goo blog サービス終了のお知らせ 

悠の食虫植物 ネペンテス普及委員会 (和名 ウツボカヅラを世に広める会)

食虫植物のネペンテスを広めていくためのブログ。

ネペンテス栽培記 100回メモリアル 新たな歴史の1ページ 最終章 そして伝説へ

2014年11月08日 00時10分00秒 | 悠のネペンテス栽培記
※ ネペンテス栽培記 最長記事 注意






ここまでの流れをおさらいしますと、


ネペンテスにはまる。

ネペンテスを買いまくる。

ネペンテスを枯らしまくる。

ネペンテスが枯れる前に人に自慢したくなる。

ブログでネペンテスを紹介し始める。

すぐにめんどくさくなってブログを投げ出す。

ブログを応援してくれる人があらわれる。

毎日ブログを書くようになる。

ネペンテスの栽培に夢中になる。

ネペンテス普及に乗り出す。

応援のお礼にネペンテスをプレゼントしようと考える。

数種類のネペンテスの中から好きなのを選んでもらう。

いざ送ろうと思ったらどれがどれだかわからなくなる。

なんとか種類の判別に成功する。

送り先からメールにて住所と連絡先をもらう。 

どういう状態で送ろうか悩みに悩む。

休みをとって準備したいが休みがとれない。 


   本日のブログ内容
      
       ↓

無理やり休みをとって発送準備をする。

発送準備が完了。

万感の思いを込めてネペンテスを送る。 ← NEW




ちょっとだけメモリアル回想録



ネペンテス栽培記開始から今日で約10ヶ月。

本当に色々なことがありました。


仕事、

人間関係、

家族、

自分の周りを取り巻く環境、

喜びと挫折、

苦悩と変革、


日々訪れる様々な事象に対し、

もがき苦しんだ私の傍には、

いつも植物がありました。


20年間、

ずっと横で私を見守り続けてくれたガジュマルとパキラ。


枯れては挿し木で何度も復活する金のなる木。


春になると、

一年の集大成と再出発の証として咲き誇ってくれる桜の木。


何度も切られながらも芽を出して伸びる幸福の木。


その他、

枯れていったり、

新たに加わったりと、

本当に様々な植物に出会い、

教えられ、

助けられてきました。



こんなに長く植物の栽培を続け、

そして仕事や夢、

自分と向き合い、

考え、

成長できたのも、

家に帰ると、

当然のように待っててくれる存在があったからだと思います。



物言わぬ植物は、

人とは違う空間を作り出し、

私を迎えてくれます。



もちろん、

人によっては、

家には家族がいたり、

親しい人がいたり、

大事な存在がいたりと、

それぞれ帰る理由があるでしょう。


それはその人にとって生きる理由となったり、

頑張れるものであったりすることだと思います。


私も人や社会との関わりの中で色々なものに支えられ、

毎日を生きてきました。


植物はその中の一つに過ぎないのかもしれません。


でも、

仕事の悩みと、

対人の悩み、

止まってしまった夢と、

進まぬ目標、

そして変わらぬ毎日で思考が埋め尽くされそうになった私を、

いつも一筋の光となって、

可能性を広げてくれたのは植物でした。


成長と復活。

適応。


枯れたように見えて、

何度でも芽を出して復活するその姿に、

俺もまだ終わっていない、

またやり直しが出来ると自分に言い聞かせることができました。



ピンポン玉に枝が生えたくらいのサイズだったガジュマル。

基部が壊死し、

ボロボロに崩れながらも復活して、

今では我が家の鉢植えの中で最重量の樹にまで成長しました。


ペンサイズだったパキラも、

今では私の両手では掴みきれない胴回りの太さにまでなりました。


変わらないような毎日に見えても、

日々物事は変わっているのだということを、

彼らは身を持って私に教え続けてくれました。



そんな中、

私がネペンテスという植物に出会い、

没頭することになったのも、

偶然のように見えて必然だったのかもしれません。


最初は現実逃避でした。


毎日が嫌で、

おもしろくなく、

変わりばえがしない日々が、

本当に苦痛でした。


何よりも飽きっぽく、

いい加減で、

物事に本気になれない性格が災いし、

何をしても中途半端で、

生きてるってなんなのか、

