【キャスト一覧】
兄沢 命斗(あにざわ めいと):
殿鬼 ガイ(でんき がい):
道玄坂 登也(どうげんざか とうや):
人物紹介は一話を参照願います。
アニメ店長 ~シェアルーム&ディアフレンズ~ 第1話 初めての一人暮らし
【本編】
兄沢 「よいしょ! はぁ~、しっかし三人分となるとダンボールの数もハンパじゃないな~」
道玄坂「どれが誰のか、間違えないようにしないとな」
殿鬼 「その点、俺のダンボールは分かりやすくていい。バトルアスリーテス大運動会 あかりちゃんのダンボールハウスを使っているからな!」
兄沢 「あ~、そういえばそんなグッズあったね」
道玄坂「デカいダンボールに窓の模様が印刷してあるやつな」
兄沢 「確かに。作品中には出てくるけどね」
道玄坂「出てくるけどな」
兄沢 「普通作んないよね」
道玄坂「デカくて店に置くとき邪魔だったよな~」
兄沢 「でもいいのか? お前。そんなレアグッズ実際に使っちまって」
殿鬼 「あ~安心しろ。俺はアニメイトのグッズは保存用使用用とかなりの数をストックとして買い込んでいるからな!」
兄沢 「マジかよ!? 伝説のセーラームーントランクスとかもいっぱい持ってるの?」
殿鬼 「持ってるよ!」
道玄坂「マスターモスキートンつけ牙セットも」
殿鬼 「持ってるよ!」
道玄坂「ゾロの腹巻も」
殿鬼 「持ってるよ!」
兄沢 「メタルファイター・MIKU リング型メモは?」
殿鬼 「も、あ、いやぁ、あれは流石に、ねぇ・・・」
兄沢 「へへっ、しかし、こんなけったいなアニメのダンボール使って引越し屋さんに変な目で見られなかったのか?」
殿鬼 「むしろ尊敬の目で見ていたね~。恐れ多くて話しかけられない様子だったから『まぁ、そう緊張するな』と言ってやった」
道玄坂「バカ・・・恐れ多いんじゃなくて、恐ろしかったんだよ」
突然アラームが鳴り出す
兄沢 「うおっ! やべぇ、店の時間だ!」
殿鬼 「んだよ~、一日くらい空けとけって。荷物どうすんだよ?」
兄沢 「頼む! やっといて。俺の部屋に放り込んでくれればOKだから。帰ったら引越しそば奢るから!
いや~、ラミカ君がさぁ、ファミレスで徹夜原稿大会とかいって休みとりやがったんだよ、ね? ね?」
殿鬼 「ちっ、はぁ・・・」
道玄坂「分かったから、さっさと行け」
兄沢 「すまん!・・・ああっ!! いろいろ個人的な物詰まってるから、箱とか開けないでね?」
道玄坂「どうせマニアックなMS少女同人誌か何かだろ? 開けねぇよ!! じゃあな」
兄沢が家から出て行く
殿鬼 「ったくよ・・・邪魔くせぇから兄沢の荷物から先に運んじまおうぜ」
道玄坂「ごほん、殿鬼、おい」
殿鬼 「ん?」
道玄坂「あの奇妙にデカい木箱、お前の荷物か?」
殿鬼 「俺のは全部バトルアスリーテスだって言ってんだろ」
道玄坂「じゃあ兄沢のか?」
殿鬼 「だろ」
道玄坂「何が入ってるんだ?」
殿鬼 「知るかよ。あ、あの、大きさだと・・・」
道玄坂「・・・・・・」
殿鬼 「あ・・・あ・・・」
道玄坂「ちょ、ちょうど、人が入る大きさだよな?」
殿鬼 「棺桶に似てるよな・・・」
道玄坂「ちぇ、チェーンと鍵で厳重に封印してあるぞ!? これは間違いなく」
殿鬼 「は、早まるな道玄坂! 俺のメガネに内蔵された超X線物質透視システムで」
殿鬼が箱の中を透視する
殿鬼 「はあっ・・・・・・」
道玄坂「何が入ってるんだ?・・・」
殿鬼 「あ、ああ・・・・・・」
道玄坂「お、おい」
殿鬼 「ひ、ひ、ひ、人の形してますよ~・・・」
道玄坂「うわあぁぁぁ!!!」
殿鬼 「完全なる飼育!!!」
道玄坂「遂にやっちまったか兄沢!!??」
殿鬼 「よりによっていかにもワイドショーが喜びそうな猟奇犯罪!! アニメファンの評判はガタ落ち、アニメイトはお家断絶~!!!!」
道玄坂「確かに硬派ぶってる割には、萌えアニメが大好きな奴ではあったが。そんなことより、生きてるのか? まだ大丈夫なのか!?」
殿鬼 「早く開けろ!! 俺は警察に電話する!!」
道玄坂「分かった」
殿鬼は警察に電話をかける
道玄坂「おい! 大丈夫か!? 返事をしろ!! 今開けてやるからな!!」
殿鬼 「もしもし! 警察ですか!? あっ、くっ、いつものクセで秋葉原店にかけちゃったよ。ええ、ええっと警察は801番じゃなくて110番!」
道玄坂「もう少しの辛抱だ。頼む! 生きていてくれ!!」
箱が開封される
殿鬼 「はっ・・・こ、これは・・・」
道玄坂「これは・・・・・・12分の1スケール ザク」
兄沢M「恐るべきジオンの科学力。12分の1スケール ザクはバンダイさんから当時19万8千円(税別)で発売されていました! アニメ店長の同棲時代は続く! 待て次週!!」
