夢実現研究会2009

団塊世代の生き方を考えよう。

喜びの生活:生きがい:自分の素晴らしさ2

2009-03-16 11:36:24 | 喜びの生活:生きがい
自分の素晴らしさに気付いていますか?その2
要約


〇金は何のために使うのでしょう
① 自分を主張せず自分を失うと、私たちはもっともつまらない無視してもかまわないような人たちの目までも気にして、その人たちの心理的な奴隷になってしまいます。
② 見栄を張り合う人間同士の間では、誠意や思いやりなどこれっぽちもなく、互いに相手の敗北や不幸を願ってしまいます。
③ そんな有害な人間関係であればあるほど、私たちはエネルギーを注ぎ、相手の目を気にし、馬鹿にされないように背伸びします。そのためにどれほど多くのエネルギーやお金が無駄になることでしょう。
「3つのお金の使い方」
① 生きるために必要な衣食住を満たすためのお金
② 自分らしく自由でいられるために使うお金
③ 限りない欲望を満たすためのお金
「自分が本当に必要としているものがわかる」
① 体調が悪いのにウエストをぎゅっと締め付けるブランド服を着たところで、私たちの最低の感受性である肉体は、悲しみ傷ついてしまいます。
② 心の問題もまったく同じです。
③ こうありたいと思う自分、理想の自分を本当の自分と思いたいとき、私たちは不必要な物、有害な物を求めがちです。
④ お金の使い方を見れば、自分に対して何を求め、何を勘違いしているかがはっきり見えてきます。
「心も体も喜ぶ生活」
① 3つのお金の使い方①で使うお金はそんなに大した額ではありません。誰もが満たすことができる額です。その最低レベルさえ満足させれば日常の悩みの大半が解消されてしまうことに私たちは意外と気付きません。
② その最低レベルの内容を具体的にいうと、「7~8時間の十分な睡眠時間」「簡素であっても体に良い食品を中心とした三食の食事」「それをゆっくりと、あわてずにいただける時間」「体に合った着心地のよい清潔な服を毎日着ていること」「多少は緑がある郊外で、安くて清潔で日当たりの良い部屋」で、これ以外のものではありません。
③ このレベルを満足させるだけで、私たちの毎日の気持ちや感じ方、人生観がどれほど変わるでしょう。試してみればわかります。
④ 高級車を乗りながら、煎餅布団で寝ている人やフランス料理にこだわる人が家では食品添加物が一杯の安い醤油や味噌を使っているのは、どこか何か勘違いをしている人です。
⑤ もちろん贅沢な生活の楽しいや趣味はあって当然なもので、そのための出費は必要だとおもいます。しかし、大切なことは、そこには順番があるといことです。まず基礎的なレベル「十分で快適な睡眠」「体によい食べ物」「体に快適な服」「心地よい住環境」の4点を本当に満たしてあげた後で、お金の使い方②③を考えるべきです。
「お金の自由な使い方・不自由な使い方」
① 基礎的な4点を満たした後で、お金の使い方②の自分らしく自由でいられるために使うこと、それがお金の使い方で最高のものです。
② このためにお金を使えれば、パラダイスが訪れます。
③ 現代人のほとんどが、人間のつくったシステムの中に組み込まれており、その中で自分を失っています。受験勉強から始まって出世競争に至るシステムは、容易に私たちの自由を奪ってしまいます。
④ 他の人よりもよく思われたい、偉くなりたい、お金持ちになりたい、出世したい、楽したい、などなど。
⑤ 現代社会では他人と自分を比較して、その優位性を実感することで満足や幸福度をはかろうとします。
⑥ また、同時に劣等性を刺激することで、競争論理を正当化し、不安な人々を過剰に働かせることに成功し、過剰な労力で作った余剰製品の消費を可能にさせているのです。
⑦ 周囲から好かれない限り生きていけない、期待に応えない限り生きていけない、そうした間違った人生観、感じ方が、実は自分を卑しめ、自分を窮地に追いやっています。
⑧ 大会社の重役の人たちは、人間のこしらえたシステムの中だけで威張るだけで、システムを取り除いたら自分自身に何の価値も見出せなくなり、無力感、無価値感に悩むことになるのではないでしょうか。
⑨ そして私たちは、私たち人間そのものではなく、機能としての価値としてしか見られないという寂しいものになってしまっているのです。
「永続性のある仕事」
① お金の使い方②にお金を使うということは、自分自身を失うような仕事をしないでいられる自由と、ワーカーホリックに至らない自由を獲得することなのです。
② 自分自身を失わない範囲で働くことは、自分の働きに意味を見出せることを意味しています。
③ 職を選ぶ際にも、人のためにならない仕事を避けることができるでしょうし、自分の職業意識とのズレを感じたときは、多少のリスクがあってもキッパリやめて次の職に移れるでしょう。
④ そうなれば嫌嫌な状態で働くことにはならないので、自分の労働を愛せるようになるでしょうし、楽しく工夫して働けるようになるでしょう。
⑤ そうなればエネルギーは無理なく湧いてきますから、良い仕事ができるでしょうし、人々にも喜んでもらえるでしょう。
⑥ そうなれ生活に困らない収入も保証されるはずです。要するに永続性がでてくるのです。
⑦ 基本条件である①を満たし、②をある程度満たす生き方ができれば、もっと自分を大切にして、楽しく豊かな生涯をおくることができるはずです。
「自分を本当に大切にしていますか」
① 自分の素晴らしさに気付くには、私たちの生活の基盤が、シンプルで正当なものだという安心感が必要です。
② そのためにお金の使い方から、自分を見つめる必要があります。
③ 今、あなたが買おうとしているものは、①②③のどれですか?
④ 順序は正しいですか?

