ママの偏差値

ほぼ猫ブログです♪

シロの日

2009-09-21 21:58:17 | ハムスター&猫
平成20年9月21日。

長い
長い一日でした。



☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

※おことわり※

記事の中に
シロが眠りについた時の
写真があります。

安らかな寝顔で写っている写真ですが
命の火が消えた後の
動物の写真が苦手な方は
この先はご注意下さい。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆


前日、病院から戻ると
シロはテレビの後ろに隠れてしまいました。



トイレにも行けないので
シートを敷いて

食べなければすぐに死んでしまうと聞いていたので
かわいそうだけど
一口食べさせて

その後は祈るように夜を過ごしました。



9月21日の明け方

「にゃーーーん!」と
シロは大きな声で鳴きました。

傍についていた母は
一瞬、シロが元気になったと思うほど
ハリのある声だったそうです。

しかし、その後は
グッタリし、
息も荒くなりました。

早朝、もう強制的に食べさせるのは
かわいそうだと思い、
その日はシロをタオルにくるんで
病院まで行きました。

母とキノ子と私と
3人で病院へ行きました。

病院へ行く途中、
シロは小さく数回痙攣しました。



もう、命の火がわずかと感じた私たちは
その日、シロを病院へ置いて行かずに
静かに最期を見守ろうと思いました。


しかし、診てもらうと
体温も戻り
心臓も力強く脈を打ち
もしかしたら保ち直す可能性があるかもしれない
というお話でした。


迷いました。

シロが必死で生きようとしている・・・
その事実を知って
このまま抱いて帰ったら
「もしかしたら・・・」という
想いを残すことになるので

私たちはわずかな可能性に
希望を託す事にしました。


シロ、たとえこの先
短い命でも
もう一度だけ元気になって

エサをたくさん食べて
いっぱい寝て

そんな何でもない一日を
少しでも長く
一緒に過ごして欲しい・・・

けれどその願いは
家についてすぐ
シャボン玉のように消えてしまいました。




病院へトンボ帰りすると
シロはかろうじて
点滴で心臓が動いている状態でした。


先生の話だと
私たちが病院から帰ってしばらくすると

2度3度と
大きく痙攣したそうです。

多分、その時が
命の火が消える瞬間だったのでしょう。


シロ、
本当にごめんなさい。

そばについてあげず

あなたを点滴に繋がれた状態のまま

天国へ送ってしまった・・・


「点滴をやめてしまっていいですか。」

先生の声に
私は泣きながら

「結構です。ありがとうございます。
 もうシロを楽にしてやって下さい。」

と答えました。


その後は
恥ずかしいのですが


泣き崩れてしまい
シロを抱いて
先生方にお礼を言って・・・

すみません、よく覚えてません。

嵐のような数日間で
あらためて
FIPの怖さを知りました。


そして

私たち家族にとって
シロがどれだけ
大切でかわいい存在か

痛みをもって知りました。



猫伝染性腹膜炎、FIP
発症して3日の命でした。


もしかしたら
私たちの何かがいけなかったのかも。
保護した私が死に追いやったのかも。

今もそう思う事があります。



混乱する中、
シロの葬儀をしました。

よくわからなかったので
近所にあった
ペットの葬儀屋さんに頼みました。

後で知った事ですが
そこはあまり良いところではなかったみたいです。。。




葬儀屋さんでのシロの扱いや
いろいろな事に後悔は残るものの

たくさんのお花でシロを飾って
思いの限り
シロの冥福を祈りました。



シロ、女の子だから
かわいく、かわいくしなくちゃ。




そんな思いが届いていたのか
今、シロの写真を見ると
うっすら笑っているように
安らかでとてもかわいいです。






一年経った今、
シロへの想いは変わる事無く
尚一層、愛しい存在です。


花を供えて
シロに話しかけて
今夜はみんなでいつもよりずっと
シロを感じながら過ごします。


シロの命は救えなかったけど
「人間」に簡単に捨てられてしまったシロに

「人間」の
永遠の愛情をもたせて旅立たせることができました。



そしてこうやって
ブログの記事にする事で
私の失敗も含めて
シロの存在が人の目に触れて

同時に
飼っていた動物を簡単に捨てるという行為が
後にどういう事になるか
知って頂けたら
シロの命もより輝くものになると思います。

・・・なんて
大袈裟かなぁ。。。



シロが天国へ行った日。


9月21日。
毎年この日は
シロを心で抱っこしてあげようと思います。


シロ、
後でママも行くから
それまで元気に待っててね。


ピータンが
あなたの分まで
しっかり生きるからね!