懐かしいビンディングです。
最初の写真はSilvretta 400です。
山スキーで使われていたビンディングですが、このビンディングが発表されたときは世の中の山スキーヤーが買い替えに走ったことでしょう。
当時Silvretta 300しかなく、この300のビンディングは縦方向の開放しか許さなかったため、スキーをしているときに足を捻る事があったのです。
ゲレンデスキーでは当たり前だった横方向(捩れ方向)の開放が300では出来なかったのです。
<<Silvretta 300>>
Silvretta 400では、ビンディングそのものをスキーから開放(切り離し)してしまうという発想の転換で、横方向へのリリースを可能にしました。
<<Silvretta 400>>
まったく水上スキーに関係ない話ですが、この革命的なビンディングが水上スキーのビンディングとして長い間使われてきたというのはなんとも興味深い話です。
Silvretta 300は非常に頑丈なつくりで、400もまた頑丈で耐久性の高い仕様になっていました。
極力樹脂部品の使用を避け、氷点下での耐久信頼性を高めたんですね。
その後Silvretta 404が発表されました。
このSilvretta 404は、これまでの400と比較して軽量に作られていました。
樹脂を使用したからです。
そしてゲレンデスキーのように、スキーを脱ぐときにはストックを使って外すことが出来るようになったのも404からです。
ただし、404は樹脂部品を使ったがために耐久性に若干問題がありました。
もちろん数年で破壊されるような柔なものではありませんが、極限の状況下、山の奥底で絶対に壊れないSilvretta 300と比較すると心もとなかったのも事実です。
このビンディングは蛍光グリーン、イエロー、ピンクとカラフルな色でした。
現在もこの404を水上スキーに使っている方は結構多いようです。
さらにその後Silvrettaは、より軽量化に注力したモデルを発表します。
Silvretta SLです。
このビンディングは、300、400、404と続いてきた構造を一新し、つま先と踵部分を別体化したまったく新しいビンディングでした。
確かに軽量でしたが、ブーツのつま先に切れ込みを入れることでビンディングとブーツを締結させるという、ブーツ側に頼ったビンディングでした。
ブーツ側のプラスティックの耐久性如何では、あっさり破壊してしまうという、ちょっと手を出すのは恐ろしいビンディングでした。
一方、水上スキーの世界では踵側だけしか使用しないため、Silvretta SLを使用したハードブーツが沢山リリースされました。
おそらく今でも赤と黒のビンディングを使われている方もいらっしゃると思います。
そしてSilvrettaが404の改良版としてリリースしたのがSilvretta 500です。
踵部分の構造にあまり変化は見られませんが、樹脂部品の耐久性が向上したらしく、安心して使用できるビンディングになっています。
現在Reflexが採用しているビンディングはこのReflex 500です。
Reflexでは404時代よりも500ビンディングのセッティング位置を高めにし、ビンディングがより垂直に近くなるように設定しました。
これによりSilvrettaが想定しているビンディングの使用方法に限りなく近づけることが出来、より開放動作が正確になったのです。
最初の写真はSilvretta 400です。
山スキーで使われていたビンディングですが、このビンディングが発表されたときは世の中の山スキーヤーが買い替えに走ったことでしょう。
当時Silvretta 300しかなく、この300のビンディングは縦方向の開放しか許さなかったため、スキーをしているときに足を捻る事があったのです。
ゲレンデスキーでは当たり前だった横方向(捩れ方向)の開放が300では出来なかったのです。
<<Silvretta 300>>
Silvretta 400では、ビンディングそのものをスキーから開放(切り離し)してしまうという発想の転換で、横方向へのリリースを可能にしました。
<<Silvretta 400>>
まったく水上スキーに関係ない話ですが、この革命的なビンディングが水上スキーのビンディングとして長い間使われてきたというのはなんとも興味深い話です。
Silvretta 300は非常に頑丈なつくりで、400もまた頑丈で耐久性の高い仕様になっていました。
極力樹脂部品の使用を避け、氷点下での耐久信頼性を高めたんですね。
その後Silvretta 404が発表されました。
このSilvretta 404は、これまでの400と比較して軽量に作られていました。
樹脂を使用したからです。
そしてゲレンデスキーのように、スキーを脱ぐときにはストックを使って外すことが出来るようになったのも404からです。
ただし、404は樹脂部品を使ったがために耐久性に若干問題がありました。
もちろん数年で破壊されるような柔なものではありませんが、極限の状況下、山の奥底で絶対に壊れないSilvretta 300と比較すると心もとなかったのも事実です。
このビンディングは蛍光グリーン、イエロー、ピンクとカラフルな色でした。
現在もこの404を水上スキーに使っている方は結構多いようです。
さらにその後Silvrettaは、より軽量化に注力したモデルを発表します。
Silvretta SLです。
このビンディングは、300、400、404と続いてきた構造を一新し、つま先と踵部分を別体化したまったく新しいビンディングでした。
確かに軽量でしたが、ブーツのつま先に切れ込みを入れることでビンディングとブーツを締結させるという、ブーツ側に頼ったビンディングでした。
ブーツ側のプラスティックの耐久性如何では、あっさり破壊してしまうという、ちょっと手を出すのは恐ろしいビンディングでした。
一方、水上スキーの世界では踵側だけしか使用しないため、Silvretta SLを使用したハードブーツが沢山リリースされました。
おそらく今でも赤と黒のビンディングを使われている方もいらっしゃると思います。
そしてSilvrettaが404の改良版としてリリースしたのがSilvretta 500です。
踵部分の構造にあまり変化は見られませんが、樹脂部品の耐久性が向上したらしく、安心して使用できるビンディングになっています。
現在Reflexが採用しているビンディングはこのReflex 500です。
Reflexでは404時代よりも500ビンディングのセッティング位置を高めにし、ビンディングがより垂直に近くなるように設定しました。
これによりSilvrettaが想定しているビンディングの使用方法に限りなく近づけることが出来、より開放動作が正確になったのです。
的確ですね
私は最後はフリッチライト派になりましたが・・・
しかし、水上スキーでも使われているとは知りませんでした
こんなに幅広く使われているとは。
でも、水上スキーヤーは誰もこのビンディングが山スキー用だとは思っていませんよ。
ひょっとしたらゲレンデスキー用かも?と思っているかもですが、まさか、まさか、登ったり、歩いたり、林の中を滑ったりする為の物だとは。。。