着れるのか」 ニコニコ


61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/12(月) 01:35:16.27 ID:z5Co1Fdd0


ピンポーン

夏奈「お、藤岡やっときたか」

藤岡「お邪魔します」

春香「藤岡君こんばんは」

千秋「よう藤岡」


63: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/12(月) 01:36:38.85 ID:z5Co1Fdd0


藤岡「千秋ちゃん高校合格おめでとう。これプレゼントだから開けてみて」 スッ

千秋「プレゼント?」 ガソゴソ

千秋「おお、なんだかよく分からないけど高そうな時計だ。ありがとう藤岡」

藤岡「それ安物だけど高校生になったら必要になるかなと思ってね」

夏奈「藤岡は今日も泊まっていくのか?」


64: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/12(月) 01:37:24.53 ID:z5Co1Fdd0


藤岡「うん、南がいいなら泊まっていくよ。明日は大学の講義ないしね」

夏奈「そうか、私は別にどっちでもいいけどな」

夏奈「でも私のベッドは絶対に貸さないからな。床で寝てくれよ」

藤岡「うん、分かったよ」

春香「じゃあ藤岡君は夏奈の後にお風呂に入ってね」

藤岡「はい分かりました」



65: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/12(月) 01:37:56.35 ID:z5Co1Fdd0


春香「よし、そろそろ後片付けをしよっかな」

千秋「私も今日は疲れたから早く寝よう」


66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/12(月) 01:38:26.51 ID:z5Co1Fdd0


――夏奈の部屋

藤岡「ふぅー、南の家のお風呂最高だったよ」

夏奈「そうか、それはよかったな」 カリカリ

藤岡「南また漫画描いてるの?」

夏奈「うん、ちょっとな」 カリカリ


67: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/12(月) 01:39:08.79 ID:z5Co1Fdd0


藤岡「へーそうなんだ。見てもいい?」

夏奈「見てもいいが素人のお前には別に指摘してもらいたいとは思ってないぞ」 カリカリ

藤岡「はは、南もまだプロじゃないけどね・・」 パッ

藤岡「・・・」 ジー

藤岡「これって恋愛漫画なの?」

夏奈「ああ、一応そのつもりだよー」 カリカリ

藤岡「なんでこの漫画はキスシーンがないの?」

夏奈「あぁ、私がキスしたことがないからだよー」 カリカリ


68: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/12(月) 01:40:11.93 ID:z5Co1Fdd0


藤岡「そ、そうなんだ」 ドキッ

藤岡(南ファーストキスもまだなのか・・・) ゴクリ

藤岡「じゃあ・・・・してみる?」

夏奈「ん、何をだ?」 カリカリ

藤岡「き、キス・・・」

夏奈「・・・」 ピクッ


82: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/12(月) 02:08:57.13 ID:z5Co1Fdd0


―――――そのころ、とある倉庫

吉野「ねえマコちゃん・・・・」 チュパチュパ

マコちゃん「な、なんだ吉野?・・・・はぁ・・・はぁ」 

吉野「私高校受かったんだよー」 ニッコリ シコシコ

マコちゃん「よ、よかったな・・・おめでとう吉野・・はぁはぁ・・・」

吉野「ありがとうマコちゃん。ふふ・・・・・・」 チュパチュパ


85: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/12(月) 02:10:24.38 ID:z5Co1Fdd0


マコちゃん「うっ・・・・はぁ・・・はぁ・・・・」

マコちゃん「ち、千秋達も一緒の高校・・・受かったのか?」

吉野「・・・」 ピクッ

ギュッ

マコちゃん「うぐっ!!い、痛いよ吉野・・・そんなに握らないでよっ・・・」 ビクン


88: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/12(月) 02:11:42.11 ID:z5Co1Fdd0


吉野「なんで千秋の話出すのかな?」

ギュッ

マコちゃん「ひぎぃっ!!・・・ご、ごめんよ吉野!!・・・痛いからそれ以上握らないでくれ・・・」 ビクンビクン

吉野「マコちゃん中学時代に私に内緒で千秋に告白したのもう忘れたのかなー?」

ツンツン

マコちゃん「あうっ・・・あ、あれは本当に悪かったよ・・反省してるよ・・・・」


90: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/12(月) 02:12:37.28 ID:z5Co1Fdd0


吉野「そうだよね?反省してるよね?」 ジー

吉野「反省してくれたから千秋と別の高校を受けてくれたんだもんねマコちゃんはー」 ニッコリ

マコちゃん「そ、そうだよ。ははは・・・だ、だからもうその手を離してよ・・・」 ドキドキ


91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/12(月) 02:13:20.52 ID:z5Co1Fdd0


吉野「でもマコちゃん痛がってる割には凄く気持ちよさそうだよ?」 ニッコリ

ギュッギュッギュッ

マコちゃん「おぅふ!・・・・うぁ・・・うぁ!!」

シコシコシコシコシコシコシコシコシコ

マコちゃん「だ、ダメだ吉野・・・それ以上されると・・・・」

シコシコシコシコシコシコシコシコシコ

マコちゃん「あっ・・・ああああああ・・・・うぐっ・・・」


93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/12(月) 02:14:11.17 ID:z5Co1Fdd0


マコちゃん「・・・zzz」 スピースピー

吉野「ふふ。マコちゃんの寝顔可愛い」 ジー

吉野「でもやっぱり邪魔だなー」 ジー

吉野「あのお姫様」 ニッコリ



96: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/12(月) 02:15:33.85 ID:z5Co1Fdd0


――――夏奈の部屋

夏奈「・・・」 カリカリ

藤岡「・・・」

藤岡「ごめん、今のは冗談だから気にしないで。はは・・・」

藤岡(何言ってるんだ俺・・・)

