遊心・ココロ遊ばせる遊びゴコロ

九谷青窯・徳永遊心の陶工生活

あいたたた

2011年11月16日 | 日記
私はなかなかのレベルのあほなのではなかろうか。

先日、窯場でピョンピョン弾んで歩いていて(だいたいいつも​ドタドタ早足か、ピョンピョン跳び跳ねて歩いているらしい)床に​ある発泡スチロールの箱に気付かず、慌てて飛び越えようとしたら、思いのほか箱が大きく、或いは脚が短く、飛び越えきれず縁を踏​んで思い切り転倒。

左手をおかしな風に着いてその上に過去最高体重(恥)がドカンと​。

左手首と肘が曲がらず力入れられず。ちょっとでも動かすと痛い…​痛い…(涙)

折れてなかったけれど、片手ではまるで仕事にならず、頭の中がパニック!!
あれもこれも本当に本当にどうしよう…。

この仕事に就いて、もし手を失ったら…ということは時々考えていた。
そんなところに疑似体験。
おそろしい。

しっかし、発泡スチロールの箱飛び越えそこねて転んで怪我とか、あほすぎて笑えない。



とりあえず母には内緒だ。

だからアンタは昔から落ち着きがないというテーマで2時間の説教コースだなあ。

そんな母は、2年前、自転車で坂を下っている最中に、カゴに入っているバックのファスナーが開いているのを閉めようとして転倒。
救急車で脳外科に運ばれて、頭を8針縫いました。

家族全員、無事の確認後の一言目が「ばかじゃない?」二言目が「​横着者!」(笑)

これよりは絶対にましです!


数日たって少し良くなってきました。
体は資本ですね。
大切にしなければと改めて。

季節の変わり目です。
急に寒くなったり日中汗ばむほどの陽気だったり。
体調に気を付けて、皆様どうぞご自愛くださいませ。

展示の様子

2011年11月01日 | 日記


遅ればせながら先日三越本店での個展の様子です。
今年も沢山の方にお越しいただきましてまことにありがとうございます。


使いやすい染付のもの


秋らしい赤絵のもの


たまたま通りかかって、「あなたのもの私持ってるわよ。作っているのあなただったのねー」といってまたあれこれ選んでいってくださる方。
DMを持って毎回顔をみせてくださる方。もうすっかりお友達になったような気持ちです。
取引先の方。元バイヤーで今でも親しくさせてもらっているかた。
東京にでてきている学生時代の友人もいっぱい。ベビーカーがたくさん集合しました。ほんわか。
以前からたくさん買ってくださっている方が、先の震災でほとんど割れてしまったといってお見えになり、またゆっくり集めますとおっしゃってくださった時には、なんだか胸がいっぱいになってしまいました。


みなさんに直接お会いしていただいたパワーを糧に、また毎日せっせせっせと食器を作り続けていこうと再決意!です。






徳永遊心展@日本橋三越本店 2011.10.19-25

2011年10月19日 | 日記


もうすっかり秋らしくなり、気持ちのよい日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
私も初夏からずっとばたばたとうつわ作りにはげみ、また一年ぶりに東京で個展をする季節になりました。


徳永遊心展

2011年10月19日から25日 10:00から19:00まで
場所:日本橋三越本店 本館5F リミックススタイル

使いやすいうつわは持ちやすく、盛り付けやすく、片づけやすく、ついつい出番も多くなるもの。
毎日の食事に使いやすく、それでいてちょっと新鮮な可愛らしいうつわを作ると人気の高い、徳永遊心の食器展です。
蓮根柄に秋の実柄、お豆柄にみかん柄。どれにしようかと迷いながら選ぶのもきっと楽しいはず。
寒い季節はみんなで集まって、あたたかいものをほふほふしながらいただきましょう。

※21日(金)22日(土)23日(日)は本人が在店して、ポストカードに絵付けをし、お買い上げのお客様に差し上げております。


お時間がございましたら是非お手に取ってご覧ください。
うつわ好きの方にこんなのやっているよ、とお知らせくださったら幸いでございます。
わたしが店頭におりましたらどうぞ話しかけてください。
所在無げに、○○売り場はどこですか?とか聞かれながらもぞもぞしていると思います(笑)

みなさまにお会いできるのを楽しみに楽しみにしております。


サボア・ヴィーブル酒器展

2011年08月02日 | 日記
皆様暑中お見舞い申し上げます。
暑いですね…。


会期が始まってしまったのですが展示会のご案内です。

【33年の月日で、、、今、サボア・ヴィーブルの酒器展】



2011.7.29[金]~8.24[水] 11:00-19:00
 (8.12 [fri.] - 8.16 [tue.]は夏期休業となります。)


