今回は乳幼児の子育てについて書かれた本を2冊紹介します。
まずは伝統的な知恵のつまった方からとし、これは現代の育児方とは大きく異なりますが、頑健な子供を育てるという観点からは見逃せないと思います。
チベットの伝統医学では産後直ぐに赤ちゃんを洗わず、光にも当てずに母親と何日か閉じ籠るコトを推奨しています。
これにより非常に視力の高い民族を生んでおり、母子のスキンシップも深まります。
この「肌の触れ合い」が乳幼児の脳に及ぼす影響は、最近科学的に解って来ました。
人間の肌がこんなにも露出しているのには訳があり、それは肌への直接的な刺激が脳を発達させるからです。
特に愛情のこもったタッチは幼児の「心」の発達に大きく寄与し、その有る無しが精神の安定性に対して、成人後も有為な差を生むという研究結果が示されています。
シャンシュン王国は「何もない国」ですが、母と子の絆は強固に有り、逞しい子供たちが育って行きます。