夏奈「別にいいぞ」 カリカリ

藤岡「え?」 ドキッ


98: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/12(月) 02:16:20.76 ID:z5Co1Fdd0


夏奈「するなら早くしてくれよ。私も忙しいからな」 チラッ

藤岡「う、うん・・・」

藤岡「・・・」 ゴクリ

藤岡「・・・」 ドキドキ

夏奈「・・・」 ジー

藤岡「南、見られてると恥ずかしいよ///」 ドキドキ

夏奈「ああ、そうか。じゃあ目を閉じておくよ」 スッ

藤岡「う、うん・・・」 ドキドキ



99: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/12(月) 02:16:57.93 ID:z5Co1Fdd0


藤岡「・・・・・ちゅっ」

夏奈「んっ・・・・」

藤岡「ちゅっ・・ん・」

夏奈「ん?・・ちゅっ・・んん・・・」

藤岡「・・・ぷはぁ・・・はぁはぁ・・・」

藤岡(南の唇すごくやわらかい・・・)

夏奈「・・ぷはぁ・・・・何で舌を入れてきたんだ?」



100: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2010/07/12(月) 02:19:56.04 ID:z5Co1Fdd0


藤岡「えっ・・・」 ドキッ

藤岡「キスってのはそういうもんだからさ、はは・・」

夏奈「そうなのか。でもお陰でキスシーンが上手く描けそうだ。ありがとな藤岡」

夏奈「・・・」 カリカリ

藤岡「う、うん!」




梓「クルペッコっていう卑怯な奴は倒しました」

2013-07-18 16:10:19 | けいおん

1 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2011/02/11 16:54:18.18 6WCbcT610 1/37
律「さあて、今日もMHP3やるか~! ……一人で、一人でな」



勿論私は予約して発売日に買ったさ、シリーズも通してやってる。

ちょっと食傷気味かなぁって所もある。でもやっぱ、モンハンは楽しい。



律「でーもー、一人でやるもんじゃないよな~、聡ほらやろうよ~」

聡「キークエやって、村クリアしたら飽きたよ俺、なんかやってる事一緒だしさ……」

律「…………」

聡「ていうか友達とやれば?」

律「ああもうわかった、じゃあお前のソフト借りてくぞ」



3 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2011/02/11 16:56:16.05 6WCbcT610 2/37
律「というわけでえ」

澪「私にやれと?」

律「そうそう」

澪「だいたいテレビゲームなんてものはな、暇人のやることだぞ」

律「うう……、わかったわかったよ、他を当たるから」

澪「い、いや、やらないとは言ってないだろ」

律「!!」

澪「流行ってるらしいから、ちょっとやってみるだけだからな!」




4 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2011/02/11 16:56:55.02 6WCbcT610 3/37
部室



律「おーっす」

梓「…………」

律「(あれ?) あーずさ、何やってんの?」

梓「あっ、ちょっ、話しかけないで下さい!!」

律「(反抗期か!?) ってなんだ、梓もモンハンやってたのか、澪にも最近貸したんだけど」

梓「ああ、だめだ、だめだだめだだめだ

  モンハンやってる時、澪先輩の話しないでください! 死んじゃったじゃないですか!!」

律「いや、そんなの聞いた事ないぞ私!?」

梓「……ていうか、えっ、あれ……ええっと

  ああ、アオアシラかと思ったら律先輩じゃないですか!」

律「どういうことだよ! 共通点あるか!?」

梓「なんかそう見えたんです、すいません。

  うう、もうちょっとだったのに……足引きずってたのに……」

律「ごめんごめん、ほら、なんか猫みたいにうずくまってたからどうしたのかなーと思ってさ

  にしても意外だな梓がモンハンやってるなんて」

梓「巷で、アグナコトルがあぐにゃんって言われてるらしいので買いました」

律「どういう動機だよ!!」




5 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2011/02/11 16:57:23.22 6WCbcT610 4/37
律「で、どこまで行った?

  (発売日から結構経ってるからな~、まあ梓は発売日には買ってないだろうけど)」

梓「結構進みましたよ、☆3ってところですかね」

律「えーと下位?」

梓「?? クエストですけど?」

律「村のジエンモーランは倒した?」

梓「ジエン? なんか格闘家でしたっけ?(いきなりどうしたんだろう律先輩)」

律「そういうモンスターがいるんだよ、ああもう、面倒くさい、見せてみろよ」

梓「えっと、はい」

律「(村か)」

梓「クルペッコっていう卑怯な奴は倒したので、私結構強いと思うんです

  でも、頭にひまわりみたいなの付いてる奴の攻撃がどうにも避けられなくて……」

律「(初々しいな~)」




7 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2011/02/11 16:58:02.09 6WCbcT610 5/37
梓「律先輩はどのくらいまで進んだんですか? ☆2ですか?」

律「自分の方が進んでると思いたいからってそれは流石にないだろ!!」

梓「じゃあ☆4ですか?」

律「☆4どころか上位☆8だ」

梓「えっ、でも☆6個までしかないですよ」

律「梓、温泉クエストとかやってないの?」

梓「温泉で戦うんですか?」

律「(何とだよ)ほらこっちの奥の方いくと、ここで難易度高いクエスト受けられるんだよ

  その分だと温泉クエもやってないのか、体力上がったりスタミナ上がったりして楽になるぞ」

梓「はじめて律先輩のこと、先輩らしいって思いました!」

律「出会ってから大分経ってるけどな!? つーか、私の事なんだと思ってたんだよ!!」




8 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2011/02/11 16:58:33.17 6WCbcT610 6/37
梓「それじゃあ、もしかしてアグナコトルって奴と戦ったことありますか?

