遊心・ココロ遊ばせる遊びゴコロ

九谷青窯・徳永遊心の陶工生活

雪の白川郷・五箇山

2011年02月28日 | 日記
月頭、豪雪の後の白川郷と五箇山に行ってきました。
家族や友人が金沢に来るたびに時間があれば案内をしていたので何度も訪れていますが、雪の季節ははじめて。



行った前の週末も晴れていて、屋根の雪おろしが済んでしまい、絵葉書で見るような分厚い屋根雪を見ることはできませんでした。
住んでいらっしゃる方にとってはなんとも勝手な話ですけれどね。

それでも今年は10年ぶりの豪雪。ここは日本有数の豪雪地帯です。
澄み渡った晴天の中、高い雪の山に覆われた茅葺合掌造りの家々を、まるでよその国に来たかのような新鮮な気持ちで見ることができました。



明善寺。
茅葺の鐘堂も珍しい。

白川郷・五箇山合掌造り集落は1995年ユネスコの世界遺産に登録されました。
この合掌集落は江戸中期が起源とされています。
現存するものは100~200年のものが多く、古いものだと400年近くたっているということです。

屋根の勾配は60度。
雪を滑り落ちやすくするためですね。
この大きな屋根を支えるのは、チョンナと呼ばれる曲がった太い梁。 自然に曲がった生えたナラ材を用いています。
また釘は一切使わず、縄とネソと呼ばれるマンサクの木を巻き付けて固定しています。
20~30年ごとに、地域住民の連携形式の「結(ゆい)」により屋根の葺き替をしていましたが、現在は森林組合中心になって行われているそうです。


五箇山は加賀藩の流刑地として使われていたこともありました。
3年ほど前に東海北陸道が出来て、雪の季節でも金沢や岐阜方面から簡単に訪れることができますが、かの時代、ここはまさに陸の孤島だったことでしょう。
わずかな耕作地の作物と木の実などの採取。狩りはすることができたのでしょうか。
そしてこの豪雪。
過酷な環境の中でこの美しい集落が今現在も残っていることが奇跡のように思えます。
各家の前には小さなイケスがあって、今も鯉などが泳いでいます。
冬の間の動物性たんぱくをとるために飼育されていたのかなと想像します。

この立地を利用して、加賀藩はここで幕府に内緒で火薬の原料である焔硝を作らせていたようです。
ここから金沢郊外の温泉地である湯涌まで、当時の地図にはのせなかった焔硝街道があるのです。
一度歩いてみたいなあと…思うような思わないような(笑)(何キロあるのでしょ。)



世界遺産に登録され、観光地になってしまったので仕方がないのですが…
白川郷のお土産屋さんの節操のない看板が…景観をちょっとだいなしにしているのが悲しい。
小樽みたいになっちゃうよ…。
(小樽も運河沿いの趣きのある倉庫街におかしなお店がいっぱい入ってしまって、観光バスががんがん入る、なんだか残念な雰囲気になっているのです…)


ともあれ世界遺産。一見の価値は十分にありです!
金沢や高山の観光に併せて訪れてみてはいかがですか?
近くにいい温泉もたくさんありますよ!






ネタのような母の話

2011年02月09日 | 日記
昔から私を知っている方にはよくする話なのですが、私の母は結構アイタタタな人であります。

そんな母のネタを少々。

【コーヒー】
時々母から食糧や、買ってはみたものの入らなかった衣類(いい加減自分の太さを把握していただきたい)などが送られてくるのですが…
ある時の荷物に入っていた手紙には

「~の美味しいコヒーを送ります。」

お母さん、また字、間違えてるよ、落ち着きないなあ…
と思って段ボール見たら、コーヒー豆を入れたタッパーにもコヒーの文字。
しかもご丁寧に2か所も。
コヒーって。

60年近く、ずーっとコーヒーを「コヒー」だと思い込んでいたのかと思うと、なんというかかなりかなりアレです!!



