こんばんは。
いやーっ、今日は昨日と打って変わって気温が下がって、ちょっと肌寒く感じるくらいでした。
昨日は汗が止まらず、終始汗でビショビショだったのですが、今日は屋外に出るたびに寒かったです。ここ数日、気温は低めで土日は雨の予報です。
昨日から始まっているのですが、「MUSIC AWARDS JAPAN 2025」。今、2日目の授賞式がNHKで生放送されています。第1回です。盛り上がればいいですね。
【日本の財政はギリシャ以下】
これ、石破首相の答弁での言葉ということですが、批判が出ているようです。
それに対して、国民民主党の玉木代表が「市場に影響を与えかねない」として問題視しているとのこと。
更に、19日の国債市場では国債価格の低下により長期金利が上昇し、発言が影響したとの指摘もある。とのことですが。
19日の長期金利は、新発10年債(表面金利 1.4%)の終値利回りは全州末より0.030%高い1.480%だったとのこと。
ただ、その要因については、米格付け会社ムーディズがアメリカ国債の信用格付けを最上位から1段階引き下げたことで米国債が売られて金利が上昇、日本国債にも波及し利回りが上がったと説明されているとのこと。ただ、専門家の中では石破首相の発言を受けたものとの見方もある。
そのことですが、本当?石破首相の発言の影響?
そもそも、石破首相の『日本の財政はギリシャ以下』は、遠からず当たっています。ウソでも大げさでもありません。
財務省のHPで。
日本の普通国債残高は、2024年度末時点で、1,105兆円にのぼるとのことです。これは、対GDP比で2倍を超えていて、主要先進国の中で最も高い水準にあります。
対GDP比1位は日本の254.6、2位イタリア 139.2、3位 アメリカ123.3 と続きますが、2位のイタリアより100ポイント以上高い水準です。
本来なら、国が倒れてもおかしくない水準です。GDP総額の2年半分です。
ただ、それでも日本の財政が破綻しないのは、国債の保有者によるところがあります。
2024年第4四半期の速報で、52%を日本銀行が保有しています。次いで、21%が保険・年金基金。10%が預金取扱期間(銀行など)、6%が、公的年金と「海外」です。
日本の国債の「海外」の保有率は6%。その他は国内、特に日銀、銀行、生保、損保などが保有しているため、なんとか耐えられているということです。
令和7年度予算の歳出総額は115兆1978億円です。
その内訳で一番多いのが「社会保障」で33.2%の38兆2938億円です。次に多いのが『国債費』で24.5%の28兆2179億円です。その後に、地方交付税交付金等(16.4%)、防衛関係費(7.5%)、公共事業(5.3%)、文教及び科学振興(4.9%)、その他(8.2%)と続きます。なんと『国債費』(国債の償還、利払の費用など)が予算の4分の1を占めています。
対して、歳入の見込みですが。
一番多いのが消費税の24兆9080億円で21.6%、次が所得税で22兆6660億円で19.7%、その次が特別国債で21兆8561億円で19%。次いで法人税の19兆2450億円と続きます。
ただ、『特別国債』は21兆8561億円で19%ですが、その他に『建設国債』があり、6兆7910億円で5.9%。両方の国債を合わせると、合計で28兆6474億円で24.9%となります。
先ほど、「歳出」で『国債費』28兆2179億円だと書きましたが、「歳入」の『特別国債』『建設国債』を合わせると28兆6474億円です。
年間の国家予算の4分の1を「国債」で賄い、国家予算の4分の1を「国債費」として支出するということです。
これ、何かおかしくないですか。借金の「国債」と、その国債のための支出「国債費」がほぼ増額です。「国債」だけみたら『自転車操業』です。借りた分と返済する分がほぼ同額な訳ですから。
そして、今払っている「国債費」は過去に発行した「国債」(借金)を返済しているものなので、今後も続きます。そして、更に、今1,105兆円の「子にの借金」は、毎年積み上がり、増えていっています。
「国債」を新規に発行した分は、現状では、ほぼ全て「国債の返済」に充てられていて、その他の歳出には使用されていないことになります。
なので、『財源を「国債」で賄うというのは安易な方法だ』だということが言えます。
なので、私は、国民民主党が言う「103万円の壁」を「178万円」という主張も、「消費税一律5%」へという案も、『財源』を明確にしない(できない)国民民主党の主張は、「国民に期待を持たせるだけ」のもので、『財源』の裏付けのない主張でしかないと思っています。
なので、国民民主党の政党支持率が上がっていることには納得できません。
ただ、参議院選を控え、玉木代表を含め「不倫」問題が多い党。参議院選の比例代表に擁立が決まった山尾志桜里氏は、過去の不倫疑惑について何の説明もしていません。
「コメ」の問題も大きいですが。
全般的な値上がりで、生活に困窮している世帯も多いと思われます。「参議院選の公約」ではなく、今すぐ何かする必要があるのではないでしょうか。
政府・与党だけでなく、野党も「スピード感」なくないですか。
何とかしてほしいものです。
では、また。
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