  きっと可愛いモンスターなんだろうなあ

  アイルーとかメラルーも可愛いけど、それよりも可愛いんですよね?」

律「おい梓、なんか盛大な勘違いしてるっぽいけど、あぐにゃんってこれだからな」ずいっ

梓「えええええええええええええええええええええええええええええええええ

  嘘ですよね、これがあぐにゃんなはずないです、こんな奴違います!!」

律「ちなみに亜種がこっちな」

梓「色が違うだけじゃないですか!!!! うう…ショックだ…。じゃあ私アイルーでいいです」

律「いや、そうやって決められるもんなのか!?」




9 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2011/02/11 16:59:11.44 6WCbcT610 7/37
律「そういや、さっき私の事アオアシラとかいったけど」

梓「くくっ、私自分で言っておいてなんですけど、ぴったりですよねw!」

律「すっげえバカにされてる気がする!」

梓「私10回も狩ったんですよアオアシラ」

律「私に恨みでもあんのか! つーかさー、私がアオアシラっていうなら、唯とか他はどうなんだよ」

梓「うーん、唯先輩は、プーギーって感じですかね」

律「なんとなくはわかる、じゃあムギは?」

梓「ムギ先輩は小金魚って感じです」

律「おい! 失礼だろお前!!!」




11 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2011/02/11 16:59:45.48 6WCbcT610 8/37
律「それじゃあ澪は──────」

澪「当然私はリオレイアだろ!」

梓「女王の護石って感じですけどね」

律「(☆3では知りえない情報だろそれは)」

梓「それかイレグイモムシって感じです(笑)、ていうか澪先輩足踏まないで下さい!!

  踏まれる筋合いがありません!」

澪「お前だって大漁ダンゴだろ!! 離せ律!

  一度こいつとはケリをつけなきゃといけないって思ってたんだ!」

律「やーめーろーよー」




13 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2011/02/11 17:00:45.32 6WCbcT610 9/37
こうして私達は肩慣らしも兼ねながら

梓の集会下位クエストをこなしていった。



梓「そういえば、律先輩、飛び飛びでクエスト選んでますけど、何か意味があるんですか?

  ていうか、澪先輩ひじ当たってますから」

澪「あっ、ごめーん、ごめんな梓ー、わざとじゃないんだけど、集中しててさ」

梓「それにしては、私のHPが不味い時になんか上から降ってくるんですけど」

律「よせよお前等……、特定のクエストクリアすれば次の緊急クエが出るから、それをやってるんだよ」

梓「全部やらなくていいんだ、番号順に全部やってました」

澪「おいおい…」




17 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2011/02/11 17:03:19.13 6WCbcT610 10/37
律「ていうか澪は弓に落ち着いたの? 最初は太刀とか双剣使ってたけど」

澪「前に出て戦うのは愚民のする事だからな、それにネットでも弓が強いって書かれてたし」

梓「澪先輩らしいです、装備もなんか強そうだけど、女を捨ててる感じですよね

  可愛さでいったら私が一番です」

澪「可愛いだけでやっていけるのは十台後半までだぞ

  いつまでもあずにゃんとかなんとか可愛がられると思ってるのか?

  ツインテールに双剣とか、お前もういい加減にしろよ」

梓「意味がわかりません」

律「(唯かムギ早く来てくれー!!)」




18 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2011/02/11 17:04:02.95 6WCbcT610 11/37
唯「補習やっと終わったー、みんな何やってるの? ねぇねぇ、あずにゃん」

梓「あっ、ちょっと今話しかけないで下さい」

唯「澪ちゃん、ねえ澪ちゃん」

澪「うるさい! 静かにしろ唯!」

唯「うう、みんな酷いよ~、もうみんなに話しかけても聞いてくれないから

  アオアシラに話かけるよ。おお、アオアシラこんなところで死んでしまうとは情けない」

律「そんなに私ってアオアシラっぽいか!? って唯も買ったのか」

唯「えっへん、なんと私はHR6です」

律「!!」

梓「??」

澪「(私でさえHR5なのに!)」




19 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2011/02/11 17:04:33.41 6WCbcT610 12/37
梓「えっと、なんかすごいことっぽいですけど、チートは駄目ですよ唯先輩!」

澪「駄目だぞ唯、困難から逃げる人間になっちゃ駄目だ」

律「(いや、お前も私に上位に引っ張って貰っただろ)」

唯「違うよ! 私と憂の二人で進めて、私は採取クエ担当だったんだ

  村のクエストはなんとかできたんだけど、集会場は無理だよ~」

梓「なんだ、そういう事か、にしても澪先輩卑しいですよ

  そうやって人の事を決め付けるようにして」

澪「お前だろ! お前が最初に言ってただろ!!」

紬「まあ、落ち着いて、お茶でも飲みましょう」




21 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2011/02/11 17:04:57.05 6WCbcT610 13/37
律「じゃあ、2,3に分かれる? ていうかムギもモンハン買った?」

紬「モンハン? 私は見てるだけでいいから、みんなで楽しんで」

澪「梓貸してやれよ、同じ素人でもやっぱりこういうゲームって性格が出るからな」

梓「澪先輩こそですよ」

律「いい加減にしろ、怒るぞ」




23 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2011/02/11 17:05:35.01 6WCbcT610 14/37
梓「ようやくアグナコトルですね」

