goo blog サービス終了のお知らせ 

オメガねこ

知識は人をバカにする。
智識はバカを人にする。
信じるか信じないかは、自分次第です。

「はだしのゲン」と「トルーマン」

2025年08月21日 | 戦争史
 私は見た事も読んだことも無いのですが、「はだしのゲン」には、今では史実ではないと証明された「作り話(当時の洗脳状態では、真実相当性があったとも言える)」が数多く書かれていて、これを教科書にしても真に受ける子供はは殆どいないと思います。

 どこかのブログで見たのですが、「戦災孤児、隆太」が「いっそのこと、世界中に原爆をおとしてみんな死んでしまえ。そうなれば戦争もなくなり、わしらの気持ちがわかるわい。」と言ったのを「主人公、中岡元」がたしなめますが、この隆太のセリフは「作者、中沢啓治」の本心かも知れません。

 被害者である自分の気持ちを理解しない者には、少なくとも自分と同じ「経験」か、或いはそれ以上の「罰」を与えることでしか分かってもらえないと云う心理です。

 ところで、「なぜトルーマンは日本に原爆を落としたのか」を考えるに、「文明の西漸説=マニフェストデスティニー(明白なる使命)」の実践版である「オレンジ計画」で、日本は容易に文明化され白人の支配下に置かれる計画だったようですが、思い通りにはいかず「正義の鉄槌としての原爆投下」を許可したと思われます。

 現に、今でもアメリカ人の半数以上は「原爆投下は正しかった」と思っています。その気持ちは「はだしのゲン」での隆太(作者の本心?)と同じ心情だと考えられ、それは「嘘の歴史から誘導された正義感」です。

 つまり、「はだしのゲン」を読み、これに洗脳された場合は、「不戦」ではなく、「聖戦」を選択する可能性が高くなると云うことです。「正義である自分を理解しない者は、徹底的に排除する」によって、戦争は始まります。

 「文明の西漸説」と「民族自決・自主独立」、この二つの「絶対善」の対立は太平洋戦争の理念から見た原因ですが、その本質は単なる経済戦争です。

 これを理解しないで「はだしのゲン」に洗脳されると、「絶対悪である核爆弾を、絶対善(平和)の為に使用する」と云う、トルーマンと同じ思考に陥ります。



「交通事故死」と「ワクチン接種死」

2025年08月19日 | 統計
 例えば、事件や事故などに遭遇し、その直後に死亡した場合はそれが死因であると推定できます。また、死亡者を検死するにあたり、その人が死亡する24時間以内に起こった事案を検証することは、死因の特定に有意です。

 自動車事故死は、「24時間死者」と「30日死者」が集計され公表されています。

警察庁では,交通事故死者数について交通事故発生後24時間以内に死亡した者(24時間死者)の数を集計しているが,国際的な比較を行うため,交通事故発生から30日以内に死亡する者(30日以内死者)の統計が必要となったことから,平成5年からは,24時間死者に交通事故発生から24時間経過後30日以内に死亡した者(30日死者)を加えた「30日以内死者」の集計を行っている。

 交通事故死は、ワクチン接種の「当日死亡」とは違い、「24時間以内の死亡」です。また、常に「30日以内死亡数」の80%以上を占めている事から、統計値としては「24時間死者」が重要です。

 当然ながら、「交通事故死の中には、事故に遭わなくても、他の原因で死亡した可能性がある!」と騒ぎ立てる人はいないと思いますが、何故かワクチン接種に関しては「ワクチン接種後の当日に死んだからと言って、接種が原因とは限らない!」と騒ぎ立てる「自称、専門家」が湧いて出てきましたω.ω

 ところで、「新型コロナワクチン接種後の死亡(接種が原因とは断定してていない)」に関して、1,453人の接種後日数別死亡数が公表されていて、接種後12日までに死亡した人数は1,180人となり認定死亡数の80%を超えます。

 なので、交通事故から24時間以内に死亡した人を「交通事故死」として公表しているのなら、ワクチン接種から12日までに死亡した人を「ワクチン接種死」とし、それ以降のワクチン接種者の死亡数は「ワクチン接種後の死亡数」とすべきだと思います。

 当然ですが、同期間の「ワクチン未接種者の死亡数」で補正された数値は「ワクチン接種による死亡数」となります。交通事故後の「30日死者」も、事故に遭わなくても死んだかもしれないのですが、「自動車事故30日死亡数」として公表されているので、問題は有りません。



「反省」と「教訓」

2025年08月17日 | 戦争史
 「反省無くして教訓無し」は、「後ろから撃つ」で有名なゲルの名言です。但し、「過去の過ち」を反省するにはその「原因」を究明する必要があり、

[原因]+[反省]⇒[教訓]

が、成立します。ゲルは「原因」として「軍の暴走」を挙げていて、その「反省」としては「軍の文官統制が徹底していなかった⇒軍の暴走」としています。その解としては、

[教訓]=自衛隊の文民統制を徹底する

を得ています。つまり、ゲルを含む軍事に疎い政治家をトップ(大臣)にするのは現状のままで、実質的に自衛隊を管理する次官も、専門職の官僚(背広組)ではなく、まだ決まっていないようですが「選挙で選ばれる政治家」を当てるかもしれません。