“酒好きこそ酒器は気分で選びたい、、、”と、あれこれ集めてみると、作家の個性の違いを改めて楽しむことになり、その一杯をたしなむ都度、器をしみじみ眺めてみたりします。


「サボア・ヴィーブルの酒器展」を企画しようと、参加依頼のメンバーに思いを馳せ、改めて33年という年月の重みに感じ入りました。

なんと、ご縁があった作家の方々の多きこと。
それぞれの個性、人柄、そしてお顔を思い浮かべ、一同に揃った酒器を想像しては、こちらが思わずワクワクしてきました。

日本酒、ビール、ウイスキー、焼酎など、お酒の種類も飲み方もいろいろ、陶磁器・ガラス・漆と素材もいろいろ、
また、作家の世代も老いも若きもと、、、64人の個性が揃います。

この選択肢の多きことをご堪能いただき、この機会に、ご自分の気分に合った酒器をお選びください。


【出品作家】

◆陶磁器  
苧野憲夫、有光武元、井畑勝江、井形伸之、今泉毅、
植葉香澄、栄森文枝、岡見周二、小川甚八、梶なゝ子、
片山亜紀、加藤 委、川端健太郎、川口 淳、北野敏一、
工藤和彦、駒井正人、五味謙二、佐野はるか、すずきあきこ、
鈴木卓、鈴木秀昭、高間智子、竹下鹿丸、丹羽シゲユキ、
中條正康、寺井陽子、デレック・ラーセン、徳永遊心、
中尾万作、中村久一、奈良千秋、新里明士、野上 薫、
浜坂尚子、平川鐵雄、藤井敬之、古川章蔵、正木春蔵、
前川俊一、望月 薫、山下一三、米田文、レギ―ナアルテール

◆ガラス
岩瀬明子、大迫友紀、岡田多恵、木越あい、須藤泰孝、
高橋禎彦、竹本亜紀、谷川亜希、中野幹子、林久美子、
福西 毅、松岡装子、松岡洋二、松下高文

◆漆
東日出夫、小梛真弓、鎌田克慈、高橋誠一、矢沢光広、
矢沢寛彰

http://www.savoir-vivre.co.jp/home.htm

SAVOIR VIVRE サボア・ヴィーブル
106-0032東京都港区六本木5-17-1AXISビル3F



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学生時代、まだ何をするか決めていなかった頃、先に東京に就職した同級生の家に一か月居候して、東京のお店を片っ端から見てまわっていた時期があります。
このお店はその時に雑誌の切り抜きと地図を片手に訪ねた、最初のお店でした。
道具とアートが、和と洋が、古いものと新しいものが、洗練されたものと牧歌的なものが、美しく調和していて感動しました。
他のお店とは全く違った雰囲気にわくわくして、うっとりして、結局その滞在中2度おとずれ、迷いに迷ってぐい呑みとカップを買って帰ったのを覚えています。

そこにあった素敵な器を作る御大の皆様方と自分の名前がこうして並べられることがなんとも嬉しく。

私の器はすまして会場に鎮座しているかしら。
カチコチになってあぶら汗を流していやしないかしら。

と、ドキドキ。


お時間がございましたら是非お立ち寄りくださいませ。








わあああもう6月

2011年06月10日 | 日記
ごぶさたしております。

札幌での個展を終えて金沢に帰ってきて、個展準備で滞っていた注文をえいえいっっとこなしていたら
気がつけばもう6月!!

すっかり初夏の陽気。
まだ梅雨まえのせいか暑いけれどさほど蒸しもせず、気持ちがいいですね。
このくらいから夏至にかけての季節が一番好きです。



先日金沢の百万石まつりの前日に、浅野川加賀友禅灯ろう流しを見に行ってきました。
丸八年金沢に住んでいて初めてです。



水の芸術といわれる友禅の水供養と、加賀友禅に携わってこられた故人の霊を慰めるという意味合いがあるそうな…。

九谷焼にはこんな風情のある神事はないと思います。
ちょっと羨ましいです。茶碗祭りは少々即売会の様相を呈してきていますし。


加賀友禅の職人と子供達の作った灯ろうが1500個くらい流れていきました。

ぼんやりとしたやわらかい灯りが、金沢らしい川と町並みに似合ってとても美しく幻想的。







…と思ったら最後尾の灯ろうに『おわり』の文字(笑)





なんかほんわか。