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おねがい☆ティーチャー みずほ先生のはちみつ授業 ドラマアルバム 第29話 みずほ先生が恋人

2014-10-22 21:55:20 | おねがい☆ティーチャーシリーズ
おねがい☆ティーチャー みずほ先生のはちみつ授業 ドラマアルバム


第29話 みずほ先生が恋人



草薙桂(くさなぎ けい)♂:
間雲漂介(まぐも ひょうすけ)♂:
四道跨(しどう またぐ)♂:
縁川小石(へりかわ こいし)♀:

風見みずほ(かざみ みずほ)♀:

注:みずほ先生は最初の一言だけなので、セリフ無しでも可


【本編】


  教室。チャイムが鳴る


みずほ「午後のホームルームはここまでします。部活以外の人は、寄り道しないで帰宅するようにね」

漂介 「は~い! みずほ先生!」

桂  「はぁ、終わった終わった」

漂介 「跨、桂、ちょっと集まれ」

跨  「もしかして・・・」

桂  「秘密会議か?」

漂介 「違~う! 秘密会議2014 愛のコスモゾーンだ!」

桂  「壮大すぎるぞ!?」

漂介 「シッ! 黙れ、桂。秘密会議の秘密が外部に漏れるだろうが。秘密会議の秘密を喋ったメンバーは命がないと思え。秘密裏に殺すぞ」

小石 「そうよ殺すわよ」

桂  「へ、縁川!?」

跨  「どうして!?」

漂介 「パフパフはさせてもらえなかったが、縁川も秘密会議のメンバーになった。1年がかりで頼まれたしな」

小石 「議長、今日の議題は・・・」

漂介 「議題は・・・四道跨だ!」

跨  「え! 僕!?」

漂介 「良かったな~、跨」

小石 「今日の主役はあなたよ」

跨  「あんまり嬉しくないよ」

桂  「それで、跨をどう会議するんだ?」

漂介 「俺達がグループを作ってから1年半経ったというのに、跨にだけ彼女がいない。それについて話し合いたいと思う!」

跨  「余計なお世話だよ! それに、森野だって相手はいないだろ~!?」

漂介 「バカヤロー!!」

小石 「苺はその気になれば、すぐに彼氏が出来ると思うけど」

漂介 「お前は! 彼女を欲しがっているのに、出来てねぇだろうがよ!」

桂  「確かに。その差は大きいな」

漂介 「おう」

跨  「う、うるさいな~! 僕は、ちょっと理想が高いんだよ。恋人にするなら、最っ低でも、みずほ先生クラスじゃないと~」

漂介 「んだとテメー! 今の意見は秘密以前の問題だろうが~!」

小石 「秘密裏に却下します」

桂  「ああ、俺もだ」

跨  「やっぱり、みんなそう思ってるんだ。僕に彼女なんか出来ないって」

漂介・小石「まぁね」

跨  「でも、どうして彼女が出来ないんだろ? 秘密会議だから秘密にしてたこと言うけど。僕、幼稚園からこっち、54回もフラれてるんだ!」

小石 「今の発言をノートに記入します」

漂介 「許可する」

跨  「バレンタインデー! 義理チョコすら貰ったことがない!・・・妹だっているのに~」

小石 「さらに記入します」

漂介 「さらに許可」

跨  「僕は顔が悪いわけじゃない! 絶対に違う! 性格だって、成績だって・・・なのに、なぜなんだ~!?」

漂介 「運命だな」

跨  「簡単に片づけないでよ!?」

小石 「呪われてるとか?」

跨  「怖いこと言わないで!」

桂  「跨、気にすんな。そのうち彼女が出来るって」

跨  「そうだよね。桂が、みずほ先生と結婚出来るくらいだもん!」

桂  「殴るぞ」

跨  「よ~し! 頑張るぞ! 自分で自分を慰める生活から、おさらばするんだ! 脱! 童貞!」

小石 「ノートに記入します」

漂介 「許可する」

跨  「でも、具体的にどうしたら・・・?」

桂  「つーかさ、跨。気になる女子はいるのか?」

跨  「う、うん・・・実は」

漂介 「記入準備~!」

小石 「ラジャ~!」