〇自分を好きになることが幸福への鍵です
① 自分を気に入って過ごすか、嫌嫌過ごすかで、私たちの一生は随分違ったものになります。
② もし、嫌いでどうしょうもない人と一生暮らさねばならないとしたら人生は地獄も同然です。
③ 自分に対しても同じです。

「自分を愛していないときは誰もあなたを愛さない」
① どうすれば自分を愛せるようになるのでしょう?
② 自分を好きになるような言動をとり続けていくことで自分を好きになり、自分を嫌いになるような言動をとり続けることで、自分を嫌いになるのです。
③ 自分を好きになる言動と嫌いになる言動はどう違うのでしょう?
④ 自分を好きになる言動=実際の自分からずれない正直さ、単純さ
⑤ 自分を嫌いになる言動=実際の自分とは違う嘘が見られる。
⑥ なぜ自分に嘘をつくのでしょう?
⑦ 理由は簡単。自分の実像で生きるよりも、虚像であっても、そうすることによって得られる利益や安心感が欲しいからです。
⑧ 貧乏人に見られることが、どうしても耐えられない人は、嘘をついてでも見栄を張り、お金持ちであるかのような言動をとります。その方が信用されて商売がうまくいくとか、他人から大事にされると感じるためです。
⑨ しかし、それは目先のことで、嘘がばれるのではないかと、常に緊張して生きなければなりません。それは疲れる上に、常に他人に見張られているように感じられるために、他人の存在が怖いものになります。
⑩ 他人の恐怖感を抱くと、私たちはイラつき、怒り易くなります。
「居心地の悪さの下に何が隠されているか」
① こうした一連のストレス自体は、嘘をつくことの当然の結果で仕方のないことですが、残念なのは生きることに対する誤解です。
② 嘘で塗り固めた人生は、緊張とストレスの連続であるのもかかわらず、本人は必死なので、自分の生き方に疑問を感じる余裕もありません。
③ たとえて言えば、警察から逃亡する犯罪人が、必死に逃げることしか頭になく、自分の生き方などに疑問を感じない、ようなものです。
④ 要するに、正しい人生観なり生き方を持っていないということです。自分に正直になり、実際の自分で他人に接し、お互い正直な心と心で生きることから生まれる価値や楽しさを、本当は知らないということです。
⑤ その原因は、「そういう幸せな人間関係をあまり見ていないこと」「自分を無価値な存在だと悩んでいること」にあります。
「大切なのは過去ではない」
① 自分を嫌いになってしまったことは不幸ですが、決してその人の責任ではありません。やむを得ない、仕方のない選択だったに過ぎない。
② どんなに自分を嫌いでも、決して自分を責めてはいけない、攻める必要などないということです。
③ 豊かで幸せな人間関係を子どもの頃に体験していれば、私たちはどんな苦難を前にした時でも、信頼できる人には信義をとおして、幸福な人間関係を作っていこうとするでしょう。最後まで裏切ることなく自分を守ってくれる人がたった一人であったとしても、私たちは裏切りに屈することなく、人を信じ、自分を信じて生きていこうとするでしょう。
④ しかし、そんなふうに信頼できるものを一度も見ていない、体験していない人にとって、自分を守る以外に生きる道がないのも当然です。
⑤ ですから、自分を責める必要はないのです。
⑥ 大切なのは過去ではありません。大切なのは今であり、これからの生き方です。過去がどんな悲惨なものであったとしても、未来がそうであるとは限らないのです。なぜなら未来は今の生き方を変えることで、自由に作り変えることができるからです。
⑦ その時、最も重要な原理が、自分を好きになるには、常に自分を好きになる言動をとらなければならない、ということです。

