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遊名人壱實

まさかのものがまさかなものを作る意外性の面白さに溺れ狂っています。今後手遊びの作品を紹介したいと思います。

NO61.御朱印をいただきました

2016年01月28日 | 御朱印の寺を詠む
 昨年6月、アジサイの花を見に四国中央市新宮に行った時の帰り道、別子村へ道をとる。この通りには四国別格霊場の
14番仙龍寺がある。駐車場から急な坂道を登る、寺は舞台づくり、本堂の下を瀧の水音が木々の風の音とのコラボで爽やか。
 友人と一緒に徳島の四国霊場6番安楽寺へ行った、ひらがなで≪あんらくじ≫とかいているのを≪あんらくし≫と読んでしまい、
不謹慎ながらこんな歌が詠めた。
        

 本堂は舞台づくりの山の寺    安楽寺点をのければあんらくし
     瀧の流れに仙人も棲む      そんな願いの老男に老子


 別格一番札所に行きたいというので薄い記憶を頼りに挑戦、まあ道標もあるのでいうほどのことはなく簡単に行けたけど
相変わらず険しい山道だった。境内はなく貸しく遠い記憶がよみがえってきた。
 今治には寺町がある、町の通り寺が多く10ヶ寺ほどある。山門をくぐると高い松の木を選定している人がいた、
「なにか」と声が聞こえるのは高いところから
「御朱印をいただきたいのですが」というと、脚立をするすると身のこなしもよく降りてきた。まさかの住職だった。
          
 
 廃村を通り過ぎれば大山寺    寺の町寺の集まる寺町に
      下界に望む吉野の流れ     花の名刹坐する釈迦像


 久しぶりに御朱印の寺を詠んだ。御朱印をいただき、その寺院を歌に詠む。そんな贅沢な場に居合わせる自分は幸せな
奴だと思う。これからももっと機会を増やし、寺院に通い、手作りの納経帳に御朱印をいただき、一冊49ヶ寺を目標に
詠んでいこうと思う。

No60 人生の午後、いそがしャ

2016年01月23日 | 趣味工芸
 余命二十年宣言した直後の11日、老朽化した我が身はリノベーションを余儀なくされた。23日やっと帰った。
やはりお歳なのか13日もかかった。予定より3日、これが問題なんです。若ければもっと、もっと早いはずなのに、
悔しいが自覚をせにゃいかんのかな(つら~)葛藤の胸の内を一句

   年頭の余命宣言二十年
     まさか入院たちまち不安


 暇つぶしにと持参した391羽の桑名の千羽鶴、5日間で折ってしまった。二日間で311羽のハイペース、だから、
術後の安静もなんのその、これが後々たたり、リノベーション予定をオーバーしたのだと、歳でないことを強調
してみました。長い人生、こんなこともあら~ナ。心配だった部位は検査の結果、悪性でないことが確認された。
24日(日)となり町の亀岡文化祭が行われ、今年も出展が決まった。昨年から賛助参加させてもらっている、
文化祭はサークルがほとんどであるが、私はありがたいことに個人展として出展さしていただいている。
残念なことに本日一日限りのこと、演芸で腹から笑い、バザーや餅つきで腹を満腹、老若男女、皆さんに
喜ばれる企画満載です。

        

        
 
 作品は、新春にちなみ≪寿≫の額と≪鶴≫。《桑名の千羽鶴》は、100枚の色紙で10羽折った連鶴、千羽の鶴を
自作のガラスケースに収めた。と大きなモビール、リノベーション中に折った寿の額に這わせた391羽の連鶴。
隅には糸鋸細工の《赤い鶴》。両面開きの茶席屏風。そして地元亀岡にありながら人に気付かれることのない
《おばけ灯籠》3灯の写真を展示してみました。





NO59作品展賛助参加

2016年01月11日 | 趣味工芸
  昨年11月頃だったかな、隣町の公民館より≪亀岡文化祭≫出品の依頼があった。勿論断る術もなく、承知。作品は
ほとんどできている。屏風は木工細工からすべて一人の作、お茶席用のもの2曲1隻、正月の月なのでめでたく≪寿≫の
文字を三通り制作し、手作りの額に入れた。私の十八番《桑名の千羽鶴》10羽100色紙の全長35㍍の《千羽鶴》や一枚の
和紙を網の目に折った256羽、少し習えば誰でも折れる二羽の鶴、糸鋸で切りぬいた大、中、小、三羽の鶴。そして
二年間、撮り集めた県内の333灯の《おばけ灯籠》の内、この亀岡地区の3灯を素人写真ではあるが展示する。
 文化祭は24日だが、用があり早い目の搬入となった。   
        