【はがき】
母は割りとしょっちゅうはがきを送ってくれます。
絵葉書や切手を集めるのが好きなのですが、多分使い道がないのですね。

書いてあるのは娘を気遣う言葉と、どうでもいいような日常の話。

しかしいつも文末で書ききれず、尻切れトンボなのです。
後日続きが送られてくるわけでもありません。

普通はがきって、書くスペースが限られているから、大体内容を考えて、残りのスペースを見ながら、字を小さくしたり文章を変えたり、一応文末まで書くものだと思うのですが、必ずカットアウト!!

書きたいことがたくさんあるなら便箋に書いたらいいのに!!

どうでもいいような話とはいえ、あんまり続くし、なんとも気持ちが悪いので&私以外のよその方にもこの状態で送っている危険があるため、注意したのです。


その後届いたはがきが上のはがき。



「今回は途中で終らなく心配かけないですみ」

…で終わっている…。

【封筒】
お次は封筒の話。

はがきで叱られて懲りたのか、封筒で手紙を送ってきました。
季節は秋。
手づくりの封筒です(雑で汚い)。
おそらく大きな茶封筒があってもったいなくてサイズを小さくしたものと思われます。(貧乏くさいなあ)。
糊でしっかり封をしたうえにシールが貼られているのですが

これは・・・



ス、スイカに貼ってあった銘柄のシールではないですか!!!!

らいでんって書いてあるよ!北海道の形してるよ!!母さん・・・。


たまたまそこにスイカがあったのか。金色できれいだから取っておいたのか、バナナとかのも全部取ってあるのか、知らないけれど、一気に力が抜けました…。




まだまだあるけどまた今度~。


クリーム課

2011年02月07日 | 日記


よくランチを食べに行く蕎麦屋の横にある看板。

石川県の食品卸会社のものなのですが、いつも気になる。
気になる気になる気になる。


ここの会社のここの課の課長は、『クリーム課長』と呼ばれるのかと。


是非ともお名刺をいただきたい。

この話を以前mixiの日記に載せた時の友人のコメント。

「たぶん課長は油ぎっしゅな 赤ちゃん言葉を発する彼(57)」
「あぁその課長が怒るところを見てみたい・・・。 」
「電話受けて、「はい、クリーム課でございます」って 言ってみたい…。 」

私は吉田戦車『伝染るんです』の「クリーム好きのお通りだぜ」を思い出して興奮します。

石川県民の皆さま、どなたかこのクリーム課長をご存じの方はいらっしゃいませんか?



花形・酒類課(知らないけど)でバリバリやってたのに左遷されてクリーム課長なったら結構こたえるかも。




(株)タカラには『リカちゃん課』というものがあったらしいです。
現在は(株)タカラトミーになりリカちゃんマーケティンググループというそう。

少々残念です。

リカちゃん課長…。

素敵な響き…。

かわいらしさとは無縁のイカツイおじさまが就任していたら凄くいいと思います。





谷根千

2011年02月06日 | 日記
谷根千があつい。
谷根千とは東京の谷中・根津・千駄木のこと。
この地域は山手線内側にあり、戦災をあまり受けずまた大規模開発を免れたため一昔前の街並みが残っています。
そこかしこに江戸から明治、大正、昭和初期のたたずまいを感じられるエリアです。
落語の町として やねせん亭 という落語家の集まりもあります。

その昔、森鴎外や夏目漱石、川端康成、北原白秋、高村光太郎など多くの文人が住んでいて、漱石の『吾輩は猫である』もこの界隈にある家で執筆されたそうです。

レトロな雰囲気の商店街があちこちにあったり、純文学小説の舞台になった坂があったり、たくさんの猫が気持ち良さそうに寝そべっていたり、最近新たにこの街を愛して集まってきた若い方が商売をはじめたり、一日ゆっくり観光してもとても楽しめる街だと思います。