跨  「僕が気になってる人は・・・隣のクラスの白崎さん、キャ」

漂介 「無理だと記入して」

小石 「ラジャー」

跨  「いきなり否定しないでよ! しかもノートに書くなんてあんまりじゃないか!」

漂介 「残念だな、跨。秘密会議にすることは出来ない」

跨  「どうして?」

漂介 「こんな面白いことを秘密にしておけるかよ!」

跨  「ひ、酷いよ~!」

漂介 「以上をもって秘密会議を終了する! 諸君! また秘密の秘密裏にさようなら! 縁川、ノート貸して」

小石 「ラジャー」

跨  「ちょ」

漂介 「じゃあね~! バイバ~イ! ひゃひゃひゃひゃひゃあ~~~!!」


   ノートを持って、漂介が教室から出ていく


跨  「ひょ、漂介! 待って! そのノートを誰に見せるつもり!? やめて! 待って! 見せないでよ! 言わないで! 秘密会議のことは秘密にして~!」

桂  「これは運命だな」

小石 「う~ん、そうね」





終わり




おねがい☆ティーチャー みずほ先生のはちみつ授業 ドラマアルバム 第17話 みずほ先生のホームルーム

2014-10-22 21:54:30 | おねがい☆ティーチャーシリーズ
おねがい☆ティーチャー みずほ先生のはちみつ授業 ドラマアルバム



第17話 みずほ先生のホームルーム


キャスト

草薙桂(くさなぎ けい)♂:
間雲漂介(まぐも ひょうすけ)♂:
四道跨(しどう またぐ)♂:
縁川小石(へりかわ こいし)♀:
水澄楓(みすみ かえで)♀:
森野苺(もりの いちご)♀:

風見みずほ(かざみ みずほ)♀:




【本編】


  《チャイムの音》

  教室が騒がしい(桂・漂介・跨・小石・楓は苺とみずほ先生のセリフに影響が出ない程度に
  雑談などで騒がしく会話しておく)


苺  「皆さん、これからホームルームを始めます。始めますったら始めます」

みずほ「みんな、静かにして~! 委員長の森野さんが困ってるじゃない! みんな、静かに~!」

苺  「みんな、静かにしないとすごいことをするわよ」


  教室が一瞬でシーンとなる(雑談をやめる)


苺  「いい子ね。うふふ」

みずほ「も、森野さん。一つ質問していい?」

苺  「なんですか? 先生」

みずほ「すごいことってなに?」

苺  「すごいことはすごいことです。それ以上でもそれ以下でもありません」

みずほ「そ、そう」

苺  「ホームルーム、始めていいですか?」

みずほ「え、ええ」

苺  「皆さん、今日のホームルームの議題は間雲漂介君から提案があるそうなので、
    それを取り上げたいと思います。間雲君、どうぞ」

漂介 「は~い! 間雲漂介提案しま~す! それは、制服の自由化で~す!」

苺  「却下ね」

漂介 「なんだよ森野! 早すぎっだろ~!?」

苺  「いちクラスのホームルームで論じる問題じゃないわ」

楓  「確かに・・・」

桂  「でも、制服を自由化するかどうか、みんなの意見をまとめておいてもいいんじゃないかな?」

漂介 「いいこと言った、桂!」

みずほ「そうね、生徒総会で議題にしてくれるかもしれないし」

漂介 「先生、ビューティフォー! 俺もそうするために提案をしたんだ」

小石 「後付けくっさ~」

漂介 「んだと~?」

小石 「漂介の提案って、楓とペアルックしたいだけなんじゃないの?」

漂介 「ば、ばっ、バカヤロー・・・みんなのことを考えてだよ。
    くそ暑い夏の日にはさ~、薄着になりたいって、誰でも思うだろ~?」

苺  「そして女子の透けるブラジャーをつぶさに観察」

漂介 「そそそ、このビミョーなチラリズムを堪能しまくるわけよ、チラッチラッチラッってな、
    こうプチ・・・ちが~う!
    俺はなあ、学校側の不当な管理システムに対してだ、反旗を翻す覚悟を決めたんです!
    そんな男らしい間雲漂介に、清き一票をよろしくお願いしま~す!」

