G20を前に プーチン大統領「リベラルの理念は時代遅れ」
NHK 2019年6月28日 21時41分
ロシア大統領府は、G20大阪サミット開幕直前の27日夜、プーチン大統領がイギリスの経済紙とのインタビューの中で、欧米各国で移民の受け入れなど、いわゆるリベラルな政策が行き詰まっていることを指摘したうえで「リベラルという理念そのものが、もはや時代遅れだ」と批判したことをホームページで公開しました。
プーチン大統領は、イギリスの経済紙フィナンシャル・タイムズとのインタビューで、欧米各国で社会の分断が問題となっている背景について「移民問題が起きた時、多くの人々は、リベラルな政策が機能しないことに気付いた」と指摘しました。
そして、リベラルの理念に基づく政策として、移民の受け入れや多文化主義をあげたうえで、「これらは圧倒的大多数の国民の利益に反するもので、もはや時代遅れだ」と批判しました。
また、去年、イギリスでロシアの元スパイが神経剤で襲撃され、一時意識不明となった事件について、改めてロシアの関与を否定したうえで「裏切りはこの世で最も重い罪で、裏切り者は罰を受けねばならない」と述べ、国家に対する忠誠心は人命にも勝るという考えを示しました。
ロシア大統領府は、インタビューの内容を、G20大阪サミット開幕直前の27日夜、ホームページで公開し、欧米の価値観に対抗するプーチン大統領の姿勢を強調するねらいがあるものと見られます。
【 所 感 】
まずは記事の最後にいう、「欧米の価値観に対抗するプーチン大統領の姿勢を…」とあるが、欧米の価値観ではなく、一部エリート層の価値観に過ぎないということを理解しない限りは、なぜ、これほどまでに、長くロシア国民に支持され続けているのかさえも分からなくなってくると思われます。
その上で、今回のプーチン大統領の発言において、世界がどのように変化していこうとしているのかが窺い知れるのです。

現在、G20大阪サミットが開催されており、世界の主要各国の首脳が集い、「これからの世界は…」というテーマに基づき、それぞれの主張を述べられていることでありましょう。
そんな中にあって今回のプーチン大統領のひとことというのは、世界の人々や各国首脳に対してというよりも、一部エリート層に向けた言葉であるということであります。
なお、欧米諸国において、リベラル的自由資本が失敗した背景には、新自由主義の名の下に、汚職や利権が蔓延ったことで、政治・経済の腐敗が加速してしまったことが最大要因と考えられることからも、やはり、国家がきちんとした枠組みを作り、国家国民のための自由資本(真自由主義)を推進していかなければならないのです。
こうしたことからも、汚職天国、利権天国であるわが国、日本。
今頃、サミットで大騒ぎしている安倍総理やその取り巻きの連中の頭の中というのは、
金!
金!
金!
金なんでありましょう。御免・・・😣