ここも東京、永田町も東京、六本木も東京、東京は街によって随分違う顔をしていますね。
観光で来られた外国の方は行く街によって東京の印象が全く変わってしまうのではないでしょうか。


縁あって谷中でお店をひらいた方とお知り合いになりました。

まだ20代の女性店主。
谷中の商店街で廃業した電気屋さんの建物を雰囲気を残したまま改装し、『谷中ふらここ』という小さな和雑貨屋兼ギャラリーを昨年春にopenされました。

何かを一から自分の力で作り上げる人のエネルギーと情熱にうたれ、何かお手伝いできればと思いお取引をはじめることにしました。

制作の都合上こちらの我儘で最低発注数を提示しているのですが、それをクリアできなかった初めの頃は、在庫を買付けに夜行バスで何度も石川に足を運んでくださいました。

それがわずか半年でご注文をいただけるようになりました。

すばらしい!

すでに成功しているお店に置いてもらって、そのお店が持っているお客様に買っていただくのは、多くのうつわ好きさんにみてもらうことができますし、安心感もあります。
でもこうして、これからお店を立ち上げる同世代の方と試行錯誤しながら、一緒に育っていけるような関係を築けることは何にも代え難い喜びがあります。

ご注文いただいた最初のうつわは文豪の街・谷根千を意識して原稿用紙の角皿と万年筆のペン先の箸置き。
谷中ふらここオリジナル商品です。



ちゃぶ台にこのうつわで焼き魚でもつつきながら一献。

谷根千ふらふらの折にはぜひお立ち寄り下さいませ。

【アートギャルリ 谷中ふらここ】
東京都台東区谷中3-18-7
営業時間 <火~金>12:00~19:00<土日祝>11:00~19:00 定休日 月曜日
※月曜祝日の場合は火曜日がお休みです。
連絡先 090-3430-3741
http://yanaka-furacoco.com/


谷中には、高専時代の友人が勤める元治元年(1864年)創業の江戸千代紙の老舗『菊寿堂 いせ辰』もあります。
http://tokyobookmark.net/selections/detail/1810
友人は工業デザインを勉強していたのですが、江戸千代紙屋さんに就職。
うらやましいくらい素敵な会社に就職したなと思います。

ここと浅草のてぬぐい屋『染屋 てぬぐい ふじ屋』は垂涎ものです。
目移りしちゃって決められない。
http://ryoma.cantown.jp/cgi-bin/WebObjects/Cantown.woa/wa/shop?id=98

あれ、谷根千から話題がずれちゃった…。

しもやけ対策

2011年02月05日 | 日記


これなんだかわかりますか?

手編みの三角の袋。
いただいちゃいました。

しもやけっこの私には涙が出そうな贈り物。


毛糸の靴下です。

立体的に編むより簡単そうですよね。すごいアイディア。
簡単とか言いつつわたしは全く編み物はできませんけれど。

だいたい目を落としてだんだん細くなっていくか、きつく編みすぎて編み棒が動かなくなるか(笑)

手芸の得意な方は尊敬します。



これに穴のないクロックをはいて仕事場では足元あったかです。
ありがとうございます!


冬の北陸の美味しいものは寒ブリや香箱蟹、能登牡蠣など魚介類を思い出しますが、もうひとつ毎年楽しみにしているのが福井県の水ようかん。



水ようかんは清涼感を求めた夏の水菓子というイメージですが、福井では水ようかんは冬に食べるそうです。
金沢のコンビニにも置いてあったのでいただきました。
えがわの水羊かん。11月から3月までの限定販売で、保存料など無添加のため日持ちはしません。
http://www.egawanomizuyoukan.com/shop/

ようかんはあまり好きではありませんがこの水ようかんはつるるんとしていてとっても美味。
付属の木へらで切っていっぺんに半分くらい食べてしまいました。



ちなみにこのお皿は去年の新作 色絵そらまめ5寸皿です。