唯「あぐにゃんだ」

律「唯は太刀か」

唯「大回転切りだよ、なんか格好いいよ~」

梓「私に当てないでください唯先輩!」

律「つーか、ボックスのもん適当にとってくなよ! ちゃんとほら一個ずつ」

梓「早いもの勝ちじゃないんですか?」

律「殺伐とするだろ!!」

澪「まあ、プロのハンターは支給品に頼らず全て自前で揃えるものだけど

  下位ハンターにはわからないか、ていうか上位INしてない奴はハンターですらないからな?」

梓「澪先輩は下校の最中ヘンタイに襲われて

  後ろから怒張したギギネブラでもぶちこまれてればいいんです」




26 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2011/02/11 17:08:29.44 6WCbcT610 15/37
澪「それじゃあ、まず私が睡眠瓶で眠らせるから。

  そしたら3人はアグナコトルの顔面に大タルGを置いてくれ、顔面にだぞ!」

律「いや、腹とかの方が」

唯「あぐにゃん顔面破壊作戦だ」

梓「やめてください!! 悪意しか感じません!」

律「まあ、使う必要があるのか微妙なとこだけど、爆弾使ってった方が早いのは事実だしいくかー」



エリチェン中



律「そういやさ、ちゃんとクーラー持った?」

梓「私ボックスの奴4つとったんで大丈夫です」

澪「駄目だろ!! なんで全部とってるんだよ!」

律「いや、まあ、私も持ってきてるからさ、澪なかったらやるよ」

澪「私も持ってるけど……、ほら唯、お前1個やるから」

唯「ありがと、でもちゃんと持ってきてるから、大丈夫だよ澪ちゃん!」

澪「そっか(逆に調子狂うな)」




29 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2011/02/11 17:13:12.20 6WCbcT610 16/37
律「んじゃ手筈どうり~」

唯「あっ、クーラードリンクと間違えてアルビノエキスもってきちゃったよ~」

澪「わざとだろ!! ちょっと遠い位置にあるだろ!! ていうか眠った」

唯「澪ちゃんクーラードリンク頂戴」

澪「おい、眠ったんだから爆弾置け!」

唯「HPがじわじわ減っていくよ~」

梓「置きました(不本意ながら)」

律「置いたぞ」

唯「澪ちゃんクーラードリンク」

澪「ああ、早く置かないと、あっクーラードリンク飲んじゃっただろ!」

唯「起爆しておくね」

澪「直起爆やめろ!!!」




32 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2011/02/11 17:16:51.82 6WCbcT610 17/37
律「梓~、エリアチェンジしとけー(流れるように2死したな)」

梓「はい」

澪「うう、屈辱だ、下位クエで……だいたいガンナー装備の防御が低すぎるんだよ!!」

律「大分2Gに比べて緩くなった方だぞ。つーか開始早々2死か、粉塵持ってくればよかったな~」

唯「火山ピッケルばかりで狩りは久々だから、面白いよ~」

澪「面白いのはお前だけだろ!!!」

唯「澪ちゃんクーラードリンク」

澪「うぜえ!! ほら、2つやるから!!」

唯「私からはイレグイモムシあげるね」

澪「なんのために持って来たんだよ!!」




36 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2011/02/11 17:20:11.91 6WCbcT610 18/37
こうして難易度の低いうちはいざこざばかりだった私達だが。

上位に上がってからはそう、ふざけてもいられず。



澪「うう、死んだ……」

梓「どんまいです、頑張りましょう」

澪「!! ありがとう梓」

梓「か、勘違いしないでください、素材が欲しいだけですから」

唯「澪ちゃんホットドリンク」




39 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2011/02/11 17:22:58.79 6WCbcT610 19/37
梓「ラングロトラさんもうぺろぺろしないって言ったじゃないですかあ!!」



徐々に



律「よし、罠置いた」

梓「尻尾切りました」

澪「ナイスだ梓!」

唯「はじけイワシ釣れた!」



まとまっていった




43 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2011/02/11 17:26:31.28 6WCbcT610 20/37
律「こうやって上位クエを多人数でやれる日が来るなんて思ってなかった。

  私本当に、けいおんやっててよかった」

澪&梓「そこまでではないだろ(でしょ)!!」



<完>




47 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2011/02/11 17:28:14.90 hdkKBu7xO 21/37
紬「あれ?」


51 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2011/02/11 17:32:50.67 6WCbcT610 22/37
ムギちゃんが天使すぎて、殺伐したところに巻き込めずにいたら出番がなくなってしまいました…


56 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2011/02/11 18:28:51.37 6WCbcT610 23/37
律「っていう感じでさ~、やっぱ多人数でやると盛り上がるんだよな」

聡「(友達に誘われて買ったロードオブアルカナが、まさかあんなに酷いとは思わなかった

  俺もモンハンやってればよかった)ていうか、貸しただけなんだから返してよ姉ちゃん」

律「いや、ほら澪もハマっちゃってるから」

聡「なんだよそれ! ていうか澪さんに貸したの?」

律「そうそう、だから直接言え直接。今日来るからさ」

聡「そんなあ……」



ピンポーン



律「よしきた。はあーい、ほら、お前は部屋戻れ部屋」

聡「うう……酷いや」




59 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2011/02/11 18:32:16.89 6WCbcT610 24/37
澪「今日はじゃあナルガ亜種やるぞ

  新しいモンスターは怖いから一人じゃやる気がしない……」

律「いや、尻尾の叩きつけが2回になるくらいだって」

澪「ひいい」

律「あっ、聡まだいたのか、ほら部屋いけ部屋」

澪「足でなんて失礼だろ(人間扱いしてないな」

聡「あ、あの澪さん」

澪「ん?」

聡「なんでもないです」

澪「どうしたんだろ?」






61 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2011/02/11 18:35:03.04 6WCbcT610 25/37
律「いや、私があいつのモンハン澪に貸した奴を

