やさしい気持ち

二人の子供の成長と共に

1ヶ月

2011-04-11 | 日記

今日で、あの地震から1ヶ月になります。

一時はゴーストタウンのようだったいわき市も、6日から小中学校が再開されるということで、先週には90%以上の方が戻ってきたんじゃないかしら?

でも、翔ちゃんのお友達の中にも、甥っ子や姪っ子のお友達の中にも避難したままのお友達はいるようなので、ちょっとしたところで、地震の前と今では違うんだなって感じてしまいますね。

そして、甥っ子や姪っ子も通っていて私の母校でもある、我が家の近所の小学校にも、原発問題によって屋内退避区域に指定されている小学校が移動してきています。

その小学校は、パパさんの母校です。いわき市で正式に学校の移動が発表される前に、パパさんと、私の母校には空き教室があるはずだから、パパさんの母校は小さい学校だから学校ごとくればいいのに…なんて話をしていたら、本当にそのとおりになっていました。

ちなみに、中学校も私の母校にパパさんの母校がきています。小中学校に兄弟がいる方たちを考慮して決めてるんでしょうけど、これも何かの縁ですかね。

 

明日から、いわき市も津波の被害を受けた地区の家屋等の解体撤去作業が始まります。パパさんの実家は山の方なので津波などは関係なく無事ですが、中学校は、久之浜中学校へ通っていたので、パパさんは久之浜の海の方にもお友達はいますし、もちろん中学、高校の頃に遊んだ事があるところもあれば、アルバイトでお世話になったところもあります。一番やんちゃだった時期の思い出の場所なんかもある場所です。

そんな、久之浜も海側は壊滅的な被害をうけてしまい、明日からの撤去作業の前に、一度自分の目で見ておこうかって話になり、昨日見に行ってきました。パパさんの通った幼稚園もグーグルの写真で見るのより実際見てみるとはるかにひどい状態で、1階はなくなってしまっていました。

お友達の家も随分ひどい状態だったり、完全に流されてしまっていたり。そして、久之浜の商店街の一部では、地震の後に火事があり、津波の影響もあってでしょうか消防も入れずに全焼してしまったところが広域であり、本当に焼け野原でひどい状態でした。

堤防から数十メートルの所にパパさんの親戚のお家があるのですが、親戚の家は建物は残ってはいましたが、1階はめちゃくちゃだったそうです。周りの家は完全に流されてしまってるところが多かったので、まだ家の形が残っていただけ、何か大事な物を探すことはできたかもしれませんが…言葉にならない状況でした。

そんな状況をカメラやビデオカメラに収めてる方達がたくさんいました。

自分の家は無事だったけど、本当に同じいわき市で、こんなにひどいところもあるのかと、改めて感じ涙があふれでてきました。

まだまだ復興には時間がたくさんたくさん必要ですね。

そして、今回の解体作業の後、自分たちの家の周りに何もなくなってしまった光景を見た時に、さらにみなさん心に大きな傷がついたりするんだろうな。今日までは必死で何かを探したりしてたけど、何もなくなった事を本当に実感したときに、さらに深い傷がつくんだろうな。

そんな方達が、1日でも早く目の前の日常が取り戻せるように…1日でも早く被災された方々の仮設住宅が完成しますように…全国民のみなさんに本当に協力してもらえるとありがたいですね。

でも、私もこんなに近くにいるのに何もできてない…

 


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