【CDレビュー】Divine Heresy 『Bleed The Fifth』

ブリード・ザ・フィフス ROADRUNNER JAPAN(P)(M) このアイテムの詳細を見る

1. Bleed the Fifth
2. Failed Creation
3. This Threat Is Real
4. Impossible Is Nothing
5. Savior Self
6. Rise of the Scorned
7. False Gospel
8. Soul Decoded (Now and Forever)
9. Royal Blood Heresy
10. Closure
11. Purity Defiled(bonus track)

myspaceで試聴してみましょう→コチラ・・・っていうかサイト重すぎ！

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


元Fear Factoryのディーノ・カザレス率いる・・・なんか、すごいメタルバンドw（FFは追い出されたんだよね？）それにしても・・重量感、ありすぎでしょ。

＜L to R＞
Tim Yeung- Drums
Tommy vext- Vocals
Dino Cazares - Guitars
あと、写っていませんが、Joe Payne - Bass

そもそも”bleed”って単語の意味を調べると、出血するとか搾り取る、とかいう意味があるらしい。そして”fifth”っていうのはFear Factoryの5th Albumにあたり、ディーノを”放出”後に作成されたこのアルバムのことを指しているらしい。

アーキタイプ フィア・ファクトリー ビクターエンタテインメント このアイテムの詳細を見る

はぁ、だいぶ怒ってはるんですなぁ。

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

#1のタイトルチューンはのっけから怒りモード全開！のスクリーム。リフにも鬼気迫るものがあるし、ドラムのブラストビートもお怒りモードに拍車をかけている。このバンドのルックスでこんな曲を演られたら、「あいすみません。」と謝るしかないです、はい。

続く#2ものっけからブラストビートとお怒りスクリーム、サビ手前で、このブラストビート、早っ！と圧倒されていると、意外とサビはエエ感じで、実はこのVocalはクリーンヴォイスもなかなかイケてるんだーと気づく。それにしても、このドラマー、すごっ。

#4のサビはかなり印象的です（クリーン部分）。前半はめちゃ速い曲だとだけ思っていたのが、サビ後の展開は一瞬Pure Metalっぽいメロディも流れてきたりして、普通のメタル好きにとっても、よく出来ている曲だと思わせる曲だと思います。

#5も確かに速いんだけど、リフはスラッシュメタルっぽかったりする。それに、サビメロはかなりメロウですわ、かなり歌っちゃってるもん。全体的にそうなんですけど、このバンドのサビ（クリーンヴォイス部分）は一瞬のサビメロなんだけど、それが印象的であるのが特徴ですねー。

以降、基本速いテンポで（変拍子っぽい曲もあるけど）、常にテンション高く怒りっぱなしです。あ、本編最後の#10はスローナンバーで、ほぼ最初から最後まで歌いきっています。リフやメロディの運びがメタリカのスローナンバーみたいで聴きやすいし、意外とちゃんとメロディのある曲を書いたら、ちゃんとかけるんじゃない！って感じ。

いらいら～っとしたときとか、これからテンション上げていくで～！って時、このアルバムを聴くとえぇと思うんですけど、なんか、半分くらいまで聴くと、イライラのストレスは発散できるし、テンションだって十分上がるから、聞き手のテンションを維持するのが難しいアルバムだなー（というか迫力に圧倒され続けて疲れてくる）。まぁラストナンバーで『はぁ、怒りも納まりましたです。』って感じになるんだけどね。

それにしても、きっと機械的なものにあまり（全然？）頼っていないであろう演奏力、凄いです。

お気に度：
こんな方におススメ
ブラストビート、サイコー！！
行き場のない怒りを何かにぶつけたい人
何が何でも短時間でテンションを上げたい人

←お手間でなければ、ぜひクリックを