  返して欲しいとかなんとか言ってたからさ」

澪「そういえば、私も普通に借りてたけど

  同じソフトを律が二本も買うわけないしな、私返してくるよ」

律「駄目だ! 狩友が減る!」

澪「いや、すぐ買うから」

律「慢性的に品切れ中なんだぞ、もし買えなかったらどうするんだよ~

  私を一人にする気かよ~、ほら、ネットでも在庫切れじゃん」

澪「駄々を捏ねるなよ、元々聡君のものだろ?」

律「私のものは私のもの、弟のものも私のものだー」

澪「おい!」




63 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2011/02/11 18:37:06.64 6WCbcT610 26/37
律「あ、そうだ、それをそのまま澪が買っちゃえばいいんだよ

  聡の奴、飽きたとか言ってたから。それがいい」

澪「えええ……」

律「ほら、今あいつの部屋行って、そういう事にしとけ

  なんだったらお金は私が出してもいい!」

澪「そこまでのものなのか

  まあ、聡君がいいって言うなら私はそれでも」

律「それじゃあ今行ってこい、でその後」

澪「ええっ!? 私一人で? それはちょっと恥ずかしい」




65 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2011/02/11 18:39:05.41 6WCbcT610 27/37
コンコン



聡「姉ちゃんずりいよ、俺が言えるわけ……えっ、澪さん?」

澪「こんにちは、さ、聡君、あのね。そのこれ借りてた奴だけど

  (ていうかこれ律、図々しくないかこれ?」

聡「あ、はい」

澪「うう、やっぱり駄目だ、律から言ってくれ」

律「んじゃ、つーわけだから、はい」

澪「過程を飛ばした!」

聡「何このお金」

律「聡飽きたとかいってたから、そのまま澪に渡してもいいだろ」

澪「や、やっぱり悪いって」

聡「いえ、俺はいいですけど」

澪「ありがとう!!」




66 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2011/02/11 18:39:44.26 6WCbcT610 28/37
律「いやー狩った狩った、ほんと物分りのいい弟を持つと幸せだな」

澪「本当に大丈夫なのか?」

律「大丈夫大丈夫、そんじゃまたなー」

澪「それじゃ、お邪魔しました」



聡「姉ちゃん」

律「なんだ、言い訳なら聞かないぞ」

聡「俺が澪さんに断れるわけないじゃん」

律「男だろー、嫌な事はきっぱり言え」

聡「ていうかなんで、三千円なんだよ!!」

律「ほら、友達価格って奴でさ

  澪も言ってたぞ、聡君みたいな可愛い弟がいたらどうとか(嘘だけどな)

  別に私はいいんだぞ、後からお前がぐちぐち言って

  千円要求してたとかどうとか澪に言っても

  ナルガ亜種の小さい男だと思われてもいいのか?」




70 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2011/02/11 18:45:16.34 6WCbcT610 29/37
聡「じゃあさ、俺もやりたい」

律「は?」

聡「澪さんとやりたい」

律「おい、聡、お前が思春期で澪が魅力的なのはわかる

  でも口に出していい事と悪い事はあるんだからな」

聡「何言ってんだよ姉ちゃん! あと紬さんともやりたい」

律「お前が頭で何を考えようとそれは自由だし、お前の趣向もわかったが

  紬に手出したら許さないからな!」

聡「4人までならいいだろ(ていうか、その勘違いでいくと澪さんはいいのか!?)」

律「4人って、後一人は?」

聡「いや、だからそれは姉ちゃんだろ」

律「おいおい、まさか……」

聡「頼むよ」

律「近寄るな!! 純真そうな顔してそこまでの奴だったとは思ってもみなかった

  実のところ私が二人に匹敵する程可愛いのもわかる」

聡「冗談は頭だけにしてくれよ」




73 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2011/02/11 18:50:19.43 6WCbcT610 30/37
澪「今度の日曜? 私は別にいいけど」

紬「私も大丈夫だよ」

唯「ええ、ずるいよ~」

律「すまん、うちの収容スペースの問題と今回は事情が事情だから」

梓「けいおん部も、ついに内部分裂ですか」

律「そういう事じゃないからな!」




80 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2011/02/11 19:00:10.15 6WCbcT610 31/37
律「いやー、すまん、まさか弟が

  男にしてモンハンやる友達がいないとは思ってもみなかった

  男でモンハンやる友達いないとかないよな」

澪「いや、なんだその決め付け」

紬「そういうものなの?」

律「そういうものなんだよ! 私がモンハンをマルチプレイできなかったのは

  私の交友範囲が狭いとかそういう事じゃなくてただ、女子だから、それだけだ

  だから、澪達は幸せなんだぞ、デビューした作品でこうやってみんなでできることは」

澪「力説!? それでムギはどうなんだ」

紬「お肉が焼けるようになりました!」




82 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2011/02/11 19:10:48.96 6WCbcT610 32/37
律「おい、澪、ムギがもし相当駄目な感じでも、怒るなよ。梓に対しての態度みたいなの取るなよ」

澪「何言ってるんだよ律、ムギなら仕方ない」

律「(ムギには甘いのか)」

澪「それにな、私と梓だって、モンハンを通して、あずあず、みおみおと呼ぶ仲にまでなったんだぞ」

律「そ、そうか(いやー、それ素材とか効率絡んでそうだけどなー)」

澪「でもそれは2死までだ、2死以降はキャンプに引っ込んで貰おう、そこらへんの線引きはキチンとしないとな」




83 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2011/02/11 19:13:22.75 6WCbcT610 33/37
聡「この日のために、澪さんと紬さんに

