(新潟県南魚沼市,ホテルグリーンプラザ上越から)
4月7日,8日1年生の学生さんたちとオリエンテーションの小旅行をしてきました。
ホテルのすぐ前がスキー場,まだ雪が残っていました。
雪の感触と冷たい湿った朝の空気の中でとった写真。
出会い,知り合い,探り合い,打ち解けてゆく人,
逆に,集団から離れてしまう人,
いろいろな若い人々の姿をみたように思います。
人というのは,身体というもので区切られているがゆえに難しいのだなぁ,と改めて思いました。
身体にどのようなふるまいをさせるのか,
それをずっと考え続けているのが人生なのかもしれない。
深夜12時,昨日から今日へ,
深夜の大浴場でたった一人,温泉につかりながら,
ボーッと思っていたことでした。
土佐堀川,肥後橋近くの川べりの遊歩道に,ハクモクレンの木が2本みごとな白い上品な花をいっぱいに咲かせていた。朝,通勤の人々が,そんな風景に目を向けることもなく,足早に通り過ぎていく。そんな中,ひとり足を止めて,白い花を見つめる。
写真に撮ろうかと思い,カバンの中をごそごそと手探りをしながら,ふとハクモクレンの木の下のベンチに目を向けた。そこには黒く固まったように身じろぎもせずにうずくまるホームレスの男性が座っていた。花を見るでもなく,ただそこに座っていた。よく観ると鈍く,ゆっくりと,かすかに動いている。
晴れた日も,曇りの日も,雨の日も,その男性はハクモクレンの木の下のベンチにそうして座っていた。
白い花は,上品で美しかった。それだけに,黒い塊のようになっている人の姿が寂しかった。そして,上品な白い花にも,黒い塊のような人にも,どちらにも目を向けることなく足早に通り過ぎる通勤の人々の姿もまた,私には悲しいもののように思えた。
ラーンドゥ,ヘルプレスネス(learned helplessness)-学習された無力感-,それは,あの人のことを言うのだろうか,それとも私たちだろうか。
ハクモクレンの花の下に,あの人は今日もまた座っているのだろうか。
rolferkさんから,教えていただいていた大阪市立科学館へ行って来ました。KAGAYAさん製作の「銀河鉄道の夜」がプラネタリウムで上映されていたのです。評判がよいらしく上映期間が9月まで延長されていました。学会会場のグランキューブ大阪国際会議場から歩いて10分もかからない距離でしたので,15時から一回限りの上映にうまく間に合わせて行けました。 映像はとても美しく,「月長石ででも刻まれたような,すばらしいりんどうの花」が咲く線路のヘリを本当に走っているような気持ちを味わうことができました。 ブログでrolferkさんと出会っていなければ,きっと大阪でのこのような出会いはなく,本当に感謝です。そういえばrolferkさんはそろそろアメリカから戻ってきているのでしょうか?
銀河の旅の途中で流れる,この曲の硬質な歌声が印象的でした。
I am waiting for you 探してる月夜の記憶 香る花は打ち寄せる波のほとり
and nothing but you 残された風をまとい
so I can see the sky
I wanna show you 叫んでる海ぬらす雨 飾られた夢はいつしか砂の中
and don't cry for you 色づいた瞬間をまとい
so I can see the sky
Melody奏でる刹那を届けたいだけ
小さな手を包み込むようにあなたさえいれば風は吹くの?
いつかstand alone… 時に迷った夜
Let me tell you おどけてる水面の光
染められた心は見えない星の輝き
and I think of you 止められた過去をまとい
so I can see the sky
I am waiting for you and looking for truth, but not a sound is heard. Whenever you need any help and my voice, please let me know. Can I sing for you or cry for dream ? Let the wind blow. So I can see the sky.
(One night 詞・曲 加賀谷玲/歌 井上ヒロコ)