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今日のいろいろ1242 【イランヘリ事故は何故起きたか】

2024-05-22 22:38:12 | 今日のいろいろ
こんばんは。

昨日は「定額減税」のことを書きましたが、私が担当している企業では6月月例給与の際に『定期昇給』、『給与改定(ベア)』を行います。
ただ、今年度は特殊で『給与改定(ベア)』にあたる部分は4月1日付けで実施済となています。これが、例年の処理からすると特殊で、制度も一部変わっているため、今、そこの時間をとられています。
昨日書いたように、1か月ないので、「定額減税」対応を含め、バタバタしそうです。

【イランヘリ事故は何故起きたか】
5月19日に、イランのライシ大統領と外相が搭乗したヘリコプターが墜落し、搭乗者全員が死亡しました。
一時、「悪天候のため」という報道もありましたが、今日のニュースでは、事故発生時の天候は問題なく、大統領搭乗機が上昇すると言った後に墜落したそうで、「悪天候」になったのは、その2~3時間後であったと、別のヘリコプターに乗っていた政府高官が証言しました。

実際の「墜落事故」の原因は分かりませんが。
大統領搭乗のヘリコプターは、アメリカ製の「ベル212」というヘリで、機体設計は古く、初飛行は1969年というヘリです。
ただし、事故を起こした機体は、イギリスのフィナンシャル・タイムス紙の報道では、1994年製と報道されているます。
「1979年のイラン革命」後、イランは「反米」の姿勢を明確にしている訳ですが、「核開発疑惑」などもありアメリカなどが「経済制裁」を行っています。

そのため、今回の事故について、ロシアのパブロフ外相などは、
「アメリカの制裁で古い機材を使い続けたせいだ」、「修理部品が調達できなかったせいだ」と主張していますが、これは「プロパガンダ」で根拠の無い憶測だということです。

それは何故か、ということで。
(1) 該当の機体は、1994年頃に経済制裁をかいくぐってイランが調達したものであること。飛行機と異なり、民生用の「ベル212」など市場流通数の多いヘリは、その部品を含め、経済制裁下であっても調達は可能であとのこと。
(2) 古い機体が問題というのであれば、アメリカの大統領専用ヘリ(よくニュースで大統領が乗り降りしているヘリ)「VH-3D」は1978年製で今も現役です。
(3) 経済制裁下で、アメリカ製、ヨーロッパ製のヘリコプターの調達が難しくても、ロシア製、中国製は比較的容易に購入できたはずであるが、あえて、アメリカ製を調達している。新しい機体が良ければ、ロシア製、中国製という選択肢もあったはず。

ラブロフ外相などが主張している「アメリカの経済制裁のせい」ということについては、当のイラン政府はいっさいその様なことは言っていません。

ちなみに、アメリカ空軍が使用している「B-52爆撃機」の初飛行は1952年。航空自衛隊も使用している「C-130輸送機」の初飛行は1954年とのこと。設計が古くても、様々な改修を付してバージョンアップして使用され続けています。
「B-52」に至っては、製造終了が1962年で、既に62年経過していますが、更に使い続け、2050年代に堆積する予定とのことです。
寿命延伸改修を行い、整備部品を供給し続ければ、航空機は製造から100年近く現役という使い方も可能とのことです。

【ウクライナが待望のF-16戦闘機の前線配備が近づいている】
ウクライナ侵略戦争では、ロシアがウクライナ侵攻の最初に本来行うべき「制空権」の確保に失敗しています。
ウクライナ軍は、ロシア製の「Su-27」や「MIG-29」といった戦闘機を保有していますが、ロシア軍と比較すると少なく、「S400」ロシア製の防空システムなども保有していますが、最初にこれらを「隠し」、全てを破壊されることを回避しました。そのため、ロシアはウクライナの「制空権」を完全に掌握することはできていません。
更には、アメリカから供与された「パトリオット」などの防空システムも加え、「S400」なども使用して、ロシア軍機を多数撃墜しています。

ただ、それでも、陸軍が戦う際には、戦闘機、爆撃機などでの支援が必要なのですが、それを行えるだけの空軍の力はありませんでした。

それが、アメリカ製の「F-16(ファイティングファルコン)」のウクライナへの供与が決まり、パイロットなどの訓練をNATO諸国が引き受け、訓練を行ってきました。それが、夏頃にはウクライナに届くのではないかとのことです。

ただ、「F-16」自体は、1970年代から多くの国の空軍で定番装備となってきたもので、ウクライナに供与される「F-16」も、デンマーク、オランダ、ベルギーなどから供与されるものです。これらの国では、より最新の戦闘機に置き換えるため「F-16」は不要になってきているという事情もあります。

先ほどのイランのヘリコプターと同様ですが、「F-16」も設計は古い機体ですが、最新化改修が行われ、ロシア製の最新戦闘機「Su-57」とも戦えるのではないかと言われています。

ただ、「F-16」自体は、メンテナンスが難しい機体だそうで、効果的に運用するためには、バックアップ体制を含めて整備する必要があるとのこと。

「F-16」が、このウクライナ戦争の『ゲームチェンジャー』のいなれるのか、注目するとことです。

ただ、ニュースによると、ウクライナ南部で、ロシア軍がプーチンの命令により「戦術核」を使用する『訓練』を開始したとのこと。
ロシアが、プーチンが苦し紛れに、一発でも「戦術核」を使用するような事があれば、『第3次世界大戦』?

フランスは、本当にウクライナに軍を派遣するのでしょうか。

世界中、いろんなところで、いろんな事が起こり、動いています。

では、また。



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