  ありがとう聡君と言って貰うために作った広域+2を中心とした接待装備がついに日の目を見る

  粉塵も、調合分の回復薬素材まで持った俺に死角はない

  それに、PSPって胸元で構えるじゃん! 自然にそれとなく視線を向けても怪しまれない

  持つべきものはやっぱり美人の友達を持つ姉だよな!」




85 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2011/02/11 19:18:09.96 6WCbcT610 34/37
律「そんじゃあ梓の時と一緒でキークエ潰していくから」

紬「このハチミツ集めのお手伝いっていうのはどうかしら? 楽しそうじゃない」

律「☆1はやらなくてもいいから」

紬「そうなんだ、ごめんね、私あんまりわからないから」

聡「ハチミツ集めのお手伝い、やりましょうよ! 一応アオアシラも出てくるみたいですし

  納品しなきゃいいんだから、ある意味肩慣らしに最適なクエストとも言えますよ! ですよね!? 澪さん!」

澪「そうだな、やっぱり最初から効率を重視してやるより、やっぱりマルチプレイは楽しくないとな」

律「(あれっ? なんだこいつら)」




86 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2011/02/11 19:26:57.55 6WCbcT610 35/37
紬「律ちゃんの言ってた奴じゃなくていいの?」

聡「別にいいですよ気にしないで」

律「お前が言うな、なんかムカつく。そんじゃそれやろう」

紬「なんか光ってるね」

澪「虫が取れるんだよ、町に虫網売ってるからそれで」

紬「ここでお肉焼いてみんなで食べましょうよ」

律「おままごとかよ!! ていうか、アシラ来てるけど」

聡「紬さんの焼いたお肉は美味しいなあ」

律「茶番はやめろ! アシラ来てるけど」

澪「装備上位なんだから大丈夫だろ(ボソッ」



そんなこんなで、一応適当に狩りをしたりもするのだが

睡眠や麻痺、落とし穴での拘束、聡のムギのHPバーが減ると同時の広域回復などで

緊張感の無い狩が続いた



律「違うだろこれは」




88 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2011/02/11 19:36:58.20 6WCbcT610 36/37
律「これはムギのためになってるようでムギのためになってない! よしお前等脱げ、全員裸になれ」

聡「姉ちゃん……、わかったよ」

律「いや、ムギそういう脱げじゃない……装備の事な、ムギはそのままでいい

  澪と聡は裸だ裸、武器も店で売ってる最低の奴にしろ」

澪「なんだよいきなり」

律「狩るか狩られるかっていう気概が無いんだよ! ムギもちゃんとしたハンターになりたいだろ?」

紬「はい!」

澪「でも私が装備を外したくらいで死ぬわけ、あっ」

律「そういうことだ」




89 : 以下、名無しにかわりましてVIP... - 2011/02/11 19:51:27.21 6WCbcT610 37/37
その後澪はギギネブラにまったく近づけず、残りの2死はムギがした。



紬「ごめんなさい」

律「いいんだよムギ、最後の方ちょっと避けれるようになってたじゃん

  ちゃんと上手くなってたって。それにしてもー、みーおー、一度死んでから全然手数が出てなかった気がするぞー」

澪「う、うるさい! それもこれも、梓がギギネブラにどうとか言ってたせいだ」

律「それは関係ないだろ!(みおみお、あずあずはどうしたんだよ、装備の余裕がなくなったら心の余裕まで元に戻ったな)」

  装備も重要だけど、自分の腕が重要なんだ。まあ、私もキークエ潰していこうとか言ってたけど」

澪「また死んだ、なんだよこれクソモンスだろ!!」

聡「み、澪さんどんまい」

律「楽しくも重要だけど、一緒に楽しくやれるようになるのが大切なのかもな」

紬「律ちゃんどんまい!」

律「ああ、ちくしょう!! いい事言ったところで!!」

紬「お肉いる?」

律「ああっ、ムギありがとう!」

────────



唯「この三人だったら何処でもいけそうだねあずにゃん」

梓「ちょっと私は不安ですけどね、ていうかほぼ全て被弾してるけど大丈夫ですか唯先輩!?」

憂「大丈夫だよ梓ちゃん、はい回復グレート10個と、回復10個、粉塵は持てる?

  死んじゃったから硬化薬グレートもまた、飲まないとだよね」

梓「そんなに渡したら、憂大丈夫なの? 薬草しかないんじゃない?」

憂「大丈夫私当たらないから」

梓「……そういえば、いっぱいいっぱいで見れてなかったけど、憂のHPバー全然減ってない」

憂「避けられるから大丈夫だよ」

梓「(なんか違うーーーーーーーーーーーーーーーー)」



<完>

一方通行「ハハッワロスw」カタカタ

2013-07-18 16:06:29 | とある




1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/07/13(土) 19:02:38.13 ID:e792hE+P0

一方通行「……」カタカタ

一方通行「……」スクロール

打ち止め「……?」

一方通行「ちょwwwクソワロタwwww」

打ち止め「」ビクッ


5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/07/13(土) 19:28:09.49 ID:e792hE+P0

一方通行「……『わろた』、っと」カタカタ

打ち止め「あ、あの…」

一方通行「……ンあ?」

打ち止め「…えと、…何してるのってミサカはミサカは貴方に問いかけてみたり…」

一方通行「あァ!?テメェには関係ねェだろォがッ!!」

打ち止め「ひっ!」ビクッ

6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/07/13(土) 19:36:34.18 ID:e792hE+P0

一方通行「……あ…。す、すまねェ…」

打ち止め「……う、うん…」

一方通行「……」

打ち止め「……」

7 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/07/13(土) 19:51:11.25 ID:e792hE+P0

