おはようございます。
3連休の中日の日曜日です。
昨日、中部国際空港を利用された方、向かおうとされていた方は「とんだ災難」だったでしょう。
ドイツの番号からということですが「ジェットスター」への爆破予告。
実際に起きなくて良かったですが、「爆破予告」だけでも重大犯罪。
取締は難しいかもしれませんが、(同様の西九州新幹線の爆破予告も含め)許さないでもらいたいですね。
【地域公共交通再構築事業】
昨日、日本共産党の「鉄道不採算路線に対する提言」について書いたのですが。
今朝の読売新聞オンラインの記事に、
「赤字ローカル鉄道を街づくりと一体的に見直せば…経費の7割強を国が支援へ」というのがありました。
政府は来年度から、赤字ローカル線と街づくりと一体的に見直す自治体に対し、事業経費全体の実質7割強を支援する方針を固めた。というものです。
支援の内容は、国交省が来年度から交付金の対象に「地域公共交通再構築事業」を加え、経費全体の2分の1を補助するというものです。
更に、総務省が、残りの地方負担分の45%を地方交付税で賄うというもので、自治体は実質72.5%の支援を受けることができる。というものです。
ただし、要件があり。
支援を希望する自治体に対して、事前に計画の策定を求め、街づくりや観光戦略との関連性を明確にすることや、路線の利用者数や事業収支などの目標設定なども補助の要件とする、とのこと。
ハードルは高いですね。単に「赤字ローカル線の維持」ではなく、「どう活性化し」「どう維持していくのか」を示す必要があります。
政府は自治体に対して、街づくりの一環として公共交通機関の再整備を促し、支援対象は、事業に必要な車両などの資産を自治体が保有・管理し、事業者は運行に特化する「上下分離方式」を採用する場合などを想定しているということです。
対象事業は鉄道の高速化の他、駅の新設や移設、既存施設の撤去などで、事前の計画に基づき一括対象とするとのことで、自動運転車両など先端技術を活用した車両の導入経費への補助も認める方針とのこと。
例えば、四国の第三セクター「阿佐海岸鉄道」(徳島県海陽町)が運営し実用化されている『DMV(デュアル・モード・ビークル)』という道路と線路の両方を使う世界初の乗り物で、徳島県海陽町と高知県東洋待ちをつなぐ約15km(所要時間35分)というものがあります。
「バス」から「鉄道」に15秒で変身!世界初『DMV』の営業運行が徳島県で開始へ(2021年12月14日)
仮に『DMV』を導入した場合、鉄道部分のどこかで自然災害で不通区間が出た場合、その復旧までの期間もバスとして代替えしたり、不通区間の両サイドに「切替地点」を設けることで継続しての運用ができるのではないでしょうか。
ただ単に、「赤字ローカル線を残す」ためだけではなく、街づくり(過疎化、人口減対策、集客の増加など)と一体化して、自治体主導で「持続可能なかたち」で進める。その中で、「利用者増」や「事業収支の改善」も含めて計画的に地元主体、地元参加で進める。
こういう事が大事なのではないでしょうか。
そういう「計画」もなく、ただ「維持」することだけを目的とすれば、「地元で何とか工夫しよう」という意識も起こらず、ずっと経費だけが嵩んでしまう。地元の「活性化」に繋がらない。
結果『持続性が無い』ものになってしまいます。
「無条件の与えられる」だけではなく、「考え」「盛り上げ」「持続させる」ことが必要です。
昨日の記事の内容と関連して、今朝、こんな記事を読んだので、私なりに考えさせていただきました。
では、また。
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