国民宿舎つばき荘(松浦市設置)が老朽化したため、建て直しの話が出ました。(H20年)
基本設計者を選定しなければなりませんが、その選定に問題があったとして、裁判が闘われていました。(H22年~ずっと)
H26年10月28日、福岡地裁で、市職員の行為の違法性を認め、松浦市に88万円の支払いを命ずる判決が出されていました。
しかし、松浦市は判決を不服とし、控訴しました。
今回、7月29日に福岡高裁は控訴棄却としました。松浦市の主張が再び、司法の場で認められませんでした。
損害賠償金は、裁判費用88万円+遅延損害金21万1682円、合計109万円1682円を松浦市が払う
ですが、今日の市議会議員全員協議会での市長の考えが、私には納得いきません。
理由は、「今回の判決では、事業者選定において、職員による不正確かつ誤った説明は無かったという松浦市の主張が認められず、誠に残念であり、重く受け止めている処でございます」と言いながら、「これまで主張してきた、職員が適正な職務をして、適正な業者選定が行われたということに変わりはありませんが、一部敗訴の部分については最高裁が、事実認定を争う場ではないということから、上告を断念して、司法判断を受け入れる」と言われたからです。
市職員が適正な職務を行ったというのであれば、県の職員が不適切な職務を行ったということになります。
(つばき荘が、自然公園内にある為、自然公園法の下に建設されなければなりません。この為、公園管理者である長崎県の指導が入ります。)
裁判所は、「県の職員が言った事は正しい」と1審でも2審でも判断しています。
真相ははっきりさせるべきです。不正はダメです。