ママの偏差値

ほぼ猫ブログです♪

さよなら るんるん

2006-02-05 15:47:15 | ハムスター
本命校入試の前日、病気だった「るんるん」が星になりました。

写真は亡くなる前日1月30日のものです。
この日も寝てばかりいました。

娘も私も大チャレンジの入試を控え、31日は落ち着かない時間を過ごしていました。
ちょっとるんるんの様子が気になったので見てみると、牧草の上で眠っています。
「大丈夫、まだ生きてる。」
るんるんの体は小さく波打っていました。

「るんるん、大丈夫?おまえはかわいいねぇ。大好きだからね。」
娘が背中を2回なでました。
すると、体の動きがすーっと止まりました。

「え?」
さっきまでちゃんと背中が波打っていたのに、るんるんの体はピクリとも動きません。
「うそ!何で?」
娘は手の中にるんるんを抱き、数回なでてみました。

「るんるん、るんるん!」
何度体をなでても、るんるんは目を覚ましません。

るんるんは娘に背中をなでてもらった瞬間、静かに息を引き取っていたのです。

娘はしばらく何も言わず、るんるんを見つめていました。
それから、
「がんばったね、がんばったね。るんるん、ずーっと、ずーっと大好きだよ。」
そう言って、るんるんを抱きながら自分の部屋へこもってしまいました。

部屋の中でどうしているんだろう・・・・・
私は不安になりました。
そして急に悲しくなって、涙が止まらなくなりました。

娘は10分ほどして部屋から出てきました。

「ねえお母さん、前に『入試の日にハムスターが死んじゃったらどうしよう』って言ってたよね。ショックで私が入試に集中できないんじゃないかって。
私、大丈夫だからね。泣いたりしないよ。私強いから。それにるんるんがいなくなったショックで入試に失敗したなんてことになったら、るんるんがかわいそうだよ。」

そう言って過去問を必死で解き始めました。

勉強に区切りがついたころ、るんるんを私の実家の庭に埋めに行きました。
「大丈夫、私合格するからね。」
娘はるんるんにそう誓いました。

帰ってきてからも、また過去問を解き始めました。
そして、
「お母さんはダメだよね。泣いちゃうんだもん。私は平気なのに。」
そう言って、最後の受験勉強を終わらせました。


るんるん、ごめんね、病気にさせて。
助けてあげられなくてごめんね。
でも、きっと最後は娘に看取ってほしかったんだよね。
だから待ってたんだよね。
背中をなでてもらって、やっと旅立てたんだね。
お疲れ様。
もう、苦しくないよね。


たとえ何匹いても、やっぱりどの子もみんなかわいいです。
天国へ行ってしまうと、悲しいし寂しいです・・・

入試の朝、この写真を見て娘は試験に挑みました。

「約束、守れなかった・・・」

でも、娘の気持ちはるんるんにきっと届いていると思います。
ね、るんるん、そうだよね。