遊心・ココロ遊ばせる遊びゴコロ

九谷青窯・徳永遊心の陶工生活

ローマとポンペイとシチリアの旅

2010年09月23日 | 旅行
旅行をしてきました。

某バイクメーカーのデザイナーをしているお友達夫婦のいるローマ

死ぬまでに一度は行ってみたかった、古代ローマ時代がタイムカプセルのようによみがえる街ポンペイ

イタリアであってイタリアでない、独特の文化とかおりを持つ島シチリア


10日程の旅でした。


ローマは久しぶりに会った友人とその子供とローマの休日名所巡り。
赤ちゃんのころにこちらに来たお子様は
幼児にして既に道行くレディに投げキッスをする
いっぱしのイタリア男になっておりました。末恐ろしや。

彼らのローマでの生活が充実していて、楽しそうでとてもホッとしました。
そして羨ましくもありました。


パックツアーでない旅行の場合
住んでいる人に案内してもらえるのはとても面白いですね。
日本で調べたり、行き当たりばったりとは違った街の顔を見ることができます。


お世話になりました。
ありがとう。



ポンペイは塩野七生さんのローマ人の物語を読んでからずっと行ってみたかった街でした。

紀元後79年のベスビオ火山の噴火の火山灰と火砕流に埋まって時間をとめ
18世紀中頃に発掘されるまで忘れ去られていた街。

古代ローマ時代のとある一つの街の人々がどんなふうに生きて生活していたのか
そこかしこに2000年前の人々の息づかいが感じられて、とてもとても感激しまし
た。

上下水道があり(トイレは水洗!)、美しく装飾された住宅に庶民も住み、車道と歩道があり、パン屋があり、クリーニング屋があり、バーがあり、レストランがあり、スタジアムがあり、政治があり、選挙があり、税金があり、売春宿があり などなどなど


エジプトに行った時も同じことを感じましたが
人間は数千年程度時間が過ぎていても何も変わらない。
過去の人間より今の人間の方が優れているなどということはない!!


私の仕事は人類の歴史と隣り合わせにずっと存在してきた職業ですので
なおさらそんなことを思うのかもしれません。



シチリアはレンタカーを借りてあちこち寄りながらのきまま旅。
左ハンドル右車線に慣れず、何度頭のなかでお茶碗とお箸が登場したことか。

ギリシャ時代の遺跡の残るアグリジェントと
連泊してプチリゾート気分を味わったグランブルーのロケ地タオルミーナが気に入りました。


イタリアは南にいくほど貧しくて治安も悪いように聞いていましたが
そんなことは感じませんでした。

経済的に豊かではないのかもしれませんが
ひろびろとした大地にふりそそぐ太陽
人も本土の人とはずいぶん違って、シャイで親切。

食べ物もシチリアが一番美味しかったです。


また行きたいなー



以上旅日記でした。



帰りの飛行機が予約バッティングしていたみたいで
ビジネスクラスで帰ってくることができました。らっきー。

フルフラットでぐっすり眠れるフライト、前菜から順番にでてくる機内食。
よかったけれども、次エコノミーに乗るとき比べちゃうなあ。
まあ分相応に。つつましく、また旅貯金にはげみます!