〇自分をオープンにしましょう
① たとえば、好きな人には好きだという言動を隠さないこと。
② その人がお金持ちであろうが、学歴があろうがなかろうが、まったく関係梨に、その人間そのものに触れたい、付き合いたいと思っている人は、この世に大勢いるのです。
「結果を天にまかせる態度」
① 自分を好きになりたければ、理想像の自分を語るのではなく、実際の今の自分からでる言動を大切にすることです。
② そして結果は運を天に任せた状態で待つということです。相手が自分をどう受け止めるかを一切、天に任せてしまうのです。すると生き方や人生に対する一種の潔さが出てきます。
③ 潔くできないということは、自分を信頼できないことと同義です。
④ 自分に恥じない言動のその結果を天に任せれば、結果の良し悪し以上に自分が生きていくことのほうが重大に感じられます。
「自分の長所や素晴らしさがわかる人」
① 自分の素晴らしさに気付くこと、それは自分が実際以上の自分になることでも、欠点のない自分になることではありません。
② 欠点だらけの自分、今の自分を受け止め、認め自分と和解し、そこからスタートすることにほかなりません。


7章 誰の自分の呼吸をかわってくれない
〇人生に何でもいいから挑戦してみよう
「したいとする」
① なぜ、こんなにも多くの人が、行動を起こせなくなったのでしょうか?
② 不平不満を言っているだけで通用してきた、安っぽい民主主義の結果もあるでしょうし、体に悪い食べ物や習慣を、貪欲に追求した結果ともいえるでしょう。
「救ってもらおうとする人生には敵意が育つ」
① 私たちはなぜ、自分の人生にもっと前向きになれないのか、手ごたえが得られないのか?
② それは人に救ってもらおう、助けてもらおうと、心のどこかで思っているからです。
③ 何不自由なにのに、生きることがつまらない、毎日が味気ない、それは自分自身の人生を誰かによって、何かによって、救ってもらおうとしているからに他なりません。

〇私たちの前には自由な原野が広がっている
① 私たちの目の前には、自由な原野が広がっています。
② その原野は、たとえ無力な自分であっても、ありのままの自分に戻れさえすれば、自由な原野です。
③ 自分以外のその他大勢の引いたレールを通してしか未来を見ようとしない人には、生涯賃金や今の流行しか目に入らないでしょう。
④ 未来は手付かずの原野です。自分自身の足で一歩その原野に踏み出すことによってのみ、私たちは自分自身が生きたという足跡を残すのです。
⑤ 自分と会社との関係は、有効な労働を提供し、それに見合う賃金をもらうことで成立するという、当たり前のことを認めれば、会社に対する幻想は消えます。
⑥ それは会社が自分を救ってくれるという期待を捨てることであり、同時に、自分自身の働きが真に問われることでもあるのです。
⑦ そうではなく、会社に頼って、会社でいい思いをしたい、会社から救ってもらいたい、という気持ちがあれば、会社や上司の一挙一動にも動揺し、怯えながら生きていかねばなりません。
「あなたは、自分の中の内なる美しさに気付いていく」
① 誰も自分を助けてくれない、何も自分を救ってくれない、皆がそんな存在だと知れば、私たちはもっと自由に、もっと信頼しあって、だから助け合っていこう、との前向きな協力が生じてくるのです。
② 今までのうわべの協力はそうではありません。何かに委ねて救われようとする人が、誰かに取り付くこと、また自分の弱さゆえに理想のポーズにこだわる人が、良い人だと思われようと、恐れる誰かに、滅私奉公してきたことで保たれてきた協力や助け合いではなかったでしょうか。
③ そんな時代ではないのです。誰かに救ってもらおうなんて気持ちを捨てて、不安でも、無力でも、自分自身で一歩を踏み出すとき、眠っていた、自分の内なる力、内なる美しさ、内なる魅力に、気付いていくべきです。


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