一方通行「なァ」

打ち止め「っ!?」ビクッ

一方通行「……」チッ

打ち止め「…ご、ごめんなさい…」ビクビク

一方通行「オマエもやるかァ?これ」

打ち止め「……え?」

一方通行「スゲェ面白ェンだぜェ!?」

打ち止め「え、え?(困惑)」

9 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/07/13(土) 20:07:58.46 ID:e792hE+P0

一方通行「とりあえずやってみろ!!」ホーレホーレ

打ち止め「……わかった、やってみる…ってミサカはミサカは渋々受け入れてみたり…うぅ」

一方通行「よく言ったァァ!!とりあえず数日やってろォ!!」

扉バタン

鍵「じゃ。閉まりますんで」

打ち止め「……え?まさかの缶詰めプレイ?」

11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/07/13(土) 20:21:34.98 ID:e792hE+P0

打ち止め「ミ、ミサカはミサカはそういう嗜好趣味はないよ?って訴えてみたり…」

打ち止め「……おーい」

打ち止め「……」

打ち止め「……貴方ー…?」

打ち止め「……」ぐすっ

打ち止め「……さ、寂しくないもん。パソコンやるもん」

打ち止め「……あの人とお話したいから」

13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/07/13(土) 20:28:56.73 ID:e792hE+P0

 数日後

一方通行「そろそろ解放すっかァ」

ガチャ

一方通行「ヘイヘイ姉ちゃン!どうなっt」

打ち止め「フヒヒwwサーセンwwww」

一方通行「……フヒッ」

14 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2013/07/13(土) 20:55:55.66 ID:e792hE+P0

打ち止め「ちぇいさー!!wwwwwwだっておwwwwww」カタカタ

一方通行「……くか」

打ち止め「うぇwwwwうぇwwww」カタカタ

一方通行「くきき」

打ち止め「ブフォwwwwwwそれは反則wwwwww」カタカタ

一方通行「かけききくこきけかくけかかくこけきくこくか」

打ち止め「……」スクロール

一方・打ち「「ぎゃーぎゃーくかかかかかかフヒッwwwwwwサーセンwwwwww」」

18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/07/13(土) 22:51:59.44 ID:e792hE+P0

一方通行「最高じゃねェかァァァァ!!ぎゃはっ!ぎゃははっ!!」

打ち止め「マジキチ乙でーすwwwww」

一方通行「おまいwwww殺すぞwwwww」

打ち止め「フヒヒwwwサーセンwww」

一方通行「すぐ謝ンなwwww殺すぞwwwww」

打ち止め「フヒヒwwwサーセンwww」

一方通行「ちょwwwww」

打ち止め「何か?」

一方通行「急に冷めたなオイ」

19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/07/13(土) 23:11:14.34 ID:e792hE+P0

打ち止め「俺氏wwwパソコンにハマるの巻きwwwww」

一方通行「バカスwww」

打ち止め「わかるwwww」

一方通行「認めるン?wwwww」

打ち止め「俺って素直やしwwwww」

一方通行「確かになァwwwだから可愛いンだよォ!wwwww」

打ち止め「えっ…//」ドキン

一方通行「えっ」

20 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/07/13(土) 23:23:49.84 ID:e792hE+P0

打ち止め「ミサカ…可愛いの…?//」

一方通行「オマエのこと好きでサーセンwwwww」

打ち止め「ミサカのこと好きなの…!?///」カァ

一方通行「オマエのこと愛しててサーセンwwwww」

打ち止め「ミサカのこと…愛してるんだ…///」カァァ

一方通行「あァ!そうだよォ!だから結婚してくれェ!」

打ち止め「喜んで!!」

一方・打ち「「両想いでサーセンwwwwwフヒヒッwwwww」」

通行止め編・終

23 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/07/13(土) 23:41:17.42 ID:e792hE+P0

一方通行と!打ち止めは!正式な婚約を果たしたッ!!!
しかしッ!そこで一つの問題がッ!!

一方通行「俺ら年齢的にまだ結婚できねェ」

そう!それは年齢!!
決して覆せぬ年齢制限という壁が立ちはだかったのだッ!!
だがしかしッ!ここである人物の一言が炸裂したッ!!

黄泉川「なら結婚できる歳になるまで保留ってことでいいじゃん。事実上、婚約関係なんだし」

その一言!!たった一言がッ!!!
二人の人生を左右したのであったッ!!!

上条「地の文うっせぇな。消すか」

えっ、上条くん?何ででてきてんのおおおおお

上条「その地の文を打ち消す!!」

えっ、ちょっ、やm

24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/07/13(土) 23:45:34.54 ID:e792hE+P0

上条「ったく、眠れやしねぇ…」

上条「……」

上条「……」ウトウト

上条「……zz」


イン「とうま起きてぇぇぇぇ!!」ドンガン

上条「うるせえええええ!!」ガバッ

26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/07/13(土) 23:51:19.95 ID:e792hE+P0

上条「なんだよ!朝っぱらから!!」

イン「スフィンクスがあああああ!!!?」

スフィンクス「あっ、どうもですww」

上条「キィィァァアシャベッタアアアアアアアア」

イン「ウアアアアアアアアアア」

スフィンクス「あっ、サーセンwww」

28 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/07/13(土) 23:56:43.50 ID:e792hE+P0

一方通行「--というイタズラをしかけたのさwww」

一方通行「動物操作系能力者を雇って、俺が無線で代わりに言葉を喋る」

一方通行「俺ww天才過ぎwwwわろたwwwwww」


上条「聞こえてるんだが、一方通行」

一方通行「失…敗…だ、とォ…?」ギリッ

29 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/07/14(日) 00:00:57.21 ID:imLE/GRi0