自分でもわからなくなっていました。



ブログでネペンテスを紹介しだしたのも、

ただの思いつきで、

当然のようにすぐに投げ出しました。


いつもなら、

そのままもう手付かずになるはずでしたが、

今回だけはちょっと違いました。


ネペンテスの記事を読んでくださる方から、

応援のメッセージが入ったのです。


これだけブログをやってるのに、

コメントの返し方もマナーも知らなかった私に、

その人はいつも熱心に付き合ってくれました。


バカなことやって貴重な植物を枯らしてる私に、

その人はいつも感心してくれ、

応援してくれました。


いつしか、

私はこの人に、

自分が育てたネペンテスをプレゼントしたいと思うようになり、

ネペンテスとの新たな付き合い方を始めるようになりました。



それが今では、

ネペンテスを日本に普及させるというでかい目標まででき、

その方法を模索するレベルにまできたのですから、

人とのご縁というのは本当に計り知れません。



今回のネペンテス発送がうまくいったら、

これを足がかりにどんどん普及活動を行う予定です。



では長くなってしまいましたが、

ネペンテス栽培記メモリアル100の回想録はこの辺で。



以下、

いぼがえる氏にネペンテスを送ろう企画最終章、

準備から発送まで。



予報では、

しばらくちょっと暖かい日が続くとのこと。


防寒対策は不完全のままだったので、

送るなら今しかないと決心。


お約束の寝坊を経て、

さっそく準備開始!


前回用意したダンボール。




ガムテープで補強完了。


外でミズゴケの下準備。




凍てつく寒さの中で、

冷水にひぃひぃ言いながらミズゴケを水につけました。


全然暖かくないんですけど。

しかも強風なんですけど。



で、

そんなこんなで、

発送用に強度を上げた新型自作鉢、

アクア・フォレストにミズゴケをセット。





この日のために、

一ヶ月培養させた特性生ミズゴケ。






時間がないから、

さっそくアクア・フォレストのメインエンジンの組み立て。





アクア・フォレストの基部には、

とびきり活きのいい生ミズゴケを、

選別して植え込まなければなりません。


今後、

ネペンテスの根に、

常に新鮮な酸素と酸性を供給し続けなければならないからです。


ここは慎重に行います。





生ミズゴケが多すぎると、

腐敗スピードが順化を上回ってしまうので、

ここは最小限にとどめます。




セット完了。



なかなか良い出来。



あとは道中で崩れないように包装して。






よし、

あとはアクア・フォレストに、

挿し木増殖のネペンテスを植えつけるだけです。



さっそく培養床から挿し木苗を引っこ抜いてと。











ん?




あれ?





ウソでしょ?





まじで?





うおお、





根が無ぇ~!!!




なんてギャグやってる場合じゃないってばよ。




あばば、

これはやばい。




まったく根が出てないじゃん!!








チクショー、





早すぎたんだ!








おおお、

これはまずい。




やばいぞこれは。


このまま枯れたら、

ゴミ送りつけたみたいになっちゃうじゃん。



ていうかそもそも、

これじゃ植え付けできないじゃん。



でも、

もうここまできたら後戻りはできません。



いぼがえる氏には内緒にして、

ペットボトルの飲み口を無理くり加工して、

アクアフォレストにセット。


乾燥は一発アウトのため、

写真もとらずにキッチンペーパーで封印。



まぁ、

どうせ到着後の植え込みでバレるんですけどね。




あとはたっぷり湿らせてと。




ふぃ~、

一時はどうなることかと。





輸送中、

苗が抜けないように新聞紙で厳重に固定。





どんどんゴミが増えていくが、

しょうがない。

これはしょうがない。



あとは用意したダンボールに入れ、

底をガムテープで固定。





苗の葉がダンボールに擦れない様にビニール袋をかけ、

鉢につける名札に名称を記入。


バイキング×フーケリアナ斑点 ver3.0、と。


で、

ここで時計を見て仰天。


げ、

もう3時やん。


近くの郵便局が閉まっちまう!

