民を棄つと謂う
「子 曰(のたま)わく、教えざるの民を以て戦う、是(こ)れ之を棄(す)つと謂う。」
■その意味は?
孔子(先生)が言われた。
『充分に教育もしていない人民を戦わせるのは、それこそ人民を棄てるというものだ。』
■感想
世間では、「ゆとり世代云々…」などと謂っている者もいるようだが、戦後の学校教育の環境をよくよく観察してみれば、別段、差異は感じられない。たしかに知識の押し込みという点においては、差異はあるだろうが、倫理・道徳教育に限っていえば、さほど差異はない。ゆえに私自身も "ゆとり教育" のなかで育った者といえる。