一方通行「そ、ンな…」

一方通行「……俺は学園都市一位、なンだぜ……?」

一方通行「この街で最強の策師なンだぜェ…!?」

一方通行「ザッケンジャネェェェェエエエエエ!!!」翼ズオオオ

30 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/07/14(日) 00:06:38.04 ID:imLE/GRi0

スフィンクス「nxw壊/:oghe」オオオオ

スフィンクス「ギャアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!」キーン

スフィンクス「バズァァアアアアアアムッ!!!!」キーン

スフィンクス「ズッッゴオオオオオオオオンッ!!!」キーン

スフィンクス「ハア…ハア…。打ち止めに…栄光あれ…(ドサァ)」

上条「……」

イン「……」

スフィンクス(我輩は猫であるwww)

31 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/07/14(日) 00:26:51.87 ID:imLE/GRi0

上条「……なぁインd」

上条「……浮いてる…」

ペン「声の発生源への逆探知、完了。これより声の主へ最も有効と思われる術式を構成します」

ペン「……構成完了。命名、『ハハッワロスwwwwww』発動」

カッッッ!!!

上条「くっ!!?…ううぅ…!!!」マブシイ

32 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/07/14(日) 00:36:57.94 ID:imLE/GRi0

ペン「術式の成功の合否……確認。術式は成功と判断し、本来の姿へ戻ります」

ペン「」フッ

ドサァ

上条「インデックス!」

33 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/07/14(日) 00:50:26.35 ID:imLE/GRi0

イン「ふぅ…何だか…疲れてるかも…」

上条「ああ…お前は頑張ったよ…。…だから休め」

イン「うん、わかったんだよ…」スタスタ

ベッドダイブ!

イン「zzz」


上条「……よし」

上条「行くか…!」ダッ


34 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/07/14(日) 01:17:44.07 ID:imLE/GRi0

 一方通行宅

一方通行「……ン」

一方通行「何倒れてンだァ…?俺…」

一方通行「確かイタズラを…」

一方通行「あ」

一方通行「チッ、暴れちまったってかァ」

バンッ!

上条「アホヅラレータはいるかァァ!!?」

一方通行「……あァン…?」

41 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/07/14(日) 15:41:12.66 ID:imLE/GRi0

上条「我が猫をキモヲタと化したのは貴様であるか」

一方通行「ゲッ……」

上条「スフィンクスのイメージが崩壊したんだよ!どうしてくれる!」

一方通行「待て!話せばわk」

バキッ!

上条「問答無用ぉぉぉ!!!」

一方通行「……ちょ…ヒドス…」チーン

43 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/07/14(日) 16:02:41.37 ID:imLE/GRi0

---……・・・

一方通行「………」パチッ

上条「……お。起きたか」

一方通行「……っつゥ」サスリサスリ

一方通行(ほっぺが痛い)

上条「さて、話を--」

一方通行「殴るなンてヒドイよ」

上条「えっ」

一方通行「別にただのドッキリイタズラじゃないですかー」

一方通行「それを事情で殴るなンて」

一方通行「まさに外道」

上条「お、おう…」

44 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/07/14(日) 16:12:46.86 ID:imLE/GRi0

一方通行「俺もこンなことはもうしない」

一方通行「君もすぐに人を殴ったりしない」

一方通行「それでいいな?」

上条「は、はい。わかりました…」

一方通行「よし。指切りげんまんだ」小指スッ

上条「……あ、ああ」小指スッ

45 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/07/14(日) 16:19:46.12 ID:imLE/GRi0

パキーン

上条(ん?)

一方通行「ゆーびきーりげーンまーン」

一方通行「うーそつーいたーらこーろす」

一方通行「ゆーびきーった」

上条「じ、じゃあ帰るな。あはは…」

一方通行「おきをつけて」

・・・

上条「何あのしゃべり方」

上条「ハハッワロスwww」

46 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]:2013/07/14(日) 16:28:09.40 ID:imLE/GRi0

上条「多分さっきあいつに触れたときに打ち消したのはインデックスの術式だな」

上条「その前に殴ったときは何も起こらなかったから手を呪う魔術だったんだな」

上条「……かーえーろーおかーもうかーえろーおよー」♪

終わり

SS在庫

{\rtf1\ansi\ansicpg1252 {\fonttbl\f0\fnil\fcharset128 HiraKakuProN-W3;} {\colortbl;\red255\green255\blue255;\red0\green0\blue0;\red255\green255\blue255;\red51\green51\blue51; \red204\green204\blue204;} \deftab720 \itap1\trowd \taflags0 \trgaph108\trleft-108 \trbrdrt\brdrnil \trbrdrl\brdrnil \trbrdrt\brdrnil \trbrdrr\brdrnil \clmgf \clvertalc \clcbpat3 \clwWidth25840\clftsWidth3 \clmart10 \clmarl10 \clmarb10 \clmarr10 \clbrdrt\brdrs\brdrw20\brdrcf5 \clbrdrl\brdrnil \clbrdrb\brdrs\brdrw20\brdrcf5 \clbrdrr\brdrnil \clpadt100 \clpadl100 \clpadb100 \clpadr100 \gaph\cellx8640 \pard\intbl\itap1\pardeftab720\sl360\partightenfactor0 \f0\fs24 \cf2 \cb3 \expnd0\expndtw0\kerning0 \outl0\strokewidth0 \strokec2 <script type="text/javascript">\ var nend_params = \{"media":18670,"site":91775,"spot":223194,"type":2,"oriented":1\};\ </script>\ <script type="text/javascript" src="http://js1.nend.net/js/nendAdLoader.js"></script>\cell \pard\intbl\itap1\cell \pard\intbl\itap1\cell \lastrow\row}