夕顔のスケッチブック

~やさしい気持ちなれる風景をみつけに行こう~

日本一海に近い駅~大三東(おおみさき)駅

2018年06月01日 | 雲仙の旅

 

オオキンケイギクが咲く初夏の港…

ここは島原半島の東部 島原市湊新地町

 

 

お天気に誘われ… 

雲仙から車で30分のドライブで

島原鉄道「南島原駅」からすぐの入り江に到着です。

 

 

1864年春の夜明け

坂本龍馬が勝海舟とともに長崎に行く際

熊本から最初に上陸した場所です。

少し奥に「龍馬が上陸した階段」がそのまま残っています。

 

 

夢や希望を抱き

たくさんの逸話を残した長崎

龍馬の維新への第一歩がここと思うと

感慨深いものがありました。

 
 
 
 
 
銅板に刻まれた「海舟日記」には
 
雲仙の噴火による溶岩なのか
 
田畑を縫う道には大小の石が転がって

「甚だ悪し」と書かれてありました。

今では車でたった1時間強の距離を
 
丸二日かけて歩いたのですね。


 
 
 
 
この辺りは港の倉庫街だったところで
 
倉庫を改装したお店が並んでいます。
 
紹介されたお店は 殿様の蔵を改装した

海鮮料理「とっとっと食堂」
 
一歩足を踏み入れると殿さん蔵の情緒たっぷり。

 
 
 
 

新鮮料理の香りに

 
食欲をそそられます。
 

 海老天丼3本♪

 
 
 
 
 
熱いだし汁がとても美味しい
 
鯛茶漬け♪
 
ランチが終わって 一息ついたら
 
行ってみたかった場所を目指します。
 
 
 
 
 
 
島原鉄道をここから北に
 
5番目の駅
 
 
 
 
 
 
「日本一海に近い駅」と言われている
 
大三東(おおみさき)駅 です。
 
穏やかな波の音と
 
潮風が迎えてくれました。
 
 
 
 
 
 
日本一干満の差の大きい有明海
 
満潮時にはホームのすぐ下まで海が迫り
 
遠くをゆっくり 小さな船が横切ります。
 
時刻表を見ると 1時間に1~2本
 
海沿いの静かな無人駅です。
 
 
 
 
 
 
「幸せの黄色い列車王国プロジェクト」の一環で

メッセージを記入した「黄色いハンカチ」が

掲げられる「幸せ祈願スポット」になっています。

お願い事が書かれたハンカチは

神社に奉納されるそうです。


 
 
 
 
青い海と空…
 
はためく幸せの黄色いハンカチ
 
駅のホームに一人待つおばあさんを
 
次の黄色い電車が乗せていくんだなぁ…
 
……
 
そんなことを思いながら
 
しばらくベンチに座っている間に
 
なんだか心地よく
 
幸せな気持ちになりました。