桂  「政治家かよ」

苺  「では、決を取ります。制服の自由化に賛成する人は手を挙げてください」

漂介 「はいはいはいはい! うっは~い!・・・って、って~! なんだよ!?
    賛成してるの俺と水澄だけかよ!? なんで分っかんね~全然!
    分っかんね~なぜにWHYだよ!」

桂  「だって、毎日同じ洋服来てくるわけにはいかないし」

跨  「着る服毎日変えるほど持ってないよ~」

小石 「女子は格好気にしすぎて、授業に集中できないかも」

みずほ「そうね。おしゃれに時間をかけすぎて、遅刻者が増えたりしたら困るわ」

楓  「そういうことなら、私も」

漂介 「なんだよ水澄~。この裏切り者~」

楓  「ごめんなさい、漂介君」

苺  「反対者が圧倒的多数を占めたので、この議題は取り下げます」

漂介 「待てよ! 森野! 大衆の力で、個人の意見を無視していいのかよ~!?」

苺  「ええ」

跨  「民主主義に反してるしね」

漂介 「は~、てめぇら~、この薄情者共が!・・・はっ、みずほ先生? 先生は違いますよね?
    俺の気持ち、分かってくれますよね?」

みずほ「間雲君」

漂介 「はい」

みずほ「一人の犠牲で」

漂介 「はい」

みずほ「大勢の人が助かるのなら」

漂介 「はい」

みずほ「その犠牲は尊いものよ」

漂介 「はい~、はいじゃない、はいじゃないっス、そんな、そんな先生まで~」

みずほ「分かって間雲君」

漂介 「分かりません!」

みずほ「お願い分かって!」

漂介 「やだ~! 犠牲者ってやだよ~!」

桂  「漂介、この場合仕方ないって」

小石 「っていうか、漂介が犠牲になるなら別にいいかな」

苺  「ええ、私も」

跨  「さよなら、漂介」

楓  「みんな、ちょっと酷いかも・・・」

漂介 「う、うっ・・・うわあ~! なんだよ~! お、俺は・・・グレてやるよ~俺はな~。
    グレにグレまくって裏社会の首領(ドン)になってお前らに復讐の刃向けてやっかんな!
    覚えてやがれコチクショー! っていうか覚えててくださいコンチクショー様だ~!
    うわああああああ!!!」


  叫びながら勢いよく漂介が教室から出ていく


みずほ「ちょっと間雲君!? 間雲く~ん!・・・みんな、あんなこと言っていいの?」
 
苺  「平気です」

みずほ「どうして?」

小石 「だって、このホームルームが終わればお昼休みですから」

桂  「そうだな」

みずほ「それってどういう」


  《チャイムが鳴る》

  漂介がご機嫌で教室に戻ってくる


漂介 「よ~、みんな元気してる? さあ~、飯だ飯~! ジャーン! 今日は豪華にのり弁で~す!
    跨~、羨ましいだろ~? ほらほらほら、羨ましいって言えよお前?」

跨  「羨ましくないよ!」

桂  「俺お前の性格が羨ましいよ」

漂介 「そっか? うはははははははっ!」

桂  「というより、おめでたいんだ」

漂介 「そっか? うはははははははっ!」


  上記のセリフの後も桂と漂介でどーでもいい会話が続く。
  その会話がバックで流れながら、みずほ先生と苺が話す


みずほ「森野さん」

苺  「なんですか?」

みずほ「今後、間雲君の提案はホームルームで取り上げないように」

苺  「分かりました、先生」






終わり