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蘭の楽しみ

胡蝶蘭に花を咲かせる

シャコバサボテンの植替作業です。

2015-05-04 22:43:13 | シャコバサボテン植替から休眠まで

植替前の横から見た全体の様子です。
植替時期:
1.最低気温が12度以上あり15度が植替の適期ですよ。
2.大株は2年に1回の周期で植替を実施したいですね。
3.小さい鉢(同じ大きさの鉢への植替)で株が密集している場合は毎年植替を実施したいですね。
4.葉の色が赤みを帯びた(根腐れを疑う)ダラリと垂れ下がった勢い(鉢の中が根で密集)のない株も植替を実施をしたいですね。
5.水やりをして水捌けの悪い株は根が張りすぎているか、シャコバサボテンに適さない培養土を使用している場合が有りますので植替を実施して下さいね。
6.園芸店で購入してから植替を実施してない株も実施して下さいね。
 私の体験では植替を毎年実施した方が良い結果が得られます。葉の赤みを帯びたダラリと垂れ下がった勢いない株は、秋にも植替はできますので実施して下さいね。
 今回のの植替は3.の場合です。それと昨年挿し芽をして秋に鉢上げを実施しませんでしたからです。




 上から見た様子ですが、葉の上部に白く枯れた葉が何枚かありますね。寒い(冬)時期に家に取り込まずにベランダに出し放しにしたために凍ってしまいました。



芽摘み(摘葉)作業:
 昨年伸びた3芽目を片方の指で挟んでから2芽目をもう一方の指先でつまみ、矢印方向(反対にねじっても可)にねじって芽摘みを致しますよ。昨年に伸びた1~3芽を目安に芽摘みをしますが、根から最低3葉は残るよう芽摘みをします。全体のバラスを考えながら丸くなるように仕上げて下さいね。
 芽摘み作業には春と秋の2回あります。春は伸びすぎた葉を整枝して花が開花した場合に見映えを良くし、また芽摘み個所から多くの新芽発生(分岐)を促すための芽摘みです。秋には完全に生長した葉だけを残し生長中や赤い新芽などの葉を芽摘みして葉を一斉に咲かせる芽摘みですよ。



芽摘みが終わって横から見た様子です。丸くは仕上げておりませんが下から3芽残して芽摘みをしましたよ。3芽の内の1芽目の半分は培養土の中に入っていますからね。



上から見た様子です。大分頭が涼しくなりましたね。



植え込み材の準備(鉢と培養土):
 輪鉢5号に鉢底石を3センチほど入れます。



植え込み材の準備:
 鉢底石の上に培養土(シャコバサボテン専用土を用いました)を鉢の半分より少なめに入れて置きますよ。
 培養土にサボテン専用土を使用しないで下さい。サボテン専用土は川砂を使用していることが多いので根腐れしてしまう可能性がありますよ。



鉢からの取り出し作業:
 鉢を片手で押さえもう一方の手で鉢の周りを叩いて鉢を裏返して取り出しますが、裏返して時に株が落ちて傷つけないように注意して下さいね。取り出せない場合は、鉢と根の間にヘラで1周をつつき隙間を作ると簡単に取り出せますよ。根くずれをさせないように取り出して下さいね
 健康な株は根崩れせずに取り出せますが、不健康(根腐れした)な株は取り出すとボロボロと根鉢が崩れ落ちてしまいますよ。
 写真の下から鉢底石で、その上の培養土1はシャコバサボテン専用土で、培養土2は挿し芽用です。
 私は面倒くさがり屋ですので、挿し芽(春)と鉢上げ(秋)を1回で終わらせてしまうためにこの様な3層になっていますよ。
 この挿し芽の模様は次回に機会があれば説明させて頂きたいと思います。



底をみますと白い健康的な細かい根がビッシリと張っていいます。植替時期ですね。



根(培養土)くずし作業:
 黄色線まで一気に古い培養土(2分の1)を崩してしまいますよ
 1つ大きな鉢へ植替の場合には3分の1の根を崩して植え替えします。



根(培養土)くずし作業:
 そして横周り(鉢周り)の培養土も2センチ位の厚さを落としますよ。



根(培養土)くずし作業:
 さらに株周り(黄色の線)全体の培養土を指で1センチ位をはぎ取りますよ、



根の切り詰め作業:
 根の発根をうながすためと根腐れ防止のために露出した根を全体の3分の1位を切り詰めた様子ですよ。 



鉢戻し作業:
 次ぎ、に古い培養土落とし根の切り詰めた株を予め準備してある鉢に戻しますよ



新しい培養土入れ作業:
 鉢に戻して株にシャコバサボテン専用培養土を入れていきます。株との隙間をなくすために鉢周りをヘラや割り箸等で突いたり、鉢を上下左右に揺すって下さいね。



新しい培養土入れ作業:
 株の上にも古い培養土を取り除きましたので培養土を入れて下さいね。




 培養土も入れ終わり上から見た様子ですよ。



植替完了です。
 ラベルを立てて植替完了です。
植替後の管理:
1.植替後は水やりをしませんよ。水やりをすると根の切り戻し作業の切り口から菌が入って腐る虞があるからです。
 水やりは2~3日後に鉢底から溢れ出る程にお願いしますね。(水に発根促進液を混ぜて使用すると根付きが早いです。)
2.その後は培養土が乾いたら鉢底から溢れるほどに水を与えて下さいね。
3.夏場の水やりは夕方か朝の早い時間に実施してね。(水滴が太陽熱で沸騰し葉を痛めます。)
4.水やりは常(春から冬まで)に鉢底から溢れるほど施して、受け皿の水は溜めないで水やり後に捨てて下さいね。
置場;
1.植替後の新芽(赤い新葉)が伸びるまでは陽の当たらない明るい場所に置いてね。
2.新芽が伸びてきましたら徐々に陽(反日陰)に当てていきますよ。
3.春と秋の午前中は陽が当たる場所に、午後はレースのカーテン越しに置いて風通しを良くして下さい。(または30%遮光。)
4.夏はレースのカーテン越しで風通しを良くして葉焼けに気を付けます。(または50%遮光。)
5.冬は出窓や日の差し込む場所で最低気温が10度以上保てる場所で管理してね。
6.植物全般にいえることですが陽に向かって芽が伸びます。全体的な伸びる方向や花の咲く向きのバラスを良くするために鉢を毎日少しずつ廻して下さいね。
肥料:
1.新芽が伸び出してきましたら、液肥を規定量の4倍に薄めて水代わりに与え続けますよ。
2.6月初旬と7月初旬にシャコバサボテン専用化成肥料(肥料効果1カ月)を適量与えます。4月初旬に植え替えたならば5月上旬にも化成肥料を施します。東北地方は夏も涼しいので8月初旬にも化成肥料を与えても良いでしょう。
3.梅雨明けから肥料は原則的には施しませんが、私の場合は蕾ができるまで液肥(適量の4倍)を月に2回程度施しております。
4.冬から春先までは一切施しません。


挿し芽用の葉を保存しましす。2葉連続のものだけを挿し芽用に用いますよ。
摘み取ってから1週間後が挿し芽には適していますよ。   



 この様な色の花が咲きますよ。
花って綺麗ですね~。 いいですね~。 癒やされますね~。
またの立ち寄りをお待ちしております。m(__)m 


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1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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参考になります(^◇^) (あーたん)
2015-05-04 22:59:00
植え替え作業わかりやすかったです(^◇^)ありがとうございます。
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