 それは兎も角、「先の戦争の原因」とは言っても大きく分けて「戦域」は二つ有り、一つ目の「大東亜戦争(陸軍主体)」の場合は、孫文に「大清帝国(~1912年)からの漢民族による独立」への協力を頼まれた(1900年ころ)のが切っ掛けで、これが近衛文麿の無能さ(自身に由る謀略なのか、思想の罠に嵌ったのかは不明)も有って戦線が東アジアから東南アジアまで拡大したことに有ります。

 この場合の「反省」は、「外国勢力に(軍事)協力を求められても無視をする」です。それでも、新聞に煽られた国民が「戦域拡大に賛成」をした場合には、民主主義を否定しない限り、戦争を止める事が出来ません。なので「教訓」としては「世間の声に惑わされず、実際に戦闘に参加する軍人に決定権(全軍人による自主投票の過半数)を与えるべき」となります。

 二つ目は「太平洋戦争(海軍主体)」ですが、この場合は少し厄介です。これは、「真珠湾攻撃」の20年ほど前に、日清・日露戦争の結果に慄いた白人によって「オレンジ計画」が練られていて、「第一次欧州戦争(通称、第一次世界大戦)」時に日本とは協調関係にあったにも関わらず「日本消滅計画」が継続されていました。

 第一次大戦後、戦勝国側にいた日本には「広大な太平洋の島々の統治権」を与え、軍事的・経済的に疲弊を齎そうとしたのですが、逆に現地人の信頼を得る事に成り、このままでは「総ての権益を奪われる」と危惧した白人が「黄色いサル」に罠を仕掛けました。

 その罠にまんまと嵌ったのが山本五十六で、後は目を覆いたくなるような「惨劇(白人にしてみれば単なる戦争劇)」が続きます。これもまた、新聞に煽られた国民が「鬼畜米英」の声の元、戦争に反対する意見が封じられました。

 なので、此処から得られる「教訓」は、「報道民主主義の否定」と言えます。そう遠くない将来には、高齢者の天寿とともにテレビ・新聞が廃れて、「SNS民主主義」が始まるのですが、「歴史は繰り返す」のかどうかは、トランプカードの出方次第かも知れません。

 若しかすると「三度の選挙結果を無視するゲル」は、「民主主義を否定する守護神」として活躍してくれるかもしれませんω.ω



「単純平均速度」と「加重平均速度」

2025年08月15日 | 暇つぶし
 よくありがちな問題:
自動車で、行きは時速60Km、帰りは時速20Kmでドライブしました。さて、この時の自動車の平均時速は時速何Kmでしょうか?
・よくある答え   :時速40Km
・正しいとされる答え:時速30Km
・正解       :不明


・よくある答えの考え方は、
(60+20)÷2=40

となり、これは「単純平均速度」としての概念です。

・正しいとされる答えの算出方法は、ドライブの片道距離をDKmとすると、
行きの時間:D÷60
帰りの時間:D÷20
往復の時間:2D÷【平均速度】
から、
【行きの時間】+【帰りの時間】=【往復の時間】
【加重平均速度】=2D÷(D÷60+D÷20)=30

となり、これは走行時間を加味した「加重平均速度」としての概念です。つまり、問題として「加重平均速度は時速何Kmでしょうか?」と書く必要があります。

・正解の根拠は、ドライブで目的地に着いて何もしないで直ちに引き返したとしても、引き返しのターンを瞬時にこなすことは不可能なので、時速60Km⇒時速20Kmへの減速時間が必須となり、これが問題に示されていないので、「不明」が正答です。
 更に言うと、行きと帰りの道が同じ道かどうかも分からず、平らな道と高低差のある道では走行距離(走行時間)が違います。なので「ドライブの道のりは、行きと帰りが同じである」と示す必要も有ります。

 それはさておき、コロナ対策や地球温暖化対策、少子化対策等々の政策に関して、所謂「政治家」の思考回路は「よくある問題」での「よくある答え」程度で、自称「専門家」の思考回路にしても精々「正しいとされる答え」です。

 問題の定義が定かでないので、正しい答えなど出るはずも有りませんが、「全てはカネメで動いている」が正答なのかもしれませんω.ω


「近衛文麿」と「石破茂」

2025年08月13日 | 暇つぶし
 「近衛文麿」に対する、井上成美海軍大将による人物評。

・あんな、軍人にしたら、大佐どまりほどの頭も無い男で、よく総理大臣が勤まるものだと思った。言うことがあっちにいったりこっちにいったり、味のよくわからない五目飯のような政治家だった。

・近衛という人は、ちょっとやってみて、いけなくなれば、すぐ自分はすねて引っ込んでしまう。相手と相手を噛み合せておいて、自分の責任を回避する。三国同盟の問題でも、対米開戦の問題でも、海軍にNOと言わせさえすれば、自分は楽で、責めはすべて海軍に押し付けられると考えていた。開戦の責任問題で、人が常に挙げるのは東条の名であり、むろんそれには違いはないが、順を追うてこれを見て行けば、其処に到る種を播いたのは、みな近衛公であった。




 「石破茂」については、本文無しω.ω


 なめられてたまるか!