のん気に写真とってる場合じゃねーよ。


慌ててダンボールに衝撃緩衝材という名のゴミを詰め込み、

そのまま抱えて郵便局にダッシュ。



でも、

この瞬間が想像以上に楽しい。


これまでの集大成でもありますし。


自分が梱包したダンボールを抱えて走ってると、

世界が広がった気分が味わえます。


マジ楽しい。

こういう商売始めちゃおうかな。




なんて感慨に浸ってる間に郵便局に到着。



ギリギリセーフ。



窓口に駆け込み、

ゆうパックを依頼。



あて先を汚い字で書き込み、

荷物の中身を記入。



これはオリジナルと、

この挿し木苗しかないわけですから、

当然、

希少植物と記入。


無事に届いてくれよ。



が、


この後、

窓口のおばちゃんとひと悶着。



希少植物ってなに?

最近は犯罪が多いから変なのだめだよ!



変なのじゃねーよ、

夢と希望がつまったロマン溢れる植物だっつーの!


なに、

ますますおかしくない?

どんな植物なの?

変なのは送れないよ!


大○じゃねーっつーの!

観葉植物だっつーの!



名前、

その植物の名前を記入して!


おー書いてやるよコラ!

ネペンテスって、

これでいいだろコラ!


なにネペンテスって、

植物?


だからー!

希少植物のネペンテスだっつーの!

たけーんだよこれ、

そうそう手に入らないレアものだよこれ。


はぁ、

変なのじゃなきゃいいですけど。


うーん、

まぁ、

変なのと言えば変なのと思いますけどね。




言わないけど。



送料は860円くらいだったでしょうか。


相場がよくわからないのですが、

箱が大きかったので、

思ったより安かったです。


よーし、



いっけ~!!!







支払いを済ませ、

逆さま厳禁の念を押して、

礼を言って帰宅。



あとはいぼがえる氏から到着の一報を待つだけ。


これにて、

新たな歴史の1ページ編の終了です。


5日に渡る奮闘記でしたが、

プロジェクト自体は3ヶ月くらいかかったでしょうか。


これが上手くいけば、

大きな自信になりそうです。


私にもできるじゃないかという充実感でいっぱいです。



ありがとう、

いぼがえる氏。



これからも、

ネペンテス普及委員会に力をかしていただけると助かります。



ではでは、

今夜はこの辺で。


次回から新たな栽培記の始動にご期待ください。




コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ネペンテス栽培記 99 新... | トップ | ネペンテス栽培記 101 ... »
最新の画像もっと見る

3 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
栽培記100回(かぁなぁりぃ~遅ればせながら)祝❗ (kaztack)
2017-08-20 01:02:37
おめでとうございました❗

巨神兵ネタ、ワロタワロタ("⌒∇⌒")
返信する
それから (kaztack)
2017-08-20 01:06:04
もうきっと御存知かと思いますが、
第4種郵便なら、
もっとお気軽に送れたかと。
でも大変参考になりました☀
返信する
kaztackさんへ ()
2017-08-20 23:42:42
こんばんは!

コメントありがとうございます(^^)


前の記事でも、

読んでくださる方がいらっしゃるとは、

ほんと嬉しい限りですよ(^ω^)


第4種郵便、

聞いたことはあったのですが、

恥ずかしながら、

まだ利用したことはなく(^^;)


ありがとうございます、

次こそは利用してみたいと思います('ω')ノ
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。