

本日は、浦和にある「市民会館うらわ」におりました。2次障害が重度化したケースについての研修会に呼んでいただきました。
【共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システムの構築】という答申が文科省から出されました。本研修もその事業の一貫で行われているもののようです。
特別支援コーディネーターの教員の方達のお話を聞きながら整理されたことの一つは、学校というものの存在価値についてでした。
コーディネーターの先生方は、学校を子どもの居場所であることを前提にお話になっている。けれども、果たして、本当に居場所として機能しているのか?という疑問から出発したいかな、と思いながら聞いていたのでした。
普通学級に在籍している経験が長ければ長いほど、重篤な2次障害に陥るケースが多いという報告の現象は、前提の持ち方を変えることで、見え方が変わる。
小学校から中学、高校に至る普通学級は、ある部分として、発達障害スペクトラム圏のこどもたちの居場所として機能しにくい。それは何故か?
インクルーシブ社会の実現を目指すという目標を立てた国や行政は、今だ具体的なプランは示していない。
現象から、この議論で言えば、居場所という一つの視点から、箱物ではなく、本当に子どもたちに必要なものを提案できる可能性があるのではないかなと思ったりしていました。