命を考えてみる

ひとつ前の記事にヤッケブースさんからコメントを頂いて、
ふと気になることがあり
いろいろと調べてみました。

動物の命は物として扱われますが、
果たして動物の命を祖末に扱う事と器物破損は
どちらが罪が重いんだろう・・・


すると意外な結果が！

器物破損の方が動物の命を祖末に扱うより
罪が重かったんです！


刑法第２６１条（器物損壊等の罪）
　他人の物を損壊または傷害した者は、
　・１月（自首等により1月未満に軽減することも可）～３年以下の懲役
　・１万円（自首等により1万円未満に軽減することも可）～３０万円の罰金
　・千円～１万円の科料
　のいずれかに処する。

動物愛護法第４４条
第１項
　愛護動物をみだりに殺し、又は傷つけた者は、
　・１月（軽減可）～１年以下の懲役
　・１万円（軽減可）～１００万円以下の罰金に処する。



但し、罪に問われる時は、刑の重い方が基準になるみたいです。

刑法第５４条（一個の行為が二個以上の罪名に触れる場合等の処理）
　１個の行為が２個以上の罪名に触れ、又は犯罪の手段若しくは結果である行為が他の罪名に触れるときは、その最も重い刑により処断する。


器物破損は親告罪、動物愛護法は親告罪ではないので、
飼い主（持ち主という考え方？）が訴えなければ動物愛護法が基準となり罰則があるという事みたいです。




人と動物との関係は難しいです。
動物の命を祖末にするな！と思う一方で、私たちは食料として牛や豚、鶏、魚を食べます。

「動物の命をどうのこうの言うくせに、お前だって食べてんじゃないか！」

と、反論する人もいます。


でも、命を弄ぶ理由もないのに、勝手に痛みつけることと
食文化として食べる事とは
やっぱり違うと思います。


小さな命、動物をむやみに痛みつけたり、奪ったり、
弱いものを支配する事に喜びを感じる人は
きっと人に対しても同じ感情を抱く可能性があると思います。

つまり、ただの『残忍な人』だと思います。


もしも、私の大切な家族であるペットたちが
他の人に何かされたら、
私の感情は「器物破損」「動物愛護法」なんか関係なく
殺人罪だ！！！と怒りに震えると思います。

人じゃなくても、家族だから。

自分のうちの子じゃなくても、小さな命が弄ばれるのは
やっぱり殺人未遂！殺人罪だ！という気持ちです。

そしてハムラビ法典で裁いてやる！！！と
正しくない正義で、怒りに震えそうです。



命に対しては、法がどうだ、理屈がどうだ、動物だからどうだなんだより
ゆきゆきどん憲法では
ダメなものはダメ！
ならぬものはならぬ事です！


話が少し逸れますが

よく、何で人を殺しちゃいけないんですかという質問に
どう答えたら・・・と悩む人がいますが、
私の中ではいつも、「ダメなものはダメだから」が答えだと思います。

勝手に人の人生奪ったり、自己顕示欲、自己満足のために人を傷つけ
命を脅かす事に躊躇ない人を
納得させなきゃいけないなんて、そんな理由もないと思います。


ならぬものはならぬことです！！！
　　　　　　by.会津藩


そうは言っても、これからも命を粗末にする事件はなくならないでしょう。

だからと言って、何もしないのも悲しいし
今私に出来る事・・・

それは、こういう小さな情報発信の場で
自分の意見を言う事だと思います。



・・・という事で、今回、午後からの仕事の前にブログ記事にしてみました。


長い記事を最後まで読んで頂いて、ありがとうございました☆