和貴の『 以 和 為 貴 』

【論語 二十四日目】 道くに徳、斉うるに礼


道(みちび)くに徳、斉(ととの)うるに礼


「子 曰わく、之を道くに政を以てし、之を斉うるに刑を以てすれば、民免れて恥ずること無し。之を導くに徳を以てし、之を斉うるに礼を以てすれば、恥ずる有りて且つ恪(ただ)し。 」


■その意味は?

国を治めるのに政令や法律のみにより、統制するのに刑罰を厳しくすれば、民は法の網を免れて恥じない。国を治めるのに道徳を本とし、統制するのに礼(慣習法的規範)によれば、自ら省みて過を恥じ、そうして自らを正していくことになる。

(「論語」一日一言より)


■感想

世の乱れの元凶とは、戦や天災にかぎらず、人々の心の有り様が多くを占めるのであって、ならば、その心を質(ただ)していくことで、平安楽土の世に生まれ変わることができるのである。そのためには法や令を重んじる心も大切ではあるが、なにより礼を重んじ、徳を重んじる心をまずは深く学ぶ必要があるといえる。


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