第二話 終わり
兄沢 命斗(あにざわ めいと):
殿鬼 ガイ(でんき がい):
道玄坂 登也(どうげんざか とうや):
人物紹介は一話を参照願います。
アニメ店長 ~シェアルーム&ディアフレンズ~ 第1話 初めての一人暮らし
【本編】
兄沢 「よいしょ! はぁ~、しっかし三人分となるとダンボールの数もハンパじゃないな~」
道玄坂「どれが誰のか、間違えないようにしないとな」
殿鬼 「その点、俺のダンボールは分かりやすくていい。バトルアスリーテス大運動会 あかりちゃんのダンボールハウスを使っているからな!」
兄沢 「あ~、そういえばそんなグッズあったね」
道玄坂「デカいダンボールに窓の模様が印刷してあるやつな」
兄沢 「確かに。作品中には出てくるけどね」
道玄坂「出てくるけどな」
兄沢 「普通作んないよね」
道玄坂「デカくて店に置くとき邪魔だったよな~」
兄沢 「でもいいのか? お前。そんなレアグッズ実際に使っちまって」
殿鬼 「あ~安心しろ。俺はアニメイトのグッズは保存用使用用とかなりの数をストックとして買い込んでいるからな!」
兄沢 「マジかよ!? 伝説のセーラームーントランクスとかもいっぱい持ってるの?」
殿鬼 「持ってるよ!」
道玄坂「マスターモスキートンつけ牙セットも」
殿鬼 「持ってるよ!」
道玄坂「ゾロの腹巻も」
殿鬼 「持ってるよ!」
兄沢 「メタルファイター・MIKU リング型メモは?」
殿鬼 「も、あ、いやぁ、あれは流石に、ねぇ・・・」
兄沢 「へへっ、しかし、こんなけったいなアニメのダンボール使って引越し屋さんに変な目で見られなかったのか?」
殿鬼 「むしろ尊敬の目で見ていたね~。恐れ多くて話しかけられない様子だったから『まぁ、そう緊張するな』と言ってやった」
道玄坂「バカ・・・恐れ多いんじゃなくて、恐ろしかったんだよ」
突然アラームが鳴り出す
兄沢 「うおっ! やべぇ、店の時間だ!」
殿鬼 「んだよ~、一日くらい空けとけって。荷物どうすんだよ?」
兄沢 「頼む! やっといて。俺の部屋に放り込んでくれればOKだから。帰ったら引越しそば奢るから!
いや~、ラミカ君がさぁ、ファミレスで徹夜原稿大会とかいって休みとりやがったんだよ、ね? ね?」
殿鬼 「ちっ、はぁ・・・」
道玄坂「分かったから、さっさと行け」
兄沢 「すまん!・・・ああっ!! いろいろ個人的な物詰まってるから、箱とか開けないでね?」
道玄坂「どうせマニアックなMS少女同人誌か何かだろ? 開けねぇよ!! じゃあな」
兄沢が家から出て行く
殿鬼 「ったくよ・・・邪魔くせぇから兄沢の荷物から先に運んじまおうぜ」
道玄坂「ごほん、殿鬼、おい」
殿鬼 「ん?」
道玄坂「あの奇妙にデカい木箱、お前の荷物か?」
殿鬼 「俺のは全部バトルアスリーテスだって言ってんだろ」
道玄坂「じゃあ兄沢のか?」
殿鬼 「だろ」
道玄坂「何が入ってるんだ?」
殿鬼 「知るかよ。あ、あの、大きさだと・・・」
道玄坂「・・・・・・」
殿鬼 「あ・・・あ・・・」
道玄坂「ちょ、ちょうど、人が入る大きさだよな?」
殿鬼 「棺桶に似てるよな・・・」
道玄坂「ちぇ、チェーンと鍵で厳重に封印してあるぞ!? これは間違いなく」
殿鬼 「は、早まるな道玄坂! 俺のメガネに内蔵された超X線物質透視システムで」
殿鬼が箱の中を透視する
殿鬼 「はあっ・・・・・・」
道玄坂「何が入ってるんだ?・・・」
殿鬼 「あ、ああ・・・・・・」
道玄坂「お、おい」
殿鬼 「ひ、ひ、ひ、人の形してますよ~・・・」
道玄坂「うわあぁぁぁ!!!」
殿鬼 「完全なる飼育!!!」
道玄坂「遂にやっちまったか兄沢!!??」
殿鬼 「よりによっていかにもワイドショーが喜びそうな猟奇犯罪!! アニメファンの評判はガタ落ち、アニメイトはお家断絶~!!!!」
道玄坂「確かに硬派ぶってる割には、萌えアニメが大好きな奴ではあったが。そんなことより、生きてるのか? まだ大丈夫なのか!?」
殿鬼 「早く開けろ!! 俺は警察に電話する!!」
道玄坂「分かった」
殿鬼は警察に電話をかける
道玄坂「おい! 大丈夫か!? 返事をしろ!! 今開けてやるからな!!」
殿鬼 「もしもし! 警察ですか!? あっ、くっ、いつものクセで秋葉原店にかけちゃったよ。ええ、ええっと警察は801番じゃなくて110番!」
道玄坂「もう少しの辛抱だ。頼む! 生きていてくれ!!」
箱が開封される
殿鬼 「はっ・・・こ、これは・・・」
道玄坂「これは・・・・・・12分の1スケール ザク」
兄沢M「恐るべきジオンの科学力。12分の1スケール ザクはバンダイさんから当時19万8千円(税別)で発売されていました! アニメ店長の同棲時代は続く! 待て次週!!」
第二話 終わり