        

 私の住む町は700年以上もの伝統を誇る、日本瓦の産地です。最盛期には小さな町にも100軒以上の瓦工場があった。今は、
時の流れには逆らえず、衰退の一途を辿り、町のあちらこちらに見る往時の面影を目にするたびに寂しくなります。
 今回、同級生より、鬼瓦の《鬼》に因んだものを展示をするという話に賛助参加させてもらうことになった。節分の日、
瓦の町では《豆まき》の掛け声も他と違い。いつからなのか定かではないが《福は内、鬼も内》と言いながら豆をまく。
瓦の産地だから鬼瓦にかけ『鬼も内』と、誰からともなく言うようになったのではないかな。
 彼は、主宰者として何人もの趣味人に声をかけ、かなり盛大にするようだ。私は、このフレーズを癖字で書き糸鋸で切り
抜き額に入れる。もう一つは絵の得意な彼とのコラボ、4面に《喜怒哀楽》の鬼の絵の行灯。後は何点か≪行灯≫を出品する。
 日曜日彼が搬入のため我が家に来た、そのまま車で会場に出かけた、何故か展示を手伝う事に。彼の話では名称が決まって
いないというので《瓦の町ならではの 福は内鬼も内展》にしたらと提案、決定。私の癖字で看板を書かいた。
 期間は15日ころから節分の2月3日まで町内の《瓦館》
        
 
 私は今年の目標として余命20年を宣言。早速、老朽化した身体をリノベーションすることにした。予定は11日から
約10日間。余命20年を滞りなく、全うするための術。なお、今週の《ブログ》は前倒しで本日更新しました。

No58.正月は一人遊び

2016年01月07日 | 雑事ごと
 平成27年12月31日23時59分、NO57号を投稿後、その足で《お彼岸フェスタ》が行われた菩提寺長法寺へ初詣に行った。
街灯もない真っ暗い田舎道、大晦日には必ず灯す我が庭、石庭結のローソクの揺らめくあかりを一人楽しみながら、寺には
徒歩15分弱で着いた。本堂では若い住職、新年のお勤め、厳粛な中にも爽やかな気分で新年を迎え、お接待をいただいたり
10人ほどの若者と談笑しながら二時半過ぎまで。
 私にとってはいつもの如く≪静≫で暇なお正月、何することもなく三ヶ日を過ごしたが三日、久々の《フラット病》発病、
朝倉の小千の宮楽園に行った、そこは私が年二回、行灯を楽しむ所であり、《山カフェ》やピザ窯、陶芸など、朗人の遊び場。
今は誰もいない正月、いつもは木々の葉で覆われ、昼なお暗いこの楽園も、今は冬、陽は枯れ葉に煌々と照り付けぎっしり
覆われ茶一色の世界。それがとてもきれい。木の葉を拾い集め『腐葉土』にすれば美味しい野菜ができるのではと、正月早々
せこい考えがふっと湧いた。今日は風もなく穏やかで暖かい日、BGMは水が轟々と流れる音のみ、そして水琴窟の音に耳を
傾ける。水と游び、ボケ~っと。帰り道、温泉でお湯初め、お手軽で結構贅沢な三が日最後の一人遊びだった。
 写真は茶色に染まった枯れ野の楽園、トムソーヤの家、私の作≪小千の宮楽園≫の看板と水遊び場、
             

        

      楽園は一人遊びの枯れ野原
          心も和む水琴の音に


 年末、おばけ灯籠写真集のフォトブックを作ってもらうことにした。二年弱で撮り集めた333灯のおばけ灯籠たちの中から
選りすぐった29灯。勿論私では無理な話、師匠が帰省、この機会を逃すまいとお願いすると快く引き受けてくれ、完成した。
ネットで注文。まさに師匠様々。
 4日サンプルで注文したのが届いた。少々の修正をして大盤振る舞いで30冊を注文、2,3日には届くとの連絡あり。全て、
知人にプレゼントする、受け取り拒否をする輩もいるとは思うが、そこは我慢して、よろしく。
 写真は表紙を飾るのは当然、我が庭石庭結の灯るあかり。315灯古屋之谷辻灯籠、